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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その1

1名無しさん:2016/01/18(月) 01:58:24
短編、単発のミッションなどにお使いください。
長編やシリーズものの予定でしたら、自分のスレで行うことをお勧めします。

353薬師丸 幸『レディ・リン』:2018/01/09(火) 21:24:01
>>352(GM)

(ほしみまくろう……なんでこんなところに?
 あの店からそう遠いわけでもないけど、
 今このタイミングで……なんで私を見てるの?)

ついさきほどはチラシを配っていた。
チラシと言えば『シニカルマン』だが、
彼は正体を知らない様子だ……本当に何者だ?

「これくらいで……絶望もしないわね。
 あんた、私の『レディ・リン』を分かってない」

向こうの戦況は相当苦しいようだが、『助力』は出来ない。
それは小石川の作戦を乱しかねないし、一度『任せた』のだ。
こちらは任せられた。中途半端な手出しをするわけにはいかない。
小石川は倒れていないし、助けを求めてくるような様子もない。

(雪虫は普通に操作もできる……さっきまでしなかったのは?
 油断を誘うためか、それとも何か事情が変わってきてるのか……)

速度的に逃げ切れない理由はない。
後退し、『曲がり角付近』まで移動しつつ『レディ・リン』の腕を振るう。

それにより伸長しておいた『鈴紐』は勢いよく振るわれ、さながら『投げ縄』か、
先端の鈴の重量を考えれば『モーニングスター』のように風を切る(パス精CBA)
もう片方の手で鈴紐の根元を掴んでおき、必要に応じて伸長も行う。
狙うは『シュン』の頭部。紐の変幻自在の軌道は『紫金』に見切れるだろうか。

「…………あんた、誰? なんでそんなところで見てるの?」

「運が悪い一般人なら逃げた方がいいよ。これ、撮影じゃないから」

そして――――後退したのは『謎のゆるキャラ』に話しかけるためでもある。

これは一種、賭け。敵ならばこのまま挟み撃ちにされて終わりかねないが、
先ほど感じた敵意の無さを信じたい。『第三勢力』なら……『取引』は出来るはず。

>小石川

そうはいっても戦況を気にかけてはいる。
何か指示があれば動けるくらいの余裕は残している。
特に指示がないなら、上述の攻撃に全力を注ぐことになるが。

(※小石川PCから指示があれば追記します)

354小石川文子『スーサイド・ライフ』:2018/01/10(水) 03:04:58
>>352

砲弾の如き破壊力を蓄積させた鈍器が、浮遊する『頭部』に向かって解き放たれる。
もし直撃を食らったとしたら致命的だろう。
ただし――あくまで『食らえば』の話だ。

鈍器が手を離れた瞬間に、『頭部』の浮遊を解除(>>350 FLoat=浮遊 CAncel=解除)する。
重力に従って『頭部』を地面に落下させることで投擲を回避する。
その代わりに頭を地面にぶつけることになるが、怪我をしたとしても軽い打撲程度で済むだろう。
『頭部』は、そのまま地面に転がしておく。
最大射程である10m内に存在していれば問題はない。

いかに飛来速度が速いといっても、肉眼で確認することが不可能なレベルの速さではない。
現時点で、本体と『頭部』の距離は5m。
本体ととしの距離は3mだ。
すなわち、『頭部』ととしの間には約8mの距離があることになる。
それだけの距離があるなら、浮遊を解除すれば十分に対応することは可能だ。
ましてや、相手の動向からは一度たりとも目を離していない。
何かイレギュラーな事態が起こらない限り、解除のタイミングを間違えることは有り得ない。

そして、浮遊解除と同時に本体が飛び出し、力強く踏み込む(スB)。
その踏み込んだ勢いを殺さないまま、こちらから見てとしの左側に向かってスライディング(>>350 SLiding)を敢行し、一気に距離を詰める。
すれ違いざま、としの右足の腱を深々と斬り裂き、まともに立っていられないように破壊する(破ス精CBB)。

たとえ痛みを感じなかろうとも、物理的に腱を破壊されれば、少なからず身体のバランスは崩れる。
その直後に、としの顔に配置している『右手』で、としの頭を突き飛ばす(破ス精DCC)。
既に『右手』は、としの顔と完全な密着状態にある。
その状態から、としの顔を押すために必要な時間は、ほぼ皆無だ。
普通ならば、今までと同じように微動だにせず終わるだけだろう。
しかし、足の腱を破壊されて体勢が崩れた直後に、頭という肉体の末端部分を突き飛ばされたなら、全く微動だにしないという訳にはいかない。

その隙に体勢を立て直し、『スーサイド・ライフ』を構える。
刃の切っ先が狙うのは『脇腹』。
本当なら、スライディングして接近した時に、右足の『何か』を斬り裂くはずだったが、それは既に上へ上がっている。
としに取り付いたらしい見えない蛇は、徐々に上を目指している。
おそらくはこれが元凶であり、それが上がり切ったら不味いという直感がある。
それを阻止し、これ以上の凶行を食い止めるために、次の瞬間には、見えない蛇に『スーサイド・ライフ』を叩き込む。

355『追跡変奏曲』:2018/01/10(水) 19:35:46
>>353(薬師丸)

 『レディ・リン』の『鈴紐』を付けた簡易モーニングスター。
それは精密さを兼ね備え、空気を切りつつシュンの頭部目がけて放たれる。

 シュン「一度なら未だしも、二度まで通すか!」 パシィッッ

 遮ったのは『紫金』だ。シュンより体格の良い死体男は、彼の前に
その体に見合わぬ俊敏さで立ちはたがり彼を守る。

シュン「良いぞ、紫金 この間抜けがっ。貴様は俺を守りさえすれば良いんだっ
…………ぁ   ぐぅ……」

 その時、彼はちらちらと『普蛇』の観察してた方向を見て、そして顔を歪め喘いだ。

 >…………あんた、誰? なんでそんなところで見てるの?
 >逃げた方がいいよ。これ、撮影じゃないから

『……う〜ん』
『…………ハッピーラビットを見つけたまでは良かったんだけど。
これ、なんか自分が割り込むと場違いな感じだよなぁ〜』

        ――ゴゴゴゴゴゴ

こぜにまくろう、サンタバージョン着ぐるみは。半分以上体を出しつつ看板を
提げつつ、悩むように首を傾げるポーズで呟く。

『何かイメージしてた登場シーンと違うなぁ。このまま導師参上ってやっても
凄い空気読めてない感じで、アウェイな雰囲気になりそうだし……』

『と言うわけで、終わるまで待つからね』  ピッ

そう、謎のこぜにまくろうは片手を上げて曲がり角の奥に再度体を引っ込めた……。

356『追跡変奏曲』:2018/01/10(水) 19:45:46
>>354(小石川)

 相手のブラックジャックが放つ、と 同時に首の浮遊を解除。
八メートルと言う距離は、貴方の生死を分かつものだった。

 ブゥ  ン――!

重力に従って落ちる首の後ろを、空気を切り裂きつつ走りぬいた凶悪な
閃光を抜けて頭部は地面に墜落する。積雪もあり、ダメージは最小限だ。

 更に、分離させた首なしの体の動きも健在!

 シュパァ……!   パシュッッ!

 スライディングしつつの右のアキレス腱を切り裂くナイフの攻撃
手の突き飛ばしと共に脇腹へとナイフが駆け抜ける……!

 そして、小石川は視線をとしの方に戻したと同時に見るだろう。

   『   ――ヲヲォォ゛    』

 スーツを裂き、その横腹から這い出るようにして出たのは……『札』だ。

中国語で筆字で攻撃特化とらしき書かれた赤い布地で出来た長方形の札。
 ナイフで半分以上裂けた、その札は布地の繊維の節足を空に突き出し
暫く苦しむように宙を掻いた後……。

        ザァァァァァ……ッ

 燃えるように、塵と化して消えた……。

 シュン「『普蛇』が……馬鹿な……見抜かれた、だと?『pipipipi』」

 絞り出すような声が、人垣の向こうから響いた。

357薬師丸 幸『レディ・リン』:2018/01/11(木) 00:03:15
>>355(GM)

「一度通ったなら、可能性はあるってこと。でしょ?
 私と『レディ・リン』はそれをつかみ取るのが得意なの」

鈴紐の根元を掴んで、遮られた『金鈴の錘』を再度振るう。
その際に紐をさらに伸長する事で、無理やりに軌道を変え、
紫金の肩を超え、その向こうのシュンの顔面へと迫らせる。
万全を期すため――――『レディ・リン』の掌の鈴で幸運を呼ぶ。

(向こうは『普蛇』を攻略したみたい。
 こっちでやるには『天路』が邪魔。
 だから……『シュン』の意識を奪う)

使う鈴は『二つ』だ。あと一つはまだ残しておく理由がある。
そして、この鈴は当てたい攻撃だ。だから、二つ分は使っていい。

(…………『結社』の導師。あそこにいるのも結社の人間だし、
 呼ばれてたんだ。たぶん、増援として……期待は出来ないけど。
 今邪魔してこないなら十分。こっちから仕掛ける理由もないわね)

「……特等席で見ててくれて良いわよ」

「終わってからファンサービスなんてことはしないけれど」

鈴の攻撃が命中した場合、あるいは外れた場合でも、
その『音』は聞き逃さないように注意しておこう。
また、『天路』の雪虫がまた向かってこないかは気を配りたい。

つまり、油断をしないという事だ。『ほしみまくろう』からは視線を切る。

358小石川文子『スーサイド・ライフ』:2018/01/11(木) 02:59:34
>>356

  「――スゥゥゥ……」

刹那の攻防を終えて、雪上に落下した『首』が深呼吸する。
そのまま雪の上を転がり、『首』を本体の下へ移動させる。
本体の5mまで接近したなら、浮遊に切り替えて移動を続行する。
終わったように見えるが、まだ気は抜けない。
念のため、としの身体を迂回させるような軌道で接近させる。

元々、『首』を切り離したのは、スライディングする際の補助のためだった。
『首』がなくなれば、その分だけ身長は低くなり、より素早く姿勢を下げやすくなるからだ。
鈍器が本体狙いで飛んでくることを想定し、回避しやすくするために『首』を切り離していたのだが、敵は本体ではなく『首』を狙ってきた。

シュンが操作していたとは思えない。
彼は、あの白い髪の少女への対処で手一杯の状態だ。
その片手間で、としの身体まで操作する余裕があるとは思えない。

おそらく、としに取り付いていた『札』が、こちらの位置を把握していたのだろう。
想定外ではあったが、敵が本体を無視したことは、むしろ好都合だった。
最初に顔に取り付かせた『右手』を相手が放置したことも、こちらにとっては有利に働いた。

      フワリ

本体の近くに戻した『首』を、本体側の切断面のすぐ真上で浮遊させる。
まだ接合はしない。
『目』は、自分の背後に配置する。
『右手』は、『首』と同じように切断面の間近で浮遊させる。
こちらも、まだ接合はしない。

  「……ご無事ですか?」

  「どうか……返事をして下さい……」

  「――お願いします……」

おそらくは呪縛から解放されたであろうとしに呼びかけて、彼の状態を確認する。
あちらの状況も気に掛かるが、今はとしの容態の方が心配だった。
左肩と右足に重度の刺傷。
そして、脇腹にも決して浅くない傷がある。
全ては、自分がこの手で加えたものだ。
それらの傷を目にして、再び心が罪悪感に苛まれる。

359『追跡変奏曲』:2018/01/11(木) 19:21:35
>>357(薬師丸)

 『シャラン』  シュゥ―ッッ!

 貴方は『レディ・リン』に鈴を鳴らしつつ錘でシュンの顔面を狙う。
然しながら、体格の良い死体人形『紫金』は邪魔だ。
 パァンッ 
 腕を振り、鈴にこそ命中せずとも紐に当たりシュンの顔面を逸れる。
だが、彼はそれに反応しえてない。『普蛇』を失った事がショックであったのか
 胸ポケットから鳴るスマホを半ば呆然としつつ無意識に耳をあてていた。
幸福の鈴の影響か、紫金の腕から何やらブランド物らしい時計がポトッと地面に落ちた……。

シュン「……イ尓 好(もしもし)」

『超俊 私の駒 潰した?』

 スピーカーモードのようだ。息を呑む彼に変わり、電話の声は続く。

『ボスが言ってたわよね? 無理なら深追いしない、現地で余計な騒ぎはしない。
超俊 貴方が必死に頼むから二体貸してあげたけど、流石に もう擁護出来ないわね』

シュン「ま、待てっ。あ、あと少しで二体 異能傀儡が手に入る!
二体だゾ!? 標的こそ取り逃がしたが、それでも……っ」

『残念ね。貴方はもっと賢しいと期待してたけど』

『超俊 さようなら 一个美好的梦想(良き夢をね)』

シュン「っ まっ………!!」

 貴方は見た。

 『紫金』の背中が裂け、そこから布状のものを巻いた苦無のような金属が
シュンの胸目がけて飛来するのをだ。

 ド  シュ――!

 シュン「……く  ……ソ」


      ……ドサッ

 金属はシュンの胸元に吸い込まれ、突き刺さる。
彼は一瞬体を痙攣させ、両手を胸に触れようとしたが、それも叶わずうつぶせに倒れた。

『紫金』は彫刻のように動かない。


>>358(小石川)

とし『…………  グ   ゥ   ぅ  うっ……」

とし「……お、れは? ぅく! っそ、うだ。俺は、手首を掴まれて
……! 貴方、は。そうだ、微かに覚えてる。
 ……貴方が助けてくれたんだ、俺を。……恩に着る、情けないな」

 『札』の破壊は劇的だった。

死者と化していた『とし』の肌に温かみが戻り、白濁色の眼球も
一度瞼を閉じると、生気の溢れる瞳へと戻った。

 遅れたようにナイフの走った個所から出血が走る、苦痛に彼は
顔を顰めつつも、ブラックジャックとしていた布を止血代わりにして
何とか片足だけて体を起こした。

 とし「俺の事は、良い……遠巻きの中で、俺達に攻撃を指示してた
奴がいた。あいつは……?」

 彼は、まだ潜伏してるかもしれぬ敵の警告をする。
シュンのいた箇所を見ると、そこには彼らしき人物が倒れるのが見える……。

360薬師丸 幸『レディ・リン』:2018/01/12(金) 04:18:22
>>359(GM)

「………………」

(……ああ、『幸運』が逸れちゃったか。珍しい。
 いい時計してるけど、貰うってわけにもいかないわね)

衆人監視下だ。『落とし物』扱いも出来ないだろう。
想定以下の結果にはなったがこの手は布石でもある。
ゆえに次の行動を――――

「……!?」

やめる。事態が急変している。

(あ、そうよね。裏に『普蛇』の本体がいるってことは、
 こいつにはバックがいる。『解除された』から気づいたんだ。
 ……それなりに賢い相手みたいだし、目を付けられると面倒になる)

彼が取り落としたらしいスマホを見る。まだ『通話中』だろうか?
であれば一つ、懸念事項が生まれる。そうでなくても漠然とはあるのだが、
会話はすでに終わったのに通話が続いているなら、そこに意味がありえる。

もし通話が終わっているなら、多少は杞憂を期待できる。

「事情はよくわからないけど、運が悪かったようね」

          ポツリ

呟いて、スタンドは『紫金』に目を向ける。動かないのだろうか?
もちろん油断はしないが、今までほどの意識も向けない。

(『標的』ってことはこの町で何かを探してるんでしょうけど、
 それは『私』でも『結社』でもないし『スタンド使い』でもない)

         (……深入りすべきじゃない気はするわね)

                         (……けど)

一つ懸念しているのは――シュンの『死体人形化』と『操作の開始』だ。
彼自身が語っていたスタンド使いの『傀儡』が今ここで生まれる可能性。

(まだ『終戦ムード』になっていいとは限らない)

謎の金属片の意味するものがそれならば、真に警戒すべきは『シュンの方』だ。
だから『スマホ』にも注意を向けている。『スピーカーで通話中』になっているなら『遠隔指示』が出来る。
指示なしでも動けるのは見ているが、『紫金』には度々指示を飛ばしていた。それが単に意気込みの表れか、
操作の精度・パワーなどを高める『条件』かが判断しきれない以上、『スマホの通話が続いているのか』は重要だ。

もしそうなっているなら、『鈴のモーニングスター』を引き戻す動きに伴い、スマホを引っ掛けて『回収』したい。
遅きを失するかもしれないが、通話を切る必要が出てくる、かもしれないから。やれることはやっておきたいということ。

361小石川文子『スーサイド・ライフ』:2018/01/12(金) 17:26:31
>>359

  「――生きて……いるのですね……」

  「良かった……」

としの無事を確認して、心から安堵した。
しかし、傷口からの出血を見て、表情に陰が混じる。
今すぐ命に関わるような怪我ではないにしろ、酷い傷であることに変わりはない。

  「……すみません」

  「あなたに……こんな深い傷を負わせてしまって……」

  「私がもっと上手くやっていれば……怪我も少なくて済んだかもしれません……」

  「本当に……ごめんなさい……」

躊躇いながらも、謝罪の言葉を口にする。
謝るだけで彼の傷が治るわけではない。
しかし、それでも謝らずにはいられなかった。

  「私は、今からあちらへ行きます」

  「あなたは、少しここから離れていて下さい」

  「今のあなたの身体では……巻き込まれると危険です」

  「――それから、これをお借りしてもよろしいでしょうか?」

『スーサイド・ライフ』で布を切って鉱石を取り外し、『右手』に持つ。
それから、『首』を浮遊させて、本体の1m前方に配置する。
その状態で、白い髪の少女の所まで歩いていく。
『浮遊する生首』が近付いてくれば、正常な神経の人間なら避けようとするのが自然な反応だろう。
こちから特に干渉せずとも、障害となる人垣は取り除かれ、目的地までの道ができるはずだ。

362『追跡変奏曲』:2018/01/12(金) 22:46:50
>>360(薬師丸)

 シュルーーーパシッ!

『鈴のモーニングスター』で、釣りの要領で貴方はスマホをキャッチする。
 スピーカモードのスマホから、女性らしき声が発せられた。

『ん? 何の音かしら。そっちに居るの、超俊の お相手?』
 『聞く気がなければ構わないけど。迷惑をかけたなら、こちらから
謝罪の言葉を送るわ。すまないわね』

 キャッチの音に気付いたのか、スマホからは敵意のない声が続けられる。

『ボスは彼を見限ったから、貴方が誰か知らないけど気にしないでね。
超俊は、もう目覚めないから安心なさいな。
 あぁ、紫金の解除はそちらでお願いするわ。死了 終
そう告げれば動かないから、その後に背中の札を破れば済むわ。
 どうせ身元不明の遺体だから、所持品は勝手に持って帰って。
せめてもの、お詫びの品だと思ってね。それじゃあ好的因叶(さようなら)』

 電話の切れる音がした。そして足音 小石川が近づいてきた……。

>>361(小石川)

とし「いや、倒れたからと言って無防備だったのは俺なんだ。
スタンドを相手に、油断するなど言語道断さ。俺の過失だ 気に病む事ない
 そうだな……少しだけ休ませて貰う。幾らでも持って行ってくれ」

貴方の謝罪に対し、手を軽く振って彼は気にしないように告げる。
 その後、手にクリスタルを携行して首を分離させつつ薬師丸のほうに前進する。
野次馬はどよめきつつも、先程の死体とのやりとりから、そう言う趣向の映画の撮影か
何かだと思ってるらしく、大きな騒ぎはそこまでせずに道を開ける。

 『シュン』は、ピクリとも動かず、雪の上で倒れ込んでいた。
薬師丸は、携帯を持っており。女性の通話がなされている(※会話は全て聞けていて構わない)

 『紫金』と呼ばれていた、体格の良い男は動く様子を見せない。
この『キョンシー』は、もう成す役目が無いようだ……。

363薬師丸 幸『レディ・リン』:2018/01/13(土) 05:15:14
>>362(GM)

「いいえ、そっちこそ気にしないで。
 私は自分の『幸せ』が邪魔されないなら、
 ……あんたらを深追いする気もないからさ」

            「それじゃあ」

スマホはスタンドの手で持ち、
シュンの傍にスタンドの手で置く。
一応だが……指紋を残さないため。
もっとも、捜査はされないかもしれないが。

(ドライなのね……私的なつながりじゃない。
 何かの組織で、少なくとも『無差別』じゃないし、
 目的もないのに『かたぎ』に手を出すわけでもない)

(どこまでほんとかわかんないけど、嘘をつく理由もない)

