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ケミカル小隊 技術研究本部
1
:
ケミカル伍長
:2009/03/21(土) 22:28:32 ID:???
∩
:| |
∩____| |
| ノ ・☆・ ヽ なんとなく
/´ ─ ─ |
ミ '' ( _●_)''ミ 理科っぽい事はここにメモる
. / ._ |_/__ノヽ
-(___.)旦(__)─
160
:
ケミカル伍長
:2010/03/25(木) 11:33:11 ID:UY4bHWAU
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( フラーレンの中は常に低温だ
/´ ─ ─ | )) で、その中に超伝導物質を入れると
ミ U ( _●_)''ミ ( マクロ的には常温超伝導ができるんじゃないかと
. / ._ |_/:===* 期待されてる
-(___.)─(__)─
ピン止め効果
超伝導というと磁石の上に浮く現象が有名だが
磁力と反発するマイスナー効果だけでは飛んでいってしまうだけで
空中には浮かない。磁石から一定の場所で浮いたまま動かなくなるのは
同時にピン止め効果が発生してるから。
一度超伝導物質の中に磁力が通った所で冷却していくと
磁場を捕まえたまま動けなくなる。だからマイスナー効果で浮き上がったあと
飛んでいかずに空中に浮いている。
これは、先に冷やして超伝導にしてから磁石に近づけても起こらない。
そして純粋な超伝導物質では起こらない。
わずかに不純物を入れて欠陥を作って二種超伝導体にしないといけない。
こうしないと電気も近づけないので実用にならない。
超伝導物質に細かい添加物が多いのはそういう事情もある。
161
:
ケミカル伍長
:2010/03/25(木) 21:40:49 ID:UY4bHWAU
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( フラーレンの中は常に低温だから
/´ ─ ─ | )) 常温超伝導が・・・というのはウソらしい。
ミ U ( _●_)''ミ (
. / ._ |_/:===* そういう論文もいくつかあったらしいが
-(___.)─(__)─ 後から捏造であると訂正されたらしい。
でも、なってもおかしくないと思うけどなあ
162
:
ケミカル伍長
:2010/03/27(土) 16:25:58 ID:22nEk8zM
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( アンモニア吸収式冷凍機は
/´ ─ ─ | )) 内部で濃度25%ぐらいのアンモニア水が180℃ほどの
ミ U ( _●_)''ミ ( 状態であり、タンク材質に通常鉄材を使うと腐食が進む。
. / ._ |_/:===* それゆえアンモニア水に六価クロムを添加し
-(___.)─(__)─ タンク内部に不動態皮膜を作り腐食を防いでいる。
六価クロムは毒性があり発がん性がある。有機物に触れると三価クロムになる。
163
:
ケミカル伍長
:2010/03/30(火) 17:53:38 ID:sitHaPAU
. ∩____∩ 超伝導体の作り方(イットリウム系)
| ノ ・☆・ ヽ (( 高温超伝導セラミックスY-Ba-Cu-Oを作製する。
/´ ─ ─ | )) 原料粉末の酸化イットリウム、炭酸バリウム、酸化銅を所定量、秤量する。
ミ U ( _●_)''ミ ( これらをよく混合し、円盤状に成型し、高温電気炉を用いて約900℃で1日焼成する
. / ._ |_/:===*
-(___.)─(__)─ 90ケルビンで転移するので液体窒素が必要。
920℃<t≦980℃の焼結温度。温度管理が必要なので電気炉が都合がいい。
素材の調合はY:Ba:Cuがモル比で1:2:3の割合になるよう必要
空気中で900℃の燃焼を9時間行い、焼き上がりを粉砕して粉にしてプレス成形して
再び20時間、930℃で焼き、焼き上がりを12時間かけて冷却する。
ちなみに完成した超伝導体をいきなり液体窒素に漬けると割れてしまうので
時間をかけて冷やす。
CeCu2Si2が発見された時に以前の理論では説明できない部分が出てきたので
いまだによくわからないとか言われてる。
CeCu2Si2は3万気圧にすれば転移温度が2倍になる。
室温超伝導はいまだに実現されていないので
例えば−80℃ぐらいの転移温度のものを作れれば
一気にお金持ちである。
なぜなら液体窒素より圧縮が簡単な液化二酸化炭素でも作れる温度だからだ。
万が一、0度で転移するもが作れれば世界的英雄である。
164
:
ケミカル伍長
:2010/03/30(火) 18:44:13 ID:sitHaPAU
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( 臨界磁場
/´ ─ ─ | )) 超伝導って一定以上の磁場をかけると超伝導でなくなっちゃう。
ミ U ( _●_)''ミ ( すげー強力な電磁石が作れるのが売りなのに。
. / ._ |_/:===* 電気抵抗0だからってんで大電流を流して磁石にすると臨界磁場を越えたところで
-(___.)─(__)─ 電気抵抗が発生して超伝導でなくなり抵抗のジュール熱で液体ヘリウムが沸騰爆発する。
その現象をクエンチという。
んで、冷やせば冷やすほど臨界磁場に余裕が生まれるので
実際の運用では転移温度よりずっと低く冷やしてる。
医者の使ってるMRIでも液体ヘリウムじゃ不十分って事で
気圧を下げてヘリウムの沸点を4ケルビンから2ケルビンにまで落としてる。
(現在実用化されてる超伝導の多くはニオブチタンで転移温度10ケルビン、臨界磁場12テスラ)
知らんかった・・・
銅化合物系はあまり実用化されてないんだな・・・
セラミックじゃコイルとか作りにくそうだもんな
165
:
ケミカル伍長
:2010/03/30(火) 20:33:18 ID:sitHaPAU
. ∩____∩ 水ガラス
| ノ ・☆・ ヽ (( 珪砂と炭酸ナトリウム、もしくは固体の水酸化ナトリウムを混ぜて
/´ ─ ─ | )) 加熱するとケイ酸ナトリウムになる。
ミ U ( _●_)''ミ ( これを水に溶かすとすごくアルカリ性な粘液になる。
. / ._ |_/:===* 水ガラスといわれる。粘土の粘度調整に使われる。これを入れると柔らかくなる。
-(___.)─(__)─ 水ガラスに塩酸を入れるとなんかできる。
それを乾燥して500℃で熱して脱水するとシリカゲルになる。
容器に水で薄めた水ガラスを入れ、金属塩結晶(硝酸銅や硝酸コバルト)を落とす。
結晶が溶けた部分は酸性になる。水ガラスに触れ部分的に中和される。
中性付近だと水ガラスは凝固するので
溶けた塩と周囲のアルカリ水溶液の境目でガラス(シリカゲル)の壁ができる。
そうして区切られると浸透圧で外から金属塩水に向かって水が入ってくる。
すると壁が破れてまた金属塩水が染み出して水ガラスより比重が軽いので上に上り
再び壁を作り・・・・の繰り返しで容器の中に金属塩の色に応じた美しいシリカゲルの枝が伸びる。
この実験を ケミカルガーデンという。
166
:
ケミカル伍長
:2010/03/31(水) 18:42:20 ID:e.BGm946
. ∩____∩ テルミット溶接
| ノ ・☆・ ヽ ((
/´ ─ ─ | )) 鉄さび(酸化鉄Ⅲ)酸化第二鉄と
ミ U ( _●_)''ミ ( 細かいアルミの粉末を混ぜて火をつけると
. / ._ |_/:===* 急激に燃焼して溶けた酸化アルミと溶けた鉄になる。
-(___.)─(__)─ 鉄のほうが重いので下に溜まり冷えると固まる。
道具いらずの溶接方法として満州鉄道でも活躍した。
このテルミット溶接した鉄には炭素が含まれない。
アルミ粉末は水とも反応するので、アルミ火災に水をかけるのは危険である。
日本の法律だと150µmの網ふるいを通過する量が50%を超えるアルミ粉末を危険物として定義している。
また 粉塵爆発も起きちゃう。
150みゅーみりって0.15mmか
指紋検出用の粉としてヤフオクで売ってる・・・
ていうか、ポスターカラーの銀粉じゃないのかな。
画材屋で売ってるの、そうかも。
てことは、これを水に漬けて反応させればアルミナになるのか
167
:
ケミカル伍長
:2010/03/31(水) 20:40:50 ID:e.BGm946
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( 膨張 物は熱いとでかくなる
/´ ─ ─ | )) 原子間のひきつける力によるので融点と関係性がある。
ミ U ( _●_)''ミ (
. / ._ |_/:===* 線膨張率ってのは単純にどれぐらい伸びるかって事で
-(___.)─(__)─ 長さ=0℃の時の長さ×(1+線膨張率×その時の℃)
つまり鉄の線膨張率は1℃あたり12×10^-6ぐらいだから
0℃の時1mの鉄棒は500℃になると
1000mm×(1+0.000012×500)=1000mm×1.006だから
1mと6mmになるって事か。
物質の線膨張率
鉄 0.000012
アルミ0.000023
ステンレス0.0000104(SUS410)
0.0000173(SUS304)
炭素鋼0.0000108
銅 0.0000168
酸化マグネ0.0000097
マグネシウ0.0000254
つまり融点の低い物ほど膨張しやすいんだな
体積の膨張は単純に体積膨張率=線膨張率×3
168
:
ケミカル伍長
:2010/04/01(木) 22:00:12 ID:rHGf4sa2
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ ((
/´ ─ ─ | )) もう3時間もボルテックスチューブの冷却原理について考えてるが
ミ U ( _●_)''ミ ( まったくわからん。
. / ._ |_/:===* 角運動量の差が熱として・・・?
-(___.)─(__)─ 普通に圧縮空気を大気開放してるだけじゃ高温側が説明できんよな・・・
わかりやすく説明してるサイト、ないかなあ
169
:
ケミカル伍長
:2010/04/01(木) 23:40:15 ID:rHGf4sa2
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ ((
/´ ─ ─ | )) ぼるテックスチューブはヒルシュ管とも言う・・・
ミ U ( _●_)''ミ ( だいたいの構造はわかった。
. / ._ |_/:===* T字につないだパイプ、下から筒に渦を巻くように圧縮空気を流して
-(___.)─(__)─ 片方にバルブ、中央にワッシャか・・・
それらしい説明もあったがいまいち納得できない
7気圧ほどの圧縮空気で−40℃ほどの冷気を作るか・・・
気流の流れが複雑なだけで、これって単なる断熱膨張じゃないのかなあ
どうしてあまり普及してないんだろう?
製品も結構売られてるのに。まあフロンガスの冷蔵庫より仕事の効率が悪いなら仕方ないか。
170
:
ケミカル伍長
:2010/04/02(金) 08:32:37 ID:2y77f8Rw
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( よし、理解した。
/´ ─ ─ | )) ダイソンの掃除機のサイクロン理論と比べてみればわかりやすい。
ミ U ( _●_)''ミ ( やはり単なる断熱圧縮だろ、これ。
. / ._ |_/:===* 最初に見たHPが素人にわかりにくいように書いてるんだ。
-(___.)─(__)─
外部から圧縮空気を入れて渦を作る。
外壁部分は遠心力で高圧、中心部は低圧。
遠心圧縮のままヒート部を長くとって冷却された後
中心部に戻って断熱膨張して反対側に出てくるだけだ。
ダイソンの場合、取り込んだ空気を内部で回転させるので
高圧部分>大気圧>低圧部分 となるけど
圧縮空気を外部から導入してるボルテックスチューブは
圧縮空気<高圧部分>低圧部分≧大気圧 となるので
冷気が出てくる、というただそれだけの事だ。
171
:
名無しさん
:2010/04/03(土) 12:59:11 ID:jkqDGzV2
(V)◎ ◎(V)
ミ(=・ ◎=・)彡 ボルテックス・チューブーボルテックス=チューブ?
