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非モテは奢るべきか、奢らざるべきか?
140
:
大野
:2006/12/08(金) 16:31:33
(続き)
えーとこれでsho_taさんへのお返事は終わりにしようかと思いましたが、せっかく細かくレスを下さいましたので、長いですけど一応お返ししますね。ただフェミニズムについてこれ以上やりとりしても平行線でしょうから、その件についてはここまでにしたいと思います。
>「非モテ男子が女子を食事に誘う場合、原則奢りか原則割り勘か、どちらがよいか」という命題を検討するさい、私はあえて「女子力が弱い女子の場合」を考えてません。理由は簡単で、「非モテ童貞が食事に誘う相手」のうち、その相手が「女子力が弱い」相手である可能性が低いからです。
何を根拠にそう言われているのかわかりませんが、女子力の強い女性が非モテ男性の誘いを承諾する可能性の方も、相当低いと思います。
>多くの女性はそれを息苦しく感じ、同意署名はしないでしょう。商品価値は著しく変動し、食い逃げは許されることもある、だからこそ恋愛は楽しい、と彼女たちは知っているのですから。
私は「だからこそ恋愛は苦しい」こともあると言うわけです。彼女達にフェミニズムへの同意署名など求めません。ただ、自分のしていることを自覚してほしいだけです。その後彼らがどう考えるかは彼らの問題ですから。
>それを「動かしがたい真理である」というように主張するところが、フェミニズムの胡散臭さを増加させていることにお気づきでしょうか。
真理? 繰り返しているように、ただの事実ですが。フェミニズムなどかけらも興味のない人だって認識できることです。男女関係をロマンでしか捉えないならば、それは無理かもしれません。しかし一方で、その事実があるにも関わらず(というかむしろあるがゆえに?)人は恋をするということこそ、驚くべきことじゃないですか。人間って面白いですよね! (註:すべての人が恋をするという意味ではありませんのであしからず)
>ある人がある異性に食事を奢ったとする。食事だけではありません。映画のチケット、誕生日プレゼント、花、笑顔、労働、時間、手間、なんでもいいでしょう。それらすべての「贈与」を「権力関係を取り結ぶための、見返りを求めるものである」とせざるを得ないところが、フェミニズムの宿痾であり業であるのです。
「奢りルール」と、それ以下に挙げられている様々なものを一律に同じように語れるんですか? 「なんでもいい」くないですよ。また「すべての贈与」じゃないです。「笑顔」たっていろんな笑顔があるんです。個別のケースがどういう背景を持っているか見ないとわからないことです。どうしてそんなに素朴に考えられるのか、理解に苦しみます。こういうかたちでフェミニズムを理解しているとしたら、sho_taさんの見方に相当バイアスがかかっているのではと思わざるを得ませんねぇ。
>大野さんはかつて「相手に黙って映画チケットを買い、貰ったものだと言って渡した」という時、それは「見返り」を求めたのでしょうか? 映画のチケットをこちらが用意したのだから、その見返りに自分を愛すべきだ、と?
ですから、わざわざ買ったと言うとそう取られてプレッシャーを与えるのが嫌だったと言ってます。もちろん期待はしました。誰かを好きになった時点で、自分も同じように愛されたいと思うのは人情でしょう。そういう恋愛のきっかけが、「男の奢り」という形で形式化、一般化されているのは問題ではないかという議論じゃないですか。少なくともこちらはそのつもりで書いてますが。
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