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映画感想スレ(3)
洋邦実写アニメまとめて語りましょう
・デッドプール2
徹頭徹尾インチキクセー映画
ギャグで笑わせてくるのもズルイし素直にしんみりさせてくるのもズルイ
特にあのノリなのに愛の物語というのがストンと腑に落ちるのが実にインチキ
DCスーパーヒーローズVS鷹の爪団 追記
書き忘れたけど、ラストの新海誠監督の「君の名は」のパロディで爆笑しました。
これは忘れちゃいけなかったわwまあ、シンゴジラのパロディもあったけど。
◆ラ・ラ・ランド(原題:La La Land=ロサンゼルス、現実離れしている状態)2016年アメリカ
ジャズ好きなピアニストと女優を目指すフリーターの恋愛を描くミュージカル映画。
英米数々のアカデミー賞を取った作品と言うことで観てみました。まさかミュージカルとは思わなかったので、急に踊って歌い出したときは何だこれ?正に題名通り絵空事だなあって思いました。
ミュージカル映画はあまり好きで無いので、30分過ぎた時から見るのが苦痛になってきました。だから自己評価としては厳しいです。この映画は本当にこんなのがアカデミー賞なのか?って思いました。
だから、客観的に感想を述べようと思います。まず、ミュージカル映画でも好きな映画はあります。曲が良かったり踊りが良かったり、観たあと元気が出たり、何も考えず馬鹿楽しかったり、感動で余韻が残ったり、楽しさの中にも人生的なもので考えさせられる部分があったり。
しかし、この映画は真に現実離れして絵空事、だからといってウキウキ楽しくなるわけでは無く、おざなりなラブロマンスミュージカルに感じて、そこまでのめり込めませんでした。踊りも歌もどこか中途半端に思えました。
しかし、自分が男性だからそう思うのかも知れませんね。女性にとっては二枚目スターとそこまで美人じゃ無い個性的な女優(自分は目力が有って好きです)との恋愛物語、女優を自分に置き換えて二枚目スターのゴスリングさんとのラブロマンスにのめり込めるのではないかと思います。
そして主人公が目が悪いとか虐められてるとかで悲惨で辛い内容でも無く、おしゃれで全体的にそこまで深刻では無いお手軽ストーリー、ヒロインは中々オーディションに受からないって苦労しますが、あまりその辛さが伝わってこないっていうか、この位誰にでもよくあるじゃんって感じの俳優の卵にお悩みしか見えなかった。
ただ、こういうキャッキャウフフでお手軽で、ちょっと切ない、だからって深刻になるほどでも無いってのが主に今時の女性に受けたんだと思います(と推測)。
ミュージカルでは無いですが、踊って歌う青春物の「サタデーナイトフィーバー」の方が自分は好きですね(男性目線の映画だからかな)。
ただ、テイクオンミーが流れた時は一瞬ですがウキウキしましたし、プロのバンドと組んだ時の曲は中々に良かったです。ミュージカルって歌や曲にによっても好き嫌いが出そうですね。
あと、ゴズリングファンには悪いのですが、ジムキャリーみたいなコメディ3枚目俳優が主演だったら、自分ののめり込んでたかも知れません(女性的にはヒットしなかったかも知れませんがw)。3枚目の主人公がピアノの才能一つで活躍するってのは考えただけでも笑って踊って楽しい感じでウキウキしますし。
ということで、女性向けの女性がヒロインになって二枚目の男とラブロマンスが出来るミュージカル映画って思いました。ラストは切なくてちょっとジーンときましたが、全体的には今ひとつ今ひとつ名映画でした(自分はね)。
・ニンジャ バットマン
面白かった… アメコミと特撮好きにはクリティカルヒットする作品ではないかと。
とにかく画も演出も展開もスピード感に溢れてました。開始30秒でレッツゴー戦国時代! ハヤイ!
クライマックスの盛り上がりは冷静に考えるとだいぶオカシイんだけど、そこはまぁ勢い重視ということで。
何よりキャットウーマンがかわいい! 恐るべきかわいさ! ハーレィもまぁまぁかわいい。
レッドフードが仲間に、敵側にデスストロークさんがいるのが嬉しい。敵の四天王はもうちょい見せ場が欲しかったかな。
脚本がグレンラガンの方だったそうで、確かに過剰なまでの燃えファクターとサービス精神を感じました。
あと棒読み吹き替えがいなかったのも良かった… ってか、いないのが当たり前とは思いますけど最近は油断がならないので。
このクオリティでの映像化が見られるのなら、日本の漫画も無理に実写化しなくても… と思わずにはいられませんでした。
そうか、「卒業」で「これからはプラスチックだ!」っていったのは
可塑性だ
という事だったんだ。弾力性(力に反発する)に対する可塑性(何にでも変われる)
聖尺社の意図とは違うかも知れないが、「プラスティック業界見たいな新しい産業に云々」な解釈よりよりしっくりくる。
■ニンジャバットマン
凄まじい作品でした……。
これ、相当予算かかってるんじゃないですかね?
それともそこそこの予算で、
これほどのクオリティで作れるノウハウが確立されたのかな?
息をつかせぬアクションの連続、コミカルに動き回るジョーカー、
エロ可愛いキャットウーマンにハーレイクイン、
SF系のバットマン装備から戦国仕様のバットマン、
全てが凝っていてとんでもなく情報量の多い画面ばかりでした。
○ニンジャバットマン
私も見ました!
ポスターもらいました!
帰る途中で折れましたけど!
感想はヒロ筋肉痛さんとだいたい同じ
動き回るジョーカーにエロ可愛いキャットウーマンにハーレイクイン!
驚天動地の超展開!
ちゃっかり金儲けに成功してるキャットウーマン!
でもMVPはあいつらだけどな!
いやあ、密度の高い映画でした
◆グレイテストショーマン(2017年アメリカ)
実在の人物でアメリカの興行師P・T・バーナムの生涯を少し美化して描いたミュージカル映画。
身分の違う妻を幸せにするため、また仕事に成功して自分を認めてもらうためバーナムは珍しいものを集めた博物館を立てるが、客の入りはイマイチ、これでは借金を返せないと、あちこちの奇人変人や隠れた実力者をスカウトして、見世物まがいのサーカスを始める。一部の差別主義者や批評家には不評だが、これが大当たりで有名になる。
調子に乗ったバーナムは一流の演出家を雇い、イギリスで有名なオペラ歌手をアメリカに呼んで一大公演を開始するが、そこに落とし穴があった・・というストーリー。
さて感想だが、何も知らないで見始めたらこれまた「ミュージカル」映画・・。シリアスな場面で急に歌い出した時は、こいつらキチ●イじゃなかろうかって思ったわwとは言っても「ラ・ラ・ランド」よりは曲のノリも演出も良くあまり好きではないミュージカル部分もあまり苦痛ではなかった。「ラ・ラ・ランド」よりは男性向けだしね。とは言ってもやっぱり、シリアスな部分を全て歌と踊りで解決ってのは、やっぱり絵空事で都合が良すぎない?って思ってしまう。なんでも歌で解決する歌の宇宙人か?歌の魔法使いか?ってうんざりしてしまう。
又他の映画で比較してしまうが、「バグダッドカフェ」、女の友情を描いた物語だが、歌って踊るのは最後だけ(ミュージカル映画じゃないけど)、それでもこの映画の何倍も感動したわ。やっぱりここぞという時に踊って歌えよ!いつもいつもちょっと悩んだくらいで歌って踊ってんじゃねえ(ミュージカル映画だから仕方がないけど)って思いましたわ。あと、調子に乗りすぎるとよくないね〜って主人公を見て思いました。でもこういう性格じゃなかったら、そもそも奇人変人ショーなんぞ思いつかなかったし、成功もさせられなかっただろうなあ〜。奥さんはそこの所理解してやらなきゃ、団員も自分のプライドばかり考えて劇団全員の長い目で見た将来の事を考えていないから、ああいう大失敗(先に相手を殴ったり)を犯してしまうんだよなあ(全員が少し成功したからって調子に乗りすぎた感じ)。
でも、途中のオペラ歌手が歌う部分は感動しました。まあ、全体的にいい部分も気に入らない部分もあって、惜しい映画だなあって自分は思いました。
古いけど「サウンドオブミュージック」は好きです。ミュージカルはやっぱり使われる曲や踊り種類やタイミングで好き嫌いが分かれると思うし、自分には合ってなさそうで御免なさい。あ、「ロッキーホラーショー」やトラボルタが太った女装する映画もミュージカルだったね(どっちもあまり好きではないけど)。
◆ジオストーム(2017年アメリカ)
気候を宇宙に浮かぶ人工衛星(ダッチボーイ)で自由に操れるようになった未来の世界。何者かの陰謀によってダッチボーイを兵器として使った恐ろしい計画(ゼウス計画)が始動し、世界は大災害に襲われる。SFアクション映画。
ジオストームとは地球規模の大嵐の事である。
さて感想、自分好きなジャンルの映画なのでストレスなしに見れたし、時間も二時間未満で気軽に観れてよかった。
内容も都合が良すぎる部分もあるが、意外と細かい所もよく考えられていて、ストーリーにもあまり破城が無くて、面白かった。災害を分かりやすくするため、熱い地域は凍らせて、寒い地域は熱で温めてってそういうの逆気候ばっかりだったら笑っちゃうけど、しっかり雹や津波や雷や竜巻など全ての異常気象を見せてくれたので大変楽しめました。
その上、カーチェイスや銃撃戦やスパイアクションや宇宙でのSFサスペンスなどまで盛り込んであるから凄く欲張りな脚本の映画だなあって感心しました。
細かい不満点を言うと、急に子供の頃の秘密のコードの話をするのは不自然な気がした。それと悪人は何故、計画のデータを残すのかwマックスは大統領のコードを盗めって一方的に無茶な頼みをサラに突き付けて、やり方はサラに考えさせるってどれだけ勝手な頼みなんだよwこのマックスがまたシリアスなシーンでもニヤニヤしていて威厳が無いというかふざけた感じでなんか嫌いですねw
その他に、秘密を知ったチェン一人を殺すため香港の街全体を破壊するって犯人は馬鹿キ●ガイですか(計画の一部とは思えない)wそれから、主人公一人を宇宙に上げるためシャトルを発射するって糞贅沢な時代だなあw
まあ小さな不満あるけど、全体としてはとても良かった(二回目)。シークレットサービスのシーの部分をを唇の当てて言うところは微笑ましかったし、影の薄かったヘルナンデス(メキシコ人)にも活躍の場があったのも微笑ましい。あと警備担当(フランスの役者?)が意外に役に立ち好人物なのも良かった。あと、大統領がデニーロといつも間違えるガルシアさんとか「ロボコップ」の人も出てて役者はばっちりでした。
主人公は「ダッチボーイ」が心配で、シャトル発着場(ケープカナベラルのケネディ宇宙センター)見える所に住んでたんだね。
とにかく意外とよくできた怖くて楽しいSF映画でした。
◆打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(2017年日本)
岩井俊二原作のTVドラマをアレンジしてアニメ化。夏休みの登校日、仲良し5人組で「花火を横から見たらどう見えるか」を確かめに行くことになったが、主人公は転校することになったヒロインに誘われて「駆け落ち」する事になる人生やり直し系のファンタジー青春アニメ。
感想:上映時間は90分なのですがそれでも「無駄に長い」と感じました。音楽はいい「瑠璃色の地球」(最初の一回は良かった。でも繰り返しでもう一回歌うのはちょっとなあ)とか主題歌「打ち上げ花火」とか良かった。映像も綺麗、だが二人でイチャコラするシーンが長すぎて感動が続かない、途中でもういいよ次のシーンに行こうよって感じでした。ストーリーにボリュームや盛り上がりが無いのにいきなり音楽と映像で無理矢理感動シーンを見せられてる感じ。
岩井俊二×化物語のシャフトスタッフは観る前は期待したんだけど、細かな微妙な心の動きや演技があの漫画チックな(いつもの化物語っぽい絵の)キャラじゃちょっと不自然だった。「花とアリス」の半リアルな絵だったらまだ良かったかも。それからSFタイムリープ物は上手くハマらなかった感じ、なんか最後は訳の分からないことになって、グラスリップを観てる様でした。
そして、どっちが先か良く分からないけど、某「君と時計と」シリーズとちょっと似ていて、あれ?原作の実写ドラマを参考にしたのかなあって思いました。
ついでに90年代に放送された実写版の方も観てみたら、リアルな少女と少年の生の演技生の風景が情緒があって、45分という短さもあってぎゅっといろいろな要素が詰まっていてアニメの数倍面白かったです。アニメは中学生でしたが、こっちは小学生。ヒロイン(奥菜恵)の体に付いた昆虫はトンボではなくアリ。家でやってるTVゲームもストリートファイターやマリオ。駆け落ちも電車ではなくバス。あとオタクの少年は「セーラームーン!」って叫んでいましたw
蛭子能活さんも酔っ払いで出ていてワロタ。賭けの商品もワンピ―スじゃなくてスラムダンク。でも「観月 ありさ!」は同じでしたw
まあ、映像は綺麗で音楽もよかったけど、この内容で90分は長いし、アニメ向きのストーリーではないし,このストーリーに合うキャラデザでは無かった(実写じゃないと出せない良さがある)というのが正直な感想ですね。
ところで、アニメ版でやっていたファミコンゲームは「キラキラスターナイトDX」(2016年発売)ですね。なぜかこのソフト押しで笑った。
●キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
非常に多くの要素が盛り沢山に入った、具だくさんゴロゴロ野菜カレーみたいな作品です。
ヒョロガリ童貞が超人血清を投与されて筋肉モリモリマッチョマンになって活躍する展開あり、
ナチスドイツのスパイとひみつ道具を駆使しあって戦う展開あり、
レトロ趣味な乗り物のチェイスあり、
世界征服を狙う悪の秘密結社の存在あり、
戦場で勇ましく戦うつもりが国債キャンペーンの客寄せパンダにされる悲喜劇あり、
一人だけ若いまま現代に蘇ってしまった男のタイムスリップ的要素あり、
アイアンマンの父親を始めMCUシリーズの嚆矢として他作品のキャラとの絡みあり、
キャプテンアメリカ最大のアイコンであるシールドを使ったバトルあり……
一方後半の展開はややダイジェスト気味で、親友が死ぬ場面がかなりアッサリしてて拍子抜けだったり。
なんにせよマーベル・シネマティック・ユニバースの入り口としての役割をきっちり果たしていておすすめです。
「キャプテン・アメリカが国債キャンペーンに出演すると集まる金額が10%増える」という数字の微妙さが印象に残るw
●アイアン・スカイ
ナチスが月の裏側に潜伏していて地球へ侵攻する機会を狙っているというヨタ話をガチで映画化してしまったという怪作。「最後の12日間」の露骨なパロディがあることでも話題になりました。
