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蜜柑が蛍達に裏切られてZに入る。そこには蜜柑の双子!?

89さな:2015/03/26(木) 20:56:51
続き

「もう、もとの桜じゃなかった!怖かった」
「…林檎…」

何て言ったらいいのか分からず、ただただ口ごもった。

「そして、泣いているところを、ボスに拾ってもらったの。」
「そう…やったんや…」

大粒の涙をボロボロとこぼす林檎に、蜜柑は元気づけるように言った。

「…大丈夫だよ!まだ、戻れる。」

ふいに林檎が、バッと顔を上げた。

「その、お姉ちゃんの言葉…あたし何回聞いた?」
「え……」

林檎が嗤った。

「もう、戻れないよ。お姉ちゃん。あたし達の未来は同じ。変わらない。」

悲しそうに、嗤った。

「何回も繰り返す。あたし達は死なない_____」

ごめんね、と林檎が謝った。

「まだ、言ってない事があった。」
「…林檎」

なんでか、聞きたくなかった。
何か、大切なものが、崩れ去る気がして…

「あたしは、アリスを三つ持ってる」
「…何の?」

違う、聞きたくない。
聞きたくないのに、口が勝手に動く。

「記憶操作、幻覚。」
「幻覚…」
「そして、櫻歌」

おうか。聞いたことがない。

「…櫻が咲いたあの時、手のひらに紫のアリスストーンが落ちてきた。」

それは、手のひらにスウッ…と溶けていった。

「それが、櫻歌のアリスが目覚めた時。その時から、あたし達はずっと繰り返して来た。」

この過去を、この未来を…
ずっとずっと、繰り返して来た。
何回も何回も、同じ事を。

「あたしは林檎っていう名前じゃないの…」
「え?」

あたしの本当の名前は…

「屍。もう、死んでるんだよ…」
「……!?!?」


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