「お疲れ様。そっちも……済んだようね」

小石川を一瞥しつつ、

「『死了、終』……でいいんだっけ。
 どういう意味だかわかんないけれど、
 やっぱ中国語を勉強するべき時代かな」

電話の女をまねた発音で、紫金にそう囁く。
大声は出さない。あらぬ誤解を招かないために。

それで動きが止まるなら、言われた通り背後に回ってみる。
動きが止まらないなら……そのために『レディ・リン』は発現を保つ。

>小石川

≪今の電話は聞こえてた?
 ……こいつらについて、
 何か知ってる事って、ある?≫

≪深追いする気はないけど、事情は知っときたいから≫

それから、スタンドの声で小石川に問う。
それで何かをするつもりはないが、『念のため』だ。

364小石川文子『スーサイド・ライフ』:2018/01/13(土) 12:19:34
>>362
>>363

電話の内容に耳を傾け、『首』と『右手』を接合する。
話を聞く限り、もう切り離しておく必要もなさそうだ。
そして、沈痛な面持ちで、雪の上に倒れているシュンを見つめる。
どのような人物であっても、人の死を目の当たりにすることは、心の中に深い悲しみを呼び起こす。
やがて、おもむろにシュンの前に跪く。

  「あなたにも……」

  「あなたにも、愛してくれる人がいたでしょう……」

  「でも……今ここに、その人はいません」

  「だから、その人の代わりに、私があなたのために祈ります」

  「せめて……あなたの魂に幸福が訪れますように……」

静かに瞼を閉じて、シュンの魂が救われることを祈り、遺体に黙祷を捧げる。
シュンの仲間は、彼の死を悼んではいない。
それでは、あまりにも悲しすぎる。
だからこそ、せめて自分が彼のために何かをしたかった。
黙祷を終えてから立ち上がり、白い髪の少女に向き直る。

  「――お疲れ様でした……」

深いお辞儀と共に、労いの言葉をかける。
この場に彼女が現れなければ、三対一という危険な状況に陥り、こうして無事でいることはできなかっただろう。
それを避けることができたのは、一重にこの少女のお陰だ。

  ≪……彼は、イルラというスタンド使いの女性を追っていました≫

  ≪イルラを捕らえて彼女の持つ力を利用することが目的だったようです≫

  ≪私は、彼にイルラを捜す手伝いを頼まれて彼女を見つけましたが、彼女から事情を聞いて彼女を逃がしました≫

  ≪それから……関係しているかどうかは分かりませんが、香港マフィアが星見町で支部を作ろうとしているというような話を知人から聞いています≫

  ≪私の知っていることは、それだけです……≫

  「挨拶が遅れましたが、私は小石川という者です」

  「はじめまして……いえ……」

  「――はじめまして、なのでしょうか……」

正確には、彼女と出会うのは初めてではない。
夢の中で会ったことがある。
もしかすると、彼女も同じようなことを思っているのかもしれない。

365『追跡変奏曲』:2018/01/13(土) 18:27:59
>>363-364(ALL)

 薬師丸が、電話の主の通りに合言葉を告げると。
キョンシーの男は、近づいた時こそ一瞬構えようと見せたものの
直ぐに姿勢をただし直立の状態に移った。
 背中に浮き出るように、専守と言う字らしきものが描かれた
長方形の札のスタンドがカサカサ出現した。これを破壊すれば良いのだろう。

小石川は黙祷を捧げつつ、薬師丸と情報交換を行う。その傍らで、曲がり角から
こぜにまくろう着ぐるみを纏う謎の人物が、シュンへとペタペタ足音を鳴らしつつ近寄った。

導師「っそいっと。うーん、こりゃ完全に駄目そうだね」

着ぐるみは、看板でシュンをひっくり返す。彼の胸元に命中した金属片は深く埋まったのか無く
 瞳孔が開ききった状態で彼は完全に硬直してる。だが、肌は微かに生気が残っているようだ。

導師「仮死状態って奴かな。目覚める事は、私でも出来そうにないな……アポロンの病院ぐらいか」

導師「……さて、はいはーい。今度公演するカンフーホラーアクションの撮影はこれまで!
 あとは、御開きにするから。散った散った!」

 こぜにまくろうが手を大きく振りつつ叫ぶ。その内容に、野次馬達はやっぱり映画の撮影だったのかと
納得した感じで、まばらに散って行った。

 とし「ど、導師……」

結社の戦士である彼が、ふらふらと近づく。それに、こぜにまくろうを纏う人物は
ひらひらと手の部分を振りつつ労う。

導師「災難だったようだねー、とし君。で、聖骸布はどったか解る?」

とし「お、俺が間違いなく取りましたっ。嘘では、ありません」

導師「ほんとー?? 満身創痍だし、そんな事出来た様子じゃなかったけど……」

 導師に対し、としは薬師丸の件は自分が間違いなく遂行したと告げる。
だが、その様子を見て導師は疑惑を抱いてるようだ。

366薬師丸 幸『レディ・リン』:2018/01/14(日) 06:35:31
>>364(小石川)
>>365(GM)

(……香港マフィアねえ。きな臭い話ではあるけど、
 アリーナが抑止できないってことはないでしょ。
 少なくとも、今すぐこの町をどうこうって気もなさそうだし)

≪ありがとう。相当ややこしい話になってるみたいね≫

(イルラ――――ってやつの能力がどんな物か次第って感じかな。
 少なくとも私が今すぐ対処すべきなのは、私の敵……『結社』の方だ)

町のスタンド使いをせん滅するとか、テロを起こすとか、
そういう自分の幸せにも多大な影響が出る存在ならともかく、
今の時点で自分が何か動かなければならない――――とは思えない。

そしてそういう存在に対しては、『アリーナ』という最大の抑止力がいる。
『レディ・リン』の手で『札』を引きちぎる。手に入り込もうとするなど、
妙な動きには注意しておく。話通りなら無い筈だが、100%信じられる相手ではない。

「私は薬師丸。薬師丸 幸(やくしまる さち)よ。
 初めまして――――じゃないわよ。けれど……
 あの時の事をゆっくり話していられる状況ってわけでもないみたい」

『導師』の手際(ただものではあるまい)を一瞥して、自己紹介。
『小石川』に、言外に『結社』と自分が良好な関係ではないと察してもらいたい。

「……『そいつ』が満身創痍になったのはここに来てから。
 私は、ここに来る前にそいつと一回遭遇してるの。
 その時は無傷だった……私は、そこにそいつを追って来たのよ」

       「下着ドロの一味を庇おうってわけじゃあないけれどね」

(本音は分からないけれど、満身創痍になってからしか見てないなら……)

彼の肩を持つのは……当然『仕事相手』だから。そして自分の身の安全のためでもある。
どちらも欠けてはならない理由。少なくとも彼は誠実だ。『罰されるべき人間』なんかじゃあない。

367小石川文子『スーサイド・ライフ』:2018/01/14(日) 16:48:15
>>365
>>366

シュンに助かる望みがあるのなら、助かって欲しいと思う。
確かに、彼が目覚めれば、また同じようなことが起こる可能性は高い。
それでも、助かるのならば助かって欲しいという思いがある。

彼を愛する人間がいるのなら、彼がいなくなったことで悲しむはずだ。
私が彼を失って深い悲しみに囚われたように。
もしシュンが目覚めたとしたら、その人を悲しませずに済む。

しかし、自分にできることはないだろう。
できることがあるとすれば、これ以上の悲しみが生まれないように祈ることだけ。
ただ、それだけだ。

  「――……」

どうやら、まだ問題は終わりではないようだ。
彼らの間に漂う雰囲気を考えると、あまり和やかな関係とは思えない。
特に、この着ぐるみに入っている人物。

彼はとしの仲間のようだが、薬師丸とは込み入った間柄に見える。
そして、としは薬師丸を庇い、着ぐるみの人物は彼の言葉に疑いを抱いているという状況らしい。
としと薬師丸の両方に恩を受けた身としては、彼らに助力したいという気持ちがある。

しかし、この新たに現れた人物は、かなり場慣れしているような印象だ。
下手に誤魔化そうとしても、たちまち見破られてしまうだろう。
だから、それを逆に利用する。

  「……彼の身内の方ですか?」

  「彼の身体の傷は……私が負わせてしまったものです」

  「本当に申し訳ありません……」

着ぐるみの人物が場慣れしている人間ならば、としの傷が全て『刃物』によるものであることが察せられるだろう。
そして、今この状況でそれが可能な人間は、『ナイフのスタンド』を持つ私しかいない。
だからこそ、としが負傷したのはここに来てからだという薬師丸の言葉に説得力を持たせることができる。
もちろん、それは着ぐるみの人物がスタンド使いであることが前提の話。
しかし、あの男女の会話から、この人物がスタンド使いであるということは分かっている。
女性の方が、こちらを指して『導師と同じ使い手のようだし』と言っていたからだ。

そもそも最初に騒ぎを起こしたのは、他ならぬ自分だ。
偶然その場にとしが居合わせて巻き込まれたというのは、内容として筋が通った話のはず。
そのことは、あの男女という証人もいる。
着ぐるみの人物が薬師丸やとしの話を信じなかったとしても、この場にいない男女の言葉まで疑う可能性は大きくない。
さらに、彼らの間の問題に対して、自分はほとんど部外者の立場にいる。
無関係な第三者の証言なら、信憑性が高いと受け取られてもいいはずだ。

368『追跡変奏曲』:2018/01/14(日) 18:19:52
>>366-367ALL

薬師丸が札を引きちぎる。すると、死者の男はたちまち糸の切れた人形のように
倒れ込んで完全に沈黙した。再起動する事はないだろう

 導師「ふーん。そこの女の人と、ラビットの証言が正しいなら
とし君は頑張ったようだね〜」

 とし「は はい……ですので、もう彼女達に干渉する真似は……」

導師「んー、けどなぁ。結局、自分着ぐるみを着て街を散策した以外で
何もしてないし、なんかなー どうしようっかなー」

こぜにまくろうを纏う導師は、腕を組んで少々意地の悪い調子で呟く。
 このままだと平行線に突入して、更に険悪な雰囲気に突入するかも知れない。

そんな折、新たな風が君たちのほうへ舞い込む。

 ???「――ぬおおおぉぉぉぉ!!! ちょっと待つっスー!」

導師「んぉ? 誰???」

 曲がり角から勢いよく突進するように出現したのは、謎の仮面を被った少女だ。
元気の良いポージングを決め込みつつ、胸元に何やら頭巾らしきものを
被ったパグ犬を抱えての登場だった。

 ?「我は悪の秘密組織の首領、モーニングマウンテン! 結社の導師と
お見受けするっス! よーやく見つけたっスよ」

 導師「…………うん、私がそうだけど。何の用事?」

 着ぐるみで表情は分からないものの、この突飛な少女の割り込みに
幾らかペースを崩されてるのか分かる。

 その間に、モーニングマウンテンはパグ犬をズイッと差し出す……すると。

パグ犬『……我が子よ  その者はハッピーラビットでないぞぉ   ごほ』

犬は、流暢に喋り出した。それに関し、少し声を裏返させて返答がなされる。

導師「!! ろ、老師! わざわざ馳せ参じでくれるとは!
 え? ハッピーラビットは、こいつじゃない??
 けど、どう見たってハッピーラビットって形のスタンドですよ!」

パグ犬『儂の探してる聖骸布  そのマークに、幸せウサちゃん柄が
描かれている。儂は そう命じたつもりじゃった   ごほ』

導師「      ……え〜       」

 
……何やら妙な空気が蔓延している。
 ぞろぞろと、遠くから結社関連らしき集団も見えてくる。
清月の仲良し三人組の女子高生達も、小石川に気づいて呼び掛けて
走り寄って来るのが見えた……。

(※あと数レスでエピローグに移りたいと思います)

369薬師丸 幸『レディ・リン』:2018/01/14(日) 20:16:51
>>368(GM)

紫金を一瞥する。哀れではある。名も定かではない男。
だが、今はそれを悼んでいる場合でもないようだ。

(…………面倒なタイプね。こういうやつは、
 説得されるの自体望んでないってやつも多い)

(『とりあえず』で厄介事を起こされちゃ困る。
 どうにかして帰って貰うしかないけれど……)

大物ぶった相手だが、実際大物だろうし、
相当な曲者なのも間違いない。苦心。と、そこに。

「……」

          「…………えぇ?」

突然現れた謎の少女――――そして、奇妙なパグ犬。

彼が『老師』の声の主という事には深い衝撃はない。
そもそもその立場に対して、実感があまりないから。
だがその口から発せられた言葉は、脱力に値するものだ。

(……まあ、こいつらの被害を受けたのは私だけだし。
 貰う物だけ貰えるなら、それで問題はないわけだ)

「つまり、私は勘違いで下着ドロに合って。
 その実行犯も……勘違いに巻き込まれてたってわけね」

           ジロ

「それについて今更、うるさく言う気はないけれど……
 多少責任は取って欲しいかな。妙な『貸し借り』は残したくないじゃん」

          「無理に、とは言わないけどね」

この状況なら、強く出ない理由がない。
だからこそ徹底的に強く出るわけではなく、
あくまで『自由意志』で・・・『ちゃら』の機会を与える。

向こう主導で勘違いでした、ちゃんちゃん。で終わられては困る。
それは『ナメられて終わり』という事だ。もちろんそれでも深追いする気はないが。

そして仕事。『とし』相手にはそれも残っている――――まだ少し、ここにいる理由がある。

370小石川文子『スーサイド・ライフ』:2018/01/14(日) 21:48:32
>>368

  「……そう……ですか……」

一言だけ呟くように言葉を発し、後は無言で成り行きを見守る。
何はともあれ、この事態も収束に向かうようだ。
それを感じ取り、騒ぎの中心から数歩下がり、いくらか距離を置く。
元々、彼らの問題に深く関わってはいない。
自分が何か介入する必要もないだろう。

   ――イルラさん……。

それよりも、自分には他に気になっていることがある。
イルラは無事に町を出られただろうか。
彼女を追っていたのがシュンと二体の死体だけなら、彼女に危害が及ぶことはなかったと思うが、それでも心配は残る。
物思いに耽っていた時、呼びかけてくる三人の声に気付いた。
三人が近寄ってくる前に、念のために残しておいた『目』を接合し、『スーサイド・ライフ』を解除する。

  「みなさん――」

  「ひとまずは終わったようです」

三人に告げてから、薬師丸達の方に視線を向ける。
もう特に危険はないだろうが、一応最後まで状況を見届けておくためだ。
それから、群集の中にベティの姿があるかどうかも確かめる。
彼女は、アリーナに所属していると聞いた。
彼女なら、この騒動を最終的にまとめることもできるだろう。

371『追跡変奏曲』:2018/01/15(月) 20:58:45
>>369(薬師丸)

>つまり、私は勘違いで下着ドロに合って。
 >その実行犯も……勘違いに巻き込まれてたってわけ

>多少責任は取って欲しいかな

パグ犬は、耳を垂れて申し訳なさそうに喋る。スタンドの声は
中性的で、本当の爺さんがどうかは判りにくい。

『不肖な子で、申し訳ない……本当なら、儂自身が姿を現して
謝罪をするべきじゃが、色々と理由があって、それも出来ん。
……何じゃったら、儂の聖骸布コレクションのベスト10のどれかを
上げるんで、それで駄目かのう?  ごほ』 

「老師! そんな事を老師がする必要ありませんよ! 
なんでしたら、いま私が履いてる聖骸布を渡しますし」

スタンドなのか、奇妙な術か知らないが。パグ犬を使って
喋る老師と、奇妙な着ぐるみの弟子は聖骸布をあげるか何かで
言い合ってるが、その正体を知ってる貴方からすれば御免被る内容だ。

パグ犬『うぅん……因みに、あんたは何か欲しい特定のものがあるかのう?
適当なものなら、イブぐらいに用意するが  ごほ』

犬老師は、そう告げる。報酬は、薬師丸の希望に沿うようだ……。
(※長期間ミッションに拘束した謝罪も含め、出来る限りの
ユニークアイテムは用意するつもりです。
 ただ、今後ミッションで動く際に多大に有利になるアイテム
例:拳銃やらジョジョの猫草のような
 は用意出来ない旨だけは伝えておきます)


とし「えぇ、サミメの先生。無事、騒動は完結しそうです。
俺は大丈夫です。いえ、例なら彼女等に……俺に、何か用があるかな?」

依頼相手の『とし』は、貴方の思惑に気づいたのか近寄って来た。
 残る用件を済ますなら、丁度良い機会だ。

>>370(小石川)

エッ子「おー! こいのおねーさん発見! 探したぞー!
佐生ちゃんも見つけたー! ……アレ何やってんだろ(´・ω・`)?」

ムーさん「まぁ、何時もの何か変な事をしてるか、首突っ込んでるだろう」

女子高生三人組は、最後に のりが良かったーと安堵で呟くのを締めくくって
各自が件の探し人の成果が得られなかった事を話しつつ区切りを一先ずつける。
 奥でパグ犬を抱えている、自称謎の仮面少女については。何時もの事だと
彼女達は割り切っているようだ。適当な時に声をかけて一緒に買い物へ戻るだろう。

ベディの姿も、一拍遅れてたが見えた。この騒動も、危険の芽を摘む為に来ていた
彼女ならば駆けつけない筈もない。

ベディ「……何があったか、詳しい事を言ってくれないか?」 ズズッ

赤い人型スタンドを出しつつ、少し鋭い目で貴方に告げる。
一般人の彼女等に言えない内容は、スタンド会話で報告しろ、と言う事だろう。
『シュン』と関与した出来事などが、それに値する。
 
『イルラ』……彼女が無事にこの町から離脱出来たのか。
 それは、『今』は未だ分からない事だ。

372薬師丸 幸『レディ・リン』:2018/01/15(月) 23:13:59
>>371(GM)

(こんな状況でふざけられる辺り、
 ……いや。本人たちはふざけてないのか)

シュンと紫金からは視線を切る。

とはいえ聖骸布のもたらす力は目にしてきた。
その当事者たちからすれば『真剣』なのだろう。

「『聖骸布』よりは……そうね。
 さっき粗末にしちゃったし、
 化粧ポーチが欲しいかな」

「私個人へのプレゼントってコトならね」

妹へのプレゼントは自分の手で用意したいし、
あまり大きな物を貰おうとかえって借りになる。

ともかく――――重要なのは、『とし』だ。

「ああ、お疲れさま。
 ――なんて言う間柄でもないか」

導師と老師がいる。
込み入った事を話すのは、
彼の誠実さを裏切りかねない。

「状況が状況だし、短く言うわね。返事は『了承』」

               「……お幸せにね」


小さく笑んで、すぐにその表情を隠した。

端的に述べるが、あのことが気になっていないはずがない。
だから、意味は分かってくれるだろう。添える祝福は心からの本音。

373小石川文子『スーサイド・ライフ』:2018/01/16(火) 00:57:17
>>371

  「私の知る限りのことは、全てお話しします。まず――」

『スーサイド・ライフ』を通して、今までの経緯をベティに説明する。
それが終わったら、再びスタンドを解除する。
後のことは、アリーナ側で何らかの処置が行われるのだろう。

   ――……治生さん、終わりました。

   ――少しの間、あなたを肌から離してしまってごめんなさい……。

   ――また……私の傍にいて下さいね。

ポケットから指輪を取り出し、心の中で彼に語りかけながら、右手の薬指にはめ直す。
それを外していたのは、切り離した右手を解除する際に紛失することを防ぐためだった。
仕方がなかったとはいえ、いつもの位置に指輪がないというのは、やはり不安な気持ちになる。
それから少しして、まだ自分がクリスタルを持ったままであることに気が付いた。
争いが終わった今、もう必要ないものだ。

  「――これをお返しします」

話が終わるタイミングを見計らって、としに鉱石を返却する。
それも済んだら、投げたコートを回収して着直す。
後は、自分がここですべきことはないように思う。
預けた荷物を引き取るために『トゥトゥ』へ行く必要もあるが、イルラの安否を確かめるために、先に駅へ向かうべきかもしれない。
もっとも、あれから時間も経っているから、既に町を出ている可能性もある。
今から行ったとしても、会えるかどうかは定かではないだろう。

374『追跡変奏曲』:2018/01/16(火) 20:31:12
(次でエピローグに移りたいと思います)

>>372(薬師丸)

 とし「! ……そうか、返事は」 「ありがとう……それしか言えないな」

強面な結社の戦士、とし。彼にとって、薬師丸の返事は何よりも少しだけ早い
イブの贈り物になったようだ。綻んで頷く彼の脇で、パグ犬老師と着ぐるみ導師も返答する。

パグ犬『うむ、化粧ポーチじゃな。よしよし、それならばイブの早朝に来るぞぉ ごほ』

こぜにまくろう「ふむ、ポーチね。あ、デザインとか詳しい事を聞きたければ。捨てアドを
教えるから、それに詳しく」

         『そんじゃー   ばいパンティー!』  ザザザ・・・

……彼ら『結社』は集団で帰省していった。どうも、色々と騒動を引き起こしたが
真意や動向は、星見町を大きく揺るがす程の悪……には至らないのだろう。

 チラシの上で文字が躍った。

シニカルマン『ラビット 君の行動で 結社の暴走も止められた シニカルマン 感謝する』

『写真を撮ったものの事も含めて 後日 君に報酬金を送る』

 『ありがとうラビット また 君と協力できる事を シニカルマンは楽しみにしている』

 『我が名はシニカルマン シニカルマンは多くの秘密を把握する 伝説な追跡者』
       
               ……スゥ

……シニカルマン、棒人間は動きを当初の描かれたポーズへ戻ると停止し、チラシの文字も
再度元の状態へと戻った。謎のスタンド、シニカルマン……彼? 彼女? と何時か邂逅はあるのか。