基本コメディで、小学生レベルのしょーもないネタが半分、割と深い風刺ネタが半分といったところだけど、この映画を肴に政治やポリコレ問題について語ったら負けな気がする……。
CGは粗さが見える場所とスターウォーズばりのド派手な場所とがあるので、安っぽい部分はわざとかもしれない。いずれにせよ第四帝国宇宙艦隊発進場面はSF映画ファンなら一見の価値あり。
あと最後の展開が筒井康隆っぽかったので筒井康隆が好きな人にもおすすめ(?)。
ゲームしながら見ててもまったく罪悪感の沸かないスナック菓子みたいな作品です。
●「ジュマンジ」
近年、突如として続編が上映された作品。見た後で気づいたけど、キャプテン・アメリカと同じ監督だったのか。
ジャンルとしてはアニマル・パニック映画とでも言うべきか……ボードゲームで止まったマスの記述に合わせていろんな危険動植物や災害が巻き起こるというお話。100分で比較的短く、次から次へと危機が訪れるので飽きさせない。
基本的に私は役者の顔の区別がほとんどつかないので、黒人の靴職人が解雇されて警官になってたとか、父親とハンターが同じ役者とか、解説見るまでわからなかった……。
あと「ヒューゴの不思議な発明」の時も思ったけど、子供同士のカップルははっきりと女の子の方が背が高い。日本でも女子の方が先に二次性徴が来るけど、欧米ではそれがもっと顕著なのかな
>>859 シャアダムさん
実写版では奥菜恵は他の子役より2歳年上なんですよね。
年上少女の色気を作品に反映するナイスキャスティングだったと思います。
◆ひるね姫〜知らないワタシの物語〜(2017年日本)
夢の中では違う自分(魔法使いの王女)になって冒険するが現実はしがない田舎の自動車修理屋の娘、そんな主人公がある日、祖父の大企業(自動車産業)の社員から狙われることに、彼らの目的は大事なデータの入った父のタブレットだった。そしてなぜか夢の中のファンタジーな出来事と現実が連動・混在してしまう少女の青春冒険活劇ファンタジー映画。
あの「精霊の守人」の神山健治監督って事で期待して観ました。で、まあまあ面白かったけど期待してたものとはちょっと違ったかなあw
まず、「ひるね姫」って感じじゃないなあ、全てが昼寝では無かったから。でも昼寝ってノンビリした感じがあるけど、結構サスペンス展開で忙しなかったし。イメージ的には「夢うつつ姫」「うとうと姫」かなあ。(まあどうでもいいことだけどねw)
それから、子供でも無い大人でも無いそんなピンポイントな微妙な年齢向けのアニメだった。だから自分はファンタジー部分(夢の中)があまりに現実離れしていて、のめり込めなかったが、子供心や冒険心を持ってる十代の若者には十分に面白いとは思う。絵は綺麗で魅力的だし、良く動くし、ロボットやメカや夢世界のデザインも独特で見応えあるし、普通に異世界の話だったら自分もハマれたかも知れない。
タダ現実と連動しているので、現実から急にファンタジーにファンタジーから急に現実にって(ここがこの映画の肝かな)切り替えが自分の頭の中で上手くスムーズに行かなくて、それがのめり込めない原因の一つだったと思う。
ラストのクライマックスで、夢の中では鬼とロボットが戦って街を破壊して宇宙に飛んでいったけどたけど、そして主人公は悪人に追われて下に落ちて且つ変形ロボットで宇宙へ飛んだけど、現実ではどうなっていたのかをちゃんと描いて欲しかったなあ。現実では「大変なことが起こっています」だけじゃ何が起こってるのかわからないよw自動運転AIのなかに妻の意思が宿っていたというファンタジーはまあ、それくらいなら許容できましたけどね。
面白かった、ロボットや怪獣が出てくるとかの意外性もあり、個性的な美少女ヒロインのキャラの表情も魅力的でおきゃんな感じも良く出来ていた・・けどピンポイント十代向けなストーリー映画だったから、自分ははまれなかった、そういう映画でした。
主人公が歌う名曲「デイ・ドリーム・ビリーバー」は大変良かったし、今でもBGMとして聞いてます。最後にもう二つ、あのロボット(モーターヘッドじゃなくてエンジンヘッドw)の脚じゃ細すぎて不安定すぎるだろ、誰だ設計した奴はwそれと、悪人社員渡辺が「ジャイアントロボ」に出てきそうな横山キャラ(こいつだけキャラデザがなんか違うw)。
◆フラットライナーズ(意味は死んだ患者の事を指す)2017年アメリカ
研修医(医学生?)の仲良し5人組が、興味本位で(コートニーは訳あり)薬品を使って死んで死後の世界を数分間体験して蘇生するという実験をお互いにやってしまう。
あるものは蘇生後、頭の回転がよくなったり、体力が何時までも続いたり、まるで幻覚剤を使用したかのような態度となる。しかし良いことばかりでは無かった、そのうち悪夢を体験するようになり・・。という医学サスペンスホラー映画。
アメリカ映画だが監督がデンマーク出身とあって、ひと味違う映画に感じた。性に関しては開放的アメリカ的だが、日本映画のような感情の移ろいを繊細に描いた(大雑把ではない)日本人向けのホラーだと感じました。だからジワジワくる恐怖が素晴らしかった、映像も綺麗でそつなく、ストーリーもぎゅっと詰まっていて隙が無く、凄く面白かった。
医学ホラーと言うこともあって、医学の蘊蓄もぬかりなく小難しいのだが、それがかえってリアルさを出して知的好奇心をそそられるのも良かった。この監督の映画「ミレニアム」はそこまで凄いとは思わなかったが、「フラットライナーズ」に関してはケビンベーコンが出ていた「フラットライナーズ」(1990年公開)にも勝るとも劣らない作品だと自分は思いました。
あと、キーファーサザーランド(ジャックバウアー役で有名)が前作にも今作にも出ていたとは知らなかったw前作ではジュリアロバーツも出てたんだね(もう一回前作を観たくなった)。
この映画のいい所をもう一つ、スプラッタやオカルトホラーみたいに「ジェイソン」とか悪魔とかが人間を恐怖に陥れるのでは無く、●分の●の●さがラスボスって所。いかにも心理ホラーって感じで実際に精神病疾患に起こりそうな話だ。ただ、昔虐めた(破滅させた)女性に、自分が助かりたいが為に謝るってのは納得いかないなあ。一度犯した大罪は、相手が許しても一生抱えて生きるものだ。刑務所に行ったから刑期を終えたからといって罪を償ったことにはならない(償えない)と思う。
まあ、このフラットライナーズ(死を経験したもの)達はもう一生悪いことは出来ないんだろうなあw悪い事をしたら悪夢が・・。
さてこの映画で感心した一つの、医学蘊蓄について調べたものを書いていこうと思う。お仕事映画って専門知識が面白いんだよね。
まず、CGS(意識レベル)、レジデント(研修医)、ジアゼパブ(催眠導入剤)、アティバン(抗不安薬)、ベル麻痺(顔面を上手く動かせなくなる病気)、アデロール(気分の高揚する薬)、腰椎穿刺(針で脊髄液を採取など)、チェイサー(強い酒の後に飲む飲料水)、エスプレッソ(豆や茶葉を加圧して濾す方法)、磁気共鳴装置(MRI),エピ(アドレナリン・日本人が発見)、BVM(バックバブルマスク・人工吸入器)、灰白質(神経細胞が密集している部分)カプグラ症候群(家族が替え玉だと妄想する)、アイビーリーグ(アメリカ東部の八大学)、アディバン(抗うつ薬)、重炭酸ナトリウム(アシドーシスに効く)、ベナドリル(アレルギーを抑える)、メトプロロール(高血圧に効く)、ラシックス(血圧を下げる)、ベーチェット病(自己免疫疾患の一つ、風土病)、CTはX線を使う、MRIは磁気を使う。プロポフォール(全身麻酔・鎮痛剤・マイケルの死亡原因)、LSD(幻覚剤・麻薬)、ラモトリギン(気分安定剤)、カルバマゼピン(抗テンカン薬)。
その他にも、水頭症や脳ヘルニア、フレア画像やテント上白質、T2強調画像・慢性細小血管症・・など分らないことばかりで調べて理解するのが楽しかったわーw
にわか知識も得られる充実した映画でした。この監督これからも凄い作品を取って欲しいです。
●アメイジング・スパイダーマン2
えーと、スパイダーマンってこんな性格だったっけ?
サム・ライミ版の印象が強すぎる上に1を見たのが結構前でしかもあんま面白くなかったのでだいぶ忘れてる……。
それはともかくとして。
まず冒頭のテロリストを捕まえる場面の展開・演出があまりに安っぽい。軽口を叩くのと犯罪者相手にナメプするのは違うだろう。これではスパイダーマンがふざけているせいで被害が拡大しているようにしか見えない。
悪役誕生の場面もなんかコントみたいなピタゴラスイッチで笑えない。
「最後のジェダイ」を評したライムスター宇多丸氏の台詞「スターウォーズはユーモアはあるけどコメディじゃないんだから」を思い出す
なんかもうそれ以降のシーンが全て安っぽく上滑りしているように感じられてどうにもならない。
ヒロインとのラブシーンは悪い意味で体が痒くなってくるやりとりでソシャゲの周回をやりながらじゃなきゃ見てられなかった
まあいい点も言っておくと、エレクトロとの戦闘は派手で画面映えしてかなりよかったし、ヒロインが死ぬ展開も悪くなかった。でも私の好きな「ギミックを多用する戦闘」はイマイチ。
アメイジング・スパイダーマン2は結構評価してる人多いから期待してたんだけどなぁ。脚本がトランスフォーマーのチームだって知って「あー」って感じ
◆メアリと魔女の花(2017年日本)
主人公メアリはある日森で、滅多に咲かない「夜間飛行」という花を見つけ一本摘んできてしまう。その花のエキスには一時的に凄い魔法使いになれる力があった。そしてその魔力を使って天空に浮かぶエンドア魔法学校に来てしまった主人公は、そこの校長達に天才魔女(本当は花のエキスのおかげ)と思われてしまう。嘘を誤魔化すためそして調子に乗った主人公の嘘はとんでもない事件に発展していく。という魔法ファンタジー冒険アニメ。
感想:絵は綺麗だし見やすいし分りやすいし、音楽も良い、キャラも親しみやすく、背景は抜群に素晴らしい、そしてストーリーは子供にとっては凄く心躍る楽しい映画だと感じた。ジブリ映画かと思ったが、ジブリじゃ無いんだね(元ジブリスタッフが作ったアニメ)w
だが、ストーリーに関して大人というか自分にとっては、何か物足りない、そう、考えさせられるものがあまりない、気の抜けた30分物のTVアニメと変わらない感じがした。今まで見たジブリアニメ(この映画はジブリアニメでは無いのだが)の上辺だけ掬ったような、この映画ならではの「何か」が感じられなかった。
あと、作品の広がりや世界感や生活感、敵味方のキャラ立ち感も他のジブリアニメと違って薄いというか、おざなり感があった。一言で言えば「物足りない」「深みが足りない」ですね。
まあ、子供がそんなことまで考えてみる訳が無いから、これはこれで十分に楽しい良い映画だとは思います。大人は素直じゃ無くて、ちょっと捻くれていて、欲張りですからね(自分だけかも知れないけどね)w親子で安心して観れるという点でもそこまでの残酷や暴力シーンも無く、敵も憎めなく、その辺はぬかりない映画だと思います。
さてその他に思ったことは、「全ての魔法を解く魔法」の存在。これずるいなあ、魔法でどんな悪さをしたってこれがあれば敵味方含めて大丈夫ですねwもし一度変身させてしまった動物をすぐには元に戻せないとしたら、子供は泣くかも知れないけど、それはそれで「悪いことしたら大変なことになるんだよ」って教訓を含んだの深みのある映画になってたかもね。
あり、魔法実験失敗の核融合炉のメルトダウンみたいな描写、これは福島原発事故の風刺かなあ、「バルブを開けろ」とかまるで原子炉っすwそれから、ラスボスもむやみに子供を傷付ける人では無かったという所、これは娯楽映画的には生ぬるくてつまらないけど、子供向けには悪人にも優しいところがあるんだよって感じでその辺に気付いて考えてくれると良いですねって思いました。
それから、動物が都合良く味方になってくれるところ、この辺は昔話や童話的で、子供には助けてくれたから味方になってくれたんだって、嬉しいんじゃ無いかなあ(自分は動物なのに人の気持ちが分かって、頭良すぎだろってつい思っちゃうけどねw)。そういえば、猫も最初っから頭良かったよなあ。
そして、不思議な存在が「フラナガン」さん。こいつは一体何者だよwガンダムのエルメス作った人かな(冗談)。全ての魔法が解けてもこの姿って、魔法で変身させられた人では無いのかな。魔法効果が及ばないところにいたので、人間に戻れなかったのかなwそれと、もう魔法が使えないのに箒に乗って帰る主人公達、その魔力はどうしたんだよw
まあ、色々不満も書きましたが、それなりに楽しく面白い映画だとは思います。「リトルウィッチアカデミア」の主人公にも「夜間飛行」をあげたいですねw
●ドント・ブリーズ
盲人の老人が金を溜め込んでるからと盗みに入ったらその老人が最凶退役軍人でヤバイという話。
実質80分の中編作品でテンポよくまとまっている。
冒頭から引きつけられる異常な映像、各登場人物のキャラ立てもうまい。
全体としてはホラーの雰囲気。暗く緊張感のある画面。
盲目だが耳がいい(という設定らしいがそれほどでもない)老人に気づかれないよう静かにしようとするが、狭い家内ということで老人が急に現れたりして視聴者まで「息を止める(ドント・ブリーズ)」のがとても良い。
盲人が状況を有利にするために電気を消し、まっさきに出入り口を塞いで銃持って探し回るというシチュエーションの怖さとビックリ系の怖さが両方あってホラー映画好きも満足できるのでは。
被害者のはずの老人は実質モンスターのように描かれており、誰かが言っていたが「ダンジョンに入った冒険者がボスモンスターに気づかれないよう宝をとって脱出する」という状況に近い。
一方盗人の方はそれなりの事情や仲間意識を見せるものの、「同情できそうで同情できない少し同情できる」というラインをうまくついており、老人も盗人もどっちも応援できないというなかなか見ない作りになっている。
一方で「さすがにそれは強引だろ」という部分も多々あるのと、後半息切れしてくるので星1つ減らして4点。
◆カンフーヨガ(2017年中国インド合作)
内容は、ジャッキー分するジャック考古学教授がインド・マガタ国の秘宝を求めていつものカンフーアクションを駆使して、盗賊団と戦いながら冒険するアクションコメディ映画(インド風ダンスもあるでよ)。
まあ、いつものジャッキーチェン映画であってそれ以上でも以下でも無かったw暇なときや、家族で楽しむのにピッタリ、あまり考えずに観れるお気楽映画かな。
ただ、ジャッキーのアクションが昔のような切れが無くなった(それでも普通の人には真似できない運動神経だが)分、もっと他にワクワク心躍る演出や仕掛けやアクションが欲しかったかなあ。
