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裏設定スレ

25 ◆RINAzwdJKI:2014/05/23(金) 10:37:05
永久にも思える遊覧飛行。
少女は窓越しに、すでに見飽きたソラを眺めながら。

「この空の果てはどこにあるのだろう?」、そう言って。
昔見上げた空に、彼女はいて。
昔見上げた空を、今は見下ろしている。

高度36000kmの空を、少女は漂う。
こんな高さまで来ると、もう周りにはなにもない。

何にもない。 何にもない。

遠くに見える星と星を繋ぎ合わせて遊ぶのにも、もう飽きた。
変わった星に名前をつけて遊ぶのにも、もう飽きてしまった。

…自由に飛べたら、よかったのだけど。
あいにくこの箱は漂うだけで、自由に飛んだりすることはできなくて。

見下ろした青い惑星は今日に限って雲ひとつなく。
あの地上から空を見上げたら、あの日と同じ青空なんだろうか、そんな風に思ったりして。


遊覧飛行にも飽きて、窓すら見なくなったある日、突然、乗っていた箱が大きく揺れ、窓の外の景色が大きく傾いた。
びっくりして窓から周りを見てみたけど、見えなかった。きっとなにか大きなものがかすっていったのだろう。
よくあることだ。 こんなの、いままで、何度だって。

でも、急速に、あの星々が、遠のいていく。 名前をつけた星たちが、名前をつけた星座たちが去っていく。
今までになかった星たちの動き。 それは、彼女が惑星に吸い寄せられていることを…
待ってリィナ、ジュリアス、ユーノ、行かないで…!

真っ赤に燃え上がりながら落ちていく少女の棺桶。
悲鳴のような叫びは誰にも届かない。

ただ、地上からは。
白く輝きながら落ちてくる、銀の矢のような流星が、空を照らしたのが見えた…


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