      

  ――――――――――――――――

後日。 クリスマスイブ

 貴方はクリスマスソングが周囲で響く中、自宅で起きた。妹も
クリスマスの朝と言う事で、興奮し早めに起きてるかも知れない。

朝食を食べる程度の8時がそれぐらいで、インターホンが鳴り響いた。

375『追跡変奏曲』:2018/01/16(火) 20:41:48
>>373(小石川)

ベディ「成程な……こちらもマフィアがのさばっているとなれば見過ごせない。
そいつの身柄を、詳しくアリーナでも調査しよう。
 君は、星見町を守る助力として大いに役立ってくれた。
 後日、この礼は。あの時と同じように郵送する事にしよう」

ベディは、貴方の言葉に得心した様子で返事をした。
『シュン』……香港マフィアから切り離された彼は、スタンドの制裁によって
永い眠りに強いられる……何時かの物語で再び交錯はあるのかも。

こぜにまくろう「そっちの、お嬢さんも色々と手伝ってくれて有難うね。
また後日、お礼出来る事があれば郵便なりでするからね」

 着ぐるみ導師も、結社の手下をゾンビ女から結果的に守り、戦士を助けた
事に対して幾らか恩義を感じたようだ……後日、その結果も出てきそうだ。

 ――――――――――――――――――

  イブ当日

貴方は、その後 少し遅れて決めポーズと共に合流した朝山と仲良し三人組と共に
平穏な買い物を済ませ帰宅した。
 トゥトゥに寄ったものの、イルラの行方については追えなかった……。
然しながら、彼女等はイルラの仕事に関わりある人の仲間であり。その為に
イルラの事は仲間同然に扱ってた集団であると小石川に打ち明ける。
 だから、後日こちらに連絡が来れば。貴方の事についても報せると告げた。

……イブの日、貴方は郵便ポストを見ると幾つかの封筒を見つけた。
一つは『アリーナ』一つは『結社』……残り一つは宛先不明だった。

 どちらから読んでも、内容は変わりない。
だが、不思議と貴方は一つの予感を感じた。

 ……今日はイブだ。何か とても幸せを感じられる 期待を。

376薬師丸 幸『レディ・リン』:2018/01/16(火) 23:00:22
>>374(GM)

「ええ、それじゃあまた」

星見町にとって彼らがどのような立ち位置で、
香港マフィアがどう動くのかは知らないが、
『薬師丸 幸』の敵じゃない限り『問題』は無い。

≪ま、暴走されて困るのは私だからね。
 こちらこそありがとう。半分はあんたのお陰よ≫

              フ

『チラシ』に笑みを向けて、
止まった文字ごと折りたたんだ。

≪協力しなきゃいけないようなことが起きないのが、
 一番いいけれど……次も味方同士で会いたいわね≫

            ザッ

『シニカルマン』と名乗るこの怪人も、
それは同じ事――――味方でありたい。

        ―――――――――

                   ガチャ

クリスマスイヴの朝。
インターホンに顔を顰めつつ、
よそ行きのコートを着た姿で顔を出す。

(こんな日の、こんな時間に誰が……
 住所を教えた相手、ほとんどいないんだけど)

郵便や出前なんて頼んだ覚えもないし、
何かの勧誘だろうか――――そういう心持ちだ。

377小石川文子『スーサイド・ライフ』:2018/01/17(水) 01:51:35
>>375

  「――ご苦労様です……」

軽く頭を下げて、ベティと別れる。
シュンが所属していた組織は、少なくとも今の時点では、本格的に星見町に害を及ぼすことはなさそうだ。
仮に新たな動きがあれば、その時はアリーナが対応するのだろう。

  「いえ、私も彼には助けられました」

  「どうかお大事に……そして、ありがとうございましたと彼にお伝え下さい」

  「では、失礼します……」

挨拶を済ませ、その場を後にする。
そういえば買い物もしなければならない。
クリスマス用のワインを買わなければ……。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

クリスマスイブは何事もなくやってきた。
イルラのことは今も気がかりだったが、連絡がないのではどうしようもない。
届いた三通の封筒を手に取って、家の中に戻る。

ワインは購入していた。
それに合う料理も準備してある。
この場に何かが足りないとすれば、たった一つだけ。

ドクンッ

そのことを考えると、無性に心が騒ぎ出す。
背徳的な甘い誘惑の声が、私の耳元に囁きかけてくる。
そして無意識の内に――使い慣れた『鎮静剤』に手が伸びる。

  「――いえ……」

           スゥゥゥゥゥ……

『鎮静剤』に伸ばしかけた手を途中で止め、深呼吸して気持ちを落ち着かせる。
今日はクリスマスイブだ。
せめてこんな日くらいは、『鎮静剤』に頼らずに過ごしたい。
やがて静かに視線を下ろし、右手にある形見の指輪を見つめる。
その銀の指輪を指先で優しく撫でながら、心の中で彼に呼びかける。

   ――今日という日を……こうしてあなたと共に過ごせる。

   ――それだけで、私は幸せです……。

でも、なぜだろうか。
今日は、それ以外にも何かがあるような気がする。
不思議な予感を抱きながら、封筒を順番に開封し、中身を確認していく。
差出人の分かっている二通を先に開け、残った一通は最後に開ける。
そこには何があるのだろう……。

378『追跡変奏曲』:2018/01/18(木) 22:35:54
>>376(薬師丸)
  
    ――ガチャ

        パンッ  パンッ!

 『メリークリスマス!』

破裂音 クラッカーから紙紐が飛び出る。
 こぜにまくろう、サンタバージョンの着ぐるみ。
そして角らしきものと、パンティーを被るセントバーナードが玄関に居た。

導師「この前言った通りに、お詫びの品を渡しに来たよ。
はい、これローストチキン。家族で食べて」

 そう、導師が貴方に告げつつ包装されたチキンを渡した。

老師らしき犬『ごほごほ さて、化粧ポーチじゃったな?
単なる化粧ポーチを渡すだけでは結社の名折れ。
 と言うわけで
儂らから、とーーっても不思議な力を持つ化粧ポーチを
贈呈する事に決めたのじゃ。結社の秘技をふんだんに使用した
謂わば スタンドポーチ じゃな。 ほれ』

セントバーナードの背中には、何処にでもありそうな
この前に使ってたのと、ほぼ一緒の形状のポーチがあった。
 見た目は、本当に普通のポーチだ。
しかし、彼らの言う事が本当なら何かしら不思議な力があるのかも……。

379『追跡変奏曲』:2018/01/18(木) 22:55:27
>>377(小石川)

 三通の手紙。まず二通は、このような内容だった。

アリーナ『ベディだ。 君の言う通り、あの男は香港マフィアの配下だった。
能力によって彼は仮死状態になっている。蘇生の見込みは低いがアポロンに
移送された。今後は、植物状態として過ごす事になるだろう。
 出来る限りの時間で調べてみたところ、仮死状態の男はマフィアの末端のようだ。
あのような結果になったのも、トカゲの尻尾切りと言うものだ。
遅かれ早かれ、この町の住民に手を出した事で同じ末路を辿ったと考えられる
貴方が気に病む事はない事だけ、ここに記しておく。
 星見町の安全に助力して頂き感謝する。少ないながら謝礼を送る』

結社(とし)『メリークリスマス。そして、貴方のお陰で助かった。
あのまま行けば、俺は本当に屍として一生を終えてたかも知れない。
仲間に幅瀬と言う奴がいるんだが、あいつの欲しがってた時計を
敵の奴等の一人が持っていた。結果的に、手に入れられたのは
あんたのお陰だと喜んでたから、この手紙で代わりに礼を述べておく。
 結社は、色々と誤解される事が多いが楽しい集団だ。
気が向けば入る事も検討してくれ。それじゃあ、良いイブを』

 アリーナで『五万』結社で『十万』の金額が手紙と共に同封されていた。

そして、最後に……。

 便箋には、一枚の白い用紙。それに、とても短くこう書かれていた。

   
 『――流さなくて良い一つの涙が 貴方のお陰で流れずに済んだ。
      貴方の為に この死神の鎌を振る事を願いたい。
  宜しければ、長く身に着けており そして失っても構わない物を
 携えてくだされば幸いです。私は この町の自然公園で待ってます』

380薬師丸 幸『レディ・リン』:2018/01/18(木) 23:19:55
>>378

「うわっ…………!」

          ビクゥッ

突然の破裂音。そして色とりどりの紙紐。
胡乱な物を見る目を犬と着ぐるみに向けた。

「って、その声。『導師』と『老師』ね?
 私がここに住んでるのって内緒だし、
 あんまりうるさくしないでほしいんだけど」

純粋に近所の人に迷惑だし、
まだ妹も起きだしていない。

「ま、プレゼントは嬉しいけどね。
 チキンは予約してなかったし、
 ありがたく晩御飯にさせてもらおうかな」

とはいえ悪意が無いのは分かるし、
そう邪険にしてやるものでもない。
せっかく、めでたいクリスマスでもあるし。

「なに? スタンドポーチ?」

「見た目は普通みたいだけれど、
 どのあたりがスタンドなのかは……
 使って確かめろって感じ、なのかな」

         スッ

『レディ・リン』の手でポーチを取る。

   「……どうでもいいけどさ」

「その着ぐるみは、どうしても着てなきゃだめなの?
 ああ、べつに脱げって言ってるわけじゃあないわよ」

         「ただ、目立つんじゃないかと思って」

ついでに多少ばかりの世間話もしておこう。
意味不明の集団ではあるが、接点が出来てしまったし。

・・・犬の方はなにかそういう生物なのだろう。そういうこともある。

381小石川文子『スーサイド・ライフ』:2018/01/19(金) 00:02:16
>>379

先に開封した二通の手紙に目を通し、心の中で深く感謝した。
文面から伝わってくる二人の優しい気遣いがありがたく、そして嬉しかった。
しかし、最も強く印象に残ったのは、最後に開封した手紙の内容だった。

  「――イルラさん……」

死神という言葉から、イルラの姿が思い出された。
こうして手紙が届けられたということは、彼女は無事だったのだろう。
まず、そのことを喜び、穏やかな微笑を浮かべる。

そして、手紙の中で指定された品物について考える。
選んだのは、いつも髪をまとめる時に使っているヘアピンだった。
どこにでもある何の変哲もないピンなので、なくなったとしても特に支障はない。

      スッ……

大きな姿見の前で、外出の支度を整える。
普段通りの喪服と帽子を身に纏い、家を出た。
向かう先は自然公園。
おそらくは、そこに彼女が待っている。
あの死神を従えた女性が――。

382『追跡変奏曲』:2018/01/20(土) 16:54:07
レス遅れ失礼しました
>>380

>私がここに住んでるのって内緒だし、
 >あんまりうるさくしないでほしいんだけど

老師『うむ、誰にも言わんよ。儂も、この子も口は堅いわい』

鷹揚に、トナカイのコスプレをするセントバーナード犬は返事をする。

>見た目は普通みたいだけれど、
 >どのあたりがスタンドなのかは……

導師「あー、適当にポーチに物を入れて見て?
それはね、見た目より『沢山入る』んだよ。文字通りの意味で」

そう、導師は説明をした。沢山入る……その意味を理解するには
実際に、中に適当なものを入れてみれば検証出来る。

>その着ぐるみは、どうしても着てなきゃだめなの?

導師「だって、脱ぐと寒いじゃない」

老師『わしゃあ、この犬君の体を借りるほうが。何かと自由に
色々と行けて便利じゃからのー。
 あぁ、それとな。儂ら結社はいーろんな所におる。
あんたが何かしら事件に首を突っ込む事が今後もあるかも知れん。
 偶然結社の者達が近くにいれば、色々と手助けしてしんぜよう。
そんな時に、もしスタンド使いのパンツを得る機会があれば
是非、結社に連絡して送ってはくれんか? お金は弾むぞいっ』

 犬を操る老師は、そんなビジネス話を薬師丸に告げた……。
着ぐるみ導師は、貴方に対し連絡用の番号の書かれた名刺を渡した。

383『追跡変奏曲』:2018/01/20(土) 17:03:34
>>381(小石川)

 イブの日中、その日の自然公園は普段の冬の寒さも多少緩和されていた。
雪が取り払われたベンチで、青紫色の瞳を宿す 彼女が大樹に寄りそうように佇んでいた。

 貴方に気づくと、背を預けていた体を離し近づいて口開く。

「ただ 感謝の言葉を。貴方の差し伸べた手は、私と 私を取り巻く全てを守ってくれました」

「出来うる時間は限られていますが、それでも、貴方の為に私の力を振りたいと思います」

穏やかに、彼女はそう告げる。手を差し出した

「魂の傷を 嘆きを 一時だけでも濯ぐ  それが『魂鎮め』の民である 私の役目」

「全ての物体には 『記憶』がある 『魂魄』の欠片が染み付いてるのです」

「私は 残照を地上に ほんの僅かながら灯す。その為に生きている」

「宜しければ、用意した品を渡してください」

 彼女より一回り大きい体躯の死神が発現されている。外観は骸骨と黒いフードだが
不思議と威圧や脅威はない。虚空は、静かに貴方を見ている……。

384薬師丸 幸『レディ・リン』:2018/01/20(土) 17:40:45
>>382

「そ、じゃあ信じさせてもらうわ。
 あんたらを特別、怪しんでるわけでもないし」

          「便利な物も貰ったし」

ポーチの性能は後で確かめることにするが、
嘘は言っていないだろう。今そうする理由が無い。

「だから素性を詮索する気も無い……
 それに、『下着泥棒』に加担する気もね」

          フ

冗談っぽく笑う。半ば本気だが、
そこまで悪し様に取られないように。

「ま、そうはいっても……
 私に迷惑が掛からない限り、
 止めたりとか、注意喚起とか、
 そういう面倒な事もしないし」

ビジネスは素晴らしい。
どんな内容であっても、だ。

「……何かの間違いで手に入ったら、
 自分で持ってるよりは意味もあるか。
 連絡先だけは貰っとくよ。期待はしないでね」

「それと、こっちの連絡先は教えないわよ。
 そっちからの依頼で動くつもりはないから」

だが、さすがに積極的に下着を狙う気はない。
それに、身をもって知っている。こいつらは危険だ。
力を求めて、罪のない人間を襲わせる連中。
その勢力拡大に手を貸す理由は無い……金を貰っても。

(こいつらが暴走でもした時に、
 つながりを疑われたら面倒だし……
 仮にこっちから連作するとしても、
 人に教えるアドレスは使うべきじゃないわね)

だが、いずれ役立つときも来るかもしれない。
ひとまず連絡先は確保しておく。それだけで損するとも思えない。

385小石川文子『スーサイド・ライフ』:2018/01/20(土) 18:18:43
>>383

真冬という季節であれば、寒さを感じるのは当たり前のことだ。
しかし、それも今は幾らか和らいでいるように思える。
それは、心の中に温かさを感じるせいかもしれなかった。

  「お手紙をいただき、ありがとうございます……」

  「イルラさんも、ご無事で何よりでした」

  「少しでも、あなたの助けになれたのなら……嬉しく思います」

イルラに近付き、挨拶と共に頭を下げる。
そして、彼女の言葉に耳を傾ける。
そういえば、シュンも同じようなことを言っていた。

  「言われていた通り……品物を用意してきました」

  「――これでも構いませんか?」

一本の黒いヘアピンを掌に乗せて、死神を従えたイルラに差し出す。
やがて、死神と死神の大鎌に視線が移る。
それらを見つめる表情に怯えはなく、静かで穏やかだった。

386『追跡変奏曲』:2018/01/22(月) 20:30:38
>>384-385(これにてミッション終了です
お付き合い、まことに有難うございました)
>>384(薬師丸)

>こっちの連絡先は教えないわよ。
>そっちからの依頼で動くつもりはないから

老師『まー、そりゃあ仕方がないが当たり前じゃな。
お前さんには迷惑を色々かけた。だが、袖振り合えばならぬ
パンティー振り合えば他生の縁。また、何かしらで再び
相まみえる事もあるかも知れん。世の中とは、そんなもんじゃー』

導師「そう言うわけで! バイバイパンティーッ! ('ω')ノ」

老師『気が向いたら、パンティートレードの集まりもあるんで
知り合いも誘って来てみる気はあるかのう? 連絡を待っとるぞーい』

   ――バタン……。

 下着を介し尋常ならぬ力を扱い、世界を掌握せんとする謎の集団『結社』
彼らの意図は余り読めない部分も多様にある。
 まぁ……方向性が方向性だけに、リアクションには困るが。
冬に吹きすさぶ一陣の突風のように、言いたい事だけを言って帰っていった……。

 多少の疲労感も味わいつつ、貴方はそのまま郵便受けを見て気づくだろう……。
一枚の紙片が入っていた。少なくない金額も一緒に収められてる
  ――カサッ。

 『      ラビット  君の協力に対し深い感謝を述べる。
この町には多くの秘密が隠れている。それは美しいものも
とても見る事のできない、おぞましい事も。
 けど、神秘のヴェールを潜り抜ける勇気を 君は持ってる。
 また、君と一緒に神秘へ 冒険出来る事を期待するよ。
我が名はシニカルマン


\◯ノ   シニカルマンは多くの秘密を把握できる
 |
「 〉   そして 私は勇気のある者達の味方だ    』


薬師丸 幸『レディリン』⇒『結社より、お詫び金十万get!』
『結社の老婆より、五万get!』『シニカルマンへの情報の報酬、五万get!』
『結社の戦士(とし)より五万get!』併せて『二十五万獲得』

            +

『スタンドポーチ獲得』
(このポーチは、その基本の容量の『二倍』物が入る事が出来る。
例:ハリーポッターの検知不可能拡大呪文。
 ポーチ故に、そこまで大きなものを中に詰め込む事は厳しいが
何かしらで役立つ事が多いかも知れないぞ!)

387『追跡変奏曲』:2018/01/22(月) 20:32:12
>>385(小石川)

 イルラは貴方から『ヘアピン』を受け取る。それを、じっと見つめ
そしてスタンドの死神へと渡す。彼は、虚空の洞の中でソレに視線を注ぎ終わると
得心した様子で、それを空中に放ると共に……。
           ――ザシュ
 そのヘアピンを、死に鎌で切り裂いた。ヘアピンを宙で塵になり消えると共に…。


          ――サラ
                 サラ
       サラ  
                   サラ

  「――文子    ほら  雪だよ   新雪だ」

    ……貴方の耳元に聞こえたのは、他でもない『彼(治夫)』の……

 隣に 其処に  大切な人は佇んでいた。眩しそうに目を細めて 空に顔を仰ぐ

     「手を繋ごう 文子  ほら  手を貸して」

 
イルラ「……其処にいる方は   かつての在りし日々の残像」

イルラ「私の行為に、ある人は残酷だと言います。触れる事も可能なソレは
離別した以前のままですから。もっと、もっと傍に居たいと」

イルラ「ですが……貴方は 呪縛に 過去の囚人になりはしない。
不思議と、そう感じました……イブの終わりまで、彼は貴方と共にいます」

イルラ「さようなら    お優しい、この町の方
 私は魂鎮めの民……世の終わりまで、私を必要とする者の為に」

  彼女は背を向けて立ち去る。
一日のみの、有限の現し身は貴方の手に、その六本の指を絡んだ。
 彼には、自身の死を把握しておらず。ただ、過去のままに貴方と
一緒に大切な日々を過ごしたままの、記憶のままに動いてるだけだ。
 今ままで起きた事実を告げても、恐らくは困ったような顔をしつつ
少し寂しそうに笑って相槌をうつだけに留まるだけかも知れない。

 どう過ごすかは、どう受け止めるか。過去を 愛を
今差し伸べられてる手を 残酷か または魂の傷を濯ぐ雨と捉えるか。
 それは貴方次第なのだから……。


小石川 文子『スーサイド・ライフ』⇒『結社より、お詫び金十万get!』
『アリーナより、五万get!』

              +
イルラ『Here Today』より『かつての在りし日の想い人との一日』を獲得……。

388『追跡変奏曲』:2018/02/01(木) 16:04:33
香港マフィア末端『超俊(チャォ シュン)』のスタンド 『天路』

『雪虫』のような姿をしたヴィジョンのスタンド。中距離型 
DFあり、本体との視聴覚の共有はされていない。
能力は『触れた無機物の零度以下の温度を生物の覆った部位に譲渡』させる事。
 雪ならば、それに紛れるようにして待機させ。その約マイナス四度
ていどの温度を生物に移し、行動をほぼ不能にする 嵌れば恐ろしい能力。

欠点は温度の譲渡の時間に数秒ほどの見過ごせぬラグがある事と。比較的
スピードがあれば、スタンドに覆われる前に逃げ出す事が容易な事。
この弱点も相まって、本体のスタイルとして敵が疲弊するまで無理にスタンドを
酷使する事を嫌っている。