たしかに、若手のアクションスターや美女アクションスターが大分体を張って活躍してるけど、まだ華が足りないかなあって感じました。それと、もちょっとストーリーにハラハラどきどきの危機感が欲しかったなあ。
何処か、敵も間が抜けてるというか、お笑いに走ってるというか、それがジャッキー映画の味とい言えば味なんだけどね。
今回、ジャッキーさん5人ぐらいの美女に囲まれてウハウハ状態、あまりに似たような感じの美人ばかりで、インドの王女以外誰が誰だか分からなかったわ(みんなスタイルも良いし、目の保養にはなりましたw)。
それから、氷の洞窟で戦ってるシーンで、ジャッキーが勝っていたのに、次のシーンで全員囚われの身になってるのは演出ミスかな?それから、7分も素人が息を止めて泳ぐのはムリだべ(溺れて水を吐くギャグで誤魔化したけど)w
ハイエナかジャッカルの檻から脱出するところは見応えがありました。
あと、観客に言われる前にジャッキー自ら「まるでインディージョーンズだ」って言うの狡い、クスって笑っちまったわ。インド合作だけあって、コブラやロープマジックや空中浮遊や剣を飲み込む芸とかその辺は結構楽しめました。
それから、ジャッキーさんドバイ好きねえwドバイは金持ちの街って感じが良く出てました。
まとめ、何も考えないで気軽に楽しんで観れる、いつものジャッキーカンフーアクション&少しだけインドヨガアクション&踊りの映画でした。ラスボスも一緒に踊るマハラジャや。
◆バリー・シール/アメリカをはめた男(原題:American Made=アメリカ人は作りました)2017年アメリカ
1978年レーガン政権時代のアメリカで、CIAに利用され、共産主義国の情報収集ための飛行機を使った撮影やコントラ(対共産主義勢力のニカラグア民主軍)への武器運び屋となり、逆にCIAを利用して、コロンビアの麻薬カルテルのコカインの運び屋となった「バリーシール」という男の犯罪まみれ、汚い金まみれの破天荒な半生を描いた伝記映画。
感想:結構面白かった。犯罪映画なので主人公の生き方に賞賛は出来ないけど、興味深い伝記映画だった。ウォータゲート事件を扱った「大統領の陰謀」の親戚のような映画で、こちらは最終的にレーガンが関わったとされる「イランコントラ事件」に繋がるところがストーリーが上手いねえって感じだ。つまり犯罪者の人生を描く事によって、アメリカの闇(CIAやNSCの陰謀)を描いてる所が憎い演出だ。
バリーシールの残した告白ビデオにそって映画は展開していくのだが、この人の人生を見てると、何処かで引き返せなかったものかって気の毒に思う。まず、気まぐれでパイロットを辞めたのが駄目。次にCIAの仕事を引き受けたのが駄目。コロンビアでメデジンカルテル(麻薬カルテル)にホイホイついて行ったのが駄目(断ったら殺されてたかも知れないが)。これでスリーアウト。まあ、最初に葉巻を密輸していたのが駄目だったんだけどね。連鎖的に破滅から逃れられられない運命な所は不運だなあって同情を禁じ得ない。
幸せな人生を送りたいなら小さな犯罪でも犯しちゃいけないねって思うわ。そしてこの映画からは、平和な日常に見えてもすぐ足下に闇が蠢いているから常日頃から油断禁物だよって言われてるようにも感じましたわ。
さて細かい部分の話。まず架空の会社IACってCIAを文字っただけじゃんって築いてワロタ。CIA局員のシェイファーってドイツ語で牧羊(意味深)。パナマ・ノリエガ将軍はCIAから6600万(今のお金に換算して)貰っていたのか。最初のコカイン運びで主人公は何と3.6億円(今のお金の価値に換算して)も貰っていたのかwパナマに行っていた主人公はなぜコロンビアに立ち寄って給油しようとしたのか(これさえ無ければ犯罪カルテルとの接触も無かったのにねえ、誰かにはめられた?)。あと、主人公の説明でホンジュラスとエルサルバドルを間違えているんだが、これは主人公のいい加減な性格を演出したものなのか?引っ越した先のアーカンソー州ミーナって人口がたったの2647人なのに、ポーク郡いちの市って、アーカンソー州の人口密度はどうなってんのw
2000エーカーの土地をタダで貰う主人公、2000エーカーって正方形に直すと縦2.9㎞×横2.9㎞の土地ですね(結構広いね)。嫁の弟のJBは大金持っていただけで不審者として捕まっちゃのか(警官見て逃げるからだよなあ、馬鹿だなあw)。まあ、FBIに目を付けられていたからなあ。それから「グリンゴ」は「よそ者のアメリカ白人」の事。救世軍はキリスト教の慈善団体。
あとは、コントラ。コナミのゲームでは格好いいのに、お金が欲しい楽がしたいだけの何か情けない集団だったねwクリントン知事から電話は来るわ、ジョージブッシュと会話するわ、オリバーノースとも会話するし、結構有名人と知り合うところの面白かった。それから、撮影中飛行機事故で2名死亡とか、トムクルーズがスタントを使わないで自分で飛行機を操ったって言うから驚き。あと、一番調子に乗っていた1982年夏(上映時間で言うと52分頃)のクラシックメドレーBGMが秀逸で何度でも聞きたかったですね。
何度も書きますが、犯罪映画なので賞賛は出来ませんが、とても面白くてやがて哀しい見応えのある映画でした(人生の浮き沈みを楽しめる人向けですね)。
マーベル・シネマティック・ユニバースのメインヒーローの一角であるソーが主役のSF(スペースファンタジー)アクション映画。
なおMCUにおいて、オーディンやソーたちははっきりと「異星人」であり、彼らが過去に地球で活動した事跡が、地球人たちによって神話として語り継がれ記録されたのが「北欧神話」であるという設定だそうです。
●マイティ・ソー
●「マイティ・ソー」
勇敢で真っ直ぐな性格ながら脳筋なのが欠点のソーが勝手に暴れた結果、力を奪われて地球に追放され、そこで現地の人間たちと文化摩擦を起こしながら徐々に人格的成長をしていく、というコメディ的な側面と、シリーズおなじみのド派手なSF(スペース・ファンタジー)バトルアクション大作としての側面があり、一作で二度美味しい爽快な作品。
ソーが武器として操るムジョルニアは単なるハンマーに見えて多彩な攻撃方法があり、そういう点でも私好み。
あと超シリアスな場面でヒロインがクソダサTシャツを着てるのに気づいた自分を褒めてやりたい
あれ、なんかコピペミスってる
●サタンクロース
サンタの正体とは、西暦1005年に天使に(カーリングで)打ち負かされて1000年間プレゼントを配る罰ゲームをさせられていたサタンの息子であった。彼は罰の期間が開ける2005年のクリスマスをもってついにその本性を現し、クリスマスを祝う人々を虐殺していく……というブラックコメディ映画。
基本的に殺される人はその直前に嫌な人であることが強調されるので、いわゆる「ざまあ」感を楽しむ映画となっています。逆にそういうのが苦手な人にはオススメできません。
サンタがクリスマスにちなんだ様々な方法で相手を殺していくアイデアが秀逸。
またサンタ役はプロレスラーを兼業しているそうで肉体の説得力も充分。
本編が1時間ちょっとしかないので気軽に見れます。
あとヒロインがえれえ可愛いです
・ズートピア
地上波にて。二転三転する展開に良い意味で裏切られました。社会風刺等が理解できてるか分からんですが非常に面白かった。
序盤のチャキチャキ動きまくるアクションパートは動物らしいギミックが一杯でとにかく素晴らしい。
反面後半は事件を追っていくシリアスパート故か、人間っぽいアクションドラマになってしまったのが惜しかったです。
・ファインディングドリー
こちらも地上波。前作ニモで不覚にも感動しまくったので密かに期待していたんですが。
記憶障害のおばさんが時折思い出したり思い出せなかったり、まさにご都合主義。八代亜紀さんがどうたらも心底どうでもいいよ…
ハンクとディスティニーが愛嬌あって良いキャラなのが救いでした。
・ハンソロ スターウォーズ外伝
まぁなんだかんだで楽しめるだろうと思ってたのですが、凄く微妙な作品でした。SWの冠が付いていなくてもいいような…
でも銘打ってなかったらそもそも観に行かないか。本編シリーズの何処にも然程繋がりがない、影響がない、というのもフックに欠けてた気がします。
人権ロボ・L3だけはちょっと良かったかな… あとは山賊が登場する時の音楽とか。
オビワン外伝とかも楽しみではあったんですが先行き不透明になっちゃったので、大人しくEP9を待つことにします。
●ガタカ
遺伝子操作が非常に発達した未来。ほとんどの子供は遺伝子操作によって理想的な心身の持ち主として生まれ、あらゆる人事は遺伝子を確認することで行われる一種のディストピアが舞台となります。主人公は未調整で生まれたために多くのペナルティと差別を受けながら生きてきた男。
彼は己の望む未来に進むために遺伝子検査を偽装して生きていくことを決意するが……という話。
公開されたのは1997年ですが、2018年に視聴してもそのテーマは古びていない、それどころか、当時からぐっと遺伝子操作技術が進歩し、クローン人間やデザイナーズベビーの実現性がはるかに信憑性を持って感じられる分より真に迫るものがあるところが名作の名作たる所以でしょうか。
主人公は「劣等な」遺伝子を持って生まれたがために苦労する男ですが、一方で優秀な遺伝子を持って生まれたがために苦労する男も登場し、また遺伝子で差別されこそすれ、人種・肌の色・男女差別は消滅している世界というのもいろいろと問題提起を見いだせる設定といえましょう。
基本的に、画面も物語も静かに進み、派手なアクションやSF的ギミックはほとんど登場しませんが、淡々としてそれでいて緊張感を持って進むストーリーは見ていて飽きさせません。(まあ警察がちょっと無能すぎない?と思う部分もありますが、遺伝子鑑定にすべてを頼り切っている社会ではこうなる、ということで)
さてここから重要なネタバレになりますが……
この物語をひときわ名作にしていると思うのが次の2点。
一つ目は、遺伝子鑑定による欠点の判定は実は全然間違っていないということ。
主人公はちょっとした不注意でピンチに陥り、短気にはやって暴力をふるい、自暴自棄になって全てを諦めようとし、近眼になり、心臓に障害を抱え、それでも前に進もうとする。ハンディキャップがあることは夢の実現を困難にするが不可能にするわけではないというメッセージ性が本作を貫いています。
第二に、この遺伝子で全てを判定するような作中の社会の中で、それに反抗しようとするのは主人公だけではないということ。終盤にばたばたばたっと明らかになりますが、彼は多くの人の助けを借りて出発します。主人公は必死の努力を行いましたが、己の身を投げ出して彼を助けた人が何人もいるということ。つまりこの物語は、主人公一人の成功譚ではなく人間讃歌の物語であるということです。
■ハン・ソロ
面白かったんですが、傑作ではなく良作くらいかな、という感じでした。
作品の規模からすると興行収入でコケたのも当然かな、と。
ローグ・ワンは脇役達が主人公だからこそ「デス・スターの弱点を報告した」という重要な役割を演じたわけですが、
若いハン・ソロが主人公だと設定上スターウォーズの重要な部分に絡んでくるのは不自然になっちゃいますし、
企画自体に無理が有ったように思います。
キャラの魅力だけで持っている映画でしたが、
ハン・ソロよりも師匠や盗賊のリーダーの方が魅力的で、
やっぱりこいつらを主人公にしたスピンオフ作ったほうが良かったんじゃ……と。
○Vision
…
何これ…
何を描きたかったのか、何の映画なのかさっぱり分からない……
○ウタモノガタリ
何これ第2段
監督が歌をテーマにしたオムニバスらしいですが、どれも何を描きたかったのか分からない
東日本大震災をモチーフにしているようにも思えますが…
○オンリーザブレイブ
実際にあった森林消防隊の話。
巨大山火事に挑む20人の精鋭!
「恐れるのは愛する人の涙だけ」
このキャッチフレーズで1人残して全滅は…
実際にそうだったそうですが…
○パンク侍
パンクでした
一応は時代劇なのに「ワード」や「ウィンウィン」などと言った単語が飛び交い真面目な時代劇をやる気がないことをそうそうにアピール!
ほうぼうにお笑い要素がありますが…
主人公の十之進のハッタリがドンドン飛び火して果てしなく拡大していき、出どころである十之進にも、ハッタリを利用してライバルを蹴落とそうとする家老、ハッタリに乗った新興宗教幹部にも、誰にも制御出来なくなって暴走の果てに誰1人として幸せにならない結末は無常感があります
○ワンダー君は太陽
障害を持って生まれた少年が小学校に通う話。
障害が理由でいじめられたり、友達が出来たり、ケンカしたり、仲直りしたり
姉ちゃんサイドの話も面白かった
アメリカは新学年が9月からで学年の変わり目にはサマーキャンプとかある
で、サマーキャンプから帰ってきた中学時代の親友と高校で再会したら派手な外見になった上よそよそしい態度になり、イケテル男子と仲良くしてると凄い目で睨んできたり…
オチは本人にとってだけ深刻な内容でした(笑)
●マイティ・ソー/ダーク・ワールド
今回は主な舞台が地球以外の世界ということで、ますますSF(スペースファンタジー)度があがったマイティ・ソーシリーズの第二作。
新たな脅威、ダークエルフを相手にソーが奮戦します。「アベンジャーズ」を間に挟んでいるので、それを見ないと前作で宇宙に追放されたはずのロキが冒頭で戻ってきている理由がよくわからないことになるので注意。
私は夜の戦いなどアクションシーンで画面が暗い洋画があんまり好きではないんですが(なにやってるのかよくわからなくなるので)、本作は敵がダークエルフだからかバトルシーンが暗く減点対象です・
またダークエルフが強いというよりアスガルドが弱い、あるいは間抜けに感じられるのも難点。
終盤いろんな伏線が一気に繋がっていくのはお見事。
ソーよりもロキの活躍が印象深いのでロキが好きな人向け。
●ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス
マーベル・シネマティック・ユニバースの中でも最もコメディに振った作品の第二作目。今回も基本コメディ調ですが、前作では明かされていなかったクイルの過去と両親についての真相が明らかになります。
MCUの一作ということになっていますが、この時点で他作品とのからみは無いに等しいので独立したシリーズとして見てもぜんぜん大丈夫。
さて洋楽の懐メロネタがウリの一つらしいんですが、洋楽全然知らないので前作は今ひとつのめりこめませんでした。
しかし今回は主人公のクイルのみならず、他の登場人物のキャラが一層魅力的に映し出されており、私の評価は高いです。(特にベビー・グルートの可愛らしさはあざとい!)
