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エゾジカ相談所 ばちゅう にゅーす

145エゾシカ:2015/11/02(月) 14:15:24
不吉なシグナル送る債券トレーダー、世界中どこを見ても悲観的 (1)
ユーロ圏の期間5年以内の債券は平均利回りがマイナス圏に
世界の成長率とインフレ率は数年は緩慢な状態が続く可能性
(7段落以降を追加して更新します.)

【記者:Daniel Kruger、Lucy Meakin】

  (ブルームバーグ):
債券トレーダーに世界経済の見通しを尋ねれば、東京でもロンドン、ニューヨークからも明らかに悲観的な回答が同じように返ってくるだろう。

  国債市場をざっと見渡せば、今後数年は世界の経済成長率とインフレ率が緩慢な状況にとどまる可能性が織り込まれている。


  欧州では利回りがゼロを下回る債券が1兆9000億ドル(約229兆円)相当に膨らみ、満期5年以内のユーロ圏国債指数の平均利回りは初めてマイナス圏に沈んだ。世界を見渡しても、債券市場におけるインフレ見通しは、世界的なリセッション(景気後退)の時期に見られた水準に近い。世界経済の中で明るさを放っている米国でさえも、10年債利回りは2%付近と、ウォール街の大方の予想を大きく下回っている。

  アビバ・インベスターズの金利責任者チャールズ・ディーベル氏は、債券市場で見られているのは「将来に対する自信の欠如だ」と指摘。アビバは金融緩和を進める国の国債を有望視しており、資源国の国債相場は下落するとみている。

デフレリスク

  欧州にはデフレの長期化リスクがあり、中国は成長てこ入れで利下げを実施し、米経済の失速懸念をあおる指標も発表されているだけに、多くの投資家が悲観的になるのは理解し難いことではない。さらに国債の安全性への持続的な需要は、欧州やアジア、多くの新興国の中銀が景気回復に苦慮する中で、米当局が利上げすべきかどうかという厄介な問題を提起する。

  安全資産に対する需要は欧州では極めて強く、ブルームバーグが集計した指数データによれば、ユーロ圏のソブリン債6兆3000億ドルのうち約30%は利回りがマイナスとなっている。過去1週間だけでも約5000億ドル相当の債券の利回りがゼロを下回り、ユーロ圏の期間5年以内の債券の平均利回りは過去最低のマイナス0.025%を付けた。

QE拡大?

  利回りへの低下圧力は欧州の経済状況への根強い懸念に関係する。ユーロ圏19カ国の消費者物価指数は9月に0.1%低下し、10月は横ばいだった。ドイツでは8月の輸出が2009年のリセッション以来最大の落ち込みとなり、同月の製造業受注と鉱工業生産の指数は予想外に低下した。


  こうした状況を受けて欧州中央銀行(ECB)が需要喚起のため量的緩和(QE)を強化する必要があるとの見方が債券投資家の間に広がっている。

  JPモルガン・アセット・マネジメントの金利担当グローバル責任者、デービッド・タン氏は「相次ぐQE実施でもインフレの兆候はどこにも見当たらない」と述べ、「依然として成長への非常に大きな逆風」を受けており、これが低利回りの債券の需要を支えるだろうと予想した。

  精彩を欠く成長率が続くとの懸念は欧州に限られたものではない。中国中銀が成長てこ入れのため1年足らずで6回の利下げを実施した中、中国の10年債利回りは09年以来初めて3%に低下した。米国では新築住宅販売や消費者物価などの統計が予想を下回り、米国債が買われている。ミシガン大学が先週公表した調査結果によると、5-10年先のインフレ期待値は過去最低水準に戻った。


  CIBCワールド・マーケッツの米国債トレーディング責任者、トーマス・トゥッチ氏は米経済が「相対的にみて平均未満だ」と述べ、「日本や中国、欧州は以前の水準で成長していない。成長のエンジンはどこにあると問わざるを得ない」と語った。


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