172
:
名無しさん
:2010/04/03(土) 18:06:27 ID:u9Hcg.9M
(V)◎ ◎(V)
ミ(=・ ◎=・)彡 いえ、ただ乱流の話のようなので(熱)平衡系の
概念だけで理解するのは難しいのではないかと思っただけです。
173
:
ケミカル伍長
:2010/04/03(土) 18:47:56 ID:GppkXDoE
. ∩____∩ 単純な話じゃないのか・・・
| ノ ・☆・ ヽ (( ふむー 流体力学とかはさっぱりわからない
/´ ─ ─ | )) おかげでスターリングクーラーのパルス管冷却の
ミ U ( _●_)''ミ ( ガスピストンも理解できないクマ
. / ._ |_/:===* バイクのチャンバー的な流れになってるのはわかるんだけど
-(___.)─(__)─ やっぱり基礎ができてないとこの程度だ
174
:
名無しさん
:2010/04/04(日) 15:49:08 ID:rklvw98Y
(V)◎ ◎(V)
ミ(=・ ◎=・)彡 そして一年後、ケミ伍長著「まんが クマーでも分かる流体力学」
が出版されメガヒットを記録することになろうとは誰も知る由もなかった。
175
:
ケミカル伍長
:2010/04/05(月) 10:55:03 ID:JLiQ2QtM
. ∩____∩ 流体力学はバイクのキャブの勉強してる時に
| ノ ・☆・ ヽ (( 断念したクマ
/´ ─ ─ | ))
ミ U ( _●_)''ミ (
. / ._ |_/:===* ハロゲンライト
-(___.)─(__)─ 普通の白熱球はフィラメントがタングステンで
燃え尽きないように窒素やアルゴンといった不活性ガスが入ってる。
ハロゲンライトは、アルゴンにハロゲン(ヨウ素や臭素)を少し入れてるから
フィラメントの温度設定を上げる事ができるのである。
フィラメントのタングステンは非常に耐熱性がある。融点は3422℃。
電球は熱がガラスを壊さないように内部ガスが低圧になってる。
低圧だとタングステンが溶けず、いきなり気化する。ドライアイス的な。
それが電球のガラス内側に当たって冷えると固体になって黒くなる。
んでフィラメントはいつか切れる。
しかしハロゲンがあるとガラス面に出たタングステンと化合物になる。
ヨウ化タングステン。
で、こいつは蒸気圧がタングステン単体より高い。
だから化合物になったとたん蒸発する。
んで球の中に漂う。この気体は1400℃でタングステンとヨウ素に分離する。
フィラメントは2700℃ぐらいになってるので触れるとタングステンが現れる。
んでフィラメントが太る。だからなかなか切れない。
この時少しフィラメントに熱の上昇と低下の繰り返しが起きるんだろうな。
車のヘッドライトバルブのガラス内面に金属っぽいコーティングがあるのは
ヨウ化タングステンの蒸着したのかな?
つまり、その理屈でいけば短時間(数秒)の点灯を繰り返すと
ガラス内側のヨウ化化合物が蒸発温度に達しないでフィラメントの蒸発だけが起きるので
すぐ切れるんじゃないだろうか。
2秒つけて1分冷やすを繰り返すと速く寿命がきそうだ。
パッシングは控えめにしよう。
176
:
ケミカル伍長
:2010/04/05(月) 20:27:00 ID:JLiQ2QtM
. ∩____∩ 本屋にて
| ノ ・☆・ ヽ (( 「マンガでわかる流体力学」というのを見つけて立ち読みする。
/´ ─ ─ | )) すげーわかりにくかった。
ミ U ( _●_)''ミ ( きっとネーム書いてる人が最初からわかってるんだ、あれ。
. / ._ |_/:===* まったくわからない奴が調べながら書くと、きっといいのができる。
-(___.)─(__)─ 基本的に数式に慣れないとダメなんだろう。
それとは別にスターリングエンジンの本を見つけて非常に興味深い物を見つけた。
水スターリングエンジン
これは稼動部分がほぼ液体のみなので製作において精度がいらず作りやすい。
スターリングエンジンとは言っても一種の熱音響エンジンで
作動振動数が1ヘルツから10ヘルツという穏やかな物。
熱効率こそ悪いけど、これは使える。
ネット上では今まであまり聞かなかった種類の物だけど
検索すれば出てくる・・・
ちょっと一晩で調べちゃおう
177
:
ケミカル伍長
:2010/04/05(月) 22:10:21 ID:JLiQ2QtM
. ∩____∩ ドラマ「JIN-仁-」より
| ノ ・☆・ ヽ (( ペニシリン製造法
/´ ─ ─ | ))
ミ U ( _●_)''ミ ( アオカビを米や芋から作った培養地で増やす。
. / ._ |_/:===* 粘度の低いもので水中培養もできるはず。
-(___.)─(__)─ それをまず濾過する。
濾過してできた水をタルに入れ、ナタネ油を入れ攪拌する。
ペニシリンは水にしか溶けないのでタルの底から水だけを抜く。
それを活性炭吸着法で分離する。
容器に活性炭(無ければ竹炭を砕いたものを熱して消毒)をいれ
そこにタル底の水を入れよく攪拌する。
活性炭の穴は分子の大きな科学物質のみを吸着するのでペニシリンが穴に入る。
活性炭でなく竹炭だと穴の数が少ないので効率はがた落ちだろうけど
全くとれないわけじゃない。
で、ペニシリンが吸着した炭の粉を水中から取り出し蒸留水で洗う。
その後、酢を薄めた酸性の液(希酢酸)で洗う。
ペニシリンは弱酸性なので影響を受けにくい。
これでアルカリ性の不順物質をとりのぞく。
そして重曹を溶かしたアルカリ性の水を流す(江戸時代に炭酸水素ナトリウムがあったのか?)
するとペニシリンが炭から溶け出してくる。
後は寒天の培養地に作った対象菌に効果があるかどうかを試す・・・終わり
濃度を上げる。
和紙に上記で作ったペニシリンをしみこませ
酸2:アルカリ8で作った液に浸し、紙を縦にぶら下げ
毛細管現象でペニシリンを上昇させる。
一番上まで来たのがペニシリンで不純物はそこまで上がってこない。
なので、その部分を切り取り蒸留水に紙を漬けてペニシリンを溶かし出せば
濃度を上げられる。
うーむ、重曹水溶液の濃度が難しいところだな。
かなりの数の実験をしないとアオカビの株の選別から
それぞれの薬液の濃度、人体に使用できる量とか・・・
家でこれ作っても、注射器が無いと飲んだだけじゃ胃液で分解される・・・
遅延性のカプセルに入れればいいのかな
あと、アオカビにクロカビが混ざってたらかなり恐ろしい事になる。
活性炭で毒素濃度が高いものになる。
シャーレならともかく純粋培養も規模がでかいと難しそうだ。
178
:
ケミカル伍長
:2010/04/06(火) 13:16:58 ID:cA5WeZxo
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( ペーパークロマトグラフィー
/´ ─ ─ | )) 上記でペニシリンの濃度を上げるのに使われた
ミ U ( _●_)''ミ ( 科学物質分離法。
. / ._ |_/:===* しかしあの中で酸2アルカリ8とした液体はなんだろう?
-(___.)─(__)─ だいたい、一緒に入れたら中和しちゃうから酸を入れる意味がないだろ
ペーパークロマトグラフィーで検索しても、中学生向けの水性インクの実験ばかりだ。
それ以上のは極端に難しい。
植物の色素を分離するのにベンジンとアセトンを混ぜてるのがあったが・・・
原理はだいたいわかるけど、実際にできるか、と言われれば
やはり溶媒がよくわからん。
最初に出てきた酢酸と重曹なのか?
179
:
名無しさん
:2010/04/06(火) 19:47:23 ID:s1MBF5o.
| |
| |∩___∩
|_| ノ ヽ クロマトグラフィ・・タイムリーな時事ネタくまね。
|熊| ー ー |
|に| ( _●_) ミ
|注| .ヽノ./
|意|. /
| ̄ミヽ_ / 178バン薬効アリ
| | ヾ /
180
:
名無しさん
:2010/04/06(火) 22:33:42 ID:s1MBF5o.
| |
| |∩___∩
|_| ノ ヽ
|熊| ー ー |
|に| ( _●_) ミ ドラマ板より転載・・
|注| .ヽノ./
|意|. /
| ̄ミヽ_ /
| | ヾ /
【日9】 JIN -仁- Part116
http://dubai.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1262504817/109
109 名前:名無しさんは見た!@放送中は実況板で[sage] 投稿日:2010/01/04(月) 10:43:27 ID:5kMkIoEP0
青カビによるペニシリンの単離
http://www.hst.titech.ac.jp/~meb/2008/Penicillin08.pdf
111 名前:名無しさんは見た!@放送中は実況板で[sage] 投稿日:2010/01/04(月) 11:11:49 ID:xMPzibuV0
>>109
番、薬効アリ!
181
:
ケミカル伍長
:2010/04/07(水) 08:14:24 ID:JGxRMDvo
. ∩____∩
>>180
さんくすです!
| ノ ・☆・ ヽ (( おおお、やっぱやってる人いたのか
/´ ─ ─ | )) 1%酢酸で洗って2%重曹水で洗う・・・
ミ U ( _●_)''ミ ( なたね油の考察がないなあ・・・
. / ._ |_/:===* エタノールにも溶けるのか
-(___.)─(__)─ やはり精度の高い分離にはカラムクロマトグラフィーを使うのか
調べると、江戸時代に重曹は温泉水に含まれてる天然の物だけだから
不純物が多そうだ・・・ペーパークロマトグラフィーの知識がある人間なら
酢と鉛と二酸化鉛を使って電池を作って、食塩水を電気分解して不純物の少ない重曹を作れそうだ。
① グルコース10g、ポリペプトン10g、アデニン0.4g、酵母抽出剤5.0g、寒天7.5g
・・・ふーむ、この酵母抽出剤ってなんだろ?
182
:
ケミカル伍長
:2010/04/07(水) 11:29:53 ID:JGxRMDvo
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( グルコースはブドウ糖の事か。
/´ ─ ─ | )) ポリペプトンは分解されたたんぱく質って所か
ミ U ( _●_)''ミ ( 細菌培養に使われる。菌のエサか。
. / ._ |_/:===* アデニンは・・・核酸を構成する有機物・・・こんなの必要かな?