本筋とはちょっと離れますが印象的なシーンで、クイルがガモーラを口説くところ。「相思相愛だけどそのことを口に出していうと関係が壊れてしまいそうで敢えて言わないでおく」という文化がアメリカにもあったのですね。なんかアメリカ人というとおはようやおやすみよりも頻繁にアイラビューアイラビュー言ってるもんだという偏見があったのですが。
冒頭のモンハンがすごく琴線に触れるしグルートは可愛いしどうしようもないギャグとわざとチープなCGも面白いし、若干家族愛押しがくどいところもあるけど、EDまで飽きずに見れるよう工夫があるしグルートが可愛いのでよかったです
●キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
マーベル・シネマティック・ユニバースの中でもトップクラスに評判の良い一作。
キャプテン・アメリカシリーズの第二作です。
主人公であるキャップそれ自体が最近では逆に珍しくなった王道的ヒーローな性格の持ち主なわけですが、それに合わせて本作も王道のアクションムービーとなっています。
要素要素を見るとそれほど奇抜なことをやっているわけではありませんが、全ての完成度が高く見ていて心地よい高品質な映画。
肉体のアクション、メカのアクション、戦いのアクションが続けざまに行われ、そこに意外な展開、意外な味方、意外な敵が現れるのだから面白くないはずないですね。
前作ではキャプテンアメリカ誕生秘話みたいな話だったので、ある意味本作こそがキャプテン・アメリカの本編みたいなものと言って過言ではないかもしれません。
「キャプテンアメリカ/ウインターソルジャー」は結構政治ネタや時事ネタを織り込んでいるという話 ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm23760454 まあこんなこと知らなくても楽しめるっちゃあ楽しめます
●シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
キャプテン・アメリカシリーズの3作目……というタイトルになっていますが、「エイジオブウルトロン」から直接繋がっていること、アイアンマンをはじめとして他のヒーローもたくさん出てくることから(あとヒーローたちが仲間割れするからw)実質的には「アベンジャーズ3」的な内容になっております。
マーベル・シネマティック・ユニバースの中でも特に雰囲気が重くシリアスな一作で、その辺りで好みが別れるかもしれません。アクションシーンも他作品に比べるとやや控えめ。とはいえそれはあくまでMCU内での話。特にカーチェイスシーンは圧巻です。
核兵器クラスの戦闘能力を持つヒーローたちを国連の管理下におくかどうかでアベンジャーズが真っ二つに分かれるという話ですが、キャップの心情は「ウインターソルジャー」を視聴しておかないとその切迫感がわからないかも。また社長ことスタークがいつになくしおらしいのも、アイアンマン2、3の影響があり、さらにスパイダーマン、アントマン、ブラックパンサーも顔見せ程度ですが登場するという、これまでのMCUの集大成的作品。逆に言うとちょっとハードルが高いかも。
あとどんなに面白い映画でも2時間半は長い……
余談ですが、本作には黒人のヒーローが3人出てきます。が、コスチュームを着ていない状態だと私には誰が誰だか見分けがつかないという……(「なんでファルコンがブラックウィドウ相手に初対面みたいな会話してんの」→「ブラックパンサーの中の人だった」)。
●マイティ・ソー バトルロイヤル
ええ……なにこれギャグは全部滑ってるし展開は全部唐突だし、褒めてる人は多いようだが全然わからん。見るのが苦痛。ハルク以下。MCUの中で最低。
感覚的には「ジュラシックワールド」「ターミネーター3」あたりと同じ感じ。この2つの映画がダメな人はダメじゃないかな。
ラストバトルの展開は良かったので星2。Immigrant Songが最初流れた時はなんだそりゃと思ったが2回目に流れる時の伏線(?)だったか。歌詞を考えればいい選曲……でも2回目の戦いはハンマー無くなってるじゃんよ
◆料理長殿、ご用心(原題:Who Is Killing the Great Chefs of Europe?=ヨーロッパの偉大なシェフ達を殺しているのは誰?)1978年米・伊・仏・西独合作
ヒロインのナターシャ(デザートの有名シェフ)が関わったヨーロッパを代表する有名料理人が次々に殺されていくという謎解き要素アリ、コメディあり、サスペンス有り、豪華なグルメ有りのエンタテイメント映画。
もう少し詳細にストーリーを書くと、ナターシャは料理雑誌編集長の超肥満のマックスが主催する「イギリス王室晩餐」のシェフとしてロンドンに呼ばれる。ロンドンでは元夫ロビーがよりを戻そうと彼女を待ち受けていた。一方、ヨーロッパを代表するシェフとして雑誌に載せてもらえなかったグランヴェリエ(肉料理のシェフ)はマックスと選んでもらったルイ(ハト料理シェフ)に恨みを抱く。そして「イギリス王室晩餐」が見事成功したその夜、ヒロインとルイは浮かれて関係を持つ。それを覗き見するストーカーまがいの行為をする元夫ロビー。
次の朝、ルイは何者かによって殺されてオーブンに入れられン焼かれていた。元夫ロビーとグランヴェリエが容疑者として疑われることになる・・って感じです。
感想:まず思ったことが、音楽といい雰囲気といい配役といい、あの有名映画「シャレード」に似てるなあって思いました。「シャレード」よりコミカルですけどね。主人公のヒロイン「ジャクリーン・ビセット」も性格がチャーミングで「オードリーヘップバーン」の役に似てるかな。ただし、このヒロインはすぐ男と寝る、軽い所がありますけどね(元夫以外は)w元夫もストーカーっぽくて凄く怪しく、味方なのか敵なのか何が目的なのか分からない、怪しいんだが凄く陽気な面もあり(演技なのか?本当に明るい人なのか?)って結構観る者を惑わせてくれます。そういう、誰が真犯人なのか最後の最後まで分からない所が面白かったですね(観た人は絶対真犯人はいわないで下さいw)。
そして、謎解きやサスペンスだけでなく、コメディ部分も爆笑はしないけど良い感じで挿入されていて、楽しかった。超肥満のオデブちゃんのマックス編集長はその存在だけでサスペンスからコメディに変えてくれるからズルいですねwマックスの行動を観てるだけで笑える(食べ過ぎで病気な部分はちょっと笑えないけど)。出てくるシェフ達のキャラも特徴が有って楽しいですね。忘れてはいけないのが、料理の数々、観ているだけで楽しくなってしまう程贅沢で豪華。爆弾ケーキなんか使う苺の数が凄くて、ほんとロイヤルな料理ってレベルが違うなあって感じでした。甘ったるそうで美味しそうとは思わなかったけどwラスト付近でマックス編集長が注文した料理の多さ!観てるだけで食べ過ぎ肥満で死にそうって感じで、料理がもう毒にしか見えませんでしたわw
ストーリーもいいし、見た目も楽しめる、全体的に陽気なキャラが多く楽しい気分いさせてくれて、見終わった後の余韻もまあまあ良い(人によってはしょうもない理由で殺されているって思う思うだろう部分がマイナスかな)そんなグルメ・謎解き旅な映画でした。
そういえば、西ドイツとの合作なのに西ドイツはロケ地になってなかったなあ、何に協力したのかなあ?
▪️ハン・ソロ
期待してたほどアクションシーンに迫力が無かった。主人公の成長を丁寧に描いてる印象。主人公も脇役達のキャラも良い。俳優達の演技が素晴らしかった。ストーリーは良くも悪くもシンプル。7や8のような変化球は無かった。
最後主人公が彼女を置いて出発したっぽいシーンが疑問。ハンソロは彼女が宝石を盗って一緒に逃げるつもりだったんじゃないの。彼女はそのつもりでは無かったけど、そのことをハンソロは知らなかったのに。
彼女に逃げられたんすよ・・・
◆紳士協定 1947年アメリカ
アカデミー作品賞受賞作品。紳士協定とは相手のことを信用して紳士協定、文書にせずに結ぶルールや約束事。
この映画の場合の紳士協定は「暗黙のユダヤ人差別協定」のこと。
この映画が作られたのが日本が敗戦して2年後という時代だが、この映画の設定は第一次世界大戦後の世界。
ストーリーはある敏腕記者(グレゴリーペック)が編集長に呼ばれて家族とともにニューヨークへ引っ越してきた。編集長は彼に「反ユダヤ主義」(編集長の姪(ヒロイン)が発案)について記事を書いて欲しいと頼む。そこで彼はアメリカの社会の中で差別されている「ユダヤ人」になって(他の人には自分はユダヤ人だと思わせる)どういう差別を受けてるのか体験してそれを元に記事を書くことを思いつく。
社会派映画であると同時に編集長の姪とのラブストーリーでもある。
感想:丁寧な家族の日常の演出や家族(特におばあちゃん)やユダヤの友人やユダヤの秘書やファッション記事担当の女性の存在が女性きらりと光る映画でした。とは言っても途中までは少々退屈な映画でもありました。でも物語が急激に動き出すラスト30分が濃くて、差別に対するこの映画の主張素晴らしかった。「差別を嫌って主張しても、行動に起こさなくてもいざという時に沈黙していれば意味が無い」とか、夫婦のあり方とか色々と共感されられたり、考えさせられる部分が多かった。
アクションとか子供が楽しめるシーンは一切無いけど、こういう静かで丁寧で考えさせられる映画もたまにはいいなあって思いました。グレゴリーペックって何処かで観たことがあるなあって思ったら、「ローマの休日」や「ナバロンの要塞」や「オーメン」の主役の人か。昔の超イケメンって所だなw凶悪インディアンと戦う「レッドムーン」も好きだったなあ。
で、本題に戻すとこの頃って黒人並みにユダヤ人って差別されていたのかなあ(ドイツのこと悪く言えないじゃんw)。ちょっと調べたけど文献が多すぎて、理解するのに1か月は懸かりそうなので、考える(読むのを)のを辞めたwまあ、村八分にあってたらしい事は理解した。
あと、おばあちゃんの存在が素晴らしいね、的確な助言、主人公の心の支え。そしてユダヤの友人がヒロインのやや利己的な考えを優しく気付かせてあげるところの演出も素晴らしかった。ただね、主人公が嘘をついて「自分はユダヤ人だ」と偽っていたのは取材のためとはいえ、背徳感があるなあwユダヤ人の秘書なんか裏切られた!って思っただろうなあ。
とはいえ、観ても損はしない全体的に静かで大人な映画でした(自分はね)。
あと、ラブロマンスに関しては引っ付いたり離れたり思わぬライバルが出たりまた引っ付いたり離れたり、結構忙しいw
。
◆マネーモンスター(貨幣の怪物)2016年アメリカ
監督がジョディーフォスター(「羊たちの沈黙」の主演女優)って所でちょっと吃驚。いつから監督業をしているのかなど調べたら、彼女が女性と結婚している(ゲイ)って所も吃驚。
主演のジョージクルーニーも「オーシャンズ8」で制作を担当してるから、いずれイーストウッドのように監督にでもなるのかなあw
ストーリーは人気経済情報番組「マネーモンスター」の司会をしている主人公が番組内で「アイビス社」の株を買えって言ったことを信じて買って大損した視聴者が、アイビス社の社長がゲストで出る回を狙って番組中に爆弾と銃を持って乗り込んできた。彼の要求は「何故アイビス社の株が急に値を下げたのか?その本当の原因を全国中継の前で説明しろ」と言うものであった。
爆弾のチョッキを着せられた主人公と犯人、そして放送局スタッフと警察の長い戦いが始まるというサスペンス映画です。
感想:なんていうか、ちょっとだけ豪華な2時間のサスペンスTV番組を見てるかのような、どことなく漂うチープ感があり、まだ監督業に不慣れであろうジョディフォスターが作ったと言うことで納得しました。頭の弱い短気な犯人(素人)が一人番組中に乗り込んできたという設定だけで、一時間四十分の映画を一本撮ろうという発想がなんだかな〜って感じです。映画として華が無いなあ。
面白くなくは無いのだが、どこか脚本も演出も素人が作った感じがするのは自分だけだろうか。ラストもなんとなく後味が悪く、何を中心に持ってきたかったかぶれてる気がするなあ(素人考えですが)。まあ、ちょっとだけあの「リーマンショック」を思い出しました。実はああいう株価やFX大暴落事件の裏には陰謀があるのでは?って発想から作ったのかなっても思いました。
批判的な感想ばかりですが、良い所もあります。まず、犯人が番組を乗っ取る場面から急に「韓国」やアフリカの炭鉱ストの場面に切り替わった時は、まさかこの事件がきっかけで世界中の人が巻き込まれる壮大な事件になるのか?ってミスリードさせてくれた所です。面白い演出だなあって思いました。これは事件解決の伏線だったんですね。
それから、コンピュータが証券取引の高速化を可能にした云々の蘊蓄が某小説「未来恐慌」(2015年)でも同じ事を題材に書いてるので「お!」って興味が持てたことです。ただこの映画の場合、株価暴落の原因は●●にあったって事で違いますけどね。
面白くなくは無いが、映画館でお金を出してまでは観たくないかなあ、ちょっと華が無い感じ(お金が掛かってない感じ)のTV二時間スペシャル刑事ドラマみたいな映画でした。
◆波止場(原題:On the Waterfront=河岸にて)1954年アメリカ
8部門のアカデミー賞に輝いた作品。河岸で働く労働者から仕事紹介料を搾取して、仕切っている労働組合と称する暴力団。悪事を密告したり証言台に立とうとする労働者を次々と殺害・排除していた。
主人公もその暴力団の一人だったが、親友を殺され、親友の妹や神父が暴力団に対して立ち上がるのを観て、感化されしだいに反抗するようになる。そして暴力団との全面対決に。という実話を元にアレンジして作った(そう解説してあった)社会派映画。
いやあ、ハードでキツい映画だった。反抗すれば殺される暴力団に対して正義を貫こうとすることが、いかに大変で辛く厳しく覚悟がいるかが、よく分る映画だった。みんな目の前で殺人が起こっても見て見ぬ振り、主人公も身近な人が殺されてはじめて立ち上がる、立ち上がっても味方は神父とヒロインだけ。みんな怖くて観てるだけと言う状態。
何時殺されるか分からない孤立無援の街に住むって、その辺のホラー映画より怖いわ。神父も主人公には立ち上がれっていうくせに、自分は説教ばかりで何もしない、やや安全な立場からエールを送られてもなあwヒロインも最初は意気込んでいたのに、「この街から逃げて奥地で暮らそう」って弱気に。
