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今は亡き大好きな人、動物の思い出小説書こう。

1波風:2015/05/16(土) 19:48:53
大好きな、思い出をみんなで、癒し会いましょ。

2Mearkery ◆Fh/xXtxhck:2015/05/16(土) 20:07:29
>>2
入っていい?

3紗那 ◆WfR3UlJhb.:2015/05/16(土) 20:17:14
入ってもいいでしょうか?

4オオカミカ:2015/05/16(土) 21:05:37
...................ウッ....ミータ..............←思い出し泣

5爽歌 ◆/Z27cu9PJo:2015/05/16(土) 22:46:56
入りたいです…

6優美 ◆YE/wQPCWf6:2015/05/16(土) 23:39:54
入れて…

ロコ〜!!!!!!!!!!

7心愛 ◆FjOpeTE2Ts:2015/05/17(日) 05:49:17
入れて下さい!

小雪〜〜〜〜!!

8紗那 ◆WfR3UlJhb.:2015/05/17(日) 11:11:38
みんなペット飼ってたんだね…

パール〜!モルスケ〜〜〜泣

9紫稀 ◆Fh/xXtxhck:2015/05/17(日) 11:22:32
あたしはペットじゃないんだ。
まあ,聞いてくれるかな?
皆いないかなあ……皆いないなら話しても無駄だから,さ。

でももう話しちゃうか。
あたしはね,琉夜と出会う前,実は違う男の子と付き合ってたの。
名前は……梓沙。その子は琉夜と同じ性格しててさ,だから琉夜とこう話してると今でも梓沙の事思い出すんだ。

連レスしちゃうけど許してね。

10紗那 ◆WfR3UlJhb.:2015/05/17(日) 11:35:55
いるよ。
話の途中でごめん

11紫稀 ◆Fh/xXtxhck:2015/05/17(日) 11:54:48
で,亡くす前の話をしますね。
てかこれ思い出小説なんだよね!
じゃあ小説風にしないと!


その日はいつも通り時間が過ぎていった。
今日はあたしと梓沙の初デートの日。
待ちきれなくて,擽(くすぐ)ったくて,待ち合わせの時間よりも20分早く来てしまった。
「……梓沙!!もう来てたの?」
あたしの彼,梓沙はもう来ていた。
「いやあ,何か待ちきれなくてw」
「あたしも。じゃあ行こっ?」

“何処に行くとかはその日に決めよう”と決めてたから,まずは適当にぶらぶら歩いていた。
そこから,“新しく出来たショッピングモールに行こう”ってなったんだ。
「おお,いいな!!行こうぜ!!」
何時ものようにニカッと笑ってあたしの手を取った。
「あーっ,待ってよーっ!!」

あの時は本当に楽しくて仕方なかった。どんな下らない事でも一緒に笑い合えた。
「「着いた〜!!」」
何だかんだでショッピングモールに到着。
「ほら,何でも買ってくれるんでしょっ?」
「あんまり高えのは止めてくれよ!?」
今日はあたしの誕生日だから,“何でも買ってやる!!”って言われたんだ。
アニメのグッズとか,文房具(主にコピックやシャーペン,消しゴムとミリペン)を本当に色々一杯買ってもらって,本当に嬉しかった。
でも奢らせてるのも悪いと思ったから,“あたしも何か買うよ!!”って言ったの。梓沙の誕生日も近かったし。
因みに梓沙の誕生日は10/12。あたしの次の日なんだ。

「えっ……彼女に奢らせんのかよw
でも嬉しいわ,サンキュー!!」
くしゃっとあたしの頭を撫でてくれたあの大きくて優しい手が大好きだったんだ。
「あっ,あんま高いのは止めてね!?」
「心配すんなってw……俺がずっと欲しかったもの。」
梓沙がずっと欲しかったもの……?
それは彼女のあたしでさえ分からなかった。
「アヤ,俺はお前がずっと欲しかったんだ。
……あ,別にやましい意味でじゃねえぞ!?」
「……嬉しいけど,実用品にしてくれるかな!?」
「おっ,じゃあギターのピック買ってくんねえ?」
くるっと前を向いて梓沙は先に行く。
あたしは火照った顔を冷ますのに精一杯だった。
梓沙は幼い頃からギターを弾いてて,今ではボカロの曲もほとんど弾けるような腕前。
あたしは梓沙の弾く“バイビーベイビーサヨウナラ”が大好きだった。