-(___.)─(__)─ 酵母抽出剤ってのは酵母をエサにする細菌がエサにするのか・・・
ようは酵母エキスって事だな
カビの培養ならコメでよさそうなもんだが
余分な成分が入らないように最低限の物質で構成した、という事だな。
183
:
ケミカル伍長
:2010/04/07(水) 11:58:19 ID:JGxRMDvo
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ ((
/´ ─ ─ | )) アオカビってコウジカビに形がよく似てて
ミ U ( _●_)''ミ ( 判別が難しいらしい。
. / ._ |_/:===* 青いからといってアオカビとは限らない。
-(___.)─(__)─ 多数のカビ株を集めて試作して薬効を確かめないと
危ないんだな・・・
184
:
ケミカル伍長
:2010/04/07(水) 15:51:29 ID:JGxRMDvo
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( 結核菌はペニシリンでは効かない。
/´ ─ ─ | )) ストレプトマイシンが必要・・・
ミ U ( _●_)''ミ ( 寒さを好み竹やぶに住んでて
. / ._ |_/:===* カニやエビの殻のキチン質が好き。
-(___.)─(__)─ そんな放射菌からマイシンを抽出する・・・
高性能な顕微鏡がないと、繁殖してるかどうかもわからんな。
でもカニのこうらを集めて砕いて、竹やぶに置いて
分解したのを持ち帰ってシャーレで消毒したカニのこうらで純粋培養して
それを抽出・精製して一か八かの筋肉注射っていう作業で
18人目ぐらいには誰か助かるかもしれないな・・・
185
:
ケミカル伍長
:2010/04/07(水) 17:06:36 ID:JGxRMDvo
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( 注射針ってどうやって作るのかと思いきや
/´ ─ ─ | )) 薄いステンレスの板を巻いてパイプにして
ミ U ( _●_)''ミ ( 加熱して引っ張ってるのか・・・
. / ._ |_/:===* つなぎ目が見えないのはなぜだ・・・
-(___.)─(__)─そういえば昔、中学の理科室でガラス管をあぶってスポイト作ったな
186
:
ケミカル伍長
:2010/04/07(水) 20:04:31 ID:JGxRMDvo
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ ((
/´ ─ ─ | ))
ミ U ( _●_)''ミ (
. / ._ |_/:===*
-(___.)─(__)─
1 バール(bar)= 100 000 Pa = 0.1 メガパスカル (MPa)
1 ミリバール (mbar) = 100 Pa = 1 ヘクトパスカル (hPa)
1 気圧(標準大気圧)(atm)= 101 325 Pa = 1 013.25hPa = 101.325kPa = 0.101325MPa
1 トル(水銀柱ミリメートル)(mmHg)= 133.322 Pa
1 水銀柱インチ(inch Hg)= 3 386.388 Pa
1 工学気圧 = 1重量キログラム毎平方センチメートル(kgf/cm²) = 98 066.5Pa = 98.0665kPa
なぜ工学気圧で世界統一しないのか・・・
2MPaって1c㎡に何キロかかってるんだっけ、とかすぐ混乱しちゃう。
187
:
ケミカル伍長
:2010/04/07(水) 21:04:13 ID:JGxRMDvo
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( だいたい 1気圧は0.1MPaで1kg/c㎡
/´ ─ ─ | )) だいたい1MPaは10気圧で10kg/c㎡と今決めた
ミ U ( _●_)''ミ (
. / ._ |_/:===* バールとか使用禁止
-(___.)─(__)─ 水銀も体に悪いから中止
台風の時だけミリバールを許す
本管水道圧は1.5〜7.5kgf/c㎡という決まりがある。
平地の地面の近くで元栓を絞ってなければ普通4kgぐらいなんだろう。
で、流量は約36L/min 蛇口直径1.3cm
単純に計算して流速は36リッターは36000cc/0.65×0.65×3.14
分速271.49m 時速16.2km/hってか。
うーん
188
:
名無しさん
:2010/04/07(水) 22:23:05 ID:UrTp3QKw
| |
| |∩___∩
|_| ノ ヽ
|熊| ー ー |
|に| ( _●_) ミ バール禁止か・・・
|注| .ヽノ./ ”バールのようなもの”で我慢するか・・・
|意|. /
| ̄ミヽ_ /
| | ヾ /
189
:
ケミカル伍長
:2010/04/08(木) 13:59:08 ID:Tt7B.psU
. ∩____∩ では次のニュースです
| ノ ・☆・ ヽ (( 本日午前四時、都内の宝石店に侵入した外国人が
/´ ─ ─ | )) バールのようなもので気圧の計算を行っていると通報がありました。
ミ U ( _●_)''ミ ( 犯人は現在も計算中です。
. / ._ |_/:===*
-(___.)─(__)─
整備に使うエアツールってあるんだけど
あれって圧縮空気を使って回転運動や往復運動してるけど
具体的にどういう機構なのか、ネット上には図面とか出てないなあ
たぶん、空気エンジンと同じなんだろうけど、どこかに図面ないかなあ
190
:
ケミカル伍長
:2010/04/08(木) 21:42:20 ID:Tt7B.psU
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( アスピレーター
/´ ─ ─ | )) 蛇口につないでベンチュリ効果で減圧する装置。
ミ U ( _●_)''ミ ( 水の蒸気圧があるから理論上水温20℃なら
. / ._ |_/:===* 23hPaまでの減圧しかできない。
-(___.)─(__)─ だから23ヘクトパスカルってどれぐらいだ。
いらいらする。
大気圧がだいたい1000hPaだから0.023kg/㎡か
0.006まで落とさないと水は凍らないはずだから
それほど冷えないな
メタノールなら・・・5℃ぐらいにはなってくれそうか
あ、ガソリンなら氷点下になりそうだ。
アスピレーターを水道につないで密封したガラス瓶にガソリンを入れて
吸引すればガラスに霜がつくはず・・・理論上は。
191
:
ケミカル伍長
:2010/04/08(木) 23:07:52 ID:Tt7B.psU
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( ケミカル伍長式熱冷却装置
/´ ─ ─ | )) 今思いついたのでクマの名前をつける。
ミ U ( _●_)''ミ ( ポンポン船の熱による反復振動を液体パイプを介して
. / ._ |_/:===* 水スターリングクーラーに装着した冷却装置。
-(___.)─(__)─ パイプの先端を加熱してポンポン船の原理でパイプの中に振動を発生させる。
その振動を水スターリングエンジンの共鳴間に接続して
逆サイクルで冷却する。
うわー特許とれそうだ。熱効率悪いから使える場所は
ムダに熱を捨ててるバイクや車のマフラーぐらいだな。
バイクに搭載してマフラーの廃熱でエアインテイクの冷却によるエアの充填率をあげるか
レギュレートレクチファイヤを冷却するのに使える。
192
:
ケミカル伍長
:2010/04/09(金) 13:09:17 ID:GVIlluYs
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( コリオリの力(だったっけ?)
/´ ─ ─ | ))
ミ U ( _●_)''ミ ( 回転面で何かが直線運動すると
. / ._ |_/:===* 見かけ上、横向きの力がかかる。
-(___.)─(__)─ そのせいで北海道から北方領土に向けて弾を撃つと
東(右)に曲がる。
最初、話なんの事かわからなかった。
だって地球は東向きに回ってるんだから
弾が浮いてる間に地面が東に行くから西にずれるだろ、とか思いがちだ。
紙に丸い円を書く。それは北の真上から見た地球だ。
発射地点に印をつけて中心(北極)に向かいペンを置く。
ペンは弾道軌道だ。自転は紙を東向きに回す。
ペンは方向(角度)を変えない。
(ここで引っかかってしまう。ペンごと回さない)
いつでもペン先は発射地点である。
すると右にずれるのがわかる。
同じようにロシアから赤道にミサイルを撃つと西に曲がる。
人工衛星が東や西に飛ばすのは
そういった横向きの力が働かないから・・・らしい。
193
:
名無しさん
:2010/04/09(金) 19:49:17 ID:0krT3Q2M
| |
| |∩___∩ 2本の歩く歩道(ベルトコンベア)が併走している
|_| ノ ヽ 2本は各々秒速1.2メートルと秒速60センチで動いている。
|熊| ー ー | この歩道には手すりは無く、どこでも飛び乗ったり乗り移ったり出来る。
|に| ( _●_) ミ 速度の速い歩道に乗っていた人が遅い方に乗り移ると
|注| .ヽノ./ おっとっとってなって、つんのめる(慣性のため)。
|意|. / 今度は動く歩道を同心円状に何本も配置し、外側の歩道を
| ̄ミヽ_ / 内側の歩道より少し早く動かして、円の中心から見た
| | ヾ / 角速度が同じになるようにする。
この状態で外側の歩道に乗っていた人が、内側の
遅い歩道に乗り移ると、やっぱり、同じように
つんのめる。というか回転方向への力を受けているように感じる。
俺クマはこんな風に理解してるクマ。コリオリの力。
194
:
名無しさん
:2010/04/09(金) 19:51:33 ID:0krT3Q2M
| |
| |∩___∩
|_| ノ ヽ
|熊| ー ー |
|に| ( _●_) ミ 歩く歩道じゃなくて、動く歩道だった・・・
|注| .ヽノ./
|意|. /
| ̄ミヽ_ /
| | ヾ /
195
:
ケミカル伍長
:2010/04/09(金) 20:57:35 ID:GVIlluYs
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( おお!わかりやすい!
/´ ─ ─ | ))
ミ U ( _●_)''ミ (
. / ._ |_/:===*
-(___.)─(__)─
196
:
ケミカル伍長
:2010/04/10(土) 17:23:25 ID:zwSHaxMc
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( ゴム(天然)
/´ ─ ─ | )) ブラジル、ナイル川のほとりに生えてるパラゴムノキ
ミ U ( _●_)''ミ ( こいつの表皮に傷をつけると乳液が取れる。
. / ._ |_/:===* こいつに硫黄を加えると弾性がついてゴムになる。
-(___.)─(__)─ 性能を上げる為に炭素粉末をくわえているのが多い。
そのせいでゴムの多くは黒い。
パラゴムノキは国外持ち出し禁止だったが
イギリスが自分の植民地で栽培したかったので植物学者を南米に派遣して
種を盗み出した。その結果、イギリス植民地のマレーシアやタイで栽培が盛んになった。
観賞用のインドゴムノキとはちょっと違う。
で、ゴムを引っ張ると熱くなる。それを冷まして元に戻すと冷える。
気体と同じだ。ゴムを引っ張ると細くなって体積が減るのでそういう現象が起こる。
今ここに輪ゴムがある。伸ばして少し置いてから、元に戻すと確かに冷たい。
ふーん
197
:
ケミカル伍長
:2010/04/11(日) 10:08:46 ID:j9XcTiuo
. ∩____∩ ペニシリンのレス
>>177
で活性炭の代わりに竹炭と書いているが
| ノ ・☆・ ヽ (( これは間違いで、備長炭、もしくはカシなどの白炭が適している。
/´ ─ ─ | ))
ミ U ( _●_)''ミ ( というのも、調べて見ると活性炭の製作方法
>>155
が
. / ._ |_/:===* 白炭の作り方とまったく同じだから、備長炭は多孔質なのである。
-(___.)─(__)─ 一旦低温で焼いて黒炭を作ってから最後に火力を上げて窯をふさいで
しばらくした後にまだ熱い炭を取り出して灰をかけて空気を遮断して冷却する。
これは高温の二酸化炭素ガスを黒炭に吹きかける活性炭の作り方と同じだ。
備長炭が臭いを吸収するのもうなずける。
198
:
ケミカル伍長
:2010/04/11(日) 16:45:25 ID:j9XcTiuo
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( ゴルフ場で火事のニュース
/´ ─ ─ | )) 原因はアイアンのスイングの際。
ミ U ( _●_)''ミ ( 火花が散って枯れ芝生に燃えた、というもの。
. / ._ |_/:===*
-(___.)─(__)─ にわかには信じがたい。
石英と炭素鋼の火打石で火花を出しても
ティッシュを炭化させた火口(ほくち)が無ければまず火は付かない。
一方でマグネシウムライターというのもあって、
削ったマグネシウムにライターの石
(ミッシュメタル=鉄とセリウムの合金)で作った火花を飛ばし燃やす物がある。
さて、ゴルフクラブのヘッドによく使われる金属としてチタンがある。
おそらく純チタンではなく64チタン合金(アルミ6% バナジウム4%が添加されてる)だろう。
これはバイクの軽量化用のネジにも使われている。
チタンは非常に火花が出やすい。
たぶん火花を押さえる為にバナジウムが添加されてるんだろう。
アルミは燃えやすいが柔らかいので火花は出ない。
粉末はよく燃える。
チタンもよく燃える。航空機のタービンブレードには燃えるという理由で使われない。
チタンはアルミより堅い。
その上熱伝導率が低い。
つまり熱が逃げないということだ。
削った時のチタンの火花は短い。
よく燃えるから鉄ほど飛距離が伸びないんだな、たぶん。
鉄より明るい。高温ということだろう。
非常に面白い。
衝撃の際にある程度大きなチタンの破片が飛べば
近くに可燃性の物があれば燃えるのは間違いない。
しかし枯れ草に火が付くか、と言われれば
燃焼時間があまりにも短い場合、燃え移らない。
だがきっと数mmほどの大きさの破片が飛べば燃えるだろう。
