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蜜柑が蛍達に裏切られてZに入る。そこには蜜柑の双子!?
103
:
さな
:2015/03/27(金) 21:45:43
続き
「…うん。分かった。」
また、同じ。
全く一緒。そして、このまま行けば…
お姉ちゃんは…
「…結構遠いよ。大丈夫?」
「瞬間移動で〜」
「成る程。」
シュンっと蜜柑と林檎の体が消えた。
そして、あとに残ったのは…
「…ここまでは順調か」
* * *
「…ここが…」
「うん。櫻。やっぱり、まだ変わってなかったね…」
今の櫻は紫色。
ゾワリと嫌な気配を感じた。
「お姉ちゃんって、何のアリス持ってるの?」
「…多分、全部…かな。」
「すごい!だからさっき、瞬間移動出来たんだ〜」
ふいに、ピトッと林檎が櫻に触れる。
「ただいま、櫻。帰って来たよ…」
元に戻らなくても尚、櫻を愛する林檎に、蜜柑は強く思った。
なんとかしたい。と。
「…なんとかしようや?ウチは、アリスを全部持ってる…だから、櫻歌の逆のアリスもあるはずや!」
「…お姉ちゃんにしては賢い」
なんやとーっ!と牙を向いてから、アホな脳で一生懸命考える。
「櫻は桜、反対の存在…桜歌?」
「…そうか、そうだね…」
今回も気付いてくれた。
このまま行けば、前回と一緒。
「お姉ちゃんは、私が助ける…」
何度も繰り返して来た。
今更、失敗する筈がない。
「…っ!?」
遠くから、声が聞こえた。
裏切られた、筈の。
「蜜柑…っ!!」
「棗…?」
やっぱり、ここにいた…と呟く棗に、蜜柑は身構える。
「ダメだ蜜柑!それに触れたら…!」
「なんやな!裏切ったクセに!今更…ッ!!」
言ってからはっと気付く。
何のために林檎と話した?
林檎アリスは何だった?
「ねぇ林檎…答えて…ウチが、あの時見た皆は、幻覚やったん…?」
「………!?」
ばっと林檎が蜜柑をみる。
なんで分かったの、というような目で。
前回と違う…
前は気付かなかった…!
「ち、違うよ、お姉ちゃん…」
「そうなんやな?」
「ち、ちが、ぅ…」
最後は消え入りそうだった。
蜜柑は確信する。
「棗…!!」
「蜜柑!」
違う。あたしじゃない…
あたしは、命令されたから…
…誰に?
「林檎?なぁ…林檎も、戻って一緒にアリス学園に通おう?」
「無理、だよ…」
だってあたしは、あたしの意思でしてるんじゃないもん。全ては……あの人が…
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