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【場】『汎用場所スレッド ―ストーン―』
1
:
オレはいったい誰なんだッ!?
:2016/01/22(金) 22:13:48
この場所であってはならないのは………『精神力』の消耗だ
くだらないストレス! それに伴う『体力』へのダメージ……!!
272
:
葦原 上緒『ゴー・マザファッカゴー』
:2016/07/26(火) 00:16:11
>>271
「お、美味しくなかったら残していいからねェ」 アセアセ
「アタシ食べるから」
客が残したもの食うって衛生法とかそういうの不味いんじゃという話ではあるが、
少女の反応にさすがに気づいたのか、店主に聞こえないように小声で伝える。
さても地獄の窯のように赤黒い、炎Pokémonもびっくりのアツアツの餡がA子に襲い掛かる……
豆腐や肉のぷりっとした触感も、この分では味わえたものではないだろう。
あるいは慣れてくれば、脂のうま味や山椒の香りがクセになる……のかもしれない。
という間に、店員は厨房に出たり入ったりしている。二杯目のようだ。
273
:
A子『マイ・リトル・クッケンハッケン』
:2016/07/26(火) 00:24:01
>>272
「うっうっ辛いよぉ」
少女は泣きながら食べていた。
しかし親の教育のせいなのか、単にもったいないと思っているのか、食べ続ける。
少女の着るシャツに書かれた『殺伐』の文字がこぼれた麻婆によって赤くデコレーションされる。
274
:
葦原 上緒『ゴー・マザファッカゴー』
:2016/07/26(火) 20:20:38
>>273
「がんばれがんばれできるできる!!!」
泣きながらも食べることをやめないA子をひたすら応援する。
ちなみにこちらは既に大皿三杯、大盛ライス二杯を完食済みだ。
掬っても掬ってもどこから湧いてくるのか、一向に減らない麻婆豆腐。
しかしA子の頑張りで、少しずつ皿の底が見えてきた麻婆豆腐。
ゴールはそう遠くはないだろう。
やせ幼女 負けるな上緒 これにあり
275
:
A子『マイ・リトル・クッケンハッケン』
:2016/07/27(水) 00:19:06
>>274
暑苦しい応援をする店員さん……
しかしこの現実世界には……限界というものが存在する。
ズタボロになったヒーローが限界を超えて立ち上がる。それは漫画の中だけの話だ。
限界というのは超えられないから限界なのである。
物理的に足が折れていれば如何に根性があろうと立ち上がることはできない。
「……けぷ」
少女が食べるのをストップした。
そう、辛さをごまかすため少量の麻婆に対し、大量の白米を消費する
その戦法は、未だ幼い小学生の胃の容量という物理限界を考えれば悪手であった。
お腹いっぱいである。
「……」
ズギュン
『ワン』
『ワンワン』
机の下から何か犬の鳴き声が聞こえてくる。
276
:
葦原 上緒『ゴー・マザファッカゴー』
:2016/07/27(水) 21:30:39
>>275
「よく頑張った、感動した!」
少女の健闘を称える、引き続き暑苦しい店員……
あるいは、お腹いっぱいになったことで「それ以上食べなくてもいい」という
免罪符を得たということは、少女にとっては僥倖だったのかもしれない……
ズギュン
『ワン』
『ワンワン』
「……ン? 犬か何か連れ込んでる?」
「お、お客さん、困りますよォー! 一応とはいえ飲食店なんだから、衛生的に……」
「一応ってナニカ!」>
机の下をのぞき込む。
277
:
A子『マイ・リトル・クッケンハッケン』
:2016/07/28(木) 00:01:31
>>276
「……」
机の下には犬がいた。少なくとも頭は犬だった。
だが体は人型をしており、鎧を着て剣を持っている。
なんかRPGのコボルトみたいなやつだ(それも小型犬バージョン。弱そう)
そして少女がこっそりスプーンで運んだ麻婆豆腐の残りを、犬の口に注いでいた。
「えっ。
なんでもないよ。なんでもない……」
さっと少女は足で犬を隠した(あんまり隠せてない)
ちなみに犬は一般人には見えないであろう非実体型のアレだ。
店主には鳴き声も聞こえていないだろう(店主がスタンド使いでなければ)
278
:
葦原 上緒『ゴー・マザファッカゴー』
:2016/07/28(木) 19:53:50
>>277
「どうした上緒チャン、何かあるアルか!」>
新聞を読んでいた店主が立ち上がる。
RPGの序盤に出てきそうな犬っぽいなにかには気づいている様子はない。
かみお は どうする?