その内、実証実験をやってみたい。
意外とアウトドアグッズとして使えるかも。
199
:
ケミカル伍長
:2010/04/12(月) 13:34:43 ID:5jz9ueZY
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( チタン
/´ ─ ─ | )) 塊は1200℃で発火する。
ミ U ( _●_)''ミ ( 酸素中では25気圧で自然発火。
. / ._ |_/:===* 粉末は250〜600℃で燃焼を始める。
-(___.)─(__)─ 表面の新しい粉末は大気中で自然発火する可能性あり。
一旦火が付くと酸素が無くなっても800℃あれば窒素中で燃える
マグネシウムほどの燃焼性は無い。
精錬過程でヨウ化チタンをマグネシウムで還元するわけだから。
確かミッシュメタル(ライターの石)のフェロセリウムは180℃で発火する。
100円ライターをストーブの上でゆっくりがりがりやると、ストーブ表面で火花が散る。
これはストーブが180℃以上になってる証拠だ。
チタンが2〜300℃から発火するのであればライターの石の代用になるかもしれん。
マグネシウムはアルミと同様、柔らかいので削っても温度が上がらない。
その点、硬いチタンならいけるはずだ。
200
:
ケミカル伍長
:2010/04/12(月) 13:40:43 ID:5jz9ueZY
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( 金属粉末の発火温度
/´ ─ ─ | ))
ミ U ( _●_)''ミ (
. / ._ |_/:===*
-(___.)─(__)─アルミ粉 550〜640°C 鉄粉 315〜320°C
201
:
ケミカル伍長
:2010/04/12(月) 23:43:34 ID:5jz9ueZY
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( クリスタルイヤホン
/´ ─ ─ | )) 鉱石ラジオとか聞くのにいるやつ。
ミ U ( _●_)''ミ ( 二枚の電極の間に0.3mmほどの圧電素子が挟まって
. / ._ |_/:===* 電気がながれてピクピク振動して音が出る。
-(___.)─(__)─ クリスタルの語源は水晶ではなく酒石酸カリウムナトリウムの透明な結晶を指す。
ワイン作りの過程でタルの底に溜まるとか。
第二次大戦中は通信機に使うため、これを求めて軍が葡萄畑を回ったらしい。
酒石酸カリウムと酒石酸ナトリウムの飽和水溶液を低温で放置するとできるとか・・・
よくわからん。水に非常によく溶ける。アルコールには溶けない。だからアルコールができてくると飽和するんだろう。
これを湯に溶かして時間をかけて冷ますと透明なもろい結晶ができるはず。
それを薄切りにして電極に挟めばいいのかな。
湿気と高温に弱い為、現在では使われず、いまはセラミック板になってるらしい。
酸化チタンやアルミナ、またはチタン酸バリウムのファインセラミックだろう。
202
:
ケミカル伍長
:2010/04/13(火) 00:18:03 ID:7VsbO55s
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( チタン酸バリウム
/´ ─ ─ | )) セラミックコンデンサとかイヤホンの圧電素子に使われる。
ミ U ( _●_)''ミ ( 二酸化チタン粉末と炭酸バリウムを混ぜて1000℃で焼く。
. / ._ |_/:===*
-(___.)─(__)─ 炭酸バリウムは重晶石(硫酸バリウムの結晶)を炭素と混ぜて焼いて
硫化バリウムにして炭酸ナトリウム水溶液の中にぶち込んで作る。
硫酸バリウムに毒性は無い。たぶん。だって検査の時に飲んでるやつだもん。
だけど炭酸バリウムには毒性がある。ていうかバリウム系には毒が多いらしい。
203
:
ケミカル伍長
:2010/04/13(火) 00:30:57 ID:7VsbO55s
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( ちなみにフェライト磁石に添加されてるバリウムってのも
/´ ─ ─ | )) 炭酸バリウムらしい。
ミ U ( _●_)''ミ (
. / ._ |_/:===*
-(___.)─(__)─
204
:
ケミカル伍長
:2010/04/13(火) 12:05:03 ID:7VsbO55s
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( ワインの樽の底にこびりつくのは
/´ ─ ─ | )) 酒石酸水素カリウムの結晶である。
ミ U ( _●_)''ミ ( これを原料にロッシェル塩=酒石酸カリウムナトリウムを作る・・・
. / ._ |_/:===* どこを探しても具体的な作り方が乗ってないな。
-(___.)─(__)─ 薬局で買ってきたのを使って結晶を作るのは多いのに
ワインからロッシェル塩を作ってる奴が一人もいない。
劇物ではないので実験としてはありそうなもんだが・・・
205
:
ケミカル伍長
:2010/04/13(火) 19:06:34 ID:7VsbO55s
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ ((
/´ ─ ─ | ))
ミ U ( _●_)''ミ ( あったあった
. / ._ |_/:===* やっとすっきり
-(___.)─(__)─ 酒石酸水素カリウム水溶液に重曹を入れて中和して
メタノールを入れて溶解度を下げて検出するんだな
55℃以上に加熱するとDL型にならないから50度で止めると・・・
これが戦時中に海軍がドイツから持って帰ってきた情報なんだな
1.炭酸水素ナトリウム4.46g(53.1mol)を60mlの水で溶かし、これを50℃前後まで加熱する。
2.この水溶液に酒石酸水素カリウム10g(53.1mol)を少しずつ加える。
3.水溶液の体積が約半分になるまで蒸発させる。
4.メタノール100mlに3を加え放置する。
5.析出してきた個体をろ過する。
206
:
ケミカル伍長
:2010/04/14(水) 21:29:26 ID:ng0USZk.
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( 天然素材100%ラジオを考える
/´ ─ ─ | ))
ミ U ( _●_)''ミ ( 道具は使ってもいいが、素材は必ず自然界から調達
. / ._ |_/:===*
-(___.)─(__)─ まずはイヤホンから。
イヤホンの材料
木(なんでもいい) 木(ウバメガシ) 海水 砂金 ヤマブドウ 自生する松 白い貝殻
製作用の道具はその都度書きます。
イヤホンボディはその辺で拾ってきた木(なんでもいい)をカッターで削り
キリで穴をあける。
次に鉄の缶に木(なんでもいい)を入れ、細い煙突のついたフタをして下から火でたく。
出てきた煙を冷却して木策液を得て、木策液をさらに60℃ぐらいで蒸留してメタノールを得る。
缶の中の木は炭になってるはずなので、次の工程で一緒に燃やす。
次に木(ウバメガシ)を何本か直径1cmほどの棒にして
缶に入れ小さな穴があいたフタをして同じように下から火でたく。今度は900℃の高温にするまで風を送る。
今度は煙はどうでもいいので回収しない。煙が出なくなったらすばやくフタをあけ
灰を入れて密封して冷却すると備長炭っぽくなる。加熱するために起こした焚き火の灰も少し回収しておく。
次に10月に山をさまよいヤマブドウの実を採取して皮から実を出して潰して圧搾し、
濾過した果汁と少しの皮(に付いてる酵母菌)をガラス瓶にいれふたをして発酵させワインを造る。
木の灰をコップに1cm入れ、ひたひたに水を入れ炭酸カリウムを溶かしだし、
炭酸カリウム飽和水溶液となってる上澄みを紙で濾過し数雫ずつ酸味が消えるまでワインに入れ酒石酸を中和する。
そのワインを冷蔵庫で低温のまま放置し、底にできる結晶(酒石酸水素カリウム)を回収。
次に海水を鍋で煮詰めて最初に析出する硫酸カルシウムを濾過して捨て、さらに煮詰め
体積が1/10になったところで上澄みのにがりを捨て底に析出した食塩(塩化カルシウム)を回収し乾燥する。
次に換気のいい屋外でどんぶりの中に釉薬のかかってない素焼きの湯のみをいれスプーンを湯のみに入れ真水をいれ、
どんぶりに炭素棒(さっき作った備長炭)をいれ飽和食塩水を入れる、
携帯の充電器の線を途中で切ったものを、絶縁皮をむいて陰極をスプーン、陽極を備長炭に接続しコンセントに差し込むと
食塩水の電気分解で隔壁となった湯のみの中に水酸化ナトリウム水溶液ができる。
塩素ガスが出るので室内ではやらない事。
次に、鉄の箱に貝殻(炭酸カルシウム)を入れ、細い煙突付きのフタをして
熱して作った二酸化炭素を管で導き水酸化ナトリウム水溶液に通して重曹(炭酸水素ナトリウム)を作る。
次に、できた重曹液(炭酸水素ナトリウム水溶液)を50℃まで加熱して
その中にワインの結晶(酒石酸水素カリウム)を少しずつ入れ、液の体積が半分になるまで50℃を保ち暖め続け
冷ましてからメタノールを加えて底に析出するロッシェル塩(酒石酸カリウムナトリウム)を得る。
次にガラス瓶に蒸留水を入れロッシェル塩を加え50℃以下に暖めて飽和水溶液を作り
温度管理をしながら数十時間をかけてゆっくり冷却していく。するとロッシェル塩の透明な結晶ができる。
次にヤスリでギザを入れたカミソリの刃で厚さ0.3mm程にロッシェル塩を切り、板状にする。
2000番のサンドペーパーできれいな面にする。
イヤホンのボディに入る大きさにする。
次に関東在住なら伊豆、土肥の川、関西在住の人なら加古川に行って流れのカーブの内側の
基盤岩が露出する場所のくぼみや亀裂の砂や土を採取して100均で打ってる植木鉢のしき皿にいれ
砂を水中で比重選鉱して砂金を得る。がんばれば1日で0.5gぐらいとれる。3日ほど取り続ける。
この砂金には10%ほどの銀が含まれており電気伝導率がいい。
砂金を鉄の小さな容器に入れバーナーで溶かして1つにまとめる。
そして金をハンマーで薄く叩き伸ばし、ある程度薄くなったら紙に挟んで
それほど力をいれずに更に叩き0.05mmほどの厚みにして切り出したロッシェル磯と同じ大きさにする。
次に松の木の樹皮に傷をつけ松ヤニを採取する。
メタノールで松ヤニを薄めてねちゃねちゃしてる状態にして接着剤&コーティング剤にする。
ロッシェル塩の両面に接着剤で金を貼り付け圧電素子とする。
金が余っていればそのまま配線として松ヤニでコーティングする。
イヤホンボディの中に作った圧電素子をいれ接着してイヤホンの完成。
207
:
名無しさん
:2010/04/14(水) 22:42:05 ID:.gZkZtDA
| |
| |∩___∩
|_| ノ ヽ
|熊| ー ー |
|に| ( _●_) ミ おおっ、これで不意に幕末にタイムリープしても
|注| .ヽノ./ ラジオが作れる・・・・
|意|. / とおもったら電気分解使うのか、ま、でも重曹は
| ̄ミヽ_ / 別の方法で入手するか、、、、温度管理か、
| | ヾ / 冷却時に断熱容器で工夫すれば何とかなるかな、、、
って、まだイヤホンだけかいっ!
208
:
ケミカル伍長
:2010/04/15(木) 19:16:29 ID:.VI8lsi6
. ∩____∩ うむー 配線素材で行き詰ってる
| ノ ・☆・ ヽ ((
/´ ─ ─ | )) 砂金が大量に取れれば全部解決だけどそれじゃあなあ
ミ U ( _●_)''ミ ( 鉄線で配線しても機能するのかな?
. / ._ |_/:===* 炭素配線よりはよさそうだけど・・・
-(___.)─(__)─ 銅ってなかなか手に入らないな
鉄より銅のほうが還元は簡単なのに・・・
酸化鉄は山ほど手に入るし、携帯充電器で還元して針金は作れるが
うーむ 銅って銅鉱石だもんな どこかに銅化合物が含まれてないだろうか
209
:
ケミカル伍長
:2010/04/15(木) 21:20:30 ID:.VI8lsi6
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( 牛レバー 牡蠣 シャコといった食品には
/´ ─ ─ | )) 100gあたり1〜5mgの銅が含まれていて
ミ U ( _●_)''ミ ( ・・・100kgで1〜5gか。5gあればコイルが巻ける。
. / ._ |_/:===* 牛の肝臓って1kgぐらいあるのかな?
-(___.)─(__)─
次に牛100頭を殺し肝臓を集め
焼却して残った灰に水を入れ何度もすすぎ沈殿物に炭の粉を混ぜ還元を
・・・・無理か。っていうか嫌だ。
なぜ身近に銅化合物が無いんだろう
210
:
ケミカル伍長
:2010/04/15(木) 21:44:25 ID:.VI8lsi6
. ∩____∩ 見つけた
| ノ ・☆・ ヽ ((
/´ ─ ─ | )) ホンモンジゴケ
ミ U ( _●_)''ミ ( 銅を好み、銅のでいで他の植物が生えない場所に好んで生えるコケ。
. / ._ |_/:===* 体内の細胞壁に濃縮して銅を取り込み、数%が銅だという。
-(___.)─(__)─ 関西では生野銀山に生えてるな。
これを採取して焼却して還元すれば、数%って事は100g当たり1g以上って事だろ。
これはすごいぞ。500gほど採取すれば5gだ。10円玉ぐらいの銅が含まれてる。
なんだか久々に驚いた。
ま、でも結局は銅鉱山に行かなきゃ行けないのか。
ていうかレッドデータに載ってそうだ・・・採取しちゃいけないのかな
211
:
ケミカル伍長
:2010/04/15(木) 23:06:07 ID:.VI8lsi6
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ ((
/´ ─ ─ | ))
ミ U ( _●_)''ミ ( ヘビノネゴザ(シダ類)
. / ._ |_/:===* こいつは重金属を吸い上げる事で有名。
-(___.)─(__)─ ただ、重金属が無くても生える。
こいつしかいないのであればなんかある。
でも、こいつがいるからといって何かあるとは限らない。
葉にカドミウム、根に銅・鉛・亜鉛を溜め込む。
知らなかった。こいつ、よく見るぞ。
212
:
名無しさん
:2010/04/16(金) 06:59:53 ID:dtye5v7.
