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支那株式について(その2)

60NINJA300:2019/12/04(水) 11:01:30
 中国は旧ソ連製の空母「遼寧」を運用しているが、国産の空母を4隻、建造するとしていた。その4隻目の建造を経済的な理由から事実上、断念したのである。経済の悪化で軍事予算が捻出できないというのは、計画経済を建前とする共産主義体制では、相当に深刻な事態であろう。
 事実、ソ連は、経済の悪化で軍事予算を捻出できなくなって滅亡した。空母「遼寧」は旧ソ連のウクライナで建造中に、ソ連が崩壊し建造が中止された船体を中国が引き取り完成させたものだ。

 遼寧型の2番艦は、中国で建造されたから初の国産空母で、現在、試験航行段階にあるが、基本設計は遼寧と同じだから、旧式のそしりを免れない。これで米国の空母と渡り合うなど、不可能だ。
 そこで期待の新型空母が国産2隻目、3隻目、4隻目として建造される予定だったが、4隻目を断念。2隻目、3隻目も当初、電磁カタパルトを採用した最新式の計画だったが、どうやら、それも断念したらしい。

 従来型のスチームカタパルトを採用するとの事だが、スチームカタパルトは欧米がほぼ技術を独占しており、中国はもちろんロシアでも採用されたことがない。欧米が技術を供与する筈はないから、中国は新規開発しなければならない訳だ。
 スチームカタパルトは機械技術のかたまりだが、中国はIT技術に優れていても、自動車など見れば明らかな様に機械技術は苦手である。軍事予算が制限される中で、果たして機械技術の新規開発に成功するかどうか、予断を許さない。つまり2隻目、3隻目も危ういのだ。

 米国は8月に台湾に戦闘機F16を66機、供与することを表明したが、中国はあまり反応しなかった。台湾併合の観点からみれば、香港人権法などより、これにこそ報復しなければならないのである。
 不思議に思っていたが、今日のニュースで得心が行った。中国の海洋進出は完全に行き詰っているのである。台湾に武力侵攻したくとも、出来ないのだ。中国は敗れたのである。

軍事ジャーナリスト 鍛冶俊樹(かじとしき)


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