ベターな活用とすれば、主に罠として張って急襲・遊撃に活用し。近接型が
能力に威力のある仲間の援護としての立ち回りだろう。

だが、本体である超俊の驕りと野心からのスタンドプレーの目立つ性格から
補佐に近い立ち位置を許容する事が出来なかった。
 無理強いに、分相応以上のものを取ろうとした為。雪虫は滅びの火へ飲まれた

    『天路』

破壊力:E スピード:C 射程距離:C
持続力:C 精密動作性:C 成長性:D


 『死了都要愛』

香港マフィア???のスタンド。器具 自動操縦型。
 簡潔に説明すれば『キョンシー』の札。
裏に簡単な内容を記した札を、死体及び抵抗出来ない人物(一般人も含む)
に接触する事で『キョンシー』として操る事が出来る。スタンドの札は
肉体の表層に埋まり、能力を使用しつつ核が破壊されない場所に自然と動く。
スタンド使いも、キョンシー化は可能であるが。一般人の倍は掛かる
(死体なら瞬時、意識のある一般人なら五秒程度、スタンド使いなら十秒)
 大量の死兵を率いる事も、やろうとすれば可能だろうが。パワーが少々
肉食獣並みにアップする事と、時間をかけると徐々に行動を学習していく事に
気を付けて札を破壊すれば、比較的簡単に倒す事は可能である。

本体に関して詳細は省くものの、マフィア内では重鎮に近い立場。
 末端であれど、彼女の御眼鏡に叶えば兵士を貸すが。組織の掟に反するなら
例え深い仲や女子供であれ冷徹に切る事は出来るだろう。

 『死了都要愛』

破壊力:E スピード:D 射程距離:?
持続力:? 精密動作性:― 成長性:―(B)

(死者を操る時間が延長する度に、プログラムした動きも
円滑になっていき、攻撃優先の死者ならば状況に適応した
攻撃方法を発案して行っていく)

389『追跡変奏曲』:2018/02/01(木) 16:33:56

   『シニカルマン』

文字媒体……及び、この世におけるありとあらゆる
字が描ける場所ならば点在する事が出来る棒人間のヴィジョン。
 シニカルマンは自分のいる媒体から別の文字媒体に自身を複製する事も出来る。
本体ハmilnl,jlimh…(←ここから先はシニカルマンの手によって改竄された)

攻撃力など無いが、大小様々に この棒人間達は描いた場所を
中心に半径十メートル程の範囲を知覚する事が可能である。
 自分自身の形を変形して、ただの壁が印刷ミスらしきものとして
敵対する使い手から完全に隠蔽する事は勿論の事、シニカルマン同士は
自分達の得た情報を共有する事が出来る。媒体の文字を操り
認識する相手に対してメッセージを送る事も勿論可能。
 情報戦においては最強とも言えるチートなスタンド。





\◯ノ  俺を操ってるのが誰か? スタンドのスペックはどうかって?
 |
「 〉



m9〇   俺はシニカルマン 誰よりも秘密を把握出来て そして自分自身も
  /ヽ  秘匿するナイスガイさ。なぁに 悪いようにはしないぜ
  /\   互いに この星見町の秘密を これからも良ければ守る共犯になろうぜ


 ↓この能力の抜けてる部分は、まだ極秘さ。
 『シニカルマン』

破壊力:なし スピード:なし射程距離:
持続力:  精密動作性:  成長性:完成

390『追跡変奏曲』:2018/02/01(木) 16:45:30
『魂鎮めの民』 『イルラ』のスタンド『Here Today』

死神のヴィジョンをしたスタンド。黒い外套に骸骨
巨大な鎌の像は恐ろしさを見出しつつも攻撃力は一切ない。

無機物をスタンド鎌で切る(破壊)事で、その所有者の最もいま現在
接触したい相手の像を、その無機物の記憶を辿って約一日だけ
発現させる事が出来る。甦る像は、多少のコミュニケーションは
可能なものの、その記憶から逸脱した行動を強制させる事は出来ない。

その、超強力的なサイコメトリーとしてスタンド内で上位を据える能力により
香港マフィア及び、彼女は各組織に手中に収める事を検討される対象となってる。

また、その限定的ながらも死者蘇生といえる力は。ある種
死者との別離を納得してた人物等からして残酷と称される。
 その非難や迫害からも逃れず、魂鎮めの民である彼女は今日も
何処かで、嘆く誰かの魂を鎮める使命を伴い放浪している。

391『追跡変奏曲』:2018/02/01(木) 16:53:04
>>390追記

 『Here Today』

破壊力:― スピード:C 射程距離:E
持続力:D(A) 精密動作性:C 成長性:D

(※破壊して現れた、過去の像の持続に関しては約24時間。
物体の愛着の高低によっては、持続時間も増減する。
 生物及び、明確に能力を使用としなければ『Here Today』の鎌は
どんな物体も破壊する事は叶わない。逆に言うと、人間大より小さい
物品であれば、それがどんな硬度を持っていても『Here Today』は
その物体を破壊して、過去の像を産みだす事が可能と言う事だ)

392『オータム・リーブス』:2018/03/15(木) 09:04:59


 『貴方』は目覚める。いや、未だに微睡の中なのだろうか?

開いた瞼の中では暗黒のカーテンが四方を囲んでいた。地面と思しき所に
白く輝く小石が、星のように散りばめられている。

  「――こんにちは  ようこそ、邯鄲の夢へ  胡蝶の舞う涼風の中へ」

  「私は 紡ぎ手 貴方を今宵 一つの流動に誘う者」

  「枯葉に乗った貴方が何処へ向かうのか? ああ それは それは」

  「戯言の中で輝く竜臥のたてがみのように美しい」


 (※『氏名』『年齢』『性別』『持ち物』  『簡易プロフィール』
 また、細やかな何かしらの目的や目標など記してくださる事を希望します)

393川本連流『一般人』:2018/03/15(木) 22:58:21
>>392

ぱちり、と目を覚ます。

目覚めた瞬間はいつもこうだ。
自分が誰で、ここがどこで、何をしているのか。
いつも分からなくなる。

自分は眠る度に生まれ直しているか、
ひょっとすると今まさに、生まれたばかりなのかも知れない。

なんて。

微睡みつつも私が、私を思い出す。


-----------------------------------------------------------------

『氏名』川本 連流(カワモト ツレル)
『性別』女
『持ち物』現在は就寝中?であれば着衣以外無し。
     それ以外であれば状況に即した日用品の範囲で、
     次レスで提示させて頂けれる形だと有難いです。

『簡易プロフィール』
17歳。高2。身長167cm。バスケットボール部。
母1人弟2人の4人家族。
母が女手ひとつで自分を育ててくれたことには感謝しているし、
母の収入源がネットワークビジネスによるものであると理解しているし、
母の販売する万能薬の類に医学的根拠が無いことも心得ているし、
家族の事はみんな大好きだし最高に愛し合った自慢のファミリーだと思っている。
天真爛漫明朗快活。『自分が何を信じるか』を自覚的に選択できる。

『目的・目標』
友人を増やしたい。
この場合の友人とは心を許せる親しい人間のことであり、
母の職場で顧客を示す隠語であるところの『友人』『お友達』といった社内用語とは無関係。

------------------------------------------------------------------------

394夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/03/15(木) 23:28:42
>>392

私は起きた。
そして周りを見た。
ワケの分からない場所に意味不明の言葉。
それが私の――『アリス』の好奇心をくすぐり、冒険心を強く刺激する。
しっかりと前を見据えて、声の聞こえる方向へ歩いていく。

「 ここら辺でタイトルがフェードイン 」

 アリス・イン・ドリームランド
「 『夢の国のアリス』 」

「 ――そんな感じでどうよ? 」


◇◆◇簡易プロフィール◆◇◆
生まれつき目が見えなかったが、角膜移植手術によって視力を得る。
初めて見た光の溢れる世界に感銘を受け、あらゆるものを自分の目で見たいと思っている。
光のない世界から光ある世界に入った自分自身を、不思議の国に飛び込んだアリスになぞらえている。

395『オータム・リーブス』:2018/03/16(金) 19:43:35
>>393-394(レスが遅れて申し訳ない)

 「御二名、お二人様 ようこそ ―我が夢へ」

 
二人の視界の前に、いつしか暗闇から人の形を区切りとったように
燕尾服を着こなす女性が一人微笑んで佇んでいた。目は『星空』のようだ……

「川本様 夢見ヶ崎様、どちらも私の夢に はるばるお越し頂き感謝します。
おっと! 警戒するのは当然ながらも、そう身を固くせず。」パチンッ

 謎の女性は指を鳴らす。すると安楽椅子が三脚、テーブル付きで出現する。
それに気を取られていれば、女性は何時しか口の端を弧に吊り上げつつ
片手に西洋茶器の乗った盆を携え、ティーポットも片手に携えていた。
 座るように促しつつ、紅茶を注ぎながら彼女は話し始める。

「はてさて、世間話を交えつつ自己紹介するのも良いですが。お二人とも
わたくしを怪しむのは当然の事。簡潔に告げれば、私の開催する『ゲーム』に
お付き合いして貰いたいのです。所謂『スタンドバトル』と言うね」
 そちらは、細やかに説明せずとも解りますね? と、夢見ヶ崎に言葉と
微笑みを投げかけつつ、謎の女性は説明を続ける。川本にはスタンドの
一般的な知識(例:星見板のwikiに掲載してる範囲)を補足しつつ、だ。

「スタンドバトル、超能力を使ってのバトル。だが、川本様は一般人
夢見ヶ崎様はスタンドの使い手……このまま殺し合って下さい、などと
つまらぬ事は言いません。――単刀直入に言いますとね
お二人に『未知のスタンドを借用』して戦って欲しいのです。
 今まで目にする事のなかったスタンド。その力を解き明かしつつ
二人には戦って貰い、そして勝利を捥ぎ取って頂きたい。
 無論、アフターケアは万全です。夢の舞台での勝敗の後は
後遺症は全くゼロ! どんなに凄惨な怪我をおっても、現実に
帰れば、あら不思議! 全くの無傷! 夢の出来事はトラウマに
ならないように、こちらは配慮しますとも」

 とまぁ、こういった次第です。と付け加えつつ女性は茶で
喉を潤す。そして、ウインクするような表情で、一つだけの星空で
二人を映しつつ言葉を続けた。

 「どうです? やって見ませんか。勿論、尻込みする気持ちも
ありますでしょう。強制は致しません、嫌でしたら直ぐにどちらも
目を覚まし、元の自分の寝室で何もかも忘れて現実に返り咲くだけ。
 然しながらね。この機会を逃せば、今回だけの未知なる刺激を
味わう機会は無いだろうと、断言させて頂きますとも」

 女性は、二人の意思表示を待つ……。

(※ここは夢の中、服装に関しては強くイメージすれば其の服装で。
もっとも、防弾ベストとか有利になるのはNG。なお、持ち物も
普段使用する日常品であれば、念じれば手元に直ぐ出現する。
これも、レス内の外で星の女が説明してると考えて問題ない)

396川本連流『一般人』:2018/03/16(金) 21:13:59
>>395

「やるよ」

真っ黒な瞳をぽっかりと開き、終始闇色の女性の星空の瞳を覗き込んでいた『川本』。

未知の用語にも超常の概念にも取り立てて大きな反応を見せず、
時折何かに納得するような相槌を打ちながらもそれ以上口を挟むことをせず、
ただじっと、魅入られるように星空に見入っていた『川本』は、ころりと口を開いてそう言った。

「やる。いいよ『それ』、やってみよう」

屈託無くにっこりと笑みの形を作り、続ける。

「『ゲーム』『超能力』『スタンド』『アフターケア』に……『未知なる刺激』だっけ。
うん。いいよ。今回の私は、全部信じることに決めた」

微睡みの中で見る夢に本来『信じる』も『疑う』もあったものではない。
ないが、それでも堰を切ったように『川本』は言葉を紡ぐ。

「信じられるんだ」

そこで初めて星空の瞳から目を切り、
もう一人の少女──『夢見ヶ崎』へと視線を向ける。

「だってそっちの女の子が『対戦相手』で──『経験者』なわけでしょう?
 一方の私は『初心者』の『素人』で『挑戦者』!
 夢の中でまで逆境からのよーいどんってのが、最高に『私』なんだ。
 だからこれは間違いなく『私の夢』で」

荒唐無稽な夢こそが自分であると、強く確信するメンタリティ。
黒の瞳を爛々と輝かせ、宣言する。

「私の夢なら絶対に、面白くなるに決まってる」


------------------------------------------------
・『服装』
 昨年度の『部活T』にユニセックスブランドのパーカー。
 カーゴパンツにノーブランドのスニーカー。

・『所持品』
 プライベート通学兼用の『リュックサック』に、
 『筆記用具一式(シャープペンシル、ボールペン各2本ずつ。消しゴム。シャーペンの芯)』
 『フェイスタオル』『財布(小銭少々、ポイントカード類)』を詰めている。
 またパーカーのポケットに『スマートフォン』。

397夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/03/16(金) 22:11:48
>>395

「じゃ、遠慮なく」

「待て!『バクハツブツ』が仕掛けられているかもしれん。
 ホプキンス二等兵、確認しろ!」

「イエッサー!」

一人芝居をしながら椅子の横に片膝を突いた。
そして、入念に調べているかのように目を凝らす。
しかし、別に調べているわけではない。
ただ遊んでいるだけなので、実際はどうでもいいのだ。
どうやら、寝る前に観た『ミリタリー映画』に影響されたらしい。

「マクシミリアン大尉、確認完了でありますッ」

「よし、これより作戦行動を開始する!」

やがて立ち上がり、きわめて適当な敬礼を行い、それを受ける上官を演じる。
これで一連の『陸軍小隊ごっこ』は終了した。
さて、次にどうしたか。
もちろん椅子に座った。
そうしなきゃ、今回の物語が先に進まないからだ。

「忘れてるよ――『帽子』」

「それ以外の雰囲気は、まぁまぁ出来てるけど」

「『イカれてる』とことかさ」

遊園地のアトラクションのごとく椅子を大きく前後に揺らしながら、話を聞く。
いや、その表現は正しくないぞ。
なぜなら、私は別のことを考えていたからだ。

(昨日ファミレスで食べたアレってなんだっけ?グラタンじゃなくてピラフじゃなくて……。
 ノドのところまで出てきてんだけどな。ピラフの上にグラタン乗っけたようなアレ。
 アレアレって『アレ』じゃ何かわかんないだろ!キサマ何者だ!名を名乗れ!
 来ないなら、こっちから行くぞ!今日こそ、その正体を暴いてやる!
 ハッ!そうか、そうだったのか……。わかったぞ……。今、ようやく思い出した!)

「――『ドリアン』だ!」

微妙に間違っていた。
そして、当然だが話は聞いていなかった。
でもまあ、話を聞いていようといまいと大した違いはないだろう、たぶん。

「オッケイ!!」

何を聞かれたか知らないけど、とりあえず返事しておく。
話を聞かずに答えたからって、いきなり×××されることはないだろう。
もしそんなことになったら、この物語の作者を××××にしよう。

「よろしく!」

何をするのか分からないけど、隣の子にも挨拶しておく。
初対面だが、年は同じくらいのようだ。
話が合えば、なおよし。


◇◆◇服装◆◇◆

ブラウス、ジャンパースカート、タイツ、エナメル靴、
頭にリボン代わりのカラフルなスカーフ、両手の爪にネイルアートの付け爪、ブルーのレンズのサングラス

◇◆◇持ち物◇◆◇

肩紐付きの小さいバッグ、財布、スマホ、
ハンカチ、ティッシュ、爪の手入れに使う道具類、予備のサングラス

398『オータム・リーブス』:2018/03/16(金) 22:45:54
>>396-397

 >やるよ    >オッケイ

三者三葉……ならぬ、二人は思惑違えど謎の女の意思に対し
『YES』を表示した。満足そうに、星空を宿す女性は頷く。
 それ以前の、二人の行動や発言に対して特に反応は起こさない。
彼女? にとって、あくまで要の事以外は興味の範囲外なのだろう。

 「お二人の勇気と、その星のような輝く意思に敬意と感謝を」

「はてさて、そうなれば話は早い。ですが、いま一つ
『重要な選択』が、残りあと一つあるのです」

 女性は、両手を掲げる。その掌には……枯葉の模様が模られている。
互いの枯葉の形は、異なるようだ……細部は詳しく表示されてないが。

 「大事な事です。よく考えて『選択』してください。
『火力は低いが扱いやすい』スタンド
『火力は高いものの扱いにくい』スタンド
この、どちらかを選んで頂きたい。それだけして頂ければ
さっそく『スタンドバトル』と洒落込みましょうじゃありませんか。
 ……あぁ、付け足しておきますが。生来抱えている身体的な障害などが
あったとして、この夢の闘技場では反映されないと思っていただきたい。
それと、当たり前ですが……自分の使う能力が分からないからといって
舞台にある武器で直接相手に攻撃すると言うのは……反則ではないですが
興覚めでしょう? ですので、なるべく控えていただきたい、と忠告を」

 二人に対し……女性は選択してきた。
『火力は高いが扱いにくいもの』『火力は低いが扱いやすいもの』

どちらか一つだ……。

「それと、他に質問があれば今の内に。なければ直ぐに
この空間から、バトルの場所へと模様替えしますのでね」

(※レスの順番にて川本PCから先にスタンドを選んで頂くが
スタンドを分析出来なければ、と言う前提条件をクリアしない限り
双方にそこまで格差はない事を予め告げておきます。
 然しながら、夢見ヶ崎PCが少々不遇になる事は否めないので
闘う舞台に対して希望などある場合は、それを優先します)

399川本連流『一般人』:2018/03/16(金) 23:13:51
>>398

「もう、さ。これだから最高っていうんだよ」

笑い声こそ上げないが、それでも押し殺すように噛み殺すように、
その仕草に喜色を滲ませる『川本』。

対戦相手であるところの少女の一連の奇行を見届け、
一層の喜色をその身に纏い、続ける。

「よろしく、よろしく。
 まったくさ、もう。『私の夢』だってのに、ちいとも『私』みたくないってんだから」

『川本』はこのシチュエーションを自らの夢であると確信している。
一方で、自身には思いも依らぬ行動を取る『登場人物』を見て、

「本当に、ままならない――よね。
 寝てみるもんだ。トクしたなあ。

 しかし本当に、見た目通りに星空そのまま『がらんどう』って感じでさ。
 私がどういうつもりで何を言ってるか、全然聞いちゃいないんでしょう」

予想外を、無軌道を、不条理を、一身に受け止める構えができた。
それをそのまま、全身で示すように両腕を左右に広げる。

「『余った方でいい』――って言うに、決まってるじゃんね。
 私が見るなら『こういう』夢で、それを見るのが私なんだから」

全部選んでくれたらいい。
自分が何かを選べるなんて、夢の中ですら思えない。

400夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/03/16(金) 23:50:37
>>398

「あッあ〜〜〜」

「いま私を見て笑ったでしょ。いいや、笑ってないね。
 そんなんじゃあ笑ったとは言えない。笑うっていうのはこうやるんだ!」

大都会の摩天楼から見下ろす夜景のようにキラキラと光り輝く眩しい笑顔を披露する。
スマイルは『ゼロ円』だ。
お客様、ご一緒にポテトはいかがですか?

「じゃあさ、こうしようよ」

そう言って、財布から硬貨を一枚取り出し、手の中で軽く転がす。

「今から私がコインを投げる」

「表が出たら最初に言ったやつを私が取る、裏が出たら二番目に言ったやつを私が取る」

「残った方が、その子のモノになるってワケ」

「面白いでしょ?」

            キィンッ

言うが早いか、コインを指で弾く。
金属的な音と共に、コインが宙に舞い上がり、やがて落下する。
そして、出た面は――。


【この投稿の書き込み時間の秒数が『奇数』だった場合は表が出たということにして『前者』を、
 秒数が『偶数』だった場合は裏が出たということにして『後者』を選ばせていただきたいです】

401『オータム・リーブス』:2018/03/17(土) 20:05:12
>>399-400

 川本は、全てを受け入れると両手を大きく広げる姿勢と共に意思を示す。

それに応えるように、夢見ヶ崎は一つのコインを取り出し 宙へと弾いた。

 キィン……クルクル   カチン。

 ……出たのは『表』……つまり、星の女が最初に告げた前者のスタンド。
『火力は低いが扱いやすい』スタンドが夢見ヶ崎。

『火力は高いが扱いにくい』スタンドが川本へと、授けられる。

 「――決まりましたね。それでは、模様替えといきましょう」

       パチンッ      ズズッ

 瞬間、周囲の闇は蠢いた。段々と視界の中に反映されている黒は
揺れ動き、ブレて。そして、視界全てが暗転していく。

 平衡感覚が無くなり、自分自身が無重力の中に囚われた と感じたその時。


        パァァァ……!

