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18才未満は見ないでくだちいSSスレ

194花火志願の名無しさん:2005/11/07(月) 22:38:59
ブルマが死ぬ。
悟空は、ブルマとの密約を交わした時のことを思い出す。あの時悟空はまだ若返っておらず、ブルマと並ぶ目線だった。

「なあ孫、ベジーティアより先に俺が死んだらさ、あいつのこと、頼むな」
いきなりな言葉に、悟空はきょとんとした。
「死ぬって…何言ってんだ、おめえ」
「俺はふっつーの地球人だから、サイヤ人とは年の取りかたが違う、って言ってんの」
軽い調子で言っているのに、苦く笑うその顔は実に辛そうだった。

「あいつな、誰かに入れこまないとダメになっちゃうんだよ…」
悟空に出会うまでに入れ込んだのはみんな「敵」、ベジーティアは殺して敵の物を自分のものにしてしまおうとしているふしがあった。
しかし殺せない相手の場合、どうなるかわからない。
ブルマは、老化が進む自分と、若いままのベジーティアを見る度に恐くなる。
悟空が死んでしまった時の、抜け殻のようなベジーティアを思い出して恐くなる。
あの頃のベジーティアは、悟空とブルマに半々くらいで入れこんでいた。
悟空の死後、ベジーティアは元のように戦いを取り戻すのにさえ、悟空に入れこんでいた分までみんな、ブルマに入れこむことを必要とした。
一時、悟空が戻ってきた日だけ悟空に全てを傾けてしまった、あの日見た、あまりに激しくあまりに熱いものを、悟空のことを吹っ切った今はほぼ全てブルマに注いでいるのだ。
子供達にも多少傾けているが、それでもブルマの比重が重くなりすぎている。
そんな今、ブルマが死んでしまったら、ベジーティアはとても一人では立ち直れないだろう。
「せめてな、お前だったら闘うことだけはどうにかできると思うんだ」
ブルマは言って、さりげなく牽制する。ベジーティアに対する、悟空の邪な気持ちを。
彼に比べて単純な悟空のことなんて、みんな見透かしている。
それを誇示するように口の端で笑ったブルマは、次には頭を抱えて叫んだ。

「入れ込むのは俺だけでよかったのに!」

それが、ブルマと悟空の密約だった…


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