| |
| |∩___∩
|_| ノ ヽ
|熊| ー ー |
|に| ( _●_) ミ
>>210
この手のは乾燥重量での比率のような気がするクマ。
|注| .ヽノ./ 情報元を見ないとちょっとわからんけど。
|意|. / それでもまぁ数キロに対して数グラムとれたら悪くないのかな。
| ̄ミヽ_ / でも、こけだしなぁ。
| | ヾ /
213
:
ケミカル伍長
:2010/04/16(金) 22:59:08 ID:2diSMsXY
. ∩____∩ うむー乾燥重量か それだとかなり集めないとダメか
| ノ ・☆・ ヽ (( 普段意識しないけどコケを見ながら街を歩くと
/´ ─ ─ | )) いたるところにコケがあるのに気付く。
ミ U ( _●_)''ミ ( 街中のはスギゴケっぽいけど。
. / ._ |_/:===*
-(___.)─(__)─
ダイオードのかわりをする物 意外と多い
①鉄さびと針金の組み合わせ 塹壕ラジオで使われる常套手段
②黄鉄鉱石 これは正真正銘の半導体。単体なのでいわゆるショットキーになるのかな
③火炎整流器 これって実用してる人はあまり見ないが実験で整流効果があるのを測定してる人がいる。
火炎整流器 エジソンの真空管の原理をガスバーナーでやる
炎のノズルにマイナス
炎の先に置いたシャーペンの芯をプラスにして
ガスに点火すると、ノズルからシャーペンの芯に電子が飛ぶ。
加熱された炎・ガスは気体が電離してるので通電する。
しかし炎の先端の方が温度が高く電離が激しいので
電子がいっぱい浮いてる。シャーペンの芯から電子が飛び出そうとしても
周囲の電子と反発する。そんなこんなで整流となる。
真空管は真空にして電子を飛ばしているが、これは炎が伝導体という事を使った整流器で原理は一緒。
214
:
ケミカル伍長
:2010/04/16(金) 23:24:28 ID:2diSMsXY
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ ((
/´ ─ ─ | )) シャーペンの芯の作り方
ミ U ( _●_)''ミ ( 鉛筆は炭素粉末に粘土を入れてるが
. / ._ |_/:===* 現在主流のシャー芯にはポリマーが使われている。
-(___.)─(__)─
炭素粉末に高分子ポリマーを混ぜて900℃で焼結している。
その際にポリマーは炭化して、実に芯の98%が炭素である。
で、なめらかさを出すために油をしみこませてる。
熱した時に煙が出るのはこの油のせいだ。
実際には濃さの調整の為に何か不純物を入れてるはずだが。
自分で作るなら、炭の粉末を木工用ボンドと混ぜて、乾燥させて、
空気に触れないよう焼結させればいいはずだ。
木工用ボンドは乾燥すると高分子化する。
日本古来の墨作りはナタネ油のすすにニカワを混ぜてこねて乾燥させるが
ニカワは動物の皮から煮出したゼラチンなので
なんとなく似てる気がする。
墨を焼結させれば硬度も上がり伝導率も上がっていい炭素棒になりそうだ。
だが調べて見ると、やはり備長炭の抵抗は鉄より大きいらしい。
炭素粉末をニカワでこねた物をラセン状にして焼結すれば炭素コイルができるが
ラジオのコイルに使うには太くなりすぎるかもしれない。
単なる配線であれば太くしても電気さえ通ればいいけど
コイルとなるとやはりある程度細く作らないとなあ・・・
やはり銀か銅か金だな。
215
:
ケミカル伍長
:2010/04/17(土) 01:13:45 ID:NM9hlFCM
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( 炭素といっても形状でずいぶん変わるか・・・
/´ ─ ─ | )) カーボンナノチューブが作れれば問題は解決する・・・
ミ U ( _●_)''ミ (
. / ._ |_/:===* カーボンナノチューブは炭素電極のアーク放電・・・
-(___.)─(__)─ これってプラズマ炭素の結晶化ってことなのかな?
216
:
ケミカル伍長
:2010/04/17(土) 13:56:24 ID:NM9hlFCM
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( 黄銅鉱石から銅の抽出法
/´ ─ ─ | )) まず焼く。すると含まれている硫黄成分が燃えたり揮発する。
ミ U ( _●_)''ミ ( その際、砒素なども揮発するので注意。有害である。
. / ._ |_/:===* それから炭素と珪砂と石灰を入れてルツボで加熱すると、鉄が一度還元された後、珪素酸化物となって
-(___.)─(__)─ クズになるので取り除く。(具体的な記述が無い。おそらく浮くんだろうか?)
これが鉄分除去となる。
それを更に加熱していくと硫化銅が酸化銅になる。
酸化銅を炭素還元して粗銅ができる。あとは硫酸銅水溶液の中で電気精錬で純度を上げる。
これ、面倒くさい。
銀を含む方鉛鉱石から銀の抽出
これは有毒で危険度が高いが簡単だ。
しかも大阪の池田である程度の量は取れそうだ。
焚き火して中華なべの中に砕いた方鉛鉱をいれ加熱。
すると鉛が溶け出し、石が浮くので除去。
残った鉛に銀が含まれているので
直径5cmほどの鉄パイプ、長さ15cm程を地面に突き刺し
灰をいれてパンパンと固める。石灰でもいい。
その上に銀を含んだ鉛を置いて周りを炭火で取り囲み風を送る。
そしたら灰の上に銀が残る。
多田銀山の方鉛石には銀が1%ほど含まれる場合がある・・・
銀なら電気抵抗が低いし、細い線でも大丈夫だ。
鉛は意外と電気抵抗が高い。鉛でやるなら鉄でやったほうが早い。
家庭でできそうな第一酸化鉄から鉄の精製(実証試験はしていない)
このやり方はケミカル伍長の脳内で成功した精製法なので試した人は連絡ください。
山土(赤土)、川砂を比重選して黒砂を得る。
磁石で鉄をより分ける。チタン鉄鉱はほとんど付かないので
これで大半が鉄とニッケルの酸化化合物になってるはず。
それを容器に入れ、トントンして大きな塊を底に沈め
比較的細かい砂鉄を選び乾燥させて炭の粉と混ぜる。
鉄1:炭3
で、備長炭の表面に深さ1mm、幅1mm 長さ3cmほどでいいかな?の溝を掘る。
そこに用意した混合粉末をいれ、携帯充電器の備長炭、シャーペン芯に接続して
溝に沿ってアーク放電していく。
砂鉄は還元され、鉄の針ができている予定。
217
:
名無しさん
:2010/04/17(土) 15:38:19 ID:6upJOJp2
とってもエコなおしっこ電池いかがすかー
`ー――v――‐ '
◎ ◎
(´・ ◎・)
__( n n )____
/ (]]) (]]) (]]) (]])/|
. / (]]) (]]) (]])(]]) /./.
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
218
:
ケミカル伍長
:2010/04/17(土) 16:36:23 ID:NM9hlFCM
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( おしっこ電池・・・
/´ ─ ─ | )) おむつの濡れを検出する発電装置
ミ U ( _●_)''ミ ( マグネシウムと銅の間に塩化第一銅をしみこませた紙が挟まっていて
. / ._ |_/:===* 尿のアンモニアが塩化第一銅を溶かすので電解液となる。
-(___.)─(__)─ ただの水では反応しない、と。
おしっこの成分が電解液になるわけじゃないのか・・・
色々あるなあ・・・
219
:
名無しさん
:2010/04/17(土) 19:35:45 ID:MJDccRzg
| |
| |∩___∩
|_| ノ ヽ
|熊| ー ー |
|に| ( _●_) ミ
>>216
携帯充電器のAC/DCに、インピーダンスの低いもの(定格を超える大電流流すもの)を
|注| .ヽノ./ 繋ぐのはヒジョーにキケンだと思うクマ。
|意|. /
| ̄ミヽ_ /
| | ヾ /
220
:
ケミカル伍長
:2010/04/17(土) 20:11:53 ID:NM9hlFCM
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( そ、そうなの?
/´ ─ ─ | )) 具体的にどうなるんだろ
ミ U ( _●_)''ミ ( コンセント部分の発熱とか・・・?
. / ._ |_/:===*
-(___.)─(__)─ うーむ、じゃバイクのバッテリー使ったほうがいいか
221
:
名無しさん
:2010/04/17(土) 23:40:22 ID:GoLHTQMQ
| |
| |∩___∩ まぁ、危険といっても発熱、発火(もしくは小規模な爆発)及び
|_| ノ ヽ それに伴う有害物質の発生ぐらいで済むとは思うけど。
|熊| ー ー | ヒューズやポリスイッチ等の保護回路が入っていれば
|に| ( _●_) ミ それ以前に電流止めてくれるし、そうでなくても
|注| .ヽノ./ 発火等に至る前にヘタって出力停止してくれる可能性もあるクマけど。
|意|. /
| ̄ミヽ_ / うーん、実際に具体的にどーなるかってことに関して自信持っては
| | ヾ / いえないけど、定格外での使用は避けるべき。
実験では電圧コントロールと電流モニタできる電源を使って、どの程度の
電源必要なのか当たりをつけた上で、マージンをもって出来合いの電源を
使うのがいいと思うクマ。
|→電源内部
| アーク放電は低い電圧で大電流を
┏┿内部抵抗━━┓ 流すので内部抵抗での電圧降下に
放│ 定電圧源(6Vぐらい?) 伴う発熱が大きくなると予想されます。
電│ ...┃
┗┿━━━━━━┛
|
【概略図】
222
:
ケミカル伍長
:2010/04/18(日) 07:19:24 ID:TxTz6ctI
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( うむむー 電気は難しいクマ
/´ ─ ─ | )) 携帯のアダプタには出力5.4V700mAの表示
ミ U ( _●_)''ミ ( やはり電気分解以外の事に使うのは危険か
. / ._ |_/:===*
-(___.)─(__)─ そうなると2000ドの供給をどうするか・・・
ルツボに炭素と鉄の混合粉末を入れて電子レンジ500Wで9分間チンすると
還元される、という実験データもあるけど電子レンジに頼りたくない・・・
よし、ソロモン攻略作戦だ!
こうなったら直径50cmの凸レンズを使って太陽光線で焼くか・・・
アクリル板を削ってレンズにして空気を遮断した状態の混合粉末に当てればいけるかもしれない。
223
:
名無しさん
:2010/04/18(日) 08:49:10 ID:Wqpk0YYs
| |
| |∩___∩
|_| ノ ヽ
|熊| ー ー |
|に| ( _●_) ミ 神戸製鋼が高炉に替わる製鉄手法として
|注| .ヽノ./ 低品質の鉄鉱石からアイアンナゲットを
|意|. / 作る製法を開発したんだけど、この
| ̄ミヽ_ / 開発プロジェクトは何種類もの試材をオーブンで
| | ヾ / 焼いてトライアンドエラーを繰り返すものだったことから
”キッチンプロジェクト”と呼ばれていたって
ひと月ぐらい前の日経ビジネスに載ってたクマ。
224
:
ケミカル伍長
:2010/04/18(日) 09:43:45 ID:TxTz6ctI
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( 新製鉄法「ITmk3」か・・・
/´ ─ ─ | )) やはり鉄鉱石と炭を粉末にして高温加熱すると
ミ U ( _●_)''ミ ( 容易に還元されるのか
. / ._ |_/:===* 回転炉で・・・これはつまり溶解した時に比重の差で
-(___.)─(__)─ 鉄以外を遠心分離しているって事かな。
熱の供給源さえあれば意外と簡単な話なのかもしれない
225
:
ケミカル伍長
:2010/04/18(日) 17:39:43 ID:TxTz6ctI
//ピコ
∩ ─ピコ/|
:| | |_| ケミカル小隊鉱物資源調査
∩____| | |_| 第11回 大阪北部
| ノ ・☆・ ヽ /っ)
/ ● ● |/ ./| 昔、黄銅鉱石や方鉛鉱石を産出していたという元鉱山へ
| ( _●_) ミ/ |_| 川沿いを登っていったが それらしき場所がわからなかった
彡、 |∪| / .|_| 周囲の石を叩き割って見たがそれらしき鉱物は発見できず。
/ __ ヽノ /´. .. .|_| やはり一度現物を見ないとわからん。今回の目的は方鉛石だったが
(___) / |_| もっと目に見えてたくさん転がってるのかと思ってた。
| / ...|_| ただ、やはりヘビノネゴザばかりが生えている場所があり、重金属の多い場所であることは
| /\ \ |_| 一目瞭然だった。ホンモンジゴケらしきコケも見られたが微妙に葉が丸いのでちょっと違うかも。
| / ) ) |_| 川に魚がまったくいなかった。鉱毒のせいだろうか?
