アリア様とリリア様日記　-Part0002-

717：悪のリリア★：2006/11/30(木) 15:01:41: 2006年11月29日（水）晴れ。

間に合ったのかな。
まあ、だめかもしれない。

これが力なんだ。
本当は怖いんだ。
怖くないわけなんかない。

あいつのこと思い出して
息苦しくて
気持ち悪くて
これが人間の行き着いた最果てと思いつつも
まだ自分が生きているという実感がある。
何処で道を間違えたのだろう。

某所で書いたもの。
＋＋＋
今日はりりっこの
小学生時代の戦いを振り返ってみたいと思います。

誤解のないようにいっておきますが
これは小学校の時に使っていた作戦なので
現在では穴だらけということは念頭においといてください。

ジャンケン。
これは意外とよく行われる勝負です。
例えば掃除当番を決めたり、
余った物を奪い合ったり、
もっと重要なところでいくと係の決めあいとか。

一見するとジャンケンなんて
運でしかないというヒトもいれば
読みの勝負、
あるいは統計の勝負というヒトもいます。

りりっこの戦いはそれらとは違うものでした。
ジャンケンの内容にもよるのですが、
敗者1人を決める類のジャンケンってあるじゃないですか。

負けたひとだけ幸福がもらえないだの、
嫌な役割がついてくるだの。
これはそういうジャンケンで有利になります。

この一見すると平等とも思われるジャンケン。

もし５人でジャンケンをする場合、
敗者１人で面倒が押し付けられる場合のお話をします。

予めその中の４人が手を組んでいたら？
４人が同じ手を出すと決めておくのです。

あまり頭のよくない子はこういいました。

『相手が４人同じ手を出すなら、勝つ時は一発で勝てるじゃん？　別に有利でも不利でもないよ』

違います。
よく考えてください。
４人が同じ手を出すってことは
一見５人でジャンケンしているように見えて、
２人でジャンケンしているようなものです。

この場合、ハミゴにされたひとは
勝率1/2　敗北率1/2
となります。
（アイコの場合はやりなおすのでカウントはなし）

対して、４人で水面下交渉を行った側は
５０％で、もし負けた場合は
その４人で平等にジャンケンしたらいいのですから
2*4=8　なので
総合的な敗北率は　1/8　となります。

つまりＡさんがハミゴにされていた場合、
面倒な役目を押し付けられるのは

Ａさん　1/2
Ｂさん　1/8
Ｃさん　1/8
Ｄさん　1/8
Ｅさん　1/8

となります。
しかも、Ａさんははめられたことにきづかず、
運で負けたと思うわけです。

このジャンケンのイカサマ？のミソは
この勝負において
１位から４位は同価値だということです。
もっといえば、5位さえ逃れられたらいいのです。

だから1位か5位かを強制的に賭けさせられているＡさんは
それだけで既に不利になっているわけです。

で、仲のいい子には予めこの戦い方を教えておきます。
もちろん、この戦いは裏切りがおこらず
相手を信頼している場合にのみ可能なので
誰とでもできるものではありません。
なので、心の許せるお友達と
「永続契約」で同盟を結びます。

これにより、その友達を含めてジャンケンをするときは
常に有利な状況でジャンケンをできるわけです。
で、ジャンケンで自由に相手を選べる類の場合
たとえば、自由に3人組みになって敗者をそれぞれ1人選んでくださいー、なんて状況の時は
その相方と、あと一人生贄を加えた3人でジャンケンをします。

一見平等なはずのジャンケン。
りりっこが小学校の時に貪ってきた権利の中には
こうやってもぎとった権利やモノもたくさんあるのです。
掃除当番をヒトにおしつけたり。

それを父に話すと
父は
『ここはもっとこうするべきだ！』などと
色々とアドバイスしてくれました。

父を思い出しました。
りりっこがドラクエをやってたら
いきなりデータを消すのです。

なんで消すの？って文句をつけると
ヘタクソなゲームは見るに耐えない、とのことでした。
もっとうまく戦えって怒られました。

モンスターとの戦い方が不細工を理由に
親にセーブデータを消された子供って
あんまりいないと思います…
＋＋＋

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