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アリア様とリリア様日記 -Part0002-

734悪のリリア★:2006/12/22(金) 18:44:16

2006年12月20日(水) 晴れ。


お金。
昔、お金についてよく考えろと教えられた。
お金は大事だから。


これはあくまでりりっこが生まれてから教えられたことであり、
普通の方が読んだら気分を害するかもしれませんが、ご容赦ください。



例えば、2万円のモノが欲しかったとする。
これを手に入れるために
仕事をして2万円稼いで買う、というのはダメだと最初に教えられた。

2万円のものを買っても
人間は欲しいもの、必要なものがたくさんある。
2万円の次も5000円が必要だったり、2000円が必要なこともある。


実際生きていくためには
お金は必要なんだ。
たとえば、これは2万円のものだけど
人間が生きていくには
もっともっとお金がいる。
家もお金がいるし
食費もそうだし、光熱費、水道費、
また家庭をもったらそれへのお金もいるし
まあ、生きていくにはお金がたくさんいる。


2万円のものを欲しくて
労働して2万円稼いでそれを買うっていうひとは
この一生にかかるお金全部も
労働して稼ぐことになるでしょう。


これはお金を使っているんじゃなくて
お金に使われているんだ。人生を。


労働が悪いことではない。
むしろ社会を形成するパーツとしては必要不可欠だと思う。
ただ、りりっこはそうであるな、と教えられたんだ。


最初に教えられた。
お金は使われるものではなく、
使うものだって。


じゃあ、どうしたらいいか、ってことを教えられた。

2万円の欲しいものを我慢する。
これもダメだ。
その2万円は必要なものなんだ。
それに生きていくためにはやっぱりお金がいる。
ここで2万節約しても、
まだまだ必要なお金がある。
目先の我慢にこだわっても根本的な問題が解決していない。


では他の考えを。
これは社会における教育方法の話であるので
犯罪を推奨することもできない。
だから2万円を盗んでくるとか、
商品を盗むとか、
お金を偽造するとか、
そういうのを教えるのももちろん駄目だ。


こう教えられた。
2つある。


1つは
2万円のモノが必要だった時は、
2万円という現金を稼ぐのではなく、
恒常的に2万円をポケットに供給し続けてくれるシステムを形成すること。
これを資産というらしい。


資産というのは持っているだけで
毎月お金をもってきてくれるもの。
それは頭を使わないと作れない。
でも、案外そういうものはある。


もう一つの考え。
それはなんらかの方法を考えて
2万円のものを2万円未満の方法で手に入れることの模索。
たとえば、これを18000円で買うシステムを考え
それを確立することができれば
今後の人生においての必要なお金も
このシステムを介すことによって
1割ずつ減らすことができる。
ある種の資産みたいなもんだけど。
今は1割だけど、
これをもっともっと突き詰め
2割、3割・・・としていき
最終的には10割を目指す。
これも一つの回答だってさ。



なにも考えないで必要な分だけを
労働してお金をその必要な箇所にあてていたら
その一生はお金に使われることになる。


働けば働くほど貧しくなる。
月に100万円稼ぐ人は
決して20万円の人の5倍労働しているわけじゃない。
それどころかもっと少ないことも十分考えられる。
それはこのひとが直接労働していなくても
ポケットにお金を入れ続けてくれるシステムを
なんらかの方法で確立しているからだと思う。


人間は
お金に使われるものではなく
お金を使うものだって
最初に教えてもらった。



りりっこは自分で言うのもアレですが、
お金のことを真剣に考えています。
必要なものを手に入れる時、まずは考える。
頭は使っていかないと腐敗する。


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