ただ、相手の暴力団(本人達は労働組合の役員を称する)の規模が7、8人って少ない上、マフィアみたいに横の繋がりが無いのが不幸中の幸い?かなあ。
悪に立ち向かうのがいかに大変かよく分る映画でした。主演のマーロンブランドって調べたら、問題児すぎて笑っちゃったw学校は退学に次ぐ退学で、撮影でも様々なトラブルを起こして嫌われ者だったらしいwせっかく映画では体を張った正義のヒーローだったのに・・。
でも凄く面白い映画でした。ずっと面白くて見入ってましたわ、さすがアカデミー賞作品。いやあ、自分は真似できないなあ。正義を貫くって命がけ。
「波止場」追記
こういうストーリー何かの映画で観たことあるなあって思ったら
「摩天楼ブルース」って港街を仕切る不良集団にたった一人で立ち向かう風来坊の主人公(役者はビンセントさん)の話だった。
あと、もう一つこの映画に言いたいこと。そんなに悪事を暴いて暴力団を摘発したいのなら、警察(FBI?)は労働者に紛れるか、こっそり見張れば良いのにw
警察も口ばっかり。
・ジュラシックワールド 炎の王国
猛者先輩が再びその猛者っぷりをモサ〜ッと発揮する第2作。島での恐竜大運動会は面白かったが、まさか帰還してからの方が長いとは(笑)
ラプトル・ブルーが賢いのは分かるんですが、今ひとつオーウェンとの絆がしっくり来なかったなぁ。これは前作もそうでしたが。
敵役恐竜のサイズがレックス級だと対人間がやりづらいってのは分かりますが、そのせいでTさんのお役目が… 皆のヒーローなのに。
やはり人間様が相手できるモンスターはグレムリンやエイリアンが限度ということなのか。ドラマにもなり辛いしね…
次作が完結編ですかね? 〆はなかなか面白かったので期待したい。ブッとんだ展開にしてほしいなー。
そしてヒロインのクレアは相変わらずかわいかったです。グウェン演じてた頃の数倍はかわいい。
ジュラシックワールド2
これ、パーク2を元にしてきてるんですね
色々とガバガバなのはいつものことですが、今回は登場人物全員クズしかいません
清々しいクズっぷりにちょっとびっくりしました
◆普通じゃない(原題:A Life Less Ordinary=普通以下の生活)1997年アメリカ
天国の主任ガブリエル(天使)は部下2名に「とある二人の恋愛を成就させろ、失敗したらずっと地上で暮らすことになるぞ」と命令する。その二人とはさえない無職の青年(ユアンマクレガー)と金持ちの我が儘お転婆お嬢さん(キャメロンディアス)。彼らははひょんな事から誘拐犯と人質として逃亡生活を送ることになる。裏では二人を引っ付けようと天国から来た二人が四苦八苦する、そして娘の親(社長)は誘拐犯となった主人公青年を殺そうとする、ドタバタ恋愛コメディ映画。
なんて言うか、脚本がグダグダで、久々に酷い雑な映画を見たって感じですw最初は天国の使者達が魔法などで二人の恋を応援するのかなって、アメリカ人もこういう日本漫画的なラブコメ映画を作るのだなあって期待したけど、天国の次のシーンが、ヒロインが遊びで気に入らない男の頭の上にリンゴを乗せてそれを打ち抜こうとして失敗して、男の前頭葉を打ち抜いてしまう。男は「痛い痛い」って行って死にはせず、あとは何事もなかったように話が進む(もうこれだけで酷い)w
天使に使わされた二人も、車に押しつぶされても死なない丈夫さのくせに、銃で額を貫かれてあっさり死亡(訳分からんw)。何か全ての設定がゆるゆるでいいかげんで、見てるこっちは引きつった半笑い状態。笑いが中途半端で途中の歌とダンスがせっかく格好良く決まったのにラブコメとしてもパッとしない。誘拐犯のくせに危機感もなく、警察にも追われないし、全てが中途半端なギャグで誤魔化す始末。
キャメロンディアス映画なので期待したんだけどなあ。
まあ良く言えば、友達とくだらねー!って言い合いながらワイワイ楽しむ映画かなあ。あ、この映画のキャメロンディアスって「ミラ・ジョヴォヴィッチ」に似ていて最初彼女かと思ったし、ユアンマクレガーはさえない演技が上手い「 濱田岳 」っぽいねw社長役のイアンホルムは「エイリアン」のアッシュなのか。うーん俳優は豪華なんだがなあw
ジュラシック・ワールド/炎の王国
シリーズ作品の繋ぎの典型みたいな映画。
前作のテーマの継承と続編への布石としての役割が大きく逆に単体での魅力に今一つ欠ける。
前作が意欲的な内容だっただけに本作ももっと攻めた内容であって欲しかった。
タブーともいえるクローンを描くなど従来のバベル的なテーマに踏み込んではいるものの
ドラマとしては正直物足りない。
序盤と終盤の恐竜大脱走は絵的に面白かったけど、インドラプトルは前作の何でもありだったインドミナスに比べるとやや力不足。
率直に言ってしまえばやっぱり「次回作に期待」ってところかな。
◆ミッドナイトエクスプレス (1978年アメリカ)
ミッドナイトエクスプレスとは隠語で「脱獄」の事である。が、この映画は終始脱獄ばかりやってるわけではなく、どちらかというとトルコの刑務所内での惨めな生活を描いた作品である。
主人公はいたずら心?でハシシ(麻薬)をトルコから外国に持ち出そうとして、ちょうど麻薬密輸取り締まり強化していたトルコの警察に捕まってしまう。ハシシの売人取り締まりに協力してくれたら罪を軽くすると持ちかけられたが、土壇場で逃亡してしまい、再び捕まって問答無用に刑務所へ、禁固3年の罪となる。そして3年後、もうちょっとで刑期を終えようとしたとき、トルコ政府の意向で更に30年の刑を追加される。
絶望する主人公。ついに脱獄を決心すると言う、実話に元にしてアレンジを加えた刑務所映画です。
まず、ジョントラボルタの「ミッドナイトクロス」と間違えて借りてきた事を報告wこの映画の主人公が「ブラッドピット」かと思った事も報告(何となく似てる)。そしてこの映画、脚本があの「オリバーストーン」数々のアカデミー賞やゴールデングローブ賞に輝いた作品だった(意外と凄い作品だった)。
で、感想だが、刑務所内の生活が怖いし生々しいし、映画自体が面白くて一気に2時間飽きずに観られた。最初主人公はイスラム系の自爆テロで、死の決意が鈍ってトイレで震えてるのかと思ったら(ネタバレなので詳しくは)視聴者へのミスリードかよwそれにしても何かいい加減な気持ちで悪いことをして(それも当時アメリカと仲の悪いトルコで)、全て自業自得やん。親父が来て「何とかしてやるからな」って言われて、泣き縋り付く主人公(なんだかな〜後悔するくらいなら悪い事するなよ)。全然主人公に同情できなかったわ。
しかし、類人猿みたいな看守の憎たらしい事で段々主人公に同情して、トルコ政府が見せしめに無期懲役にしようとしてるのを見て、こりゃあまりにも酷すぎるって思いましたわ(実話らしい)。ジミーやマックス(囚人仲間)が脱獄を密告されたり、飼い猫を殺されたり、麻薬の売人にされたりして、看守に痛めつけられて、だんだん正気を失っていくのが見ていて辛かったなあ。ラスト近くで、賄賂を渡して受け取りながらゴリラ看守が主人公を正気を失うまでレイプしようとするのは怖かったわ。そしてラストがどうなるかは見てのお楽しみです。
面白いけど怖い、外国で罪を犯すと二度と日本の地は踏めなくなることもあるのだなあってゾッとする映画でした。
あ、昔見た「パピヨン」って映画に似てますね。「パピヨン」もう一度見たいなあ。「ミッドナイトクロス」もw
■ブリーチ(実写映画版)
色々と欠点も有りましたが、アクションが見応えありましたし、
キャラの原作再現っぷりが思った以上にしっかりしてて良かったです。
白哉お兄様の舐めプっぷりがもう凄くて、
「お前何回とどめを刺した気になって余裕ぶっこいてんだよ!ちゃんと戦えよ!」
と思っちゃうオサレバトルっぷりが非常に原作再現してました。
キャラのアホさや話がペラッペラな所なんかも含めて、
まぁ、なんというか、良い所も悪い所も原作通りの作品でした。
・未来のミライ
細田守 / 家族 / 幼児 / 家庭
家族の話、親子の話、兄妹の話、夫婦の話、過去から未来へつながる話。
最高ですね。細田監督作品で一番好きですよこれ。
劇場では上映二日目だからか、そこそこ埋まっていて、
笑いところでお子様がちゃんと笑ってくれていましたよ。
「段差の家」を用意した時点で、勝ったも同然というか、
ランドマークとしても素晴らしい。
段差の家も樹も、血のつながり・親子関係を連想させるものですね。
小説版をさきに読んでいたので、だいたいこういう画がくるだろうという
予想はあったけど、軽々それを超えてくれるのは嬉しいですね。
アニメ誌で細田版「となりのトトロ」的なことを言っていたけど、
父・母・兄・妹・犬という家庭構成はむしろ、
クレヨンしんちゃんの野原家と対比させるべきというか、
いや、細田で兄妹ならデジモン無印か?
母親好きすぎますね。愛が目立ちすぎる。
芝居だけ観ると、母親が中心になってしまうかな?
星野源の絶妙な芝居の距離感も好きですよ。
作画的な見所は、まあ全部なんですけど。
山下高明が画面構成だけで原画にクレジットがありませんでした。
井上俊之は今回は不参加ですか、珍しい。
西田達三がいないってどういうこと!?
あとついでに、コンテ集を可及的速やかに刊行してほしいです。
ジェームズ・ガン監督ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3から降ろされたのか…
ミスト
予備知識も前評判も一切仕入れず観る。(今みたら本スレ97にもありましたな)
感想「アメリカ人はやっぱりアホだった」
そうしないと話が進まないのは分かるが持ってきかたってのもあるわけで、
原作と監督が「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」と同一コンビとは思えん。
ただ映画のお約束をいくつかひねってきたところとか、あのラストとか、国の違いによる
宗教観とか死生観とか議論だったらいくらでもできそうではあるが、いかんせん登場人物が
悉くアホすぎる。一人で観てはいけなかったな。多人数でツッコミながら観るべし。
アビエイター
アメリカ人なら誰でも知ってる大富豪兼変人ハワード・ヒューズの一代記。
ただ日本人(というか他国人)には少々説明不足な作品ではないか。潔癖症の母親が
後の不幸を招く、というのも彼の人となりを知っていれば常識だが本作では冒頭に
イメージ的に差し込まれるだけ。結構重要なファクターなんだがなあ。
また、作中色々やってるが、それが成功か失敗かも分からずやたら金だけ掛けてるので
「大きな財布を持ったキ印」にしか見えないのである。(事実そうだけど)
せめて金の出どころというか生活基盤の詳細は説明欲しかった。ラストの公聴会は面白かったけど。
ジョブズもそうだが、唯我独尊タイプの天才って周りは本当に大変。
しかもなまじっか成功しちゃうから目に見えないダメージは補佐にどんどん蓄積されるんだよね。
富と名声は一点集中なのに。
キャサリン・ヘプバーンを演ずるケイト・ブランシェットは流石の名演。
そして「アンダーワールド」直前のケイト・ベッキンセイルが美人さんでこれもまた良し。
キチガイ富豪に振り回されるイアン・ホルムもなかなか良い味。主演のディカプリオ含め
役者は名優揃いで満足。ただこの内容で2時間50分は長すぎだ。
・BLEACH
なかなか頑張ってたんじゃないでしょうか。
確かに巻き気味のとこはありますが、ルキア帰還までを纏めるとなると多少の駆け足は仕方ないでしょうし、上滑りも少なく実写の及第点レベルは軽く超えてくれてる印象でした。
特にレンジが凄く頑張ってました、ザビ丸の殺傷力は原作準拠だったんですが、その中でも確かな殺る気を感じささてくれたのはなかなかだったと思いますw
兄様はあー…、ノーコメントで。
◆マルタの鷹(原題:Satan Met a Lady=悪魔は女性と出会った)1936年アメリカ
マルタの鷹は過去3回制作されていて、これは2作目で正確にはリメイク&大幅アレンジ版で3作の中では一番マイナー。
何せ、主人公の名前が違う、探してる財宝が違う、宝物を運んでくる貨物船の名前も「フジヤマ丸」って何故か日本の名前w
有名なハンフリーボガードの「マルタの鷹」を見たかったのに、てっきりそれかと思って借りてきましたwでも大筋は同じだし、それなりに面白かったです。
「シティハンター」とかちょっとコメディチックな探偵物のご先祖様みたいな映画でした。主人公が軽薄で陽気で女ったらし、だがやるときはやる、決めるときは決めるみたいな感じでした。
戦前の映画なので、まだ今のような撮影技術がないので、張りぼてのような貨物船、銃撃シーンやアクションシーンが凄く単調で単純でもっさり、撃たれても血は出ないで、ゆっくり倒れるだけ、凄く微笑ましい死に演技でなんとも言えない、生温かい気分にw
この前観た「名探偵再登場」に似ていて、多分元ネタなのかな。
それでも、ラストは愛のために犯人を庇うの?って変な気分になりましたが・・・すっきり終わって良かったです。
しかし、親友が殺されたのにもうちょっと悲しめよ、デートの方が大事だって、軽薄すぎるだろw
探偵の秘書が美人で明るくて好みでした。
昔の白黒の映画もたまに観る分には気分転換にピッタリ、皆さんもいかがでしょうか。
○ポケモン みんなの物語
強面のおっさんみたいな名前の幼女で有名な映画です
ポケモン映画は初体験(*´ー`*)
え〜、まあまあ面白かったです
いくつか気になる点もありましたが、(幼女が一晩であんなん出来るか? ポケモン研究員の発明が戦略兵器級とか)複数の主役格にスポットを当てつつ人間とポケモンの絆を描くと
サトシ
不動の主人公。群像劇なのでやや脇に回った
スーパーマサラ人
カガチ
姪っこを喜ばせたくて大袈裟なホラを吹きまくって、にっちもさっちもいかなくなった中年男性
事実上の主人公
リサ
メイク濃い目のギャル系JK。
ケガをした弟に代わって風祭りに参加
ミニスカニーソに絶対領域、生足クラウチングスタートなどフェチ溢れる
今回のMVPかも
トリト
天才ポケモン研究員。ただしコミュ症でいろいろ上手くいってない。
しれっと戦略兵器を発明してた困ったちゃん
ヒスイ
ポケモン嫌いの老女。ポケモン嫌いなのにトリトの発明のせいでポケモンになつかれてしまった
「おめえつええな。オラと友達になろう」ていつ言い出すかと…
ラルゴ
なぜに幼女にこの名を…
ラルゴが一晩でやってくれました!