「また!?……折った?」
「へへ……あと弦も買ってくんねえ?」
余程練習しているのだろう,梓沙のギターの弦が切れる事は当たり前の事だった。

はいこれで休憩っ!!
ごめんねまだまだあるよ〜

12紗那 ◆WfR3UlJhb.:2015/05/17(日) 11:59:04
そっか、小説にしないといけないのか。
とりあえず、アヤの小説が終わるまで待った方がいい?

13紫稀 ◆Fh/xXtxhck:2015/05/17(日) 12:19:25
>>12
いや,あたしの長いからどうぞどうぞ,書いていいよ?

14紗那 ◆WfR3UlJhb.:2015/05/17(日) 12:37:38
>>13
え、あ、そう?
私のも長いかもーww

15紗那 ◆WfR3UlJhb.:2015/05/17(日) 12:51:10
えと、じゃあ書くね。


*

いつだったかな。お父さんが、可愛げのないハムスターとモルモットを買ってきたのは。

「かっ……可愛い!!」
「アヤハで買ってきた。 名前どうする?」
「モルスケ」
「そのままww」

モルモットはお母さんが命名し、ハムスターは私がつけた。

「パール〜…ごは、イテッ! 噛むな!!」

まだ引っ越す前に買ったから、よくおばあちゃんが触りにきた。

「バーバは何で噛まれないの?」
「何でやろうな〜?」

パールは私に対していつも攻撃的だった。
モルスケも、なぜかいつも噛まれる。

「パールもモルスケも噛むから嫌い!!」

一時期、世話をしなかった時期があった。
その時一緒に飼ってた、猫の方を可愛がってた。

いつか、ある人が、ハムスターとモルモットの寿命を教えてくれた。

「ハムスターは普通は2.3年。モルモットは5年だよ」

当時の私は、それが衝撃的だった。
犬とか猫とかと一緒で、10年は生きると思ってたんだ。

「パール…そんなに早く死んじゃうんだね……」

それから、世話をするようになった。

「…ごはっ……痛い!! 離せ離せこらー!」

いつもと変わらず、ガブガブと噛まれるけど、苛々はしなかった。
時には、ケージから出して、モルスケの上に乗せてたりもした。

私達はよく家で遊んだ。
ハムスターが入るボールみたいなやつに入れて、
コロコロ転がってるのを楽しみにしていた。

「…ぎゃーーーー!パールが階段から落ちたーーー!!!」
「うわっ! 何か落ちて……パール!?」

こんな事が数回あった。
目を離すとすぐに落ちるから、1階で転がすようになったんだけど、
次はゴスゴスと階段にぶつかっている事があった。

「なにー?上行きたいの? でもあんた落ちるじゃん」
「キーーーーーー!!!」
「わっ、分かった分かった」

16風深 ◆FjOpeTE2Ts:2015/05/17(日) 23:18:39
どっちも泣きそうになる……!

17紗那 ◆WfR3UlJhb.:2015/05/17(日) 23:20:41
もう泣くのww

18彩夜 ◆Fh/xXtxhck:2015/05/19(火) 20:44:44
>>11の続き!!


「アヤーこれ買ってくれー」
「んー,ってえええ!?」
梓沙が持っていたもの,それはギターの弦……なのはいいけど何本あったと思う?
「ざっと……30本ぐらいかな?」
同じ弦が30本。ギターの中で一番細い弦だった。
「いいよ!幾ら?」
「1500円!!ごめんなー…」
え,安っ!!あたしなんか総額5,000以上使わせたよ!?

はーいさくちゅー

19姫華 ◆FjOpeTE2Ts:2015/05/20(水) 17:43:02
イヤほんとマジで泣きそ……

20紗那 ◆WfR3UlJhb.:2015/05/20(水) 17:58:42
5000円て!
何買ったんやw((

21彩夜 ◆Fh/xXtxhck:2015/05/20(水) 21:32:18
>>18の続き!!