 光が、射しこんだ。……重力が戻り、しっかりと大地を踏みしめる
感覚が二人の足元へと戻る。景色を見る……此処は。

402『オータム・リーブス』:2018/03/17(土) 20:05:29
>>401続き。

MAP(ttp://www.daiyu8.co.jp/images/184_fmap.gif)

 此処は……。そうだ『ホームセンター』だ……(※どの場所にいるかは
任意で決めて問題ない。また、ホームセンターにある物なら大概のものは
入手可能であると判断する)

窓から覗ける、もしくは入口近くに居るのなら解る事がある。外は完全な
映画の『ミスト』さながらに、霧が掛かっており風景は完全に視認出来ない。

 『別に霧の中に突っ込んでも良いですが。直ぐに入口に戻るだけですと
注意しておきます。まぁ、お二人の戦意ある顔つきを見れば、野暮ですね』

 『さぁ、初めてください。互いに嵐の中で舞う
枯葉(オータム・リーブス)のような激しい曲線を――!』

 
 川本は、全身が湯船に浸かったかのような熱を纏う感覚を得た。

 夢見ヶ崎は、普段体に纏う『ドクター・ブラインド』の感覚が瞬間薄れ
そして、片手だけに日光を集中して当てたような熱を得た。

 ――『感じる』。これは、自分達に『呼ばれる』事を……!


(※改めて物品に追加したいものがあれば、これが最後のチャンスですので
発現するロールと共に、所持品を記載してくだされば結構です)

403川本連流『一般人』:2018/03/17(土) 21:16:05
>>401-402

「や、違うんだって。
 笑うつもりはなかったのに、思わず……っていうか。
 ん?それなら別に違くもないのかな?
 でもま、それより」

押し殺した笑みに対して輝く笑顔を見せつけられ、
言い訳とも付かぬ言葉を漏らすと共に、

「いいね、『それ』。
 お日様みたいな、っていうんじゃあなくって、
 もっとチカチカした、キラキラした、そういうの。
 ノリがいいのも併せてさ……へへ。
 すっかりもう、楽しくなっちゃうってば」

にっかりと、笑みを返す。
楽しくって仕方がないから笑うのだ。

そのままコインの行方を見守り、
改めて両腕を広げ、納得するように頷いた。

「こんなに楽しいんだから、
 『扱いにくい』方が来るに決まってる」

あくまで笑みを浮かべたままで、『川本』の視界は暗転する――。

404川本連流『一般人』:2018/03/17(土) 21:16:51
>>401-402

――光が戻る。

ホームセンターの『家電売場』に立つ『川本』は、
しかし今更驚くでも狼狽えるでもなく、広げた腕を胸の前で組み直す。
服装も所持品も、先程までのまま。
変化があるとすればそれは――

「『熱い』ね」

――全身を包む『熱』。
焼かれるような、焦がれるような熱ではなく。

「だけど、決して嫌な感じじゃあない。
 あったかくて、段々火照っていくような。
 ずっとこのままでもいいけれど、のぼせちゃうのはちょっと怖い、かな。
 そんな、そういう『熱さ』」

自らに纏わり付く未知の感覚を、まずは味わう。じっくりと。
『未知なる刺激』が得られると、信じることに決めたのだ。

「だから多分私はこの『熱』を、
 一度全部吐き出してやらなきゃいけないと思うんだ。
 きっとそれが、『呼んで』『呼ばれる』ってことだと思うから」

体の熱を意識する。血の流れを自覚する。
上がり続ける体温が一点で爆ぜ、肉体の外側で像を結ぶイメージ。

「36度の体温じゃもういられない!
 私が――弾けるッ!」 

心が走るに任せ、自らが纏う熱を――解き放つ!

405夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/03/17(土) 22:27:13
>>401
>>402

「あぁ――」

「――前にもあったな、こういうの」

がらんとした無人のホームセンターに佇み、何気ない調子で呟く。
こうして別世界に飛び込むというのは初めてではない。
以前の二件は、どちらも『アリーナ』絡みだった。

「よし――」

     「 『 ド ク タ ー ・ ブ ラ イ ン ド 』 ! ! 」

ここまでの話の流れなど完全に忘れて、いつも通りに自らのスタンドの発現を試みる。
いつもなら『両手にメス状の爪を備えた盲目の人型スタンド』が現れるはずだ。
だが――。

  「おん?」

        「『ドクター・ブラインド』が――」

                    「 ――『 出 な い 』 ッ ! ? 」

    ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

「 うおぉぉぉぉぉ!

        私の『ドクター・ブラインド』!!

                 どこいったあぁぁぁぁぁ!!! 」

そうして一人でひとしきりうろたえる。
やがて冷静になり、これまでの経緯を思い出した。
ああ、そういやなんかそんなこと言ってたっけ。

「それで、『名前』なんだっけ?まだ聞いてない?まさかないワケじゃないよねえ?
 それともなにか、『アレ』って呼べとでもいうの?『アレ』じゃ何かわかんないだろ!
 キサマ、何者だ!名を名乗れ!言わなきゃ『ドリアン』って名前つけるぞ!
 イヤだ!そんな名前つけられたくない!誰が使うと思ってんだ!私だよ!」

「――えーと、まあいいや。じゃあ、なんかわからんけど『何か』出てこいッ」

ところで、熱くなってるのは右手?左手?どっちでもいいや。
その熱くなってる手を聖火ランナーのごとく掲げてみよう。なんか出そう。
とりあえず、そのヴィジョンを確かめる。
あと、名前も確認できたら確認する。
なんて呼べばいいか分からなかったら、この先のやり取りで困る。

406『オータム・リーブス』:2018/03/17(土) 22:53:50
>>403-404(川本)

『家電製品』売り場。周囲にはデジタルテレビが陳列されている。
もう少し奥には、最新のスマホも展示してるだろう。
 川本は感覚に従い、熱を発散させる。果たして、出てくるのは
熱に比例した、強大なるスタンドか。

  ――キィィィン……。

……体の中に溜まった熱が外に放射していくのを感じる。
 目に見える視界内には、何も現れない。そう言うスタンドもあるが……?

 

   『……おい、何処見てるんだよ』 ウーーー

 
   『お前だよ、お前に聞いてんだよ。おいらを呼んでおいて無視かよ』

  ……足元から声が聞こえた。少々、唸るような鳴き声も混じっている。


>>405

 貴方は『ドクター・ブラインド』を呼ぼうとする。
だが、彼? 彼女? は現在休息中だ。何処かしらで貴方の
武勇を暖かく見守っているはずだ。

 果実の王様の言葉を唱えつつ、反乱狂で利き手に籠る熱を
引きずり出す気持ちで、貴方は未知なるスタンドを開放する。

   ――ズズズッ       
             ゴ  ゴ  ゴ  ゴ  ゴ

 『マシンガン』だ。

ただのマシンガンではない、この形状は所謂『サブマシンガン』
現実の銃だと、UZI MAC11と言ったタイプだ。
 
 冷たい手触りと、人を殺せる重みが片手に圧し掛かる。

407『オータム・リーブス』:2018/03/17(土) 23:00:30
>>406(追記)

 夢見ヶ崎PCの初期位置だが、次レスで提示して頂ければ有難い。
特に希望が無いのなら、現在位置は『花苗』売り場にする。

408川本連流『   』:2018/03/17(土) 23:23:01
>>406

「『お前』じゃあないってーの」

熱を吐き出し幾分すっきりとした気持ちで、
目線だけを足元へと向ける。

「私は連流(ツレル)というんだよ。
 短い付き合いなんだろうけどさ、よろしくしようよ」

語りかけながら、声の主を見遣る。
その姿形……ひょっとして、『動物』かなにかか?

「一夜限りってのもほら、
 夢の中ならいいんじゃない?」

409夢見ヶ崎明日美『???』:2018/03/18(日) 03:28:29
>>406

「ヒュゥゥゥゥゥ〜〜〜♪」

手の中に出現した『マシンガン』を見て、思わず口笛を吹いた。
昨日の夜、『ミリタリー映画』なんて観ていたせいか?
まさか、マジで『ガン』を手にしてしまうとは思わなかった。
なんという偶然だろうか。
こんなことになるとは、この物語の作者でさえ予想しなかったに違いない。

「チャップマン二等兵、警戒しろ!敵はすぐそばにいるぞ!」

「イエッサー!」

『マシンガン』を構えて棚に身を寄せ、片膝立ちになって周囲に気を配る。
今の気分は敵陣に乗り込んだ叩き上げのソルジャーだ。
――よし、気が済んだ。

さて、まずは『コレ』について知らねばならない。
言うまでもなく、一番気になるのは『撃ったらどうなるか』だ。
ただ、大きな問題が一つある。

おそらくは、撃ったら『銃声』が鳴り響くだろうということだ。
それを聞かれると、相手にこちらのスタンドが『銃』であることを知られてしまう。
攻撃を仕掛ける前から、こっちの情報を相手に与えていいものかどうか……。

「――う〜〜〜む……」

しかし、自分の能力を知らないまま相手とぶつかることの方が危険が大きい。
今は、相手に情報を渡すデメリットよりも、自分が情報を得るメリットの方を取るべきだ。
それに、銃声を聞かれただけでは、その能力までは分かるまい。

「とりあえず『試し撃ち』しとこう」

現在地の『花苗』から移動し、『用土・肥料』へ歩いていく。
歩いている最中、『マシンガン』を隅々まで観察する。
どっかに『名前』とか書いてあるかもしれない。


【記述漏れ失礼しました。初期位置は『花苗』で問題ありません】

410『オータム・リーブス』:2018/03/18(日) 22:26:15
>>408(川本)

 貴方は自分の名前を名乗りつつ足元を見下ろす。
一夜限りの夢……的は得ている。

 フルフル 『ヘンッ よろしくだって?』

 其処に居たのは……『猫』だ。
人間の赤ん坊程より少し大きい程度のサイズ。全体的に灰色かかっており
額には薄っすら円弧めいた形の『黄色い痣』を生やしている。

 『何だって、おいらが初対面の奴に よろしくしなくちゃいけないのさ。
おいらが仕えるのはご主人様だけさ。一夜だって御免だね』

 猫は、貴方に対しつっけんどんな口調でそっぽを向く。尻尾も
不機嫌な感じで揺らしており、態度は悪い。
 積極的に離れる様子は今の所ないようだが……。

 スタンドには、視聴覚の共有をするものがあるが。今の所
貴方の目と耳には、猫の視界は写されていないようだ……。

>>409(夢見ヶ崎)
 ミリタリー映画を見た事と、携行する『サブマシンガン』から
奇縁を感じる夢見ヶ崎。なるほど、確かに『奇縁』はあるのかも知れない。

貴方は『花苗』から、『用土・肥料』のコーナーに歩く。腐葉土の詰まった
袋が貴方の頭部分まで積み重なっているのが見てとれる。

 肝心の『サブマシンガン』だが。形状や外見は貴方に専門的な知識があるかは
別として、本当に至って普通の軽機関銃だ。スタンドで出来ている事を除けば。
 だが、貴方は細部まで観察する行動を選んだ。それは『good』だ。

 ガチャ、スラ……。

 ……サブマシンガンのマガジン。

マガジンの頭部には『四つのマーク』が描かれている。
 緑・茶・赤・青。これらが四つの菱形で十字の方向に
均等に描かれている。また、マガジンには弾が入ってる様子は見受けられない。

また、謎の女性はこうも言っていた。このスタンドは『火力が低い』……と。

411川本連流『一般人』:2018/03/18(日) 23:12:40
>>410

「『猫さん』!」

『それ』を目にした瞬間、思わず声を上げる。
扱い易さも火力も関係無く、もう『それだけ』で大当たりだ。
見下ろす姿勢を取っていた自分が恥ずかしい。
即座にしゃがみこみ、目線を『猫』の高さと合わせるようにする。

「いきなり『よろしく』ってのは違ったかもね。
 だけど呼び出しに応えてくれて『ありがとう』!
 でもって可愛くあってくれて尚更『ありがとう』だよ」

川本は『スタンド』の『基礎概念』を知らされてはいるが、
それでもいわゆる『超能力』の類が『猫』の姿で、
なおかつ自身に反抗的な形で顕現するというのは余りにも予想外だ。

予想できないから楽しくて、嬉しい。

「よろしくしてくれなくてもいいけれど、
 いやできたらして欲しいのは間違いないんだけれど。
 それでも、その、私の『お願い』を聞いて欲しいんだよね」

そっぽを向いた『猫』の視線の先に回り込むように移動する。
視線をその目と合わせるように。

「『取引』って言葉を使いたくないから『お願い』って言うんだけど、
 でも、うん。
 私に『要求』があるなら言ってくれたらいいよ。
 『猫さん』の事を抜きにしたって、私はこの夜この夢で、全部出し切るつもりなんだから」

言って、強く想う。
この『猫』と、『目を合わせよう』と。

川本は『スタンド』の『基礎概念』を知っている。
これが此度の自身の『スタンド』――『精神の像』であるならば、
果たして自分の『思い』を反映して動くのか。自身の操作の範疇にあるのか。
それを試す意味でも、想う。目を合わせて話をして欲しいと。

412夢見ヶ崎明日美『???』:2018/03/18(日) 23:34:05
>>410

この私に『鉄砲』の知識などあろうはずがない。
だが、『サブマシンガン』は知っていた。
なぜなら、映画の中に出てきたからだ。
そして、それを使っていた人物は冒頭の五分の間に死んだ。
縁起わるいぞ!!

「Bloody hell!(くそッ!)弾切れだ!『地獄還り』と呼ばれたオレの命もここまでか……!」

弾のない銃など単なるモデルガンにすぎない。
できることといったら、せいぜい銃で殴りかかることくらいか。
それに、たいしたリーチがあるわけでもないので、それほど有利でもない。
しかし、念のために確かめておく意味はある。
『マシンガン』で地面やらそこらの壁やらを軽く叩いてみて、『マシンガン』の強度を確認する。

マガジンに刻まれたマークの意味は分からない。
だが、弾がなければ撃てないであろうことは簡単に察しがつく。
つまり、この『マシンガン』を発射可能にするには、何らかの方法で弾を装填しなければならないと判断する。
そして、あの女は『扱いやすい』とも言っていた。
それを考慮すると、装填の条件はそれほど難しいものではなかろう。

「こうしておもいっきり振ったら、シェイクした炭酸飲料みたいに弾が溢れてくるとか?とか??」

おもいつきのタワゴトをほざきながら、マガジンをブンブン振る。
まぁ、こんなことやって出てくると思ってるほどハッピーな頭はしていない。
これで弾が溢れ出てくるんなら、今度から貯金箱をブンブン振ってみることにするわ。
明日から私もセレブリティの仲間入りだ。
パーティードレスを用意する必要があるかもしれない。

「――ま、いいか……」

手っ取り早くやってしまおう。
用土でも肥料でもなんでもいい。
どれかの袋に銃口を押し付けて、そのまま引き金を引く。
できるだけ音を消すことを考えてここを選んだが、弾が入ってないならたぶん気にしなくていいだろう。
さて、どうなるか。

413『オータム・リーブス』:2018/03/19(月) 00:12:56
>>411(川本)

 『……な なんだよ、お前……変な人間の女だな』

『別に、そんなに強く おいらに礼儀正しく接しようとしなくていいよ』

 『猫』は困惑したような顔つきで、少し川本に後退りしつつも
少しだけ不機嫌を払拭させた様子で応答した。
 『目を合わせて欲しい』と言う願いに、どうやら『猫』は『呼応』している。
完全なる『自立』はしていないらしいが、このスタンドには己自身の確かな『意思』も
間違いなく存在している。貴方の、その尊重する姿勢は。まず功を奏したと言える。


>この夜この夢で、全部出し切るつもりなんだから

 ピクッ『……フンッ それが、お前の流儀……考えか?』

『別においらには、特に何か欲しいものはないさ。スタンドだしな
けど……ヘンッ。その考えを通せるって言うなら、見せて欲しいもんだな』

 『猫』は、貴方の出したワードに対し明確に何やら反応した。


軽く前足を舐めつつ、四足動物は周囲を軽く警戒する……今の所貴方を
放置して何処かにフラッと行く事はないだろう。

 『で? どうすんの。ある程度事情は精通してるからさ。
――戦うんだろ? おいらは正直、面倒臭いけどね
猫の手も借りたいってんなら、まぁ ちょっとぐらいは良いさ』

 貴方を見上げ『猫』は軽口を叩く。

>>412(夢見ヶ崎)
【能力の推理に進展あり ロール途中で停止】

 コツコツ。

マシンガンを壁に触れて強度を確かめる。硬さは、一般的なモデルガンに近く
幾らかは頑丈だが、人が力いっぱいに何度も鉄などに叩きつければ破損しそうだ(パC)
  
 >こうしておもいっきり振ったら、シェイクした炭酸飲料みたいに弾が溢れてくるとか?

貴方は自分でも馬鹿けた事と思いつつ、マガジンを振る…………すると。

 キィィィンッ…… キィィィンッ……

…………『緑色の菱形』が、僅かに淡く光を発し点滅した。
そして、小さくも数字が発生する……『2』。

414川本連流『     』:2018/03/19(月) 21:58:05
>>413

「えっへっへ。
 どうだろねえ。私なんて人間の女のなかでは、ずっとずっと変じゃない方だと思うんだけどね。
 だけど良かったよ」

『変な女』と言われても、照れたように笑ってみせる。
『喋る猫のスタンド』に『変だ』と言われて、嬉しくないはずがないのだ。

「気持ちが通じたみたいで、良かったよ」

『猫』を尊重する気持ちが『通じた』のか、
『目を合わせる』という思いが『通じた』のか、
あるいは両方ひっくるめてか。ただ『良かった』と思う。
少なくともある程度は、こちらの意を汲んで動いてくれる。そういう『スタンス』なのだろう。

「だから『欲しいものなんて無い』なんて言わないでよ。
 私はお願いをきいてもらうんだから、そのお返しがしたいんだよ。
 何も思いつかないっていうんなら、この最高の一夜のうちに、考えてくれたらいいよ」

そこまで言って立ち上がり、改めて周囲に目を向ける。
愛らしい猫とふたりっきりの蜜月というわけでもないのだ。
『対戦相手』に動きがないか、なにか変化や違和感は感じないか、
最低限の注意を払う。

「だけどそう。その通りなんだ。
 事情を分かってくれてるみたいで本当に嬉しいよ。
 つまりここからが私の『お願い』なんだけど」

もはや『猫』と目を合わせる事はなく、目線をぐるりと巡らせながら、言う。

「私はこれから戦うからさ。
 ちょっと、手伝って欲しいんだよね。
 君のできること、得意なことで、私の戦いを助けて欲しいんだ」

言外に『何ができるのか』『何が得意なのか』と問いかける。
先刻と同様の要領で、『答えて欲しい』と思いを募らせる。
まずは直接、聞いてみるのが早いと思ったのだ。

「お願いだよ。
 ふたりでさ、とびきりの夜にしようじゃない」

415夢見ヶ崎明日美『???』:2018/03/19(月) 22:24:40
>>413

強度は頼りない。
これで殴りかかるのは控えた方が良さそうだ。
もっとも、自分のコブシで殴るよりはいくらかマシだろうが。
そういえば、これは『実体化』しているんだろうか。
念のために透過を試み、実体化しているかいないかを確認する。

「――ふぅん」

「『パーティードレス』用意しなきゃ」

『振った』ら、『緑色の菱形』に、『2』が出た。
今の手がかりはこれだ。
ところで、さっき私は『何回マガジンを振ったか』思い出す。

そして今度は、マガジンを『軽く』二回振ってみる。
数字が変わるのか、それともそのままか、あるいは別の変化が起きるのか。
ひとまず、それをチェックする。

続いて、バットを素振りするようにマガジンを横方向に『全力』で一回振る。
これで、数字の変動に影響を与えるのが『回数』なのか『強さ』なのかを確認する。
それと、もう一つ確かめたいことがある。

    スゥゥゥゥゥゥ……
             フゥゥゥゥゥゥゥゥゥ――ッ

大きく息を吸い込み、バースデーケーキのロウソクを吹き消す時のように、マガジンに強く息を吹きかける。
マガジンの方は動かさずに固定したままでだ。
その後に変化があってもなくても、一旦マガジンを『マシンガン』に戻す。
そうすることで、『マシンガン』にも何か変化がないかを確かめる。
早くブッ放したいところだけど、ここは慎重にいこう。

416『オータム・リーブス』:2018/03/19(月) 22:58:41
>>414(川本)

『何だい ヘラヘラしちゃってさ……やっぱり、変な奴だ』

『欲しいもの? …………スタンドにそんな事聞くなんて
やっぱり、お前ってば改めて言うけど すっごく変だ』

猫は、人間ならば怪訝な表情であろう目つきをしつつ貴方を見つつ呟く。
 だが尻尾の振り方や口調から、本心で嫌っての言葉ではない。

>君のできること、得意なことで、私の戦いを助けて欲しいんだ

『おいらの得意な事? そりゃ、おいらは猫だぜ? 武器って言えば【コレ】さ』
  ニュ キ……。   ガガガリィ゛

『猫』は片手を掲げる、肉球から飛び出てくるのは鋭い『黒い爪』だ。
とは言うものの、一般的な猫の爪と同じ、約一センチ程度だ。
 それで、おもむろに地面をゆっくり引っ掻く。地面は浅くだが、軽く抉れた……。
小さいながら、その強度はどうやら鉄に等しい(パB)強度を持ち合わせている。

だが、それはスタンドのスペックの一端だ……これだけでは『能力』と言えないだろう。
  
『まっ、おいらのすばしっこさと、この爪があれば大抵の奴なんて余裕さ。
けど、お前はおいらに お手伝いをして貰いたいって言うんだろ?
 ……何を手伝えって言うんだい?』

もし『戦え』などと言う単純な命令ならばスタンドプレーに走ってた可能性もある。
 そう言う意味で、川本の態度は【ファインプレー】だ……今の所、『猫』は
君の意思に未だ順応ではないものの協力の意思を示している。

>>415(夢見ヶ崎)

スタンドの『透化』は問題なく行える、これは貴方の『ドクター・ブラインド』と同じく
一般人には干渉しえないスタンド器具だ。『実体化』はしてない

『マガジン』を振ったのは大抵十回前後だった。そして、当然
何度も往復するように振れば、だ……。


貴方は『マガジン』を数回振って。また、全力で一度振った。
 ……前者では無反応だったが、後者でまたエメラルド色の菱形は強く点滅した。
そして、劇的な反応はこれからだった。

 >フゥゥゥゥゥゥゥゥゥ――ッ 
    
  ――キィィィィ――ッン!!