カガチとリサが好きかな
◆ベルベット・ゴールドマイン 1998年米英
ベルベットゴールドマインとは直訳でビロードの金山(ドル箱)という意味、多分キラキラとした艶めかしいドル箱スターって言う意味かな。
てっきり「ロッキーホラーショー」(1975年)みたいなかなり昔のゲイ・ホモ・バイセクシャル映画だと思ったら、意外と新しい映画(といっても20年前だが)なんだね。
と言うか、サスペンス物か「時計仕掛けのオレンジ」みたいなサイコ物だと思って借りてきたのに、マジホモ、ゲイ、のロック歌手物だったとは、トホホな感じ。
ホモゲイ物に興味ないので正直2時間も観るの辛かったわw男の気持ち悪い化粧・衣装や裸や男同士のディープキスとかじっくり見せられてウンザリ。まさに「ロッキーホラーショー」再びw
でも超有名でそれなりに評価されてるんだよね。一度は観なきゃって思って気合で観ましたわ。
感想・最初宇宙からやってきた赤ちゃん(オスカーワイルド)どこ行ったの?wジャックフェアリーも主役と見せかけて、ちょい役で終わって、なんなんこの映画?)って疑問で始まりました。
あとから考えるに、この二人がグラマラスロック魂とゲイ魂を受け継いで、主役のブライアンスレイドと男の恋人カートワイルドにその異文化魂やゲイ魂が引き継がれ、新しい遺伝子がイギリスの若者に広められた(グラムロックやモッズファッション)ってことを表現したかったんだね。
つまり、この寓話はゲイ・バイ文化は宇宙からもたらされたッって事だ。
たまに実名が出るんだが、ビートルズは知ってるけどCCRは知らなかった。所々実名が出てほんとの話のように見せるから混乱するわ。あと、思ったけどこの映画の構成が「市民ケーン」方式でもう一人の主役の新聞記者が主役のスレイドの生涯を取材するって感じでした。もう少し男同士のイチャイチャが気持ち悪くなければ、その辺も評価したい気分ではあったけど(自分は気持ち悪すぎて冷静に観れないw)。
まあ、ゲイファッションゲイ文化はイギリスの文化だと割り切れる人なら、途中に挿入されるグラムロック?な数々の良曲にも陶酔できるんだろうなあ。
あとは「才能なんてのはゴロゴロしている、様は伝説を作れるかどうかだ」ってマネージャの言葉が一番の収穫だった。うん、確かに言い得てるし深いかも。
それと、この映画にも「ユアンマクレガー」が準主役で出てたとは気付かなかったぜ(主役と寝たりベロチュウした人)w
自分は結構辛い映画だったけど、ホモ・ゲイに偏見の無い人でロック音楽好きな人には結構楽しめて深い映画だと思う。
>ニセコイ実写版特報
う、うーむ……どうしても原作と比較してしまうからいけないな……。
リアルの人間がやると、どうしても濃くてなあ。
でも、千棘はわりと頑張ってると思いました。
千棘とマリーは目立ってるのに小野寺の存在感がなさすぎて草。
最初、出てることに気づかなかった。
え、小野寺さん出てたのか?
と思い見直してみたら霊圧を抑えてて草
モブみたいな顔してるだろ。ウソみたいだろ。真のメインヒロインなんだぜ。それで。
>>907 感想下記さん
キャラ的に地味だから今回の特報ではプッシュしなかったんですかね……?
不遇だ。
おちついてください
まんがのじっしゃかなんていう
ふぁんがよろこばないきかくではそっとしてもらえたほうがとくなのでは(棒)
全然関係ないですがニセコイの実写化を聞いて原作を貶めているといっている人たちの発言には少々困惑している
貶めれる要素がこの作品にまだ残ってたんだ!というプラス思考に聞こえてくるレベル
また千棘役がカワイクないという意見を聞くと千棘ガチ勢という勢力は存在してたんだなぁと実感した
あとジャニーズに楽をやらせるな!という声を聞きますが
楽をやるのが罰ゲームであることが分かっている人が文句を言っている人の中でどれほどいるのか?
なんだか漫画三次元化反対勢力っていうのはちょっと原作の狂信者とは必ずしもイコールではないのかなぁと思ってしまいますね。
こういう所にいるから錯覚しちゃうけど
原作を普通に楽しんでたファンの方が多数派でしょそりゃ
あぽーん
原作を普通に楽しんでたファンが実写化に対してバッシングする際になって目立って現れたと考えると
なんだか悲しい気持ちにはなりますね…
台車シリーズを映画でやってくれたらそれだけで許せる自分がいる
ガンダムSEEDだってファンはたくさんいたのにバッシングしてた方の声がでかかっただけというパターンと同じだと思うけど
◆マイウェイ 12,000キロの真実(原題:마이웨이=マイウェイ)2011年韓国
日本人(辰雄)と朝鮮人(ジュンシク)の二人は幼なじみで良き友達であったが、日本人を憎む何者かに辰雄の祖父(軍人)が暗殺されてから二人は仲が悪くなる。その後、マラソン大会で暴動があり、ジュンソクは強制戦場送りに、そこへ上官として辰雄がやって来てノモンハンで共にソ連軍と戦うが、大敗して双方ともソ連の捕虜となる、そして始まる地獄の捕虜生活。
そんな戦争を通して描く日本人達と朝鮮人達との友情と憎しみをを描いた壮絶な戦争物語。
最初、マイウェイでマラソン大会だったので、1975年南アが制作した「マイウェイ」の韓国版かなって思ってみたのですが、戦争描写が思ってた10倍ぐらい壮絶でしたwかなりお金の懸かった一大スペクタクル戦争映画だった(ハリウッド級)。
まずこの映画を見るに辺り、真実の本当の話じゃ無いじゃん、嘘映画じゃんって思うかも知れない。題名の「真実」ってのは日本人が勝手に付けた題名であり、出てくる人達はみんな多分ほとんど創作だと思うし、題名のそれは創作世界の中での隠された「真実」って言う意味だと思います。これは、家康が影武者だったら信長が高校生だったらみたいな歴史創作物、歴史IF物と同じだと思って観て欲しいかな。
それから、韓国・日本人双方、ヘイトな内容に感情を煽られるかも知れないが、そこは映画を面白くするための味付けだと思って大目に見て欲しいかな。映画の3分の2は韓国VS日本人のヘイト合戦だからなあ。「チョッパリ」とか結構酷い罵りや仕打ちが双方凄い映画だからなあ。逆に腹が立って仕方ないなら観るのをやめることをお勧めしますw
さて感想、結構面白かったです。最初は雑でダイジェスト感がある展開の早い内容に驚いたけど、慣れてくるとダレなくて心地よくなりました。しかし、韓国や中国映画に必ずいるよなあ、主役を引き立てるお笑い専門のちょっとデブのドジっ子脇役。このにも映画も早速登場でうわあワンパターンって思いましたw
でも、ノモンハンの戦い辺りから、一気に面白くなりました。中国娘のスナイパーとの戦い、ソ連モンゴル軍の戦車部隊との激戦、画面をわざとぶらす撮影法は見難くて嫌いだけど、激戦乱戦混戦を表現する分には合ってますね。敵戦車に特攻していく日本兵、頭を打ち抜かれたり戦車に轢かれたりする日本と朝鮮人の混合部隊。吹っ飛ばされる主人公達。いやあ凄かった。
次のソ連捕虜収容所で、日本人とソ連に取り入って偉くなったお笑い担当だったデブとの逆転劇も面白かったが、寒さという自然との闘いが悲惨だった。
あと、捕虜収容所での辰雄(オダギリジョー)はちょっとだけ「戦場にかける橋」のデビットニーブンでしたねw
そして今度はドイツ軍との死闘からラストの「ノルマンディ上陸作戦」での戦い、どれだけお金が掛かってるねん!って吃驚しましたわ。
イギリスに一番近いパドカレーに連合軍が来ると思ってたらノルマンディに来ちゃったんだねwノルマンディから脱走しようとしたら、連合軍が攻めてきた・・驚愕で一気に持って行かれましたわ。
最後まで面白かったんだけど、一つ難癖を付けるとすれば、全部負け戦なのに、二人だけ都合良く生き残りすぎ!ほぼ無傷でw
ラストはフランクシナトラの「マイウェイ」っぽい感動曲で終わりました(やっぱりあの映画を意識したのかな)。
どぎついヘイトスピーチさえクリアできれば、ハリウッドにも負けない結構面白い大作映画だと思いました(今の日本映画じゃ無理かなあ、このスケールの戦争映画は)。
久しぶりに 日活ロマンポルノ良かった最高〜
愛染京子
訂正
×戦場にかける橋のデビッドニーブン
〇戦場にかける橋のアレックギネス
失礼しました
バケモノの子
一度見てたけど改めて。うん、やっぱり女子いらねーな!
中二病から目覚めて一般の世界に憧れるという、主人公の年代からすれば分からなくもない行動も散々面倒を見てもらってる(まぁ主人公の貢献度も高かったとはいえ)恩を忘れてる恩知らずに見える。
豚の人とか駄目親父たちとかとのエピソードをもっと深く掘り下げてればなぁ。
◆グロリア(1980年アメリカ)
ギャングの会計係がFBIに密告してお金もくすねたため、ギャングの制裁により一家惨殺に会う。その前に会計係の妻は親友のグロリアに会計係の息子(フィル)と犯罪の証拠の手帳を預けていた。グロリアとフィルはギャング組織に狙われ追われる事になる、二人の逃亡劇の映画。
一見、ギャングアクションのハードな映画のように思えるが、これはオネショタならぬオバショタ映画で、どちらかというと息子フィルを愛でる女性向け映画かなあ。アクションもそこまで凄くは無い。とはいっても運動神経も良くなさそうなか弱いオバサンが足手まといの子供を連れてギャング軍団と戦うのだから、それなりにハードな展開ではある。
ただ、ずっと二人のオバショタ愛憎の逃亡劇を見せられて、この内容で2時間は長えよ!ってちょっと思ってしまったw上手く解決するのかと思えば、自分は納得のいかないフワッとした終わり方で、この2時間何だったんだ?って少し思ってしまったw
その所為で、ラストの感動のシーンも自分はあまり感動できなかったわ。多分、女性が観ると、フィル可愛い、守ってあげたい、かわいそ〜、健気な少年だわ〜、ラスト感動で涙が出た〜ってなるんでしょうね。うーんやっぱり女性向けかなあ。
ギャングにしつこく追われたり、銃撃戦はそれなりに迫力があって面白かったけどね。のんびり街中で泊まってないで、さっさと遠くに逃げろよって思ったけど、ちょっと主人公も優柔不断だったかなあ。まあ、フィルが少しずつグロリアとぶつかりながら成長していくところはちょっと可愛かったかなあw
2時間は長すぎだと思うけど、それなりに見所も有り、どっちかというと女性向けな映画でした。
シャロンストーンの1999年のリメイク版「グロリア」の方は観たような気がするけど記憶が曖昧なのでもう一度観てみようかな。
■インクレディブル・ファミリー
凄く面白かったです。
ヒーロー物としては古今東西あらゆる作品の中で最高峰なのでは。
単純にアクションが凄いし、ヒーローが社会に及ぼす影響を功罪両面からしっかり描いているし、
タイトル通りヒーローと家族の両立問題が現代的なテーマで興味深いし、
どこをとっても高レベルで面白いという贅沢な映画。
ヴィランの魅力がちょっと薄かったのだけ残念。
・ミッションインポッシブル:フォールアウト
破茶滅茶かつどんでん返しの連続で面白かったです。今回も予想を裏切られまくりで痛快でした。
そしてトムさんは本当に何処に向かっているのだろう。次は映画史上初のリアル宇宙遊泳とかさせられそうだ…
最初のHALO降下のシーンが凄かったので後々の伏線なるのかなー と思ったけどそんなことはなかったぜ。
しかし直後のお便所格闘戦がとにかく凄まじかった。トムさんでもマン・オブ・スティールでもなくお前が輝くのかよ(笑)
それでもヘンリー・カヴィルのどでかい広背筋からオープンスタンスで放たれるフックの迫力には感動いたしました。
某大ヒットダークヒーロー映画を参考にしたという某老舗スパイ映画をさらにオマージュしたっぽい本作。
描写やら劇伴やら、そこかしこにエッセンスが感じられてその辺りも楽しめました。武装トラックによる襲撃っていいよね…
トムさんは歳も歳なんであまり無茶してほしくはないんですが、次作も期待してます。次はホークアイさんも参加してくれるといいなー。
■ミッションインポッシブル:フォールアウト
めちゃ面白かったです。
トム・クルーズは歳をとる毎にアクションが凄くなっていくのどういう事なの……。
トムが全力疾走してるだけでなんかもうテンション上がります。
複数の勢力が入り乱れる騙し合いも凄く面白くて、
「クランクインの時点では脚本がほとんど出来ていなかった」というのが信じられないです。
が、確かに、シーン毎に別の映画を見ているような楽しさが有って、
現場でのライブ感が映画のテンションに反映されているんだろうなぁと。
○ヒーローアカデミア
熱かった!
ほぼ出番が無かった方々も居たが、メイン勢はだいたい活躍し、最後はオールマイトとデクの師弟コンビが決める!
カッケー!
ところであの発明を量産してもらえばデクは100%出し放題では?