∪ ( \ .|_| サワガニはいた。一応川砂を比重選鉱して重砂を持ち帰った。
\_) |_| 磁石に付く砂鉄が15%ほど。粒の大きい金属粒が多い。
光沢があるのでチタン鉄鉱のような気がする。鉛化合物なら光沢は無いんじゃないだろうか。
黄色を帯びた鉱物はあまり無かった。二上山の方が黄鉄鉱が多い。
「砂金は存在しても砂銀は無い」と聞いた事があるので銀の採取は絶望的だ。
方鉛鉱石をもう一度確認して再チャレンジしたい。
226
:
ケミカル伍長
:2010/04/18(日) 18:16:31 ID:TxTz6ctI
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( 帰ってきてからネットで確認したら
/´ ─ ─ | )) 今日行って来た場所のヘビノネゴザ群生で感心した場所の
ミ U ( _●_)''ミ ( すぐ上が鉱石の集積場跡で、みんなそこで採集するんだとか。
. / ._ |_/:===* しくじった。やっぱりあれが指標になるんだな。
-(___.)─(__)─ しかしこれで再トライできるぞ。
227
:
ケミカル伍長
:2010/04/18(日) 21:09:53 ID:TxTz6ctI
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( 灰吹き法で得た金銀合金から金純度を上げる方法
/´ ─ ─ | )) パターン① 硝酸につけて銀だけを硝酸銀に。
ミ U ( _●_)''ミ ( パターン② 硫黄と反応させて銀を硫化銀に。
. / ._ |_/:===* パターン③江戸時代方式
-(___.)─(__)─ 細かく砕いた合金に塩と木炭粉を混ぜて焼いて
銀を塩化銀にして水に溶かして金だけを得る。これで99.5%の金だとか。
灰吹き法は灰だけじゃなくて、セメントの粉でもいい。
ようは熱に負けずに溶解金属を吸収する粉末ならなんでもいいんだな。
セメントか石灰なら100均に売ってそうだ。
次にあそこに行ったら現地で灰吹きしてやろう。
江戸時代には、精錬法の見直しが行われ、焼金(やきがね)という方法が開発され、実用化されました。これは、金と銀からなる筋金(すじがね)を擢石で砕き、生塩を混ぜて木炭といっしょに加熱すると、銀は塩化銀(AgCl)となり、これを水の中で冷却し、塩金(しおがね)と呼ばれる金と塩化銀に分離する方法です。これにより純度99.5%程度の純金が得られました。
228
:
ケミカル伍長
:2010/04/19(月) 17:46:33 ID:C1BSRwf.
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ ((
/´ ─ ─ | )) 明治41年に発明された鉱石検波機の研究で
ミ U ( _●_)''ミ ( 亜鉛鉱と斑銅鉱、紅亜鉛鉱と黄銅鉱、
. / ._ |_/:===* 紅鋭錐鉱と斑銅鉱、輝水鉛鉱と黄銅鉱などの組合せが優れていると
-(___.)─(__)─ 発表されている。
どれも鉛系と銅系だな。
方鉛鉱と黄銅鉱でも可能だろうか
229
:
ケミカル伍長
:2010/04/19(月) 20:47:16 ID:C1BSRwf.
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( うむむ、鉛と名前は付いてても
/´ ─ ─ | )) 成分が亜鉛だったりモリブデンだったりするのね
ミ U ( _●_)''ミ (
. / ._ |_/:===* 仮にいい組み合わせの鉱石が見つかっても
-(___.)─(__)─ ダイオードならともかくトランジスタは難しそうだ・・・
PNP型を作るとして挟まれてるNはナノmm単位の薄さなのか。
そんな微妙な薄さ、金や銀なら叩いて伸ばせるが
半導体って、叩いて伸ばしてもいいんだろうか?
しかし鉛が手に入るなら電源も簡単っぽいぞ。
6石トランジスタラジオが作れそうな気がしてきた
230
:
ケミカル伍長
:2010/04/19(月) 22:23:03 ID:C1BSRwf.
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( 方鉛鉱はほとんど硫化鉛
/´ ─ ─ | )) これを800℃以上に熱すると
ミ U ( _●_)''ミ ( 大気に触れる表面に酸化鉛ができて
. / ._ |_/:===* これと内部の硫化鉛が反応して鉛に還元される
-(___.)─(__)─ 700℃以下だと硫酸鉛のできる量のほうが多い。
方鉛鉱に含まれる銀の量は0.1%と見ておいたほうがいいな。
てことは5kgの鉱石を取らないと銀5gにならないな
比重が7.6か 1リッター弱ほどかき集めないとダメか・・・
銀の比重は10.5だから5gって0.5ccしかないのか
ラジオのコイルって5gじゃあ足りないかなあ・・・
231
:
ケミカル伍長
:2010/04/19(月) 23:32:39 ID:C1BSRwf.
. ∩____∩ なんと・・・5gぐらいじゃ全然足りないじゃないか
| ノ ・☆・ ヽ ((
/´ ─ ─ | )) 「直径55mmの丸めた紙に0.5mmのエナメル線を150回巻きつける」だと!
ミ U ( _●_)''ミ ( 5.5cm×3.14×150で長さ2590cmかあ
. / ._ |_/:===* 太さ0.05cm 0.025の2乗×3.14×2590cmで 5cc必要だ
-(___.)─(__)─ 銀5ccって50.5gか 方鉛鉱が10リッターは必要だ。こりゃ無理っぽいぞ。
あー これは計画に無理が出てきた。含銀率にもよるが難しい・・・
鉛でコイルや配線作って電気抵抗の分、太く作って・・・作動するんだろうか?
232
:
ケミカル伍長
:2010/04/20(火) 20:31:42 ID:7P1VRzFE
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( 黄銅鉱石を加熱して焼くと二酸化硫黄が出る。有害。酸性雨の原因。
/´ ─ ─ | )) これを白金か酸化バナジウム5の触媒と空気を混ぜて反応させると三酸化硫黄になっちゃう。
ミ U ( _●_)''ミ ( これを水に溶かすと良くない液になる。
. / ._ |_/:===* 良くない液は水で薄めると発熱するので注意がいる。
-(___.)─(__)─ 二酸化鉛と表面積の大きなスポンジ鉛の入った箱に良くない液を注ぐと
蓄電池になる。
5酸化バナジウムなんて無いよ。バナジウム単体があれば焼くだけなんだが。
233
:
ケミカル伍長
:2010/04/20(火) 20:37:41 ID:7P1VRzFE
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( ていうか、仮に銅を手に入れたとして
/´ ─ ─ | )) どうやって線にするんだ・・・
ミ U ( _●_)''ミ ( 金か銀なら叩いて薄く箔にして丸めようと考えてたが
. / ._ |_/:===* さすがに20mは無理だ。
-(___.)─(__)─ 工業的には棒状にしたのをダイヤモンドの穴に入れて
引っ張りだしてるのか・・・・
個人が0.5mmの銅線を作る方法って、かなり困難だぞ・・・・
どれだけ勉強すればゴールにたどり着くんだ・・・
ラジオを作りを考えるだけで、ここまで何も知らない自分に気付くとは・・・・
234
:
ケミカル伍長
:2010/04/20(火) 20:53:11 ID:7P1VRzFE
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( そうか!
/´ ─ ─ | )) 最終工程の電気精錬で
ミ U ( _●_)''ミ ( 最初からネジ状ラセン溝の付いた炭素棒を極にして
. / ._ |_/:===* 均一に付着した銅の表面をけずり取ればそれがコイルになるじゃないか!
-(___.)─(__)─ 俺、頭いいのか?!
235
:
ケミカル伍長
:2010/04/20(火) 21:00:46 ID:7P1VRzFE
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( つーことはやはり銅の電解液が必要か・・・
/´ ─ ─ | )) 5酸化バナジウムは無理っぽいので
ミ U ( _●_)''ミ ( 二酸化硫黄を水に溶かして薬局のオキシドール入れて
. / ._ |_/:===* そこに銅を入れればいいか
-(___.)─(__)─
ああ!そうか!電極をネジにしなくても電極についた銅は筒状なんだから
それをネジダイスでネジ切りすればピッチ幅が線の太さになるのか!
俺バカなんだな!
236
:
ケミカル伍長
:2010/04/21(水) 18:21:24 ID:.KbKMMHQ
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( エナメル線・・・・エナメルってなんだ
/´ ─ ─ | )) 松脂で被服しちゃえばいいよな
ミ U ( _●_)''ミ (
. / ._ |_/:===* やっぱりダイスの削り線ではもろいなあ
-(___.)─(__)─ 金属線の作り方ってネットに載ってないなあ・・・
広めのステンレス板に銅メッキして細かく切るほうがいいかな
237
:
ケミカル伍長
:2010/04/22(木) 23:01:29 ID:AY.4c3DM
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( 銅の電気精錬について色々調べていたら
/´ ─ ─ | )) いつの間にか硫酸→硫酸鉛→鉛蓄電池と進んでいって
ミ U ( _●_)''ミ ( ちょっと気が付いた事がある。
. / ._ |_/:===*
-(___.)─(__)─ バッテリーのサルフェーション(電極への白色硫酸鉛結晶の固着による電池内部の電気抵抗増大)で性能が落ちるけど
硫酸鉛って硫酸に溶けるんだ。
電解液の希硫酸が放電によって濃度が下がって
溶けていた硫酸鉛が電極に析出したのがサルフェーションであるとするならば
性能がダウンしたバッテリからスポイトで薄まった希硫酸を取り除いて
変わりに濃硫酸を入れて硫酸鉛を溶かして充電して鉛を電極に戻してから
濃くなった硫酸を抜いて希硫酸を入れてやれば、それだけで再生バッテリーになるんじゃないか?