……緑色の中に表示される数字が瞬く間に『5』へと変化する。
 それと同時に、マガジン全体に淡い粒子が舞うような感じがした。謂わば『装填完了』か

最初に振った時も、それにより『風』が発生した。
 そうだ……『緑』は『風』に反応している。

マガジンを『サブマシンガン』に装填した。今の所、銃器に目立った変化は起きてない。

417川本連流『     』:2018/03/19(月) 23:26:40
>>416

「ふ、う――ん。
 私が『変』に見えるっていうならさ、
 それは多分、私が『スタンド』ってやつの事を、
 やっぱりよく分かってないからなんじゃないかと思うんだよね」

『スタンド』の扱いが分からず、距離感が分からず、
殊更に対等以上の相手として会話を求める。そういうきらいが『川本』にはあった。

「でもって『猫さん』、さすがだね。
 素早くって、鋭くって、確かにそれで充分って感じではあるんだけど」

言いながら、地面の『爪痕』を見遣る。
目で見て分かるような変化は認められるだろうか。

「『他』もおおむね、『猫さん』って感じでいいのかな。
 耳がいいとか、鼻が利くとか……暗いところで目が見えるとか。どうなのかな」

『猫』と自身に五感の共有がない以上、
『見え方』『聞こえ方』『感じ方』に相違がある可能性はあるだろう。
これも基礎スペックの一端だとしても、確認しておきたいところだ。

「具体的に『お願い』をするには、ちょっと色々足りない感じではあるんだけど。
 でも、そうだね。試してみようか」

先の『キーワード』への反応も気になる所ではある。
額の痣が『三日月』のモチーフだと仮定すれば、『夜』か『夢』が妥当なところだとは思うが。

「まず、『対戦相手の居場所が知りたい』んだ。
 ほら、ヒゲの感度とかでさ、分かったりしないものなのかな」

どこまで『お願い』できて、どこまで『聞いてもらえる』ものなのか。
浅いところから試してみよう、と思う。

ちなみに、家電売場の『テレビ』のなかで、
ディスプレイ用に電源が入れられ、なんらかの動画を流しているものはあるだろうか。
今更ではあるけれど、念の為確認しておこう。

418夢見ヶ崎明日美『???』:2018/03/19(月) 23:34:22
>>416

「うんうん――」

「この世界でも、『アリス』のカンはなかなか冴えてるじゃない」

「――ねえ?」

これで条件の一つは確定した。
『菱形』は『四つ』ある。
『菱形』一つにつき『5』ということは、最大で『20』という可能性が高い。

残りの三つの条件はまだ不明だが、その内の一つが分かったなら、あとの三つもその内わかるだろう。
『緑の菱形』は風を象徴している。
そして、風を含む四つのものが、この『マシンガン』の力の源であることは確実だ。

          「さぁて」

弾が入った『マシンガン』が手元にある。
なら、やることは一つしかない。
反動に備えて『マシンガン』を両手で構え、狙いを定める。

   「じゃあ、どうなるか見せてもらおっかなぁ???」

用土か肥料の袋に向けて、少し離れた位置から『発砲』する。
まず、銃口から何が発射されるかを見る。
そして、それが当たったらどうなるかを確かめる。

419『オータム・リーブス』:2018/03/20(火) 00:02:05
>>417(川本)

地面に付いた爪痕、それには今の所特に変化はない。普通の猫の引っ掻きあとより
深いが、それだけだ。

 『猫さん 猫さんって いちいち、そう呼ばれたくもないね。
おいらには ご主人様から名付けられた 立派な名があるんだ。
 …………うん おいらには立派な名があったんだ』

 貴方の言葉に、皮肉気に返答をかえし……そして、急に地面を見つめ
言葉に力がなくなった……どうやら、何かこのスタンドの背景か過去に
関わるものに抵触したようだ、そして変化が起きる。

 ――スゥ……。

灰色かかった猫の体毛が、全て黒く変化していく。グレーの猫が、今や黒猫だ。
額の円弧の黄色い痣は特に変化しえていない。
 その変化に対して猫は無反応だ。貴方の言葉にゆっくり首を向ける。

『ん? あぁ……敵を見つければいいのか?
 なら、ちょいと高い所に跳ぶさ。髭は大事なもんだぜ、けど それだけさ』

 タンッ  タンッ……。

猫は跳躍する。平均的な猫としての敏捷さ(スB)で家電製品が陳列している棚を踏み台にして
一番上を見渡す。そして、直ぐにタンッと貴方の足元に再度舞い降りた。

 『土がいっぱい積んでるところに人影があったぜ』

 タタタタタタン……。

『猫』の報告と共に、肥料などのある出入口付近より、連続して銃声のようなものが貴方の耳に聞こえた……。

>>418(夢見ヶ崎)

 ――ダダダダダダンッッ!

 引き金を引く、肥料の入った袋へと狙いを定めて。短い時間ながら手を揺らす
決して弱くない振動と、そして轟音が発生する。
 これが本当のサブマシンガンなら、土袋に鉄の鉛玉が何発も命中して土砂が撒き散る事になる。
 だが、貴方の視界の中で起きたのは……不思議の国のアリスのように『ファンタジー』だ。

    フワフワ   フワフワ
 フワフワ    フワフワ    フワフワ
   フワフワ フワフワ   フワフワ

……『妖精』だ。
 全体的にエメラルドグリーンで出来た、透明な羽を生やす正しく一般的な想像通り
その妖精が総勢『500』、貴方の眼前で踊るように宙を舞っている……。

 『メイレイヲ』  『メイレイヲ』   『メイレイヲ』
      『マスター』   『 ワタシタチヘ』
 『メイレイヲ』   『マスター』

 妖精達は、口々に貴方にそう唱えてくる……。

420川本連流『     』:2018/03/20(火) 22:48:29
>>419

「『引っかくことでどうこう』って感じじゃあ、ないわけだ」

『爪痕』の様子を見て一つ呟く。
続く『猫』のリアクションを、その体毛の変化を見て取って、更に『猫』へと言葉を掛ける。

「呼ばれたい名前があるんならさ、
 教えてくれてもいいんじゃないかって思うんだけど。
 そんな気安い『スタンド』じゃあないってことなのかな。

 それにしたって『ご主人様』か――」

『ご主人様』。
先も耳にしたフレーズだ。
この『スタンド』の元々の『本体』が『そう』なのだとして、
『そういう関係』なのだとして、その辺りが『能力』に関わってくる可能性はある。
ある、が。

「――ま、今回は『私と』なんだしさ。
 もっと気楽な感じでこう、ね。
 『パートナーシップ』、『フレンドシップ』で行きたいじゃない。
 そんでもってさ」

あくまで対等公平で、やってみたいと思うのだ。

しかし体毛の変化……単に『テンション』で『色』が変わるだけということもあるまい。
外見以外の変化があって然り、と考え、もう一つ試してみる。

「さっきの、もう一回、見たいんだよね」

『床を爪で切り裂く動き』。
再びそれを行うよう、目の前の『スタンド』へと念じてみせる。

『猫』からの『報告』と『銃声』で対戦相手の居場所を大まかに捉えた川本はしかし、
その場を特に動くといったことはない。

---------------------------------------------------------
>ちなみに、家電売場の『テレビ』のなかで、
>ディスプレイ用に電源が入れられ、なんらかの動画を流しているものはあるだろうか。
>今更ではあるけれど、念の為確認しておこう。
---------------------------------------------------------

>>417のこの辺を確認してから考えても、
まあ遅いということはないんじゃないかと思うわけだ。

421夢見ヶ崎明日美『???』:2018/03/20(火) 22:58:11
>>419

       「 う ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ ッ 」

     「まったく、こいつはとんでもないじゃじゃ馬だぜ!!」

実物ではなくスタンドとはいえ、映画の中で観た以上の迫力を感じる。
今の発砲で、こちらの居場所とスタンドが銃であることを知られただろう。
まぁ、それはしかたない。
同じ店の中にいることは分かっているのだし、バトルが始まればスタンドヴィジョンはすぐにバレてしまう。
それが少し早まっただけだと思えばいい。

            「 お? 」

            「 お?? 」

            「 お??? 」

しかし、これにはさすがの『アリス』も予想外。
まさか『マシンガン』から『フェアリー』が出てくるとは思わなかった。
これ、『マシンガン』の形した『魔法のランプ』だった?

『魔法のマシンガン』――無骨でありながらファンタジックなこの響き。
いうなればスイートとクールが混在した『甘辛コーデ』!
今春大注目のトレンドはこれだ!みんな乗り遅れるな!

     「『アリス・イン・ドリームランド』――」

     「そのタイトルにピッタリのキャスティング」

                「――楽しくなってきた」

とりあえず肥料の袋はどうなっているかを見る。
普通ならズタボロなんだろうけど、まったくの無傷なんだろうか?
それと、銃口から弾の代わりに『妖精』が発射されたということなんだろうか?

「『なにができる』の?」

「何十kgもある荷物を持ち上げるとか、
 100mを五秒で駆け抜けるとか、
 目を閉じたまま指先の感覚だけで針穴に糸を通すとか」

「――できる?」

まず、基本的な部分を確認する必要がある。
ようするに、『力があるか』、『素早いか』、『器用か』の三点だ。
この質問には、『妖精』と『意思の疎通』は可能かどうか、『妖精』の知能はどれくらいかを確かめる意味もある。
あと、『妖精』の『サイズ』はどれくらいだろうか。
それから、『妖精』と私の間に『感覚の共有』はありそうだろうか。

「とりあえず、私の周りを見張っててくれる?」

「『何か動くもの』が見えたら、こっそり教えてよ」

質問の答えを確認してから、『妖精』に命令を出す。
さっきの銃声を聞いた相手が様子を見に来てもおかしくない。
『妖精』の数は多い。
『数が多い』ということは『目が多い』ということだ。
それを有効活用させてもらう。

「――あと、『名前』教えて」

『500』ということは、『1』につき『100』で間違いない。
つまり総勢で『2000』と考えられる。
発射してしまった今、たぶんマガジンは空になっているんだろう。

マガジンを取り外して、『緑の菱形』から数字が消えているかどうかを確認する。
そういえば、私は自分の意思で全弾撃ち尽くしたんだろうか?
たとえば、『一発だけ撃つ』とかの微調整はできそうだろうか。

422『オータム・リーブス』:2018/03/21(水) 00:22:00
(※双方に、描写抜けがあり。謝罪と共に前レスで抜けたレスを行う。
尚、どちらにも其の影響で進行に不利な事にならない事を誓う)

>>420(川本)

電化製品コーナーに陳列されてるテレビは、主に全てが特定チャンネルで流れる
水槽を泳ぐ金魚の映像が流されている。あとは一定のBGMといったところか。

>呼ばれたい名前があるんならさ、
>教えてくれてもいいんじゃないかって思うんだけど

『【ドライ】って愛称で呼ばれてたよ。ははっ お似合いだろ』

>さっきの、もう一回、見たいんだよね

 『・・・・・・しょーがないなぁ』  ギャ  リ゛ィ

『猫(ドライ)』は貴方の言葉、意志に添って地面を引っかく。

依然、引っ掻いた痕の地面が変化を及ぼすように見えない。
ただ、最初の予行演習と異なり。上から見てV字型に今度は描かれている。

描き手の主は、軽く周囲を見渡しつつ爪を舐めつつ嘯く。


『一つだけじゃ【駄目】さ
  マーキング
着陸地点を地面より上に作らないとね』


>>421(夢見ヶ崎)

夢見ヶ崎が先ほど(>>419)目撃した詳細は。
 肥料袋に、向けて放たれたサブマシンガンの銃口から次々と
水平でなく、真上に向かうようにして舞った直系5mmか、それ以下のサイズの
妖精の群体だ。肥料袋に直撃することは無かった、『魔法のランプ』
その言い回しが正解に限りなく近い表現と言える。

>『なにができる』の?

『重いの 持てない』  『モテナイ』 『持てない』 『モテナイ』

『速く 飛べる』 『飛べる』 『トベル』 『飛べる』

『糸? 糸 イト・・・・・・』 『トオセル?』 『トオセルカモ』 『トオセナイカモ』

 質問に対し、大勢が口々に互いに囁きあったりするが。大まかに言えば
重いのは持てない 速度は保証できる 器用さは実行しないと不明な形だ。

 感覚の共有はない。ただ、貴方の吐息を元に出来た風の妖精だからか
多少生暖かい感じが、妖精達からは仄かに感じられた。

 >私の周りを見張っててくれる?

『イイヨ』 『ィィョ』 『ウン』  『ミハルヨ』 
   『ヤルヨ』   『フフフ』 『ハイ』

返答の仕方に差異はあれど、全体的に肯定の合唱がなされて妖精達は
貴方の周囲3m範囲を舞うようにして飛び交っていく・・・・・・

>『名前』教えて

『ナマエ ――シルフ』

 ・・・・・・マガジンを取り外す。緑の菱形から数字は消えていた。
『一発だけ撃てる』かは・・・・・・再装填をしない限り、まだ不明だ。

423『オータム・リーブス』:2018/03/21(水) 11:04:14
>>421(夢見ヶ崎)(追記)

『妖精』の個々の『知能』であるが。多少の差異はあれど
人間の幼稚園児程度に思える。

424川本連流『     』:2018/03/21(水) 23:17:03
>>422

「『ドライ』」

『猫』に告げられた名を、繰り返し呟いてみる。

「『ドライ』、ね。
 うん。それが愛称っていうなら、私もそう呼ばせてもらおうかな。
 『お似合い』かどうかはまだなんとも、って感じだけれど」

文字通り『ドライ』な猫なのかどうかについては、
この戦いが終わるまで保留にしておこうと川本は思う。
意外と親身な、『良いヤツ』なんじゃないかと思える部分もあったりするのだ。

例えば。

「――それが『ヒント』ってことなのかな。
 その『爪痕』が『マーキング』で、ええと、『着陸地点』?
 地面より高いとこに『着陸』っていうのはどうなんだろね」

こうして色々、教えてくれるところとか。

「聞いちゃった以上は試さないわけにもいかないよね。
 だからやっぱりその通りで、『高いとこ』を『引っ掻いて』もらいたいんだけど」

具体的には先程『ドライ』が足場にした、『家電製品が陳列している棚』。
その棚の『天板』を引っ掻くように指示したい。

「お願いだよ。
 向こうなんて『銃』撃ってくるみたいだし、おっかなくってしょうがないんだ」

425夢見ヶ崎明日美『???』:2018/03/21(水) 23:28:30
>>422

命令は簡単にする必要があるようだ。
幼稚園児並みの知能では、あまり複雑な内容を実行することはできない。
今、『同レベルだからちょうどいい』とか言ったやつ出てこいよ!

「よし、任せた」

パワーは人間以下、スピードは人間以上、器用さは未知数。
それだけ分かれば、とりあえずはいい。
あと気になるのは能力の方だ。

「ところでキミたち、まだ『何か』できるんじゃないの?」

「たとえば『風を起こせる』とか、そういう『特別な力』みたいなモノがさぁ」

私の『ドクター・ブラインド』は、俊敏な動きと正確な動作が可能で、鋭い爪と超人的な感覚を備えている。
しかし、それらは能力ではない。
『ドクター・ブラインド』の能力は『五感の移植』だ。
それと同じように、この『シルフ』にも何か能力があるはずだ。
聞いて分かるのなら、それが一番手っ取り早い。

「――で、やっぱ『カラ』か」

         フゥゥゥゥゥゥゥゥゥ――ッ

先程と同じように、マガジンに息を吹きかける。
今は『シルフ』が発現中なわけだが、その状態で風を浴びせても装填はされるのかどうか。
されるんだったらしといた方がいいだろうが、これはどっちでもいい。
あと、もう一つ試したいことがある。
残り三つの『条件』についてのことだ。

「『用土』ってようするに『土』だよねぇ?」

「だったらさぁ――」

『ドクター・ブラインド』の爪があれば楽だが、今はないので代わりに自分の爪を使って用土の袋に穴を開ける。
そして、その穴にマガジンを思いっきり『ブッ刺す』。
つまり、マガジンが『土に埋まる』わけだ。
何が起きるか?何も起きないか?
それはすぐに分かる。

426『オータム・リーブス』:2018/03/22(木) 19:07:29
>>424(川本)

 >『高いとこ』を『引っ掻いて』もらいたいんだけど

『フンッ お願いなら仕方がないさ。けど 勘違いするなよ?
誰にだってほいほい 命じられたからって、おいらが簡単に承諾する奴だってな』

 ピョーン  ガリィ      キラキラキラ

 『ドライ』は、その跳躍力を活かして天板へと着陸すると、直ぐに天板を引っ掻く。
貴方の頭上で行われてる事柄ゆえに、模様までは不明ながら恐らく地面のタイルで
やったようにV字型なのだろう。そして、再度軽やかに地面に着陸する。

 と、同時に……地面に描いたマークは仄かに銀と黒を混じるように輝き始めた。

『能力が見たいんだろ? なら、やってやるさ
――【シルバー・ストリーク】』    ズ  オォ―ンッ

 地面に描いたV字に合わさるように、跳躍する体勢へと『ドライ』が移ったと
貴方が認識した瞬間、スタンドは『黒い霧状』へと変形して天板へ移行する。
 スピードも中々『スB』のもので、貴方そちらへ目にした時には
自慢気に笑うような顔つきで話しかけていた。

『どうだ。おいらはマーキング(引っ掻いた部分)をした場所へと煙になって
移る事が出来るんだ。移動してる間は、おいらを誰も傷つける事だって出来ないぜ』

【シルバー・ストリーク】……マーキングした場所に、無敵状態で跳び移れる。
なるほど、確かに強力な能力だろう。

 猫の額を見ると、変化に気が付ける。……円弧の黄色い痣は『半月』に何時しか変わっていた。

>>425(夢見ヶ崎)

 >キミたち、まだ『何か』できるんじゃないの?
>『風を起こせる』とか、そういう『特別な力』みたいなモノがさぁ

シルフ『……?』 『??』   『トクベツ?』

命令に応じず……意図的に貴方と質疑応答する為に残ってたのか
不明ながら残留していた十数匹の風の妖精達だが、貴方の言葉に対して首を傾げるばかり。
 これは、元よりそう言った力がない。と言うより、質問に対する回答を理解してない感じだ。

そんな妖精達を傍らに、夢見ヶ崎はマガジンに息を吹きかける……『無反応』だ。
 そして、適当な園芸用土にマガジンを突っ込んだ時にだ……二つの反応が起きた。

   シュゥゥ……。

まず一つ目の反応は、シルフ達の『消滅』だ。3m範囲、それ以外にも
別の遠くへ飛び交っていた妖精、目前に居た子達も緑色の光を一段と輝かせ消える。
 特に外部で何か起きた様子もない事から、『時間切れ』の可能性が高い。
発現から消滅までの時間は『一分』かそこらと言ったところだ……。

さらに、二つ目の反応であるが。

  ――キィィィィィ――ッン!!!