たたかう
スタンド
rア ごまかす ピッ!
にげる
「……いいえ。『何も』いませんでした。『何も』……」
「床の模様と……見間違えたようス」
『クッチャクッチャ』
『クッチャクッチャ』
279
:
A子『マイ・リトル・クッケンハッケン』
:2016/07/28(木) 22:33:22
>>278
おーっと、審判、これを見逃した! セーフ! セーフです!
見逃したっていうか、なんか不穏な音がするけど、残りの麻婆はごく少量!
流し込んでしまえばよかろうなのだァァァ!
「バァ――z____ン」
おぉお〜ん! 我はついに手に入れたぞ! カラの皿を!
完食! 完食! 完食!
「なしとげたぜ」
中ボスとの戦闘後くらい満身創痍。
280
:
葦原 上緒『ゴー・マザファッカゴー』
:2016/07/28(木) 23:05:21
>>279
不正はなかった。
「よぉお〜〜〜しよしよしよしよし」
「ちゃんと『完食』いただいてありがとうございますゥ」
これ見よがしに店主にアッピルするが謙虚なので問題ないな。
店員が伝票を手にテーブルまでやってくる。
なんと席に座ったまま会計ができるぞ。ハイテクだ。
「麻婆豆腐が一点、ライスがランチタイムにつき無料となりますのでェ」
「お会計、880円になりますゥ」
中ボスを撃破したのに所持金減るとか世の中間違ってるな。
『クッチャクッチャ』
『ニィィイ――ッ』
281
:
A子『マイ・リトル・クッケンハッケン』
:2016/07/28(木) 23:20:48
>>280
スタンドも自分の一部だからね。なんの問題もないね。
というかランチタイムだったのか。ごはんが無ければ即死だった。
「はい」
ここでお金を持っていないとか言ったらこの場スレが終わるのがいつになるかわからんぞ!
ちゃんと880円くらい持っておるわ!
だが小学生には手痛い出費だ!
お腹いっぱいで晩御飯が食べられないとか、そういう問題も懸念されるが、
そんなことは葦原っつぁんには関係のないことだった……
このまま何事もなければこのA子様は帰宅し、場スレは終わりを告げるぜェェ!?
282
:
葦原 上緒『ゴー・マザファッカゴー』
:2016/07/29(金) 22:32:33
>>281
「毎度ありィィ――っ」
ジャンプ一ヵ月分という大きな代償を支払う少女。
長いようで短い、奇妙な戦いであった……。
ともあれ少女から受け取った代金を、レジで休んでいた店主に手渡す。
「上緒チャン、相変わらずそそっかしいアル!」>
「まァまァまァ……
ちょおっと疲れてたのかもスねェー、徹夜で」
『クッチャクッチャ……プクゥー』
その傍ら。
金属刃とも見紛うような、鋭く生え揃った歯列。
麻婆豆腐色のゴム風船を膨らまし、佇むヴィジョンがあった。
(……あの子は無事に麻婆豆腐を食べきる。
私は『肉ガム』の素材を無料で手に入れる……
そしてお店は、余計な廃棄を出さずに済むって話)
(あの頑張りに水を差しちまったのは手痛いけど)
(これもWin-Winってことで、ねェ)
店員は店長と話し込んでいる。
その店長からちょうど陰になる位置で、ヴィジョンは風船ガムのようになんかを膨らませている。
ともあれ、害もなさそうだ。素通りできるだろう。
さあ行くのだ少女よ。新たなポケストップを探しに。
283
:
A子『マイ・リトル・クッケンハッケン』
:2016/07/30(土) 00:41:53
>>282
麻婆豆腐が減っていたのは
妖精さん(どう見てもピクシーじゃなくてレッドキャップとかそっち系)の仕業だった……?
「え、なに……こわ……」
そんなことは知らないA子ちゃんはビビって店員さん(葦原)と
不安の種とかに出てきそうな噛みつきフェアリー(『ゴー・マザファッカゴー』)をチラチラ見ながら店から出ていった。
少女がポケットに入りそうなモンスターの捕獲を続ける元気があったかどうかは不明である。
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