◆カジュアルベイカンシー 突然の空席(2014年 英米)
映画かと思ったら、海外ドラマだった。あの「ハリーポッター」の原作者の作品です。
内容はとあるイギリスの田舎町バグフォードが舞台。バグフォードの将来を決める議会では貧しい人々のための救護院を取り潰してスパなどのリゾート施設にする話し合いをしていた。それに反対の議員の一人バリーは脳梗塞で死んでしまう。そのリゾート施設の提案をした議長はバリーの代わりの議員を自分の息子にと立候補させるが、反対派は副校長のコリンを立候補させる、そして死んだバリーの従弟で暴力親父のサイモンも立候補する。
選挙戦が始まっって間もなく、インターネットに何者かが3人の候補の知られたくない過去や性格などが晒される。誰がやってるいたずらなのかわからなく、おびえる候補たち。一方、町の貧困層が住む「フィールズ地区」ではドラックが氾濫していて、母がドラック患者のため、荒んだ生活をしている少女クリスタルの波乱な人生も描かれる。果たしてこの町はどうなっていくのか?という映画(TVドラマ)です。
感想:はっきり言って、目的もなくただ色々な人々の様々な生活が3時間流れていくので、自分としてはあまり好きなジャンルでは無かったかなあ。だからといって、内容がつまらないというわけでもなく、起承転結なものを期待してみる作品ではなく、いつもと変わらない日常で少し変化があり、でも劇的な変化はなく、またいつもの日常が続いていくって感じな作品が好きな人向け。その変わらない日常、流されていく住民、そのなかで心理や考えさせられる部分を自分で見つけていく映画だと思う。
決して、「ハリーポッター」みたいな波乱に満ちた冒険物語を期待して見てはやめた方が良いですね。あくまでも静かな抒情的な詩的な映画です。
最初主人公っぽい性格の良い人が死んだときは、オカルティックな街の呪い的なあのホラー映画「IT」的な映画だと思いましたwだって、死神とかバリーの幽霊とかが「次はお前だ!」みたいなことをするから(あれは幻だったのかな)。でも、死んだバリーの事を疎んでいた議長も他の自分勝手でドラッグや盗みや暴力をふるってる人々も全然呪いにやられないので、「その手の映画じゃないんかい!」って肩透かしwインターネットの悪戯も死神とかの仕業と思ったら、作者のミスリードだったんかいって思いましたけど・・ラストはなんか切なかったですね。
墓が開いてるから死神が誰かを死の世界に連れ去るって言ってたのが、あの人(ネタばれなんで)だったんですねって解釈もできますね。別に悪人が死ぬとか決まってませんよね(なんかそこに作者の皮肉があるような)。「憎まれっ子世にはばかる」ってやつですか。
ただ、小説の方はまだ続くみたいなので(全7部作予定)、これはまだ第一部なんで、これからどうなるのかはわかりませんね。なんで、あんな可哀想なラストにしたのかは疑問ですけど、そこに作者の言いたい事が在るような気もします。
まあ、人間だれしも欠点も知られたくない秘密も、弱い部分もあって、そんな人々が集まって町ができる、そんな当たり前なことを再確認させてくれる作品でした。美容整形外科の男性は毎回ジョギングで走るだけなんですが、彼が一番の一歩引いて全体を見渡せる常識人のような気もします(彼にも隠し事がありそうですが今回は何もありませんでしたw)。
◆オールザキングスメン(原題: All The King's Men=王様の家来達の全て)1949年アメリカ
新聞記者のジャックはスタークという人物の取材を命じられる。スタークは誠実な政治運動家だった。彼は別の陣営に利用され知事に立候補することになる。それがきっかけで次々と民衆の心をつかんでついに州知事になるが、その裏では良からぬ連中との関りや表に出せない資金繰りのお陰であった。次第に誠実さを失い、独裁者のごとく振舞うようになるスタークに対し議員たちは彼の不正を暴いて弾劾しようとする。新聞記者だったジャックは記者をやめて彼の片腕となって汚い仕事をするようになる。そういった政治活動の表裏を描いた社会派な映画です。
感想:約60年前の映画なのだが、非常に面白かった。最初は政治運動やチラシを配ろうとすると、汚い役員たちの妨害に合って逮捕されたり、殴られたり,家に石を投げられたり散々な目に遭うスターク一家。しかし決して負けない根性と誠実さを見せる良い人だった。しかし小学校の死亡事故のお陰で民衆が一気にスタークを持ち上げた時の嬉しそうな顔がとてもいやらしく見えた。でもまだ、民衆のため誠実であろうとする姿勢は見えていたのだが、自分が利用されていたとわかった後の心の変容が最初はかっこいいと思うのだが、汚い取引などに手を染めていき、女遊びは派手になって批判していた不正議員と同じようになって行くスターク。人間の弱さが上手く描かれていて面白い。
一方、もう一人の主人公の記者のジャックも、元知事でお金持ちスタントン一族とスタークの命令との板挟みにあって苦悩する姿も上手く描かれている。ヒロインのアンも最初はジャックの事が好きだったのだが、スタークの勇ましい姿に恋に落ちていき、ついに叔父を裏切る過程やスタークの世話役のセイディの人物像やスタークに言い寄る女性たちへの嫉妬も面白く描かれている。まだある、スタークの息子の変容や判事の叔父や医者で従弟のアダムの心の変容、最初スタークを虐めていた郡の役員のダフィはスタークの裏の実働部隊になったり、ドモリのシュガーボーイも雑用係となってスタークを助けるようになるといった、人間関係の変化も面白かった。
2006年に「再映画化」されたのは知らなかったのでぜひ借りてみてみたいと思う。
実に人間関係や人物像の掘り下げや心の弱さ心の変容をうまく描いた、見ごたえのある大人向けの作品だと思う。ラストは・・うわあ!って叫びたくなるような終わり方だった。気になる人はぜひ見てください。スターク一家もスタントン一家もボロボロだね。
・ミッションインポッシビル フォールアウト
面白いっちゃ面白いけど話の展開が忙し過ぎて十分楽しめなかったかも…
もうちょい小気味良さがあれば尚よかったと思うんだけど
・カメラを止めるな!
これは上手い具合に騙してくれましたね
そこそこ高い期待値で臨んだんですが、ちゃんと超えてってくれました。
分厚い前振りで意表をついた上で、楽しい答え合わせだけじゃなくハートウォーミングな展開にしてくれるのも心憎かったです。
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カメラを止めるな!
話題先行になっているイメージはあったが、これはもう映画ファンなら絶対見るべき映画。
とにかく全面に映画愛を感じるし、映画業界志望者ならこれを見てすぐにでも映画を撮りたくなるだろう。
しがらみのあるスタッフが文字通り団結する最後の演出も見事だし、
個々のキャラクターのハプニングが作品に反映されていくコント的な内容もアイデア豊富で飽きさせない。
撮影中のアドリブでつい本音が出てしまうシーンなど正に映像作品のあるある。
劇中劇という設定のおかげで細かいことが気にならなくなっていく作りもいい。
僕のヒーローアカデミアの映画興行収入が11億と幸先がいい結果となったわけであるが
つくづくネット批評家の感覚と一般社会の公正な評価は剥離しているのであるな
・銀魂2
ここの役者や話のまとめ方の完成度の高さは相変わらずだけど、期待値が高過ぎたのもあってちょいダレた部分というか長すぎる間が気になったかな。
確かに小栗旬の舞台挨拶の第一声も頷ける長さw
インタビュー等では俳優陣は全体的に前作より原作を意識せず演じたとのことだったけど、脚本監督のおかげかなんならより前作より原作に寄り添ってるような、まぁだからこそ変に原作を意識せずに済んだのかな。
特に吉沢亮は原作沖田よりかっこいいレベルで沖田してるリアル沖田ぶりが痺れましたw
まぁ総じてパロディネタや中の人ネタも豊富でなかなか楽しめました。
ただ劇中BGMはちと微妙だったかな、テーマソングは最高だったんだけど…
○カメラをとめるな
いやはや、これは面白い!
昨日は三時間しか寝てなくて映画が始まる前は眠くて眠くて仕方なかったのですが眠気は綺麗さっぱり消えました!
色々なチープさも劇中劇のあれとして不成立していますし、ハプニングを強引にアドリブで繋いだりもう楽しい!
○ペンギンハイウェイ
思ってたのと違いすぎた…
ある種のオネショタ?
謎解きは理不尽に思いつつ、納得。
インターステラの「幼い娘の部屋で起こった怪現象を調べて極秘計画にたどり着き、選ばれし者として計画に参加した。でも、怪現象があったのは娘の部屋だったから選ばれし者は娘でした」に近いなあ
◆ワンピース フィルム ゴールド(2016年日本アニメ)
一つの国家と認識されている全長10キロの豪華カジノ船「グラン・テゾーロ」に立ち寄ったルフィ一行はそこで黄金を自由に操る船主でカジノ王のギルド・テゾーロの罠にかかり、見世物にされてしまう。ゾロを見世物として公開処刑にされそうになったルフィ一行は、船に眠る金塊の略奪とゾロの救出を試みるがどうなる?といった内容でした。
昔の感想でも書いたのですが、ワンピースは形を変えた「銀河鉄道999」ですね。今回は黄金のカジノ星についた鉄郎とメーテルってところですか。設定や前半のスピーディな展開は面白かったです。ただ、後半のダラダラいつまで続くのこの戦いって程の長い長い戦いは、途中で飽きそうになりました。小さい子供にとって2時間アニメ(ラスト30分くらいはずっと戦闘)は辛くないですか?って聞きたいくらいでした。
戦いが面白いならまだいいのですが、ただ訳の分からない「必殺技」の応酬、そこには勢い以外あまりアイデアが無い。作画はテレビ版よりいいのですが(まあ当たり前)、目を見張るシーンやハッと息をのむシーンがあまりなくて、いつもの戦いですねwって感じで少し退屈でした。
もう一つ不満を言えば、敵のテゾーロの過去はいらねえって事ですか。敵にも事情があって悪人になってしまったって言いたいんでしょうが、とってつけたような過去の不幸はテンポや爽快感を無くして、ただただウザいだけでした。悪人はすっきり悪人でいいじゃん、子供向けだしそんな深い内容にしなくても(するんだったらもっと掘り下げようよ。別特番アニメではなくこの作品内で)って思わないでもありません。多分テゾーロにこれで同情する人は少ないでしょうねw
とはいえ、これは大人の感想。子供にとっては、格好いいルフィー達の戦いが観れるこのアニメは、これはこれで価値のある作品だと思います。でも2時間って長くねえ?
あと、ナミが天候を操り、海水を相手に浴びせる技を仕えたら、簡単に勝てるのにって思わないでもありません。
・アントマン&ワスプ
シビルウォーのラストでとっ捕まった後のアントマンを描くシリーズ第2弾。
笑って泣けて、かつ綺麗にまとまったウェルメイドな続編という印象でした。
エンディングまで泣くんじゃない! とは何の宣伝文句だったか… 開始5秒からのファミリードラマにウルッと来てしまった。
相変わらずキャラクターが良い。特にルイスがイイのは言うに及ばず、今回は本当に全員が主役級にキャラ立ってて気持ちが良かったです。
今回の敵は今までいそうでいなかった位相ズラし人間。ヴィランと言うよりはDCドラマ、フラッシュに登場するメタヒューマンみたいな。
ハンク・ピムの奥さん、先代ワスプ役には何とミシェル・ファイファー! あのアメコミ映画史上最大の悲運のヒロインにして、
最も美しいヴィランを演じたミシェル・ファイファー。あの哀しきネコ姉さんが… そう思うと世の中どうなるか本当にわからないものですね。
こだわりを感じるエンドロールもナイス。そして終幕… これには泣きました。まさにエンディングまで泣くんじゃない!
物語はここから始まるのだ。次作のタイトルはヒューマンアント&ウィップラッシュに違いない。ドラムス的な意味で。
・アントマン&ワスプ
全編に渡って小気味いい笑いを提供してくれた
おかげでラストの悲惨さが際立つことに
いやほんと絶望的な状況だけどどうなるんだろう
登場人物全員に愛嬌があっていい、もちろん敵役にも
見せ場がそれぞれあったのも嬉しい、救出に行くのは博士しかいない、そりゃそうだ
ホープは今作で滅茶苦茶美人になってる
キャリアウーマン風よりもラフな方が似合う
戦闘も八面六臂の大活躍、やはり自力で空飛べるのは強い
エンドロールにもあった車のガラスブチ抜きシーンが美しい
しかしシールドはまだ復活してないの?
タイムスケジュールどうなってるんだ、S4の時点では大々的に宣伝してたはずだが
それともまた潰れたのか
○君の膵臓を食べたい
カニバリズムではありません
なろう原作の小説のアニメ版)(原作未読だけど)
実写版もありますが、実写とは話の筋がかなり違います
特にエンドは全く別物
実写にはあった10年後がぞんざいしません
アントマンアンドワプス
ラストは運が良かったのか悪かったのか
あっちにいる期間が解りませんが、奥さんみたいにならないのかな?
■アントマン&ワスプ
本作だけで完結してて良い作り。超絶なアクションも独特のギャグ空間も満載!
ラストもハッピーエンド!からのオマケ映像の絶望感よ……。
量子世界に閉じ込められたスコットはアベンジャーズ4のキーマンになりそうですね。
(初期アベンジャーズメンバー以外でアントマンだけ生き残ったのも、量子世界に居たから?)
■カメラを止めるな!
最高に面白かったです。
あらゆるシーンにちゃんと意味があって、映画愛に満ち溢れていて、
見終わった後に幸せを感じられる作品でした。
ただ映画見てから予告編を確認したんですけど、あの予告編は本編の楽しみを台無しにしてますね……。
監督はよくあの予告編でOK出したなぁ。
○THE MEG
定番のサメ映画
メグとは絶滅したはずの巨大サメ、メガロドンの事
海洋研究所で主任研究員の「マリアナ海溝の底はチリの集まりで中に入れる」という仮説に基づき、マリアナ海溝の底に探査船を送り込み、仮説通りに海底の更に下に入る事に成功。
未知の新天地を発見したがそこには絶滅したメガロドンも生き残っていて…
例によって中華資本なのかヒロイン初め中国人が多いし、陸のメイン舞台も中国
ヒロインもヒロイン娘も可愛いから良いけどね…
しかし良く海に落ちる映画館だこと
相手がサメだから仕方ないかもしれないが苦笑いするレベルでみなが海に落ちる
ボートが急発進して落ち、
サメがビクンと動くのを見て落ち、
ボートにサメが体当たりした上限で落ち、
船にヘリコプターが墜落してきてみなが飛び込み
ザ・プレデター
待ちに待った新作でしたが、セリフのやりとりやシーンの繋ぎがぎこちないというか、全体的に粗さが目立ちました。
プレデターさん(1号)は本編を2回見たら刺さるであろう作りなんだろうなー。結果的にキャラは立ってたけど動機については少し違和感も。
役者に関してはやはり顔役がいないとキツイですね。ダッチ・シェイファーとまでは言わずとも主演俳優くらいはねぇ…
幸か不幸かミュータント能力が発現せず生物学者となったサイロックさんは結構良かったんですけどね。
リブートなのか続編なのか微妙な立ち位置の本作ですが、EDを見ちゃうとそっちのノリでの続編ならあまり見たくはないかな…
プレデター好きの私からするとやはり初代・2・デターズの壁はやはり高かった、という印象ですね。
ぶっちゃけTVアニメ『さばげぶっ! 』のプレデター回のが面白かったんじゃないかなと。
予告編色々。
実写銃夢はもうキャメロンとロドリゲスを信じるしかない…
あとはボヘミアンラプソディが気になりましたね。QUEEN好きなんで。
◆シンクロニシティ(2015年 アメリカ)
ワームホールを開く実験をしている主人公達は、ワームホールの出口を開くことに成功する。出口からは人影と特殊なダリア(KMC014)が出てくる。頭痛で倒れた主人公ジムだが、すぐに人影を追いかけて実験場の建物の玄関に向かうとそこには謎のヒロイン・アビーがいた。
彼女はワームホールを開く機械(タイムマシン的なもの)を自分の物にしようとするスポンサーのクラウズの仕掛けたハニートラップであった。彼の罠にかかり、機械の権利を奪われそうになった主人公は、最終実験でワームホールを使って自ら過去に戻り、失敗をやり直してワームホール生成マシンの権利を取られないように過去の自分たちに警告するが・・というタイムループSF映画です。
まず、シンクロニシティとは「意味のある偶然の一致」という心理用語です。凄く複雑なストーリー映画で、ラスト付近が何度見ても意味が分からなく、他人の解説を見てしまったのですが、誰の解説を見ても「タイムマシン」を作ってるって書いてあって、あれ、主人公達は一度もタイムマシンを作ってるとは言ってないのに何故?(ワームホールを作ってる=タイムマシンなの?)ってそこから違和感があって、解説も人によってまちまちで、間違ってる事を書いてる人も居て、読んでもラストの理解が出来ませんでした。
過去に戻ったジムAはその世界にもともといるジムBに近づくとジムBには頭痛が起こる。ジムAは時の浄化作用によって数十時間後に体の機能が停止して死ぬ。とかルールが有るのですがジムAは何とか生き延びる方法を探そうとします。そして、マティの「平行世界」理論からもう一回ワームホールを使って元の世界に戻れば助かるのでは?とジムBに内緒でワームホール実験をしますが「失敗」wもう材料(MRD=放射性物質)がないので、クラウズ社(スポンサー)から買うしかないのですが、アビーがクラウズに体を売って(愛人になって)材料を工面してくれたんですね。ジムAはそのことを見ていたが、(ジムB)は知らない。
そして、ジムBはジムAと同じように過去へ戻る。ただし、アビーが全てを綴った手帳をこっそりポケットに入れてあったので、ジムBはすべての謎が解けた状態で過去(次元の違う)で上手く立ち回れたということかな?