「……じゃあ帰ろっか!!今日はありがとね!!」
「いや、俺こそごめんな!!んであんがとさんきゅー!!」
時刻は16:20。空は少し暗い。
「「寒……」」
もう少し経てば冬だから、夜の風は頬に堪える。
「……手え繋げば寒くねえだろ、ほら。」
風の所為かこの恥ずかしさの所為か分からないけど、梓沙の顔が赤かった。
「……うんっ!!じゃあ帰ろっか!!本当にありがとね〜!!」
「ああ、俺もだよ。アヤ大好きー!!
そんで俺を好きになってくれてあんがとさんきゅーな!!」
二人でえへへっと笑う。

__でも、悲劇は起こってしまった。
「……ほら、手繋げよ」
「うん、ありが___」
その手とこの手を繋ぐ事は出来なかった。
「危ないっっっ!!!!!!!」
誰かの怒鳴り声。いや、叫びに近い声だったな。
そして梓沙があたしの隣からいなくなった。
梓沙があたしの隣からいなくなるまでの過程がスローモーションのように流れる。
___ドンッ
その直後に響いた鈍い衝突音。
目の前で何が起こっているのか分からない。脳が正常に働いてくれない。

「あ……ずさ……?あれ……?何で……動かない、の?ほら、早く帰ろ……うよ……ねえ……」
震える声を出す度に徐々に体温が下がる。
「……うっ……ア、ヤ……?」
掠れた声と片方しか開かない目であたしを切なそうに見る。
もう片方の目は、頭からの出血で開けられない状態だった。

「梓沙!!やだ!!死んじゃやだ!!
……お願い、あたしを一人に、独りにしないで……!!」
何かが切れたように泣き叫ぶあたしの頭を弱い力でくしゃっとした。
「……アヤ、大丈夫。お前……は、独りにな…んかなんねえよ……」
その後に、哀しそうに笑った。
「救急車来たぜ!!早く乗っけろ!!」
親切な誰かが呼んでくれた救急車に乗せられて、あたしと梓沙は病院に行った。

「……貴方のお名前が分かりますか?」
「……分からない……」
「此処が何処か分かりますか?」
「……分からない……」
灰色のボードに書いてあった質問を淡々と読んでいるナース。
そして眼の中に光が無い梓沙。
「……と、このように芹梨梓沙さんの記憶が非常に混濁しております。
貴女の事は覚えていないでしょう。」

ナースの心の込もっていない言葉があたしの心にぐさぐさ刺さる。
「何かあれば直ぐにナースコールを」
パタンとモノクロの部屋に鳴る静かで現実を見せようとするドアの音。
「……ねえ、君は誰?」
記憶喪失なんてホントにあるの?
「……あたし?あたしはアヤ。柚樹アヤカ。」
「……へえ、アヤカちゃんか。僕は……」
梓沙じゃない。もう貴方は“セリナシアズサ”じゃない。
なら、あたしが名前を付けてあげよう
「じゃあ、貴方は黒崎葵(くろさき あおい)。宜しくね、葵くん」
「あお…い……葵……?僕は、葵?
宜しくね、アヤカちゃん。」
優しいような、哀しいような笑う葵。

あたしの中に梓沙はまだいるよ。
でも貴方の中には梓沙はもういない。
運命って、残酷だね。

あたしが梓沙を、葵を見たのはそれが最後だった。
葵は、今何処にいるのか分からない。
何も、誰も憶(おぼ)えてないのに、知らない街なのにふらふらと歩いている。

誰かに保護されてるのかな。
その時には、あたしに見せてくれたあの優しいような哀しいような笑顔で笑ってくれているといいな___

梓沙、いや、葵。ありがとう。大好きでした。今も、いつまでも。


『アヤ!!今日は何処に行こうか?』
ーENDー

22彩夜 ◆Fh/xXtxhck:2015/05/20(水) 21:55:52
これ書くの結構大変だった……

23彩夜 ◆Fh/xXtxhck:2015/05/20(水) 22:10:54
>>21終わりの部分やり直し!!