風の妖精達が消えた直後、マガジンの茶色の菱形は強く反応する。
直ぐに数字の『5』が浮き出た。

427川本連流『     』:2018/03/22(木) 22:55:19
>>426

「そう言いながら、私のお願いは聞いてくれるってんだから。
 えっへっへ。こんな嬉しい事もないよね」

心底嬉しそうな笑い声を漏らしながら、棚の上へと飛び乗る『ドライ』を見守る。
するとどうだろう。地面の『爪痕』が輝き、更に『ドライ』が『着陸し』――

「へ、ええ――」

『霧』へと変じるそのさまを見て、驚きつつも感嘆するような声を上げる。

「――すっごいねえ。
 まさしく『無敵』って感じだよ。
 そっか。こういうのを『能力』とか言うんだよね。
 『爪痕』から『爪痕』へ、『霧』になって移動する……のかな。
 『地面より上』にマーキングが必要ってのはどうなんだろうね。
 例えば煙が上るみたいに、『上昇』しかできないとか、あるのかな」

言って、再び念じてみよう。
今度はそう。再び【シルバー・ストリーク】で、地面の『爪痕』へと移動するように。

併せて、『額の痣』を改めて注視する。
『使用回数』の類か、あるいは他のなにかか。
ある程度試してみないことには判断のつかないところだ。

428夢見ヶ崎明日美『???』:2018/03/22(木) 23:07:21
>>426

能力に対する質問は『妖精』には通じなかった。
聞き方が悪かったのか、『妖精』達には難しい質問だったのか。
つまり、私の方が賢いってことだな!
よし、私は幼稚園児レベルじゃないぞ!
まぁ、それはおいといて。

                 「???ん???」

          「――ナルホド」

   「『二つ』分かった」

『シルフ』の消え行く様を見届け、ぱちぱちと目を瞬かせる。
少なくとも、『シルフ』が出ている間は『風のリロード』はできないことが分かった。
同時に、『妖精』の持続時間は一分間ということも判明した。
これらを念頭に置いて行動しなければならない。
そして、それ以上に重要なことが他にもある。

「――だよねぇ?」

「やっぱり『土』に反応すると思ったよ」

ドリームランド       アリス
「『夢の国』の冒険でも『私』のカンはゼッコーチョーってね」

想像した通りの光景を見て、ニヤリとほくそ笑む。
これで『マシンガン』の『装填条件』は把握できた。
『風』と『土』を含む『四つのモノ』――つまり『アレ』ってこと。
まぁ、とりあえず『装填』したんだから、どんな『妖精』が出てくるか確かめとかないとね。
両手でしっかりとマシンガンを保持して、肥料袋の周辺に『発射』する。
あと、店内の方で何か動きがないかどうかも目視確認しとく。
見張っていた『シルフ』達の報告がなかったから、まだ目立った動きはないとは思うけど。

429『オータム・リーブス』:2018/03/22(木) 23:33:46
>>427(川本)

>煙が上るみたいに、『上昇』しかできないとか、あるのかな

 その言葉と、念じに対して『ドライ』は少し真顔になる顔つきをしてから
フンッと鼻を鳴らしつつ呟く。

 『ヘンッ スタンドにヘラヘラしてる奴だってのに、妙に鋭いところもあるんだな』

 ズオォ…… スタッ……。

『ドライ』は、天板の上で跳躍姿勢に移ると。再度先程のように【シルバー・ストリーク】を
展開させた。黒い煙は、一筋の細い煙の筋を後尾に残しつつ地面へ再び高速で着地する。
 どうやら上昇下降に関係なしに、爪痕から爪痕に対して移動は可能らしい……。

『ドライ』の発言に能力を誤認する訳でなく、全貌を紐解く貴方。そのスタイルに対して
スタンド自体も多少は『認める』反応を起こしている。……『額の黄色い痣』は半月から
多少僅かに大きくなったような気がしないでもない。

 『一つだけ教えておいてやるよ。【シルバー・ストリーク】の能力はただ単に
無敵で移動できるだけじゃないって事をな。けど、あとは自分で推理しろよ。
 ――全部出し切る。って言うのは、その気楽そうな頭に入ってる脳味噌を
全部振り絞るって事だって、受け取るぜ?』

タタタタタタ……

また、入口の近くで連続して銃声が聞こえた……。

>>428(夢見ヶ崎)

――ダダダダダッ!!

 『……ソトダ』 『ソト〜』 『ネムイ……』 

 次に放たれたのは、大まかに茶色い。貴方の予想は的中している
『土の妖精』が全体的に茶褐色で総勢500でサブマシンガンの銃口から飛び出す。

 ただ、風の妖精と大きな差異がある。最初の妖精達は極めて『気分屋』な雰囲気があった
幾らかの個体は、貴方の見張りの言葉に反して別の場所を舞ったり探検したり。貴方と
会話する為に残ったりと、幾らか指示に従わない部分が存在したのを覚えてる。
 それに比べれば、この土の妖精達は全体的に『おっとり』している。
 ホームセンターの電灯の光を浴びつつ、緩やかに舞いながら貴方の指示を受動的に待っている。
直ぐに何処かへ行ったりするような個体は全体的に存在しないのが解る……。
 
店内を見渡すが、特に今の所可笑しな様子は見受けられない。相手も、まだ
自分のスタンド能力を理解しようとしてる最中なのかも知れない。

430川本連流『     』:2018/03/23(金) 22:12:51
>>429

地面への転移を披露する『ドライ』を見て、再びにっかりと笑みを浮かべる。
『猫』の額の半月とは対照的な、三日月型の笑み。

「『上下の区別は無い』んだね。
付き合わせちゃって悪いとは思ってるんだけどさ、
でもやっぱり、色々試してみるのがいいのかな」

さて、上昇下降の如何を問わない『能力』なのだとして、
先刻の『ドライ』の、『地面より上に』云々の発言は依然として謎のままとなる。

「私としてはさ、『ドライ』がまるっきりのデタラメを言うってのは、
ちょっと信じられないんだよね。
だから」

言葉を中途で唐突に切り、作業用品売り場側へと小走りに移動する

「『ドライ』はそこで待機して、『もう無理』ってとこまで私が来たら、
私に追い付いて、そこで『床』を『引っ掻いて』欲しいんだ。
そこからその『床』の、今の『マーキング』まで、『戻って』みてくれるかな」

川本は、『スタンド』の『基礎概念』を知っている。
故に、狙いは3つ。
『猫』の像との『射程距離』。
同じく『マーキング』の『射程距離』。
あわせて、『同一平面への移動の可否』。

「無駄な事してるかもって自分でも思うんだけどさ、
それでもこういうの、やった方がいいと思うんだよね。
私たちってほら、『シュジューカンケー』じゃあないわけだから」

『パートナーシップ』、『フレンドシップ』と決めたのだ。

「だから一緒に無駄な事、楽しんで欲しいんだよね」

431夢見ヶ崎明日美『???』:2018/03/23(金) 22:38:40
>>429

    「『土』から生まれるのは『土の妖精』――『トーゼン』だね」

               「 『四大元素』 」

            「――っていうんだよねぇ?」

『四大元素』――科学が発達する近代以前に、この世界を構成する存在として考えられていた四つの要素だ。
それらは、『風』、『土』、『水』、『火』の四つから成ると言われていた。
この『マシンガン』は、マガジンから『四大元素』を取り込み、それを『妖精』という形で放出する。

この点に関しては、まず間違いないだろう。
『魔法のマシンガン』という名前も、あながち的外れではなかったようだ。
あるいは、『錬金術のマシンガン』と呼んてもいいかもしれない。

それが分かったのは、『エレメンタル・フォースⅡ』のお陰だ。
星見横丁のゲーセンで稼動している、『四大元素』をテーマにした体感型アクションゲーム。
この前それをやっていたから、すぐにピンときたのだった。

「キミたち、力持ち?大きな石とか運べるかね?」

「あと、『シルフ』みたいにビュンビュン飛んだりできる?」

とりあえず、『力があるか』と『素早く動けるか』の二点を確認する。
『器用か』という部分については、やってみないと分からないようなので、今は省く。
『妖精』によって基本的な性質にも変化があるのなら、知っておかなければならない。

「とりあえず、キミたちも私の周りを見張ってて」

「あと、『名前』教えてよ」

『シルフ』に命令したのと同じように、『土の妖精』に周りを見張らせる。
その間、ポケットに入る程度の手頃なサイズの容器を探す。
『妖精』を呼び出すための土を詰めて携帯しておくためだ。
容器が見当たらなければ、持っているハンカチの中に土を包み、四隅を縛って零れないようにする。
それが済んだら店内に戻る。
手頃な容器が見つかっていなかったのなら、花苗周辺で容器を探して、そっちに土を移しておく。
それが終わるか、やる必要がなかった場合は、サービスカウンターの前を通って、お酒のコーナーへ向かいたい。

432『オータム・リーブス』:2018/03/23(金) 23:16:01
>>430(川本)

>無駄な事してるかもって自分でも思うんだけどさ、
>それでもこういうの、やった方がいいと思うんだよね

『ヘンッ 何言ってんだ。お前のやってる事は【試行錯誤】って奴だろ?
無駄な事なんかじゃないじゃないか』

 貴方は小走りに家電製品から作業用品売り場へを移動する。
『ドライ』は暫くそれを見てから声を上げる。

『おっと、そこでストップだぜ。そこが限界だ』  その距離は十メートル。
貴方に対し離れようとする仕草をするが、無理だと首を振る。射程距離は『十メートル』だ。

そして、地面を引っ掻くと俊敏に貴方の元に戻りマーキングを再度行う。
 跳躍態勢に移るが……爪痕に黒と銀の輝きは生まれない。

『まぁ 駄目だね。ご主人も試してくれたが、平面だと上手くいかない。
地面と壁だったり、さっき見たいに高低差があれば出来るけど……何でなんだろうな』

これに対する理由は、『ドライ』も持ち合わせてないらしく。悩む素振りを見せる

『……まぁ、悩んでも仕方がないか。次は何をするんだ?』

>>431(夢見ヶ崎)

 エレメント。火・水・土・風……その解釈は恐らく正しい。
君の言葉に対し、土の妖精は眠たげにゆったりとした感じで答える。

 『……ンーー……ノーム』 『しいて言うなら……くっ付くのが 得意』

 土の妖精は、周囲を飛び回り様子を観察する。全体的に統率されてるが
動きは風の妖精に比べればゆったりしてる『スC』

 夢見ヶ崎は、適当な小さめの。花苗の土を移す為に使う為のバケツだろう。
それを見つける事が出来た……。

 そして『酒コーナ』に移動する。『土妖精』達も、それに合わせて移動を開始した……。

433川本連流『     』:2018/03/24(土) 23:07:32
>>432

「『試行錯誤』ね。
うん、それは確かにだよね。
そういうところがやっぱり、良いヤツだって思うんだけど」

分かったことは3つ。
『射程距離』は10メートルで、『移動』には『高低差』が必須で、
『ドライ』はまるっきりのデタラメを言ったりはしない、ということ。

「それと『壁』でも行けるってのは、いいこと聞いたよね。
次にするのは、ええっと、『爪痕』の『射程』なんだけど」

『家電製品』売り場へとてくてくと歩み戻り、
『棚の天板』の『マーキング』を『ドライ』に確認してもらおう。
『10m』を超えた所で、爪痕も消えてしまうものだろうか。

「それともう一個、これはダメモトなんだけど」

次いで、『家電売り場』に陳列された『スマートフォン』を手に取り、
『ドライ』に『引っ掻く』ようお願いしよう。

「その『マーキング』、持ち歩けるか試してみたいじゃない。

434夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2018/03/24(土) 23:23:59
>>432

『ノーム』のスピードは『シルフ』に比べて遅い。
やはり、基本的な動きも『妖精』によって違うことが分かった。
本格的に対戦が始まるまでに、全ての『妖精』の性能を把握できればベストだ。

「ほうほう、『ノーム』ね」

「――じゃ、ちょっと私にくっついてみてくれない?」

その辺の棚とか商品でもいいが、やっぱり生き物に対して試してみるのが一番分かりやすい。
いわば『人体実験』というところだ。
そこまでの危険はないだろうし、問題があったら離れるように命令すれば済む。

バケツはポケットには入らないだろう。
できればポケットに収まる程度の小型の容器が欲しかったが、見つからなければ小さなバケツでも構わない。
その中に土を移して、腕に引っ掛けてぶら下げておく。
そういえば、サービスカウンターにビニール袋とかなかっただろうか?
あれば、その中に土を移しておきたい。

「広い意味でいうなら――『お酒』も『水』だよねぇ?」

「それなら『召喚可能』ってことになるんだけど」

お酒コーナーから、ポケットに入る程度の大きさで、口の広い容器に入った酒を探す。
見つかったらフタを開けて、酒の中にマガジンを突っ込む。
それによって発現中の『ノーム』が消えては困るので、念のため『ノーム』の『くっつき』を確認した後で行いたい。

435『オータム・リーブス』:2018/03/25(日) 00:04:13
>>433(川本)

>そういうところがやっぱり、良いヤツだって思うんだけど

『ハンッ! おだてたって、おいらがペラペラ能力を明かすと
思ったら、大間違いだぜ』フーッ

>『壁』でも行けるってのは、いいこと聞いたよね

『と言うより、元々壁とかにマーキングして使ってたよ。
ご主人は…………うん、そうやって使ってた』

 『ドライ』は、能力について説明しつつ、少しばかり悲哀を帯びた
口調で髭を垂れ下げて、地面を見る。

 『……んっ、あぁ。マーキングが消えてるかどうか ね』

 タッタッタッ

 『消えてないぜ。安心しろよ 床壁の修理費が嵩むだけで
痕は幾らでも射程内なら有効活用さ。破壊されない限りは』

 天板の爪痕(マーキング)は消えていない……説明通り
【シルバー・ストリーク】の射出・着陸のポイントは『ドライ』の
射程内であれば、どちらとも高低差の条件さえクリアすれば使用できそうだ……。

 貴方は、『スマートフォン』を提示する。

 『ドライ』は、何やら思惑ありげに一瞬川本を見つつも
素直に、片方の爪でスマートフォンに傷を付ける。

  『戦うんなら、もっと色んな場所にマーキングしとくべきだと
思うけどな。おいらの能力は、戦闘中にやると少々隙になるから』

 
>>434(夢見ヶ崎)

サービスカウンター。そちらにも問題なくビニール袋は置いてある。
貴方はそれをバケツの中に入れる(※嵩張るもので無いので
個数の指定は記入してないが、もし複数欲しいのなら次レスで
明記して頂ければ、その枚数入手した事を許可する)

 腕に吊り提げ、土を入れて酒売り場に到着する。アルコール度数が
高いものから低いものまで種類は様々だ。

 >ちょっと私にくっついてみてくれない?

『イイヨー』    フワフワ……。

 貴方の腕に約500の内、半数程度の『土妖精』がひっ付く。
パワーは当然ながら弱い。痛みもない、ただ土の匂いは肉薄した事で
強まり、包まれた腕は当然ながら少々こそばゆい感触が包む……。

 適当な口の広い酒……となればワンカップタイプの酒なりになるが
アルコール度数の高いタイプだとスピリタスやウォッカなどもあるし
口を開けて、携行しているビニールなどを受け口として、マガジンに
振りかければ充填させる事は可能だろう……。

 チャプ……。  ……シーン。  『……?』

 貴方はマガジンに酒をつっこむが、無反応だ。
>>426でも起きた現象だが……妖精の発現中に『再装填』は出来なかった。
 夢見ヶ崎は、同一のエレメントの装填が不可能だと考えていたが
どうやら、発砲して妖精達が発現している間はどのエレメントでも
『再装填』は『不可能』のようだ。もっとも、妖精達にお願いして
『解除』を命じれば、『再装填』のタイミングも任意で行えるだろうが……。

 『土の妖精』達は、貴方の行動をじっと見守っている……。

436川本連流『     』:2018/03/28(水) 23:30:25
>>435

「別におだててるつもりはないんだけど、うん、だけどそうだね。
 こんな風に『スタンド』とおしゃべりするってのも、
 なんだかおかしな話かもしれないよね」

言いながら、軽く微笑み首を傾げる。
そもそもこの一戦だけの付き合いの相手に、
必要以上に丁寧に接する必要も無いのだろうけれど。

「ま、私が好きでやってるんだから仕方ないんだよ。
 そころでさ、『ここ』、来れるかな。
 イメージ的には『壁』とか『床』とか、
 固定された面じゃないと難しいかなとは思うんだけど」

言って、『棚の天板』から『スマートフォンの爪痕』へと、
【シルバー・ストリーク】による移動か可能か試してみる。

「それともう一つは、そう。
 その【シルバー・ストリーク】の『無敵』について、さ」

さらに再び、>>422で『床』に付けた『爪痕』へと『移動』を行う。
その際、『移動中の通過地点』へ先程傷を付けた『スマートフォン』を翳すようにする。

「『すり抜ける』感じになるのかな。
 『弾き飛ばす』ような、パワーがあったら面白いんだけど」

437夢見ヶ崎明日美『???』:2018/03/29(木) 00:21:29
>>435

発現中のエレメントと同じエレメントが装填不可能なのは既に確認済みだ。
しかし、別のエレメントの場合どうなるのかは、まだ未確認だった。
そのことが分かったのは、むしろ収穫だ。

「キミたち、ほかに得意なこととかないの?
 アイキョウがあるのはいいけど、それだけじゃインパクトがよわいなぁ。
 かわいいだけで渡っていけるほど、この世界はあまくないぞ。
 なにか『これ!』っていうものがないと、売れっ子になれないんだ。
 芸の道っていうのは長くけわしいんだ!」

『ノーム』にいい加減な説教をしつつ、改めて考える。
腕にくっついても大した障害にはならない。
くっつくことが何かの能力のきっかけになるのかと思ったが、違ったようだ。
『シルフ』の時は生温かかった。
そして『ノーム』の今は、土の匂いが強く感じられる。
このことから、発現するエレメントは媒介となった物質の性質を帯びているのかもしれない。

「キミたち、もしかしてキミたち同士でくっつけるとか?
 みんなで合体して大きくなったり強くなれるとか??そういうのない???」

念のために、一応聞いてみる。
くっつくのが得意といったからには、まだ何かあるはずだ。
あれだけで終わりなわけがないだろう。
まさか、本当にあれだけなのだろうか。
それで特技を名乗れるなら、わたしだって『ソファーに寝転んでお菓子食べながらテレビ見るのが特技』とか言えるぞ。

「ふぅむ――」

まず、土入りのビニール袋をポケットに入れる。
そんなに大量の土が必要なわけではないし、十分ポケットに収まるだろう。
その後で、アルコール度数の強い酒を選んで開封し、その中身をバケツの中に移す。
大体バケツの半分くらいのところになるまで注いでおく。
空の容器は棚に戻して放置する。

「とりあえずキミたちは帰っていいよ。
 新しい仕事が入ったら、また連絡するから。
 おつかれ〜〜〜」

質問の答えを確かめた後で、『ノーム』達に軽く手を振って『ノーム』を解除する。
そして、マガジンを酒入りのバケツに突っ込む。
さぁ、くるか?くるか??くるか???

438『オータム・リーブス』:2018/03/29(木) 20:57:40
>>436(川本)  (GM:何事もなくて良かったです)

貴方はディスプレイサイズで、爪痕が作られたスマホを
出しつつ『ドライ』に声をかける。返答は鼻を鳴らす声と共に返された。

『おいおい おいらは道化師じゃないんだ。土台が出来てるもんなら
ともかく、そんなんには着地出来ないよ 危なっかしい』

スマホに対して着地する事には明確な拒絶を示す。

 『けどさ 【いい線】はいってるぜ お前の発言』

    ズゥン   ゴォ――ッ

唱えると共に、スタンド猫は黒い霧へと変化して爪痕のついた
地面に着陸する。その過程の間で 間違いのない『反応』があった。

『スマホ』……爪痕のついたスマホは黒と銀、地面や天板に付けた
マーキングと同じ輝きを帯びる。そして、貴方の手から『飛んだ』

 パワーは、貴方の手から強引に抜けた力からいって平均男性並み。
そしてスピードも高速とは言えぬものの中々早い引力(パスCC)
黒い煙の後尾に引き付けられるようにして、スマホは『ドライ』の
着陸地点と発射地点の中間部分の地面へと到達した……。
 煙となったスタンドに対して、スマホは突き抜けたものの
どちらに対しても何かしらの損傷は起きた様子は見受けられなかった。

   ゼェ  ゼェ

『ヘ へッン  どうだっ。おいらの爪で傷つけたものや
すり抜けた物体は、全部軌道上の中間地点に引き寄せる事が
出来るんだぜ? まぁ、おいらより大きい物は結構きついけど……』

 ……『ドライ』は、少し疲弊を起こしている。
額の痣は、特に変化を起こしてない。


>>437(夢見ヶ崎)

>芸の道っていうのは長くけわしいんだ!

 『……フーン………?』

 貴方の説教に対して、500の群れの土妖精達の反応は鈍い。
おっとりと、小首を傾げて貴方を見つめるに留まる。
 知性は、本当に幼い子供ぐらいだ。長々と講釈を垂れても
この、おっとりとした子達には馬の耳に念仏だ。

>みんなで合体して大きくなったり強くなれるとか?