最後のシーンの勝手な解釈ですが、ジムAはベットの上で死んだけど、ジムBは「タイムマシン(ワームホール)を作る実験」で爆発を起こしてジムは死んでもういない世界に都合よくたどり着いて、クラウズのハニートラップではないSF作家志望のアビーとパブで出会い結ばれたって事ですかねえ(この世界のジムはもういないから、死なずに済む)。ハッピーエンド!
感想:頭を使う複雑で何度も見返さないといけない映画ですが、エンターテイメント性はあまりない特撮に関してはC級の映画ですね。人によっては途中で断念する、人を選ぶ映画ですね。
自分も面白くないなあ、でももったいないから最後まで見ようか、理解できないのはくやしいから、しょうがなく何度も見ようか、って苦痛と闘って見た映画でしたw
もう少し、ワームホールの形成シーンやそこから人や物が飛び出すシーンを曖昧にしないでちゃんと見せてくれれば、まだ面白かったのに?あと、ラストももう少し分かりやすく演出してくれればなあ。
結局タイムマシン(だだし、過去へ戻れる時間は固定?)+平行世界移動の複雑な装置だったと言うことでいいんですかねえ?
監督さん達にお願いしたいw
SFタイムループ物を作る際はもっとわかりやすくもっと楽しませて欲しいですねえ。例えるなら「バックトゥーザフューチャー」シリーズとかそんな感じな物を。
■ザ・プレデター
これプレデターとしてやる必要有った?って感じの内容でしたが、
凄まじい脳筋具合で容赦なくぶっ殺すしぶっ殺される感じが最高ですね。
ヘルメットがうっかり動作して爆死したモブの彼がカワイソすぎて笑いました。
主人公にもうちょっとでも魅力が有れば良かったんですけどね。
今日見たばかりなのにもう主人公の顔を忘れてます。
◆バニシングIN60”(原題:Gone in 60 Seconds=60秒で盗まれます(意訳))1974年 アメリカ
表向きは、事故や盗難車の調査や修理や警察の手伝いもしている保険の調査会社だが、裏では車を盗み
売りさばいている窃盗団。ある日、アルゼンチンの大物(悪の)依頼で、注文する40台の高級車を期日までに届けなくては成らなくなり、いつもより強引な手で次々に盗むことになる、だが意見が合わなく喧嘩した義兄の密告により、何十台ものパトカーに追われ、ロサンゼルスの街を混乱に巻き込む大カーチェイスになってしまう。
感想:この映画の付属の説明を聞く分には、沢山の車をぶっ壊したいだけに作った(映画内で90台以上車が壊れている)、またはカーチェイスの腕を観てもらいたかったから(ラストは35分ぶっ続けのカーチェイス)適当なストーリーをくっつけて作っただけの映画らしいwまるでスタントの腕とカーチェイスのスタントの凄さを観てもらいたい為に作った「ワールドスピード」シリーズみたいな映画ですねw
出てくる俳優も近所の知り合いを使ったらしく、素人なのでちゃんと演技してるのは数名だけって分かる作りで、台詞も少なく、カツラでみんな変な変装をしていて、最初誰が誰だか人物と名前が分からなかった。監督の「クラッシュキング」ハリッキーも出演してるが誰だかよく分らなかった(廃車を買ってくるディーラーの人かな)。
窃盗団のメンバー:
主人公が窃盗団のペイスで相棒の黒人がアトリー、主人公の義兄がユージーンで、ファッション1970年代なのがスターシュ、ユージーンの妹で紅一点がパンプキン、軍隊上がりでドジな新人がコリスかな。買い付けのじいさんがテイラー。本当分かりにくかったわ。
ストーリー自体は単純で、カーチェイスをワイワイ友達や恋人と突っ込みながら楽しむ映画かな。自分はもう少しカーチェイスにメリハリを付けて欲しかったけど(さすがに何も知らずに35分ぶっ続けのカーチェイスは長すぎるわw)まあまあそれなりに面白かったかな。おバカ映画と知っていれば、他のことをしながらながら見してたのに、何かどんでん返しがあったりするのかなってずっと真剣に見てましたw
犯罪映画なので、勧めにくいけど、「ニコラスケイジ」主演で2000年にリメイクもされた映画なので、一度はどんなものか見てみたらいいかも。CGの無い当時の、カーアクションスタントの最高峰だったんだろうなあ。
◆魔女の宅急便(実写映画)2014年日本
魔女の血筋を引き、箒で空を飛ぶ魔法を習得した13歳の主人公キキは本格的な魔女となるため、掟で一年間他の町で一人で暮らさなければならない。
キキがたどり着いた町コリコで「魔女の空飛ぶ宅急便」を仕事にしたキキ、果たして上手く一年間暮らすことが出来るのか、という児童向け映画でした。
感想:アニメ版は大人でも感動させられる物があったけど、この実写版は完全に子供向けだね(子供だま・・んがうぐ)。大人(自分)の感想からいうと突っ込み処が結構有って、現実と比べてしまって、物語にのめり込めず醒めてしまうかなあ。
しかし、実写の方が原作に近いと聞いて驚きでした。アニメ版はかなり大人も観れるように改編してあったんだね。てことは、原作を読んでもあまり感動はしないって事になるが・・・。
突っ込み処の最大点は、嵐の中、カバの子供を他の島にいる獣医に連れて行く主人公達。飼育員の大人が自分で船で行くって言ってるのに、園長は「風が強くて危ない、ダメだ」っていうんだが、少女のキキに対してはそんなことはいわず「行ってくれ」と前向き。ついでに少年の「トンボ」も乗せて重量オーバーっぽい感じで嵐の中を飛び立つ。
もうこの時点で、自分はダメ・・物語として破綻してるって感じて醒めたわ。そして、ラジオでキキのことを聞いた、声の出なくなった歌手(マツコDXみたいな感じ)が応援のエールの代わりに歌い出して復活!(都合がよすぎるだろw)。この島の住民は子供を危険な目に遭わせて、その点は何も思わないらしいw魔女だから大丈夫だろうって思ったのかなw
まあ、色々書いたけど、子供が面白ければ例え話がおかしくても映画は成功なんだよな、深く考えなければそれなりに爽やかな感動はあると思う。自分は子供心に戻ってこの映画を楽しむような器用なことは出来なかったがw
あと、浅野さんが出演してたことにはちょっと驚いたが、なにあのテキトーな治療は(しっぽに何かを巻き付けただけ)w病名「中心点不明病」って何?本当にあると思って調べたわ、ファンタジー病なんだね。まあ、人間誰も自我を確立するまでは「中心点不明病」なんだけどね。キキの挫折と成長を掛けて、そういう事を暗喩してるんだろうけど。
それと、キキが遅れてパンを届けたおばあさんがやけに冷たくて嫌な感じだったけど、あれ原作者の「角野栄子」さんだったのかwナレーションが上手かったなあ。
ロケ現場は「小豆島」だと聞いて、ここで毎日、高木さんにからかわれているのかと思うと、別の意味でしみじみしましたw
◆の・ようなもの のようなもの (2015年・日本)
冴えない新米落語家の主人公「志ん田」は当然落語家を辞めて行方不明になった「志ん魚」を探して連れてこいと師匠「志ん米」に命じられる。「志ん魚」の師匠であった「志ん扇」の13回忌の催しで、「志ん魚」のオリジナルの「出目金」という落語をぜひ披露して欲しいと言う落語協会会長(女性)の要望であった。
「志ん田」は手がかりの一枚の写真から彼を探す旅に出るのだが・・という話です。
感想:久々に心温まるいい映画を見たなあって感じです。いい映画は見終えた後、心の活力・元気の素になりますね。ゆるゆるゆったりとしてとして優しい人情味溢れる癒やし映画でした。同じ落語を扱った青春物の「花とアリス」もいいけど、こっちの映画の方が好きになりましたね。もちろん某「落語」で心中するシリアスなイケメン落語アニメよりもこっちの方を見て欲しいなって気持ちになりました。自分はこっちの方が10倍よかったです。
前作の「の・ようなもの」も是非見たくなりましたね。「の・ようなもの」には落語家が頭に付くんだろうなあ。出演陣も豪華で「松山ケンイチ」(デスノート)を初めとして、「北川景子」(セーラーマーズ?)「尾藤イサオ」(この人が良い味出してるんだよなあw)「伊藤克信」(多分前作の主人公、この人も良い味出してる)「鈴木亮平」(西郷どん!)「ピエール瀧」「塚地武雅」(お笑い)「鈴木京香」「仲村トオル」「三田佳子」「内海桂子」(漫才師)「佐々木蔵之介」「宮川一郎太」・・やべ、桐が無いわw
とにかく豪華でした。
主人公が前作の主人公と交流を深めてて行くシーンはほっこりします。若い方が意見をぶつけ、先輩がゆるゆる受け止めたり躱したり感化されたり、帰ってきた返答に若い奴が自分の糧にする、互いに互いを刺激し合うところがこの映画の良い所ですね(決して腐が喜ぶホモ的なあれじゃないよ)。また周りの人間が優しくて暖かくて良い感じ。みんな格好付けていなくて生活感もあって嘘くさくない。いい映画だったなあ。是非続編を付くって欲しいとまで思いました。
ラストの盛り上げ方も自然でジーンときましたよ。こういう自然な感動が「魔●の●急●」(実写版)にも欲しかったなあ。と言うことで、出来たらみんなにも見て欲しい映画でした。
※「魔女の宅急便」でもうひとつ笑ったシーンがありました
それは、風車のあるパン屋の家の主人公キキが住んでるところの窓と風車の位置。あれ事故物件じゃないのか?いつか頭と胴が離れる死亡事故がおこるぞw糞危ないからせめて窓に柵をを作れよ(これが是非言いたかったw)。
・イコライザー2
デンゼル・ワシントン主演のセガールアクション第2弾。
前作同様、容赦のないアクションと人情味のあるドラマ。アントン・フークア監督の手腕が光る快作でした。
クライマックスはクローズドスペースでの一騎討ち… ロマンというものを実によくわかっていらっしゃる。
幼女と戯れるデンゼル(かわいい)は見れるわ、黒い叔父貴としての役割も果たすわで今作も八面六臂のデンゼルでした。
続編はもう作らないのかもしれませんがジェラルド・バトラーの『エンドオブ〜』共々、まだまだ続けてほしい作品シリーズですね。
・デッドプール2 長尺吹き替え版
どちゃくそやばみ って何だろ… 笑ったけど。
○モンスターストライク ソラノカナタ
アイドルとかに声当てさせるの、止めましょう
リズム怪盗みたいに1ワードで全てを諦めさせるほど圧倒的ではありませんが、やはり違和感は否めません
あ、千億売り上げるソシャゲ、モンスターストライクの劇場版アニメ第2段です
ソシャゲ全くやらないのでいろいろさっぱり分からないままに視聴
13年前の事件で東京は空に浮かび、以後はやりとり出来なくなっていたが、その東京ではモンスター(異世界人全般がモンスターと呼ばれているらしい)同士が2つの派閥に別れて争っていた
東京を封印した能力者の息子カナタが主人公で、その能力者を慕う人型モンスターの少女ソラがヒロイン
アクションはかなり派手に動いて良い感じ
ゲームのファンなら感動するかも
問題はストーリー
尺が足りなかったのかかなり唐突
ソラはかなりツンツンしたキャラでカナタとも友好的とは言いがたい
それが大したエピソードも無いままカナタは
「僕に大切な人を守らせてください!」
と覚醒し、ソラはソラでカナタのために命を投げ出します
ソラもカナタもその他のキャラも嫌いではありませんが、それだけに性急な展開は残念
○若おかみは小学生
20巻くらい出ている女児向け小説原作の映画
テレビアニメにもなってます
テレビアニメと原作は未読
両親が亡くなって祖母が経営する温泉街の旅館のお世話になる事になった小学生の織子、通称おっこちゃんの若おかみ物語
結論からいうとスゲー良かった
女児向けながら意外にヘビーな内容ありで、美人占い師の入浴やお買い物でのファッションショーモドキなど、大きいお友達にも響きそう(笑)な部分も…
いや、ファッションショーモドキは女児も喜びそうですが
登場人物も良い感じ
ライバルの真月(まつき)ちゃんは温泉街1の旅館の跡取りで嫌味なお嬢様枠ですが、口先だけでは無い凄い子です
そうそう。ライバルはスゲーヤツだから勝ちたいんだよ!
ラストはおっこと真月の神楽舞
女児アニメ、侮れないぜ!
◆の・ようなもの (1981年作)
落語家達を中心においた、青春群像劇・・のようなものでしたw落語のような物、青春映画のような物・・・全ての問題に「まあいいじゃん」って感じでのらりくらりと躱して決して断定はしない、そんな映画でした。当時の世相もそんな軽薄な感じだったのかなあ。
新感覚な笑い、新感覚なストーリーっていえばそうなんだけど、自分は散漫な感じであまり感動も笑いもなく凡作にしか思えなかったです。続編の「のようなもの のようなもの」が大変良かっただけに肩すかしを喰らったようで残念な映画でした(自分はね)。
ただ、秋吉久美子がエロい!大人のさりげないエロさというか、真っ赤な下着姿がエロい(一見の価値ありw)。
あと、主人公以下仲間達の落語が下手すぎる!これは笑うシーンなんだろうけど、下手すぎて笑えないのが笑えるw
それと、高校生との淫行ギリギリのデート、当時はそういう法律が無く自由だったのかな。
そして、女性達の軽薄な会話口調。「うっそー!やだー!しらないー!なにそれー!」こんな感じなのが時代を感じますw
ストーリーに関しては、行き当たりばったりなのか計算なのか分からないが、ちょっとふざけすぎな感がありました。とくに落語達の悪のり「お天気予想クイズ」のくだり。
マンモス団地って言うんだろうなあ、あの巨大な団地タウン。そのマンモス団地の奥さん達の行動も「お前ら暇人なのか」って感じでなんとも言えなかったですね。
クライマックスシーンの「しんとと」の歩きながらの新落語(創作落語)は、ちょっと哀愁が漂っていて味がありました(このシーンだけは認める)。
総評としては、続編に比べて凡作で無理して観るものでは無かったって感じですか。「しんとと、しんとと・・・」
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