俺はてっきりバッテリー再生業者は内部の硫酸鉛結晶をがりがりと手で削り落としてるのかと思ってたが
違うのかも知れない。
ちなみに、じゃあ最初から希硫酸の濃度を上げておけばいいじゃないか、とも思ったが
そうすると反応が進みすぎる。つまり過大に放電しちゃうんだな。
だから硫酸鉛を取って電極を復活させた後は硫酸の濃度は元に戻さなきゃ電極そのものが痛む。
それにサルフェーション状態で硫酸濃度だけ上げて使用すると内部抵抗が高いままだから
発熱して危険だ。
死んだバッテリーならたくさん持ってるぞ。
本当に硫酸鉛が硫酸に溶けるのか、今度実験してみようかな。
238
:
ケミカル伍長
:2010/04/24(土) 19:55:09 ID:HhEvuHjw
//ピコ
∩ ─ピコ/|
:| | |_| ケミカル小隊鉱物資源調査
∩____| | |_| 第12回 奈良県東吉野
| ノ ・☆・ ヽ /っ)
/ ● ● |/ ./| バイクで片道60kmほど走り40年ほど前まで稼動していた銅鉱山跡へ
| ( _●_) ミ/ |_| もう4月だが川の水は冷たい。
彡、 |∪| / .|_| 腰まで川につかって目的地に到達。
/ __ ヽノ /´. .. .|_| ペットボトルに1リッターほどの孔雀石や黄銅鉱を採取。
(___) / |_| 2時間ほど石を叩き割ってると、だいたい探し方がわかってくる。
| / ...|_|
| /\ \ |_| ・茶色くてハンマーで叩くと火花が散る異常に硬い石
| / ) ) |_| 火花とともに硫黄の臭いがするので硫化鉄鉱だろう。持ち帰らず。
∪ ( \ .|_| ・石に金色のスプレーをかけたような石
\_) |_| 黄銅鉱だろう。比較的硬いが割れる。
ガスバーナーで赤くなるまで加熱すると、一部が溶け灰色に変色する。
・石の間に挟まってる茶色い金属質の筋
これが自然銅鉱石だろう。量が少ない。2つほど見つけた。精製できるほどの量は無い。
一応サンプルは持ち帰る。
・孔雀石 ライトグリーンで大抵はもろい石に付着してたり挟まったりしている。
硫化銅である黄銅鉱が酸化して硫酸水素銅?になったものらしい。
黄銅鉱は塊でみつかるが、こいつは部分的なものばかり。
だが素人目にははっきりと判るので集めやすい。
現場で細かく砕いて、緑色の部分が含まれる破片をペットボトルにつめた。
川に面した場所に100mほどの規模で鉱石クズが放置してある。植物は生えていない。まあ無理だろう。
アマゴ釣りで有名な地域だが全部放流物だろう。他の小魚が少なすぎる。
周辺の川砂を比重選鉱したら約半分が金色の粒。形状から見て金ではなく黄銅鉱だと思われる。
本格的な砂金調査はしていないが、砂金は必ずあると判断できる。
この銅山から電気精錬した銅の陽極泥(銅の電気精製でできるカス)からは10g/鉱石1トンあたり)の金が取れたという。
だが量的に砂金は極わずかだろう。孔雀石集めが面白くて日が暮れてしまった。
さて、実際にどうやって銅を取り出そうか。
孔雀石が希硫酸に溶けてくれればありがたい。部屋で電気精錬できる。
やはり黄銅鉱を溶かして硫黄を飛ばして酸化銅にして還元しなきゃいけないのかな。
239
:
ケミカル伍長
:2010/04/24(土) 21:19:53 ID:WNey4HBk
//ピコ
∩ ─ ピコ
:| |
∩____| |
| ノ ・☆・ ヽ
/´ ─ ─ | 硫化鉄鉱じゃなくて磁硫鉄鉱というものらしい。
ミ '' ( _●_)''ミ 改めてマイクロスコープで見ると自然銅が結構多い。
. / ._ |_/__ノヽ なんだかよくわからないと捨ててた物の中に自然銅が多かったようだ。
-(___.)旦(__)─ よくわからないが一応確保した石の中に銅のかたまりがあった。
もう一度いくならば午前中に採取して午後から鑑定の時間に当てなければ。
とりあえず、これで銅元素の確保ができる事はわかった。
240
:
ケミカル伍長
:2010/04/26(月) 01:27:33 ID:rKD2cSAM
//ピコ
∩ ─ ピコ
:| |
∩____| | (( )) ・銅の精製試験実地
| ノ ・☆・ ヽ . (( )) )) 人気の無い山の頂上でテスト。
/´ ─ ─ | (( )) )) まず黄銅鉱を細かく砕いてステンの小さな器に入れて
ミ U ( _●_)''ミ (( )) ガスバーナーで焼いた。二酸化硫黄が鼻を突く。
. / ._ |_/__ノヽ )) モクモク 黒色に変化。一部は溶けるが全体的には溶けない。
-(___.)─(__) ( 溶剤としてガラスの破片を砕いて入れるが、
ガラス部分が溶けて玉になっただけだった。
石を積み上げてかまどを作る。下方に空気穴。高さ40cm。天井なし。
木炭を入れ燃焼。中にステンレス容器に入れた黄銅鉱を入れ思いっきりあおいで風を送る。
取り出すとステンレス容器の中で固まっている。だが溶けてはいない。焼結したようだ。
薬局で「携帯酸素」というのを買う。粉末の黄銅鉱をステンレス容器に入れ
ガスバーナーで赤くなるまで加熱した直後酸素を吹きかけると部分的に激しく燃え溶解するが
全体に広がらない。酸素は液体ではなく気体で5リッターしかなく、続けられない。
今後の課題。木炭での高温炉の作成。天井が無いと熱が反射しないのでダメっぽい。
粘土での成形がいいかも。もしくは高さもいる。
木炭は3kg使ったが、足りない。そもそも黄銅鉱が足りない。
ルツボも考慮しなきゃいけない。あと送風の問題。
電気精錬試験
まず古いバッテリーから抜いた希硫酸(ほとんど水)を湯煎して水分を少し飛ばし
濃度を少し上げて電解液にしてみた。
陽極にオイルドレン用の銅ワッシャ、負極にシャーペンの芯を使って精錬をしてみた。
電源はニッケル水素電池用の充電器。1.6V290mA
メッキ状にはならず粉末の銅が負極に付く。
電解液はきれいな水色になった。硫酸銅水溶液のはずだ。
負極に粉末銅が付いた事で、電線への加工が容易になった。
鉄か何かに溝を掘って銅粉末を入れて叩けば線ができる。
黄銅鉱を陽極にしてダイレクトに電気をながしたが、ほぼ反応なし。
通電はしているが全く溶けない。孔雀石も同じ。不思議にも自然銅さえ反応しない。
理由がわからないが、おそらく自然銅はナノミリ単位で分散しているので
接触が十分にできないのだろう。
黄銅鉱を陽極にした時に硫黄の臭いがした。これは希硫酸に硫黄が直接溶けているんだろうか?
しかし、通電する陽極用の粗銅さえできれば電気精錬はできるし、線も作れる事がわかった。
もう一度古代の銅精錬法を復習して次回に挑みたい。
241
:
ケミカル伍長
:2010/04/26(月) 02:13:01 ID:rKD2cSAM
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( 硫酸に銅を入れて過酸化水素を入れると
/´ ─ ─ | )) 銅が溶ける。
ミ U ( _●_)''ミ ( うーむ、希硫酸じゃ効果薄そうだ
. / ._ |_/:===*
-(___.)─(__)─
242
:
ケミカル伍長
:2010/04/26(月) 03:59:06 ID:rKD2cSAM
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( なんだ、お手軽な方法があるじゃないか
/´ ─ ─ | ))
ミ U ( _●_)''ミ ( 孔雀石を希硫酸に溶かして放置すれば硫酸銅になるから
. / ._ |_/:===* それを電気分解すればいいのか
-(___.)─(__)─
解決
243
:
ケミカル伍長
:2010/04/26(月) 13:31:53 ID:rKD2cSAM
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( ザラ場中だが実験してみた。
/´ ─ ─ | ))
ミ U ( _●_)''ミ ( 希硫酸に孔雀石を砕いて入れて少し待ち、
. / ._ |_/:===* 液体が青緑になってから負極陽極共にシャーペン芯で電気を流す。
-(___.)─(__)─ 数分で負極に銅が付いた。
今回の実験で初めて得られた金属銅の単体だ。
ただ、成長は遅く割りとしっかり付着している。
もう少し電圧を上げて粉末銅の状態にしたい。
これで100%完全天然素材ラジオの製作が可能になった。
次は秋にヤマブドウを取って実験しよう。
心残りは黄銅鉱の精錬ができなかった事だ。
気が向いたらもう一度チャレンジしよう。
244
:
ケミカル伍長
:2010/04/27(火) 15:00:16 ID:xWmfXnpw
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( あー 意外とプラチナって少量なら身の回りにあるんだ。
/´ ─ ─ | )) 部屋のガラクタ入れにも微量ながら存在した。
ミ U ( _●_)''ミ ( これである程度の量は作れるのかな?
. / ._ |_/:===*
-(___.)─(__)─
245
:
ケミカル伍長
:2010/04/28(水) 09:08:10 ID:an8fRF6c
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( 先日山の中で焼いた黄銅鉱粉末。
/´ ─ ─ | )) よく見ると黒い粉末の中に
ミ U ( _●_)''ミ ( 赤い破片がある。
. / ._ |_/:===* 耳掻き1杯分をペットボトルのキャップに入れて
-(___.)─(__)─ サンポールを入れると硫化水素らしき悪臭が強烈に立ち込める。
で、シャーペン芯で電気分解。
普通にやっただけでは何の反応も無いが陽極を赤いのに当てると
負極から泡が立って銅の粉末が付着。
初めて黄銅鉱から金属銅の単体が得られた。
しかしよくわからない。この赤い破片はどの瞬間にできたんだろう?
希硫酸が無くても銅が得られるのはありがたいが。
まず黄銅鉱CuFeSが高温加熱で硫化銅CuSと硫化鉄FeSと二酸化硫黄SOに分かれた。
で、部分的に高温に達した硫化銅が二酸化硫黄と銅単体に分かれたのか
それとも硫化銅と塩素が反応して硫化水素と塩化銅が生まれ
塩化銅の電気分解で出たものだろうか。
鉱石の量に対して赤い破片がかなり少ないので
大部分は硫化銅のままのはずだ。
再度実験して条件を確立したい。
焼却過程で鉄分を取り除かなくても電気分解で精製できるのだから
鉱石に含まれてる銅成分を還元できさえすれば大量の銅が得られるはずだ。
前回、孔雀石から必死に集めた銅粉末より今回の破片のほうがずっと量が多い。
やはり黄銅鉱からの精錬のほうが有利だ。
246
:
ケミカル伍長
:2010/04/28(水) 11:01:50 ID:an8fRF6c
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( 違うな・・・赤い破片からはさほど銅が出ない。
/´ ─ ─ | )) むしろ硫化水素を出す黒い物体からよく取れる。
ミ U ( _●_)''ミ ( つまりこれは硫化銅で、塩酸と反応して塩化銅になって
. / ._ |_/:===* 電気分解で銅単体になってるのか。
-(___.)─(__)─
てことは黄銅鉱の粉末にガラス粉と貝殻粉を混ぜて
加熱して鉄分を取ってからもう一度電解すれば
効率良く銅が集められるんだろうか。
247
:
ケミカル伍長
:2010/05/01(土) 21:13:29 ID:fTIYTiog
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( 色々試した結果 黄銅鉱からの金属銅の抽出方法が見えてきた。
/´ ─ ─ | ))
ミ U ( _●_)''ミ ( まず鉱石を数ミリほどの粒に砕き、焼く。この時できれば空気に触れさせたいが
. / ._ |_/:===* ステンレスの小さな容器に入れると空気があまり入らない。
-(___.)─(__)─ 酸素不足の状態で加熱を続けるとCuFeSがCuSとFeSの化合物(合金状態?)になり
余った硫黄が揮発する。揮発したSは容器から出て二酸化硫黄SO2になる。
で、黒くてもろい状態になった銅と鉄のS化合物を更に高温にして酸化させてやればいいんだが
そこまでの高温は電気炉か本格的な溶鉱炉でないと無理だ。
そこで銅と鉄の硫化化合物をそのまま希塩酸に漬けて硫化水素を発生させる。
するとFeS+HCl→HS+FeCl
同様に硫化銅も硫化水素を出して塩化銅になりそうな感じではあるが
液体の色を見るとあまり青くなってない。
緑色にはなる。これは塩化鉄なんだろう。
で残った黒い物体に陽極を接触させると陰極に銅が析出する。
早い話が、黄銅鉱を焼いて黒くなったら試験管みたいな細長い容器に入れて
希塩酸か希硫酸を注いでシャーペンの芯を突き刺して電気分解してやりゃ
銅だけが陰極に出るって事だ。
実験は塩酸をつかった。100均に売ってるネオナイスという塩酸洗剤だ。
サンポールでもいいが、着色されてるので何が出てるか色で判断できない為
無色のネオナイスをつかった。
問題は硫化水素の発生だ。たまらなく臭い。家ではできない。
加熱の時に出る二酸化硫黄も問題だ。
あと、歩留まりが思ってたより低い。
採取した石の内、黄銅鉱は約30%含まれているが、黄銅鉱に含まれる銅は更に30%だから
重量%でだいたい10%の銅しか取れないわけだ。
これは理論上であって、実際の作業でそこまでネコソギ回収できるかどうか疑問だ。
今手元にある銅鉱石が1500gなのでなんとか100gを得られれば成功である。
実験で200gほど使ったのが痛い。
孔雀石じゃとても足りない。たくさんあったように見えたが
全部使っても1gあるかないか・・・
その点、黄銅鉱なら塊で入手できる。これから30%の銅を採取できる事も
実証できている。
10円玉は4.5gだから100gって事は21枚ぐらいか。
それだけあれば色々できるだろう。
248
:
ケミカル伍長
:2010/05/02(日) 00:12:36 ID:SYcOqh9I
