したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

【過】『武闘列伝』

162『六道辻』:2021/04/30(金) 19:36:38
>>161
>>307

  「観客のみんなァ〜〜〜〜ッ!
   白岡住職ゥ〜〜〜〜〜っ!
   
   スタンドどうしで『対決』って!  ―――どうッスかねェ!」


  ≪おッ……≫


          「おおおおおおおお―――――ッッ!!!」


差し出されたマイク目掛け、『太田垣』は高らかに宣言する。
何処か『軽薄さ』の抜け切れない声色と態度だが、それでも歓声が木霊する。
それほどまでに、観客の誰もが、この『試合』への正当なる『決着』を求めているのだ。


                         「太田垣さん!お気張りやす!」

   「勝てぇ!!太田垣ィッ!!!」

                         「負けるな――――――――ッ!
                             太田垣――――――――――――ッ!」

      「良ォ――ッ、見せてくれ……見せてやれ! 

         ・・・・オメーの、『大どんでん返し』ってやつを!!」


      「太・田・垣!」
                    「太・田・垣ッ!」

『太田垣』は『パイプ椅子』を掴み、『ザ・サードマン』は『鉄骨』を駆ける。
『鉄骨』は『エンプティ・エステート』の頭上を通っており、『弱点』を十分に見下ろせる。
『天井』までの高さは『1.5m』、必然的に『前傾姿勢』になって走る形となる。


                スゥゥ...


『慧観』と『エンプティ・エステート』は共に両掌を合わせる。
――――『合掌』。指同士を挟み合わせ、自然に両掌を膨らませた『蓮華合掌』。


         「この『蓮華』は、貴方への手向け。
          底知れぬ汚泥の如き『修羅道』にて咲いた、
          一輪の『蓮の花』、貴方の『成長』に似合いし花よ――――」


         ≪さぁ、残り五秒。
           四、三、二、一ィ―――――≫


『森田』はワイヤレスマイクを持ち、腹ばいになって鉄骨を渡る。
冷や汗を掻きながらも、トレードマークのサングラスと職業道具の『マイク』は手放さない。

∴∴∴∴■■□┃□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□森□□□■∴∴∴
∴∴■品品品□┃□□□□■∴∴
∴■□穴穴穴□┃□□箱□□■∴
∴■□穴穴穴穴┃□□□□□■∴
━━━━━━━太━━━━━━━
━━━━━━━籠━━━━━━━
∴■□穴穴?慧サ□□□□□■∴
∴■□穴穴穴□┃□□箱□□■∴
∴∴■穴穴穴□┃□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□┃□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□┃□■■∴∴∴∴


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板