今でも目を瞑ると思い浮かぶ梓沙のあの裏のない笑顔がこう言う。
『アヤ!!今日は何処に行こうか?』
ーENDー

24紗凪 ◆WfR3UlJhb.:2015/05/20(水) 22:32:13
はは……泣きそ……

続き

そうやって2年が過ぎた。
相変わらずガブガブとかまれ、手は何時も傷だらけだった。

そんなあたしの労力を返してよ…
パール?

「…もう、2年か……」

パールの寿命はあと少し。
教えてくれたあの人を少し恨んだ。

「……ねぇ、お前もう死ぬの?」
「キィーーーーー!」
「いだっ…いだいいだい!!」

その時私は、まだ元気だと安心して、心の準備をしていなかったんだ。








「…パール!! パールーーーーッ!! 嫌や! この前まで…昨日まで、元気やったのに……!! いきなり……」

朝起きると、パールはすでに亡くなっていた。
いつものように餌をあげようとして触ったら、もう冷たくなっていたのだ。

「酷すぎるわ…パール……」


落ち葉がたくさん落ちている、梅小路公園の木の下に埋めた。

「……ばいばい、可愛いげのないハムスター」

悲しみを紛らわす為に、漫画みたいな事を呟いた。
そうでもしないと、公共の場なのに今にも泣き崩れてしまいそうで。
足早に立ち去った。

今でも忘れない、9月24日の事。



その3年後、6年生きたモルスケが亡くなった。
その5年後、12年生きた猫が亡くなった。
その猫はあだ名がいっぱいあったんだ。
まだお骨は家にある。

「……みんな…いなくなっちゃ……」

あんなに賑やかだった家は、もう跡形もない。

今その穴を埋めてくれているのがフータ。
ポメラニアンの犬だった。

今は8歳。12月26日が誕生日だ。





もしもまたいなくなったら、
私はどうなるんだろう_________?









fin.

25琉夜 ◆UzG/6GEKNk:2015/05/21(木) 05:56:13
あ、アヤ!!俺の家の近所に梓沙らしき奴がいたんだって!
俺の母ちゃんが言ってた!!
だから今日俺ん家に来い!

26彩夜 ◆Fh/xXtxhck:2015/05/21(木) 05:58:16
>>26
“今日”じゃなくて“今”だろ!?
今行くから待ってろ!!

27姫華 ◆FjOpeTE2Ts:2015/05/21(木) 06:26:22
時雨………

28彩夜 ◆Fh/xXtxhck:2015/05/21(木) 07:20:06
>>27
ただいま!!梓沙が、3年前に生き別れた梓沙が……生きてたよ……!!
もう名前は、梓沙って名前は分からないみたい。でもね、会った時空に向かって“梓沙……”って言ったの!!
だからほんの少し記憶があるみたい。

今は結城葵。あたしの事もちゃんと覚えていてくれた。
そして……何でだろう。琉夜の事は知ってたの。ちゃんと琉夜の本名まで当てたんだ。
葵曰く、“何か会った事ある顔していたから”だって!!

後々琉夜に聞いてみたら、“俺がこっち来る前の学校で、俺と梓沙は同じクラスだった”って!!
“芹梨梓沙”としての記憶と、“琉夜と過ごした”記憶がまだほんの少し残ってるみたいなの。

でも、時間は待ってくれないんだよね。
あたしと琉夜と葵で話してた時、葵の容態が本当に急に悪化して、もう絶対再発しないって言ったのに、もう絶対入院しなくていいって、手術なんてしないって言ったのに!!

葵はあたし達に看取られて死んだんだ……しかも5:58に!!
葵が最期に言った言葉は何だと思う!?
「アヤ、俺の事覚えてくれてて、あんがと、さんきゅー……
そんで、琉夜、俺の代わりにアヤを宜しくな……」
って言って!!梓沙としての記憶が完璧に戻ったその直後に死んだの……!!

29紗凪 ◆WfR3UlJhb.:2015/05/21(木) 13:37:12
>>26の時点で亡くなったの?

とと、とりあえず…御愁傷様?でいいの?
何て言ったらいいか分かんない。


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