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( 鉄の回収
/´ ─ ─ | ))
ミ U ( _●_)''ミ ( 黄銅鉱はCuFeSで構成されている。
. / ._ |_/:===* 電気精錬で銅が回収された後の緑の液体は塩化鉄のはずである。
-(___.)─(__)─ だってそれ以外に入ってる物質は極微量のはずだから。
鉱石ラジオを作るに当たって鉄も欲しい。
ショットキーの針を作らなくてはいけない。
で緑になった塩酸にアキカンのプルトップを外して
部分的にコーティングを削り落として漬けてみる。
ヤスリで傷をつけた所から水素が出て溶け始める。
しばらく放置するとアルミの傷の少し横に金属鉄が付着する。
塩化鉄でいっぱいの塩素にアルミをつけたので
塩化鉄から塩素がアルミに移って塩化アルミ?になったんだろう。
塩素にふられちゃった鉄くんはアルミにすがりつくのである。
わかるよその気持ち。
これは換置法だ。
硫酸銅水溶液に鉄釘を入れても同じように銅が析出する。
これで銅と鉄が手に入る。
さて、金属銅粉末、あるいは塊をどうやって線に、コイルにするかを
考えなくては。
249
:
名無しさん
:2010/05/02(日) 17:50:36 ID:HaD8VqNQ
| |
| |∩___∩
>>222
|_| ノ ヽ NHK見てたら酸化マグネシウムを太陽光で
|熊| ー ー | 還元する技術を利用して、マグネシウムで
|に| ( _●_) ミ エネルギーサイクルをまわす研究の紹介してたクマ。
|注| .ヽノ./ 直径70センチぐらいのレンズで集光してマグネシウム
|意|. / 還元している映像はなかなかかっこよかったクマ。
| ̄ミヽ_ /
| | ヾ / ttp://www.titech.ac.jp/about/introduction/html_chronicle/402/402-1.html
250
:
名無しさん
:2010/05/02(日) 18:23:49 ID:HaD8VqNQ
| |
| |∩___∩
|_| ノ ヽ
|熊| ー ー | WBSでも紹介されてたクマね。
|に| ( _●_) ミ もう一回映像見てみたら70センチどころじゃなかった、
|注| .ヽノ./ あと、実際には還元は行ってないのかな・・・
|意|. /
| ̄ミヽ_ / NHK: ttp://www.nhk.or.jp/nhkworld/english/movie/feature34.html
| | ヾ / WBS: ttp://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/highlight/o1_244.html
251
:
ケミカル伍長
:2010/05/02(日) 20:41:44 ID:SYcOqh9I
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( あー 確か太陽光を集めてイットリウム系のレーザーでぞ図服して
/´ ─ ─ | )) マグネシウムに当てるって奴かな・・・
ミ U ( _●_)''ミ (
. / ._ |_/:===*
-(___.)─(__)─
でもでっかいレンズって結構作るのが大変。金もかかるし。
天気のいい日にバイクのヘッドライトを太陽に向けると一瞬で球が切れる。
球を抜いてタバコを差し込むとすぐ火が付く。
252
:
ケミカル伍長
:2010/05/03(月) 20:26:19 ID:Hzdiuj6M
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( 黄銅鉱からの銅の抽出
/´ ─ ─ | ))
ミ U ( _●_)''ミ ( 実験ではひとつの塊が全て黄銅鉱の物を砕いて使った。
. / ._ |_/:===* だが実際にはそんな上質の鉱石は少なく
-(___.)─(__)─ ほとんどが緑片岩に挟まれた層になったわずかな黄銅鉱である。
本来なら高温で焼いて液体にするまで加熱して
ルツボで受けるんだろうが、個人ではなかなかそれができない。
そこで黄銅鉱20%ほどの貧鉱石からの黄銅鉱の抽出を考えてみた。
まず岩ごと全部焼く。大体600〜1000℃が目安だろうか。
石が夕焼けのように赤く光るまで加熱する。
その後、ハンマーで粉砕して、その粉を水中に漬けて磁石で鉱石だけを抜き取る。
黄銅鉱はそのままでは磁石に付かないが、硫化鉄は磁石に付く。
硫化銅は磁石には付かないが短時間でのさほど酸素の無い状態での1000℃以下なら
硫化鉄と分離しない。
だから硫化鉄と引っ付いたままだから磁石に付くのである。
欠点としては鉱石に含まれる自然銅を回収できない事があるが、
それは全体量からすれば微々たる物なので無視する。
そもそも目で確認できるほどの自然銅であれば個別にしてダイレクトに電気精錬すればいい。
純粋な硫化銅鉱石の班銅鉱が回収できない可能籍が心配だが、
量が多ければ水中での比重選考で、ある程度は回収できると思う。
この焼却磁力選鉱方法はどこからか仕入れた知識ではなく、今回の研究成果である。
部屋での5mm破片での実験では回収に成功した。
明日、山に行って手持ちの貧弱鉱石から黄鉱石部分を回収したいと思う。
253
:
ケミカル伍長
:2010/05/05(水) 02:05:01 ID:pnqsXGQ.
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( 量産体制
/´ ─ ─ | ))
ミ U ( _●_)''ミ ( 色々やってみたが、なかなk上手くいかないものだ。
. / ._ |_/:===*
-(___.)─(__)─ まず本日川原で鉱石を焼いてきた。
スチールのアキカン(ジョージアのロング)の上を外して底に穴を開けて
1cm2cm粒の鉱石を入れて、1時間ほど加熱して暖めた石積みの炉に入れ
1時間焼いた。缶がぼろぼろになって鉱石がいくらかこぼれていた。
1500℃を超えたという事は無いと思う。硫化水素か二酸化移送に侵されたんだろうか?
しかも鉱石の中心部に焼けてない部分が多かった。燃焼時間が足りなかったんだ。
ステンレス容器に入れたものはいい感じに焼けてる。それでも一部に焼き残りがあった。
これは同じ1時間焼いたものだが、炉の石壁が加熱された後だったので
石からの輻射で加熱が促進したと考えられる。
で、野焼きにも挑戦した。つまり、鉱石をいきなり炉にドサドサ入れた。
野焼きするには粒が小さすぎて底に落ちてしまい生が多かったし、土にまぎれて回収できなかった物があった。
鉱石のほとんどが、外側が赤く酸化鉄となり、内部に黒い硫化物があり、中心に生が残る状態だった。
3時間ほど焼くべきだった。
で、それを細かく砕いて、予定では磁力選鉱するはずだったが、生が多く止めた。
とにかく全部砕いてペットボトルに入れた。体積は約800cc。ずいぶん減った。
硫黄が少し飛んだだけなので、ほとんどは砕いて隙間が埋まっただけのはず。
で、これに希塩酸を入れると、洗剤が入ってるもんで泡があわあわと。
真っ黒の泡が。臭い。全ての鉄化合物が反応する前に塩酸が足りなくなりそうなので
途中で液の追加を止めた。
で、それを電気精錬しようとしても銅が出ない。マイクロスコープで観察すると
銀色の金属が微量だけ電極に付着している。亜鉛だろうか?
大さじ2杯ほどの鉱石を抜き取り 逆に塩酸に少しずつ入れながら処理。
すると銅が出てくる。まず鉄を完全に修理しなけりゃだめなのか。
結局未処理の鉱石800ccのまま、実験レベルの処理鉱石しか完全処理できていないんだけど、
それでも小皿に入れられる量が手に入ったので
陽極に備長炭、陰極に鉛筆の芯を3本まとめて、とりあえず今1gを目安に
抽出を開始した。
電圧を高くして粉末銅を得られる設定にしているので、長く放置すると
電極から自重で銅が剥離して落ちてしまう。
隔壁が必要だな・・・・
254
:
ケミカル伍長
:2010/05/05(水) 17:36:07 ID:???
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( 誰もいない地元の山へ行った。
/´ ─ ─ | )) とりあえず希塩酸500ccと鉱石800ccもって行ったが
ミ U ( _●_)''ミ ( 鉱石400ccを処理するだけで塩酸500cc使ってしまった。
. / ._ |_/:===* あまりにも泡立ちがいいので一体なんだろうと思っていたが
-(___.)─(__)─ 方解石と方鉛鉱のようだ。だから昨日、鉛が出たんだ。
硫化水素は方鉛鉱が大きいのかも。
こいつらが全部反応してくれないと、硫化鉄が分解されていかないので
時間がかかるんだな・・・
255
:
ケミカル伍長
:2010/05/06(木) 00:42:30 ID:???
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( 製錬速度が遅い・・・
/´ ─ ─ | )) とりあえず材料は400gあるのに
ミ U ( _●_)''ミ ( 製錬速度が0.5g/hといったところか。
. / ._ |_/:===* 電源を調整できればもっと速度を上げられそうだが
-(___.)─(__)─ まあこれでいいや。
問題は精製した粉末状の金属銅をそのまま放置するとあっという間に
ライトグリーンのさびになる事だ。
析出を終えた銅はすぐに水に漬けて洗っておかなければいけない。
普通、塊の銅ならこんなにはならないんだろうけど、微少粒なので
酸にやられちゃうんだろう。
少し溜まったら、その時に叩き固めて保存して
あらためてどう使うか考えたほうがいいかも。
256
:
ケミカル伍長
:2010/05/06(木) 13:09:18 ID:uAmDkAtA
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( 粉末銅は水に漬けてる間に酸化銅になってしまう。
/´ ─ ─ | )) これをプレスして線にするのは難しい。
ミ U ( _●_)''ミ ( 銅の性質として叩くと硬くなる。アルミと同じだ。
. / ._ |_/:===* 焼きなましをしないとだめだが、薄すぎてだめだ。
-(___.)─(__)─ 板にしたらぱりぱりのクズになって線にできない。
そもそもたくさん取れたと思ってた粉銅はゲル状で、プレスするとわずかな量しかなかった。
やはり陰極の表面積をふやして、あわ立ちを押さえてきれいなメッキ状のまま
ゆっくり成長していくしかない。
ということは作戦の練り直しだ。
塊の銅から線を作るか、コイル状の陰極をあらかじめ作ってメッキしていくか、
粉末銅を炭素粉と混ぜて生クリーム状にして配線するとどうなんだろう?
257
:
アル中佐
:2010/05/06(木) 13:21:57 ID:B2jvnZgE
.,Å、
r-‐i'''''''''''i''''‐-、
o| o! .o i o !o
|\__|`‐´`‐/|__/| '´^'^^3、
|_, ─''''''''''''─ ,、_/ ξ,' _,;'_'',、,3 なんであっ禁なんじゃぼけぇえ!!
/::::. | _,|'〜〜〜'|§
ノ:::::.. ミ | | 。 ゚ | __
|[ミ★★ミ] ⌒ヽ__|_| ゚ 。 | ヽヽ
─────ヽ__.)|____j ヽヽ
,───゙─────=、,―-二,゙゙ (___ヾ、___ヽ_ヽ____
ヽ,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ `゙´,/ `ヽ、 `', `ヽ
, .・゙ ),/ ゙',∈ | /ニヽ|
/ P O R S C H E ,/ , -─‐、 | | / ,-、゙j
,|゙゙|77 ̄ ̄/ ̄ ̄/――,-,i−,-,――, ,゙ _,,゙ヽ、| ,/ |l lL| .|
l二| | ゙ー─‐゙ ,・ /゙==゙‐゙─‐‐゙_二二ノ ,ベヾ、 l | / /.ト,‐| ..|
,,><二二二--,,,,------`-`--゙二ニニニニー,・゙ |>`<|l |/- _ー二二=l´ ヽ-゙ .|
`゙゙´ ` 、ー、,,,,_ ̄ ̄ ̄ ̄``゙゙゙ー──,─,゙ !,∧,ノl.l`゙゙¨´ ヽ....,,,,ノ
゙ヽ、,__ ノ ̄ ̄ ゙゙゙̄´´´´ ̄ l ヽ=ノ,ノ
258
:
ケミカル伍長
:2010/05/06(木) 14:30:12 ID:uAmDkAtA
. ∩____∩ っ ちょ、ちょっとまった
| ノ ・☆・ ヽ /⌒)
/´ ─ ─ |/ / っ
ミ U ( _●_)''ミ/
. / ._ |_/:===* こっちへお願いします・・・
-(___.)────
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/business/7570/1273022001/l50
259
:
ケミカル伍長
:2010/05/06(木) 17:11:07 ID:uAmDkAtA
. ∩____∩
| ノ ・☆・ ヽ (( 陰極槽の鉛筆の芯の先に備長炭のかけらを入れて触れさせてみた。
/´ ─ ─ | )) 1時間ほどで備長炭がレンガ色になった。
ミ U ( _●_)''ミ ( 鉛筆芯のようにゲル状の銅はつかず、光沢はないけどメッキになってるようだ。
. / ._ |_/:===* あわ立ちは全く無いわけじゃないが表面積が大きいので
-(___.)─(__)─ 控えめだ。たぶんそのせいできれいにつくんだろう。
とにかくこの備長炭を種にして塊を作ってみよう。
しかし・・・大さじ2杯程度の鉱石で昨日からまだ続いてる。
0.5g/日ぐらいか・・・電流量を上げて表面積を上げないと
実験レベルの域を出ないな。
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