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非モテは奢るべきか、奢らざるべきか?

181sho_ta:2006/12/13(水) 15:22:33
>大野さんへさらに続く

 例えば私は就職したての頃、上司(仮にAとしておきましょう)に多大な迷惑をかける新入社員でした。仕事はできねーし飲み会に行けば高い酒を飲みまくるし放っとくとお姉さんは口説き出だすしで散々です。それでも上司は根気強く私に仕事を教え、酒の飲み方を教え、金の使い方、社交的な身の振る舞い方、行儀作法をたたき込み続けました。
 そんな上司Aも、ようやく私は半人前くらいになるころに退職していきます。
 では私はこの「上司Aから受けた恩」をどうすればいいのでしょうか。Aの家まで押しかけていって肩でももめばいいのでしょうか。違いますね。私はいま、(かつて上司Aが私に接したのと)同じようなことを自分の後輩Bや部下Cたちにしています。仕事を教え、挨拶を教え、酒の飲み方や金の使い方を教えています(まあまだまだ半人前ですが)。
 
 何度か大野さんに伝えたように、イデオロギーとは「視点」であり「立場」であり、「世界の切り取り方」です。この世界をどのように見るか、ということこそイデオロギーの違いといえます。
 だから上述の上司と私と後輩たちとのやり取りについて、マルクス的に「プロレタリアートをうまく搾取し、プチブルに改造するためのブルジョアの陰謀的詐術だ」と言うこともできます。それは「マルクス的視点」で見れば、おそらく正しい。「その上司もあんたも、そうすることが会社のためになり、ひいては自分のためになると思ってるからやってるだけだろう」と言われれば、まあそう見えるかな、と思います。
 けれど私はそういうイデオロギー、見方、視点を選択しないわけです。

 ではこれを「女性と食事に行った際には、(多くの場合は誘うほうである)男が奢る」という形式に当てはめるとどうなるでしょう。
 私はまあたいていは女性と飲みにいくさいには、全部払うか多く払うかします。そのことで女性が心理的圧力(応召義務)を感じることはあるでしょう。女子力が弱い知り合いもいます。しかし私のほうは「贈与」と認識していますので、その女性から直接的見返りを求めることはほとんどありません(「まったくない」とは言わない(笑))。
 相手の女性は応召義務を果たすために、より綺麗な服を着てくるかもしれない。化粧をキチンとしてくるかもしれない(周囲に「sho_taさんってとっても素敵ね」と言うかもしれないw)。例えばそのことで彼女がよりいっそう綺麗になれば、それは直接的に私に返ってくることではなく、彼女自身にも、またその周囲の男性にも、多くのものをもたらすでしょう。
 むろん「お前(sho_ta)はそれを期待しているだろう」と言われれば、まあ期待しているかもしれません、しかしほら、そこは贈与ですから。「期待してない」と私は胸を張っていうわけです。

 こうしたことが「社会を回す」と言うことであり、「ヒト」と「ヒト」との間柄を円滑に回す、ということなのです。

 長くなったなー。で、ええと、なんだっけ。
 ああ、大野さんへのレスか(笑)。

>語ることはいいが、その内容には疑義を申し立てるという意味ですか?

 そうですよん。当たり前じゃないですか。

>そういうふうには普通読めませんよ。

 それは私の文章力不足でしょうねえ。


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