『……ウーン…………』  『………ムリー……』

少し考えこんだ後に、否定の返答がなされる。
 付着するだけ。確かにソレだけでは能力として弱い。

だが、『物質の媒介を大量の妖精として発現』すると言う事は
ある種の強みである。彼らはほんの少量の土にでも反応して500の
貴方に対して順応なる兵士と化す事が出来る。大群はそれだけで怖い。
 媒介とする物体、それに簡潔で相手に脅威となる命令……工夫すれば
強力な攻撃方法だって出来る筈。

 土入りのビニールを袋に入れる。適当に近くにある
ウォッカをバケツに注ぎ込んだ。そして、土妖精に別れを告げる。

>とりあえずキミたちは帰っていいよ

 『マタネ〜』 『バイバイ―』

 シュゥゥ……

土妖精達は問題なく解除される。そして、酒の入ったバケツに
浸けられた『マガジン』だが……そうだ、『きた』

 ――キィィィンッッ

 青い菱形……クリスタルサファイアマークに『5』の数字が輝いた。

439川本連流『     』:2018/03/30(金) 20:46:42
>>438

「ん。やっぱり壁や地面じゃないと難しいか。
でもその『引き寄せ』は面白いね……ちょっと想像してたのとは違うけど」

気になるのは先の『星の瞳を持つ女』による『火力がある』という発言だ。
猫の身のこなしと爪の威力、それに加えて『移動』と『引き寄せ』の能力と見てきたが、
それが直接的な『火力』に繋がるかと言えば疑問である。

「それより無理させちゃったみたいで、ごめんね。
その『移動』、あんまり連発するとやっぱりキツいのかな」

自身を超える大きさの物の『引き寄せ』が『キツい』のは発言の通りだとして、
現状の『ドライ』の疲労は能力の連続的な使用によるものなのだろう。
だろうとは思うが、声に出しておく。

「で、他に確認したいことがあとふたつ、うん、ふたつくらいあってさ。
ひとつはその『おでこの奴』なんだけど、自覚ある?なんだか分かるかな」

件の『火力』に繋がる道で、残されているのは『額の痣』だけだ。
いくつか仮説は思い浮かぶものの、まずは素直に、聞いてみよう。

440夢見ヶ崎明日美『???』:2018/03/30(金) 20:57:26
>>438

「――よし」

早く次のエレメントを確かめたいところだが、その前にやることがある。
『レジャー』の棚へ向かい、そこで『ライター類』を探す。
『着火道具』さえあれば、『火のエレメント』を召喚できるはずだ。

ライターが見つかったら、土入りビニールを入れたのとは逆のポケットに入れる。
それが完了すれば、四つのエレメント全てを召喚する用意が整う。
つまり、能力を使うための基本的な準備が終了するということだ。

続いて、『日用品・化粧品』の棚の隅まで移動し、そこに身を隠しながら中央の通路の様子を窺いたい。
対戦相手の姿が見えなければ、そのまま素早く『家庭用品』の棚まで移動する。
もし相手の姿が見えたら、気付かれないタイミングを計って『家庭用品』の棚へ移動する。

ここで気付かれてしまうと、少々面倒なことになる。
相手も能力を試している最中であれば、見つかったとしてもすぐには攻撃してこないかもしれないが、
注意するに越したことはない。
それのついでに、相手のスタンドの情報も収集できれば、さらにいい。

(こんなとき、『ドクター・ブラインド』があれば、『音』や『匂い』で居場所をつかめるんだけどな)

441『オータム・リーブス』:2018/03/30(金) 21:17:57
>>439(川本)
 
>ごめんね
>その『移動』、あんまり連発するとやっぱりキツいのかな

『………………どうして』

 『ドライ』は、貴方を当惑したような、若干の怒り、悲しみ、喜びもあるだろう
そんな複雑そうな、少し泣きそうな表情で見上げて呟く。

 『どうして、そんな事聞くんだ? おいらは……おいらはスタンドなのに。
スタンドって言うのはさ 所詮、道具なんだぜ? 乱暴に命令すりゃいいんだ。
 何で……何で、気遣うのさ。友達みたいに 相棒みたいに……
おいらは……おいらを、そんな風に扱ってくれたのはご主人様だけだ。
 けど、お前は ――ツレルは、おいらを何で……』

 >『おでこの奴』なんだけど、自覚ある?なんだか分かるかな

『…………額 痣…………おい らは……ぅ……
…………思い 出せない……』

 『ドライ』は苦しむ表情で悩んでいる。何か大事な記憶を欠落してるようだ。
額の満月より僅かに欠けた痣は未だに変化を起こさない……。

>>440(夢見ヶ崎)

『レジャー』棚。アウトドア用品が並んでる場所で点火に便利な
 『チャッカマン』が置かれている。普通のライターやマッチよりソレが一番容易だ。

『サブマシンガン』の能力を使用するには、事前に媒介とする物品を身近に置いた
ほうが便利だと考える貴方の思考は、間違っていない……。

土入りビニールを逆のポケットに入れて移動を開始する。日用・化粧品棚から中央を見るが
今の所人影はいない……もっと奥の棚にいるのか、もしくは別の場所のようだ。
 忍び足で、貴方は『家庭用品』棚まで辿り着く……。

442川本連流『     』:2018/04/01(日) 23:27:46
>>441

「あら、どういう風の吹き回しだろねえ」

『ドライ』の表情の変化を認めると同時、
視線を斜め上、天井へ向けるようにし、流れるように言葉を紡ぐ。

「私は一応その、『スタンド』ってヤツのこと、知ってはいるつもりなんだ。
 教えてもらったからね。教えてもらっただけだけど。
 私の思う通りに動いてくれる、私の『超能力』。
 思う通りに、思いが通じるんだもの」

『気持ちが通じて良かった』と言ったことがある。
『フレンドシップ』と、『パートナーシップ』と言ったこともある。
だから。

「だから『友達』って、『相棒』って言ってくれるんだよね。
 私の名前を、覚えていてくれるんだよね。
 言葉が、気持ちが、ちゃんと通じているって思うから」

そこまで口にしたところで、言葉に詰まる。
そこから先が続かず、繋がらない。

「思うから、ええっと――」

川本連流は、自分が何を信じるかを自覚的に選択できる。
自分の事を自分で決められる。独りで出来る。長女で、お姉ちゃんだから。

夢の中のキャラクターに入れ上げる益体の無さを分かっている。
超能力の像とコミュニケーションを取る滑稽さを知っている。
朝日と共に訪れるであろう別れを心得ている。
だから出来ない事がある。


「私は『ドライ』の、『ご主人様』にはなれない」


『そう』するのは簡単だ。
そうすることで目の前の『スタンド』が性能を十全に発揮して、
それで勝負に勝って、夢から覚めて、そしてその寝覚めがどんな有様なのか、想像するのは簡単だ。

そこで改めてしゃがみ込み、目線の高さを『ドライ』と合わせ、真っ黒な瞳で笑って告げる。

「『ドライ』が自分の事を思い出せないのとおんなしように、
 私もどうして『ドライ』にぞっこんなのか分からないんだ。
 分かんない同士、対等にやっていこうよ。
 どっちがどっちじゃないんだ。
 私には『ドライ』がいて、『ドライ』には私がいる。
 そういうの、戦いながら証明していこうよ」

連れ合い、連れ添う。流れるように。
そういう名前でやってきたのだ。

「だからこそのお願いなんだ。
 私はこれから戦うからさ。ちょっと、手伝って欲しいんだよね」

具体的な行動を伴わない、ただ『スタンド』と言葉を交わすだけの時間。
その時間をこそ大切にしたいと、川本連流はそう信じているわけだ。

443夢見ヶ崎明日美『???』:2018/04/01(日) 23:37:40
>>441

「――うんうん、いまどきはベンリになったもんだ!」

『レジャー』の棚からチャッカマンを一つ入手する。
これで『マシンガン』の弾には困らない。
あとは、それらの使い分けだ。

(テイサツ部隊から本部へ。周囲にテキエイなし)

(リョウカイした。そのまま前進をケイゾクせよ)

(ラジャー)

架空の通信を交わしつつ『家庭用品』棚の端まで歩き、そこから西側通路を覗き見て誰かいないか確認する。
それから、『家庭用品』の棚を見て、どういった類の商品が陳列されているか確かめる。
具体的には、片手で武器として扱えそうなものがあるかどうかだ。
あまり気は進まないが、『マシンガン』で殴るというのも、いざという時は使えるかもしれない。
『マシンガン』がスタンド体である以上、スタンド以外を殴っても壊れることはない。
だが、やはりそれでは頼りない。
近距離でまともに使える武器を調達しておくべきだ。

444『オータム・リーブス』:2018/04/02(月) 13:50:14
(昨夜はレスが出来ず、申し訳ありません)
>>442(川本)

 >私は『ドライ』の、『ご主人様』にはなれない

『わかってるよ……逆に、なってやるなんて言われたら
お断りだって返すさ』

>私には『ドライ』がいて、『ドライ』には私がいる。
 >そういうの、戦いながら証明していこうよ

『……あぁ!』

川本のの考えを、『ドライ』がどう読み取り解釈したのか。
それは本人、もとい本猫にしか分からない。だが未来の行動が回答となる。
 ギュッと、強く瞼を一旦閉じると。スタンド猫は気弱な
様子を拭い去り、最初の発現時と同じ気丈な顔つきに戻る。

 『……マーキングだ、マーキング(爪痕を付着)しないと……
それが、大事な事だったのは憶えている……』

   ガリ  ガリ  ガリ……。

呟くと、ドライは貴方の半径十メートル周りにある家電製品。
子機や、見本の携帯など。目に写る自分と同等の質量かソレ以下の
物に対し、一心不乱に傷を付け始めた。制止をかけない限りは
その行動を暫くは継続するだろう。

>>443(夢見ヶ崎)

家庭用品棚の端……MAPだと『塗料接着剤』の丁度、下角にあたる部分。
そこから貴方は左側の様子を伺う。……人影は、見えない。

 陳列してる棚だが、家庭用品だけあってキッチンで使う鍋やら
フライパンに包丁なども存在している。女性でも気軽に扱えて
殺傷力と、防御に使えるものとなれば小ぶりのフライパンだろうか?
 選ぶのは、自分自身だ……。

445川本連流『     』:2018/04/03(火) 21:27:29
>>444

「『お断り』って、うん、そうだね。
そう言って欲しかったんだよ。
えへへ……かっこいいじゃない」

川本連流は詐欺師の娘だ。
少なくとも中学に上がるまでは町内でそう呼ばれていたことを、本人も自覚している。
だから巧言令色騙くらかして『猫』に協力を取り付けることも、
ひょっとしたら可能だったのかも知れない。

「だけどこれは夢だからね」

藁にも縋る思いの相手に、母親が本当に藁を掴ませてきた事も知っている。
それでも、だからこそ、『ドライ』相手の騙しは抜きだ。

短く呟き、辺り構わず『爪痕』を付ける『ドライ』を見遣る。
『壁』でも『床』でもなく、敢えて『小物』を狙うその動きを目で追って、

「【シルバー・ストリーク】、じゃあ、ないってことかな。
そこからが真骨頂で、本気の全力って、思っていいのかな」

『自身のサイズと同等以下』で、『複数』がトリガーか。
先の『中間地点への移動』の、『自分より大きいものはキツい』の発言との絡みも感じる。

『ドライ』の行動がひと段落するまで見守り、
頃合いをみて再び『移動』を試してもらう。
まず自身の足元を『引っ掻いて』もらい、そこから>>422で付けた床の爪痕へと。

『ドライ』を見守っている間、川本自身は大きめのサイズの『展示用タブレット』を見繕っておく。
プリセットされたアプリを適当に操作しながら『ドライ』の動向を見るつもりだ。

「『確認したいこと』の、もうひとつ。
私がごちゃごちゃ動いてる間、どのくらい『ドライ』がやれるかってこと」

『同時行動』の確認を済ませればもう、あとは戦って、証明するだけなんだ。

446夢見ヶ崎明日美『???』:2018/04/03(火) 22:09:58
>>444

「――これにしよう。『料理』したいからね」

「なにを料理するかって?もちろん『テキ』を料理するにきまってる」

「こいつで『ステーキ』にしてやるぜッ」

今のようにスタンドを使っている限り、片手は『サブマシンガン』で塞がってしまう。
よって、空いている方の手で扱える品物が望ましい。
手頃なフライパンを手に取り、持ち込んだ鞄の中に突っ込む。
鞄の口を開けておいて、そこからフライパンの持ち手を出しておく。
こうしておけば、すぐに引っ張り出せるという寸法だ。

そして――。

「フッフッフッフッフッ。いまこそ、いでよ!わがシモベたちよ!」

悪の魔法使いになりきって『マシンガン』を発射し、『水のエレメント』を発現させる。
まあ、スタンドも魔法のようなものだろうが。
これで、対戦相手はこちらが店内に移動したことを知るだろう。
仕掛けてくるか??それともまだか??
『マシンガン』を撃った後は、現在位置から北上し、角から北側通路を覗き込んで様子を探る。

447『オータム・リーブス』:2018/04/03(火) 22:57:35
>>445(川本)

 貴方は自分の足元の床へと(マーキング/爪痕)を望む。
『ドライ』は、言われるままに其の場所を引っ掻く。
だが、『シルバー・ストリーク』は発動しない。先ほど(>>432)もスタンドが
説明した通り、平面状で無敵移動が発揮されなからだ……。
 展示用タブレットを操作する傍らも、スタンド猫は手あたり次第に目につく
半径十メートル内の小物に対し引っ掻き傷を付ける……その時。

    ダダダダンッ!!

『! また銃声……ッ、しかも今度は近いっ!』 シュッ タンッ タンッ!

 『ドライ』は、短い破裂音に耳を揺らすと棚の上へと跳び移った。

   『……! 見つけたっ』

>>446(夢見ヶ崎)

 貴方は悪役を気取り『サブマシンガン』を掲げて銃声を鳴らす。

 ダダダダダンッッ!!

     フワ   フワ   
  フワ    フワ   

  『……ウルウル』 『ウルウル』  『クスン』  『プルプル……』

  出てきたのは総勢500。予想通りのウォッカの琥珀色で染められた
『水妖精』だが……全体的に『弱気』だ。常に自信のないマンモー二のような。
一塊で、貴方に対し涙目で命令を待っている……。

 そして、スタンドを引き連れ北上して『家庭用品』棚から出た其の時……!

 タンッ。

 >『……! 見つけたっ』

 ――! 棚に飛び乗る影を目視した。あれは『スタンド』……!
スタンドで出来ている『猫』だ!

448川本連流『     』:2018/04/03(火) 23:17:52
>>447

「『同一平面縛り』は健在なわけだ。
 んーで、そうだね」

タブレットの操作と平行して爪痕を付ける『ドライ』を見て、
『川本』は確信する。

「『動きながら動ける』子だ。素敵じゃない」

『同時行動』の度合いは知れた。
しかし『額の痣』の真実も、『小物への爪痕』の真意も未だ判然としない。
分からない。分からなくて、分からないから、このままで。

>『……! 見つけたっ』

「行くよ」

短く呟き、即座に指示するのは『棚の天板』を『引っ掻く』こと。
着陸地点の選択肢を増やしておきたい。

「こっから先はさ、やりながら考えるから。
 ほんとはそれが一番楽しいんだよ。
 『やる』のと『考える』の、別々にしちゃうのも、勿体無いって思うんだよね」

展示用のタブレットを手に取り、目線を向けるは『銃声』の先。
そこには恐らく果たして間違いなく、対戦相手のあの子が、いるはずだって思うから。

449夢見ヶ崎明日美『???』:2018/04/03(火) 23:48:10
>>447

「おいおい、てめえら。シャキっとしやがれッ。
 これからドンパチやらかそうってのに、そんなだらしないザマじゃあナメられちまうぜッ」

「いいか、わたしはおめえらを信じてるんだから、その期待にはキチッとこたえてくれよ?
 この手でいっしょに勝利をつかみとろうぜ!」

現れた『水妖精』に対して、つい姉貴分のような態度で接した。
いや、そんなことはどうでもいい。
上だ!!上を見ろ!!
あれはなんだ?鳥か?飛行機よ!いいや、あれは『スタンド猫』だ!!

「とうとうシッポを出したな……!ボスをうらぎったおまえたちは、このわたしがシマツする!」

どこかの犯罪組織から送り込まれた刺客風に名乗りを上げる。
ちなみに、シッポを出したというのは、猫のシッポとかけたジョークだ
さぁ、遠慮なく笑ってもいいぞ!

「そう、このわたしと……わたしと……キミたち名前は?」

『水妖精』達に呼びかけつつ後退して、『スタンド猫』から距離を取る。
あんな風に上から来られては、棚に身を隠しても意味がない。
相手のスタンドの能力も性能も不明な今は、とにかく離れることが先決だ。

「――命令。半分は私の周りに散らばって、猫以外に動くものがないか探して。
 もう半分は、あの猫が近付いてきたら、あいつに向かって突っ込む。オッケー?」

退避しながら、『水妖精』に命令を出す。
猫に聞こえないように小声でだ。
もし、猫が飛び掛ってくるようなら、『水妖精』で時間を稼いでいる間に回避を試みる。

450『オータム・リーブス』:2018/04/04(水) 22:56:02
>>448(川本)

>「行くよ」

『あぁ……!』  ザシュゥ  タンッ!

 『ドライ』は、意気込みと共に天板を引っ掻く。そして、跳躍すると
貴方の傍へと軽やかに着地する。

 『前には出過ぎるなよ。前衛は、おいらが担当する』

『それと、相手だが。何だかとっても小さい、虫の群れみたいなのを
周りに置いていた……それだけは注意しておけよ』

 そう注意するスタンド猫の傍ら……貴方達のいる棚のほうへ何やら
淡く小さく輝く十数の群れが、飛来(スB)してくる……。

  『……! 敵かっ』

 『ドライ』は、飛びかかる体勢へと移る。

>>449(夢見ヶ崎)

 >そんなだらしないザマじゃあナメられちまうぜッ
>あの猫が近付いてきたら、あいつに向かって突っ込む。オッケー?
 『……ッ』  『……プルプルプルプル』

 発破をかける夢見ヶ崎、そして敵スタンドへの『迎撃』を指示する。
本来ならば、襲ってくるであろう相手へ対応させるのは全く以て正しい。
 だが、その態度と指示は『予想外』な反応を『水妖精』達に与えた……。

 『コワイ……』  『プルプルプル コワイ』 『プルプル……』

 ……ウォッカの水妖精、もとい震えつつ自己紹介した『ウンディーネ』達は
『迎撃』の指示に対して硬直して、涙目で反応しえない。
 どうやら、この水を司る妖精達は『荒っぽい指示』を実行する事が出来ないようだ……。
『風妖精』は『お転婆』 『土妖精』は『おっとり』 『水妖精』は『弱気』と、今の所
異なるエレメントによって、性格にも大きな違いがあるようだ……。
 
 残る250体の水妖精達は、ビクビクしつつも指示に従い周囲へ散って行く……。

451川本連流『     』:2018/04/07(土) 23:55:42
>>450

「『前衛』ね。かっこいいじゃない。そうだね――」

『ドライ』の頼もしい言葉に軽く頷き、僅かに考える。
確かに生身の自分が出張るよりかは『スタンド』に戦闘を任せるのが道理ではある。
ただ、『ドライ』を前に立たせて後ろから『ああだこうだ』というのが自分の望む所かといえば、
なんとも納得し難い部分もある。

だから僅かに、一瞬だけ考えて、告げる。

「今回の私はそのかっこよさに甘える事に決めた。
 小さくてたくさんいる『それ』、まず何匹が潰してちょうだい」

数には重点を置かない。深入りはしない。
飛来する集団の先頭の数匹を巻き込むように『爪』を振るい、
『ドライ』の攻撃を回避できるか、命中した場合どの程度のダメージが通るのか、
その辺りを確認するのが狙いだ。

一方でこちらは『対戦相手』を探ろう。
本体の姿は見えるだろうか。
互いの距離はどの程度で、外見に特徴や違和感はないだろうか。
その辺りからやっていこうか。

452夢見ヶ崎明日美『???』:2018/04/08(日) 00:42:39
>>450

    「――――」

       「――――――」

           「――――――――は????????」

思わず目が点になった。
与えた指示を実行できないというのは、さすがに困った。
単純な命令なら問題なく行えると思っていたが、他にも制約があったようだ。
性格によって役割分担が決まっている。
言ってみれば『喜怒哀楽』といったところか。

「こらっ!なんだその反応は!だからおまえは『甘えん坊』だっていわれるんだぞ!!
 プルプルプルプルしやがって。もういっかいベビーベッドからやり直すか!?」

つい長々と説教を始めたくなったが、そんな場合ではない。
今の状況をどうにかしなければならない。
『リロード』して他のエレメントに交代させることも考えたが、その行動は隙を作ることになる。

「もう、仕方ないな。今のは性格を把握してなかった私が悪かった。
 とりあえずキミらは私を守れるように近くにいてよ。ね?
 怖くない、怖くないよ〜〜〜」

指示を実行しなかった残りの250体に、傍で待機するよう改めて命令しなおす。
攻撃ができないというのなら、防御とか受動的な行動であれば可能かもしれない。
少なくとも、敵の近くで本体を無防備に曝しておくよりはマシだろう。

そして、『家庭用品』棚から出来るだけ大振りでよく切れそうな刃物を見つけて一つ確保する。
さらに、『ワーク衣料』の棚に移動し、適当な作業着か何かを一つ入手する。
それらが確保できたら、刃物と作業着は鞄の中に入れる。

いつ攻撃が来るか分からないのが不安だ。
できれば回避したいところだが、最悪でも防御はしなけれなばらない。
その時に『ウンディーネ』が少しは役に立ってくれるといいが。


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