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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その1

421夢見ヶ崎明日美『???』:2018/03/20(火) 22:58:11
>>419

       「 う ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ ッ 」

     「まったく、こいつはとんでもないじゃじゃ馬だぜ!!」

実物ではなくスタンドとはいえ、映画の中で観た以上の迫力を感じる。
今の発砲で、こちらの居場所とスタンドが銃であることを知られただろう。
まぁ、それはしかたない。
同じ店の中にいることは分かっているのだし、バトルが始まればスタンドヴィジョンはすぐにバレてしまう。
それが少し早まっただけだと思えばいい。

            「 お? 」

            「 お?? 」

            「 お??? 」

しかし、これにはさすがの『アリス』も予想外。
まさか『マシンガン』から『フェアリー』が出てくるとは思わなかった。
これ、『マシンガン』の形した『魔法のランプ』だった?

『魔法のマシンガン』――無骨でありながらファンタジックなこの響き。
いうなればスイートとクールが混在した『甘辛コーデ』!
今春大注目のトレンドはこれだ!みんな乗り遅れるな!

     「『アリス・イン・ドリームランド』――」

     「そのタイトルにピッタリのキャスティング」

                「――楽しくなってきた」

とりあえず肥料の袋はどうなっているかを見る。
普通ならズタボロなんだろうけど、まったくの無傷なんだろうか?
それと、銃口から弾の代わりに『妖精』が発射されたということなんだろうか?

「『なにができる』の?」

「何十kgもある荷物を持ち上げるとか、
 100mを五秒で駆け抜けるとか、
 目を閉じたまま指先の感覚だけで針穴に糸を通すとか」

「――できる?」

まず、基本的な部分を確認する必要がある。
ようするに、『力があるか』、『素早いか』、『器用か』の三点だ。
この質問には、『妖精』と『意思の疎通』は可能かどうか、『妖精』の知能はどれくらいかを確かめる意味もある。
あと、『妖精』の『サイズ』はどれくらいだろうか。
それから、『妖精』と私の間に『感覚の共有』はありそうだろうか。

「とりあえず、私の周りを見張っててくれる?」

「『何か動くもの』が見えたら、こっそり教えてよ」

質問の答えを確認してから、『妖精』に命令を出す。
さっきの銃声を聞いた相手が様子を見に来てもおかしくない。
『妖精』の数は多い。
『数が多い』ということは『目が多い』ということだ。
それを有効活用させてもらう。

「――あと、『名前』教えて」

『500』ということは、『1』につき『100』で間違いない。
つまり総勢で『2000』と考えられる。
発射してしまった今、たぶんマガジンは空になっているんだろう。

マガジンを取り外して、『緑の菱形』から数字が消えているかどうかを確認する。
そういえば、私は自分の意思で全弾撃ち尽くしたんだろうか?
たとえば、『一発だけ撃つ』とかの微調整はできそうだろうか。


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