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押し下げ介入

1南夏草:2004/02/28(土) 16:21
こんにちは、すっかり春めいてきましたね。
この時期はこんきちさんも大忙しかと思います。

ところで、日銀の円売り押し下げ介入、不気味ですね。
円高阻止という大義名分を掲げたインフレターゲット政策。
とうとう始まったのでしょうか?
年初に頂いたお年玉、為替で参照にさせて頂きました。
お許しください。

2こんきち:2004/02/28(土) 16:40
お年玉、もらえました?
良かったです。
1月だけで、7兆円の介入で、しかも、出しっぱなしのだだもれ
介入ですから、¥の行く末に危機感を持ってます。
¥安でインフレになるのは良いこと?と思う人もいるかと思いますが、
日本企業の国際化が進んでいますので、市場に余った¥の回収力は、
10年前より格段に落ちてます。

インフレというのは、国内で、貨幣の流通速度が速くなる景気過熱型なら
それほど心配はいりませんが、通貨安に伴うインフレ進行型は、国家経済
をぼろぼろにする可能性さえありますから、黄色信号点燈ですね。

つまり、教訓として、通貨安に伴うインフレは、良いことがありません。
この国のTOPは、いったい大学で何を勉強してきたのでしょうか?

貴金属系の¥建での値上がりは必至でしょうね。

3南夏草:2004/03/01(月) 12:27
円を押し下げてまでの介入、私の記憶にはないのですが、
過去にこういった動きはあったのでしょうか?

この動きを察知したかのように、
(裏では話がついているのかもしれませんが)
先週はほとんどの銘柄に、
外資ファンドの物凄い大量買いが見られました。
その後、外電、採算を度外視した急上昇になってます。

商品市況から見る限りでは、
すでに始まったような動き方です。

4こんきち:2004/03/01(月) 17:08
押し下げ介入はあったと思いますが、従来と全く違う点は、その規模と
介入した後の処置です。規模的には、毎月兆円単位のものを1年以上に
渡ってやってますし、以前は、¥で$を買っても、その後、¥を買い戻
しして、市場に流通させてしまった余った¥を回収していました。

ところが、今回、イラク戦争前後から始まった介入では、¥を$に換えた
後、市場に余った¥の回収をしない場合があるということです。したがっ
て¥は、常に過剰に市場に滞留して、そのうち、暴れ出す可能性がありま
す。

この時、日本企業が稼いだ$を日本国内に持ち込み¥に換えてくれれば、
問題ないのですが、日本に工場がなくなって、日本人への賃金の支払いや
日本の関連会社への¥での支払いが以前より格段に減少している可能性を
考えると日本企業の$から¥への転換は、以前ほどその需要がありません
から¥の買い要因としては、弱いものとなっている可能性があります。

こうした状況を考えると、逆の大規模な$売り¥買いをどこかでせざるお
えず、$の失墜が現実味を帯びて来ることになります。したがって、アメ
リカは、またもや戦争を行って、石油やその他の資源の価格支配力の奪取
を通じて、$の実態資産の裏づけに奔走するということが起きる可能性さ
えあります。

次の的は、イランでしょうか?

5南夏草:2004/03/01(月) 21:45
非常に参考になります。有難うございました。

単に円高を阻止するだけなら、
円反落後の押し下げ介入まではしてこないと考えてました。
この通貨当局の本腰の入れようは半端ではありません。
為替、株、商品、いずれ長期金利と次々に引火しそうな雰囲気ですね。

通貨(為替)の弊害が資本主義経済の根幹を揺り動かすのであれば、
いっそのこと世界的な統一通貨にしてしまったほうがいいと思うのは、
やはり甘い考えなのでしょうか?

もう戦争は(イラン)です。
昔見た映画、マッドマックスのような世界は遠慮したいものです。

6こんきち:2004/03/05(金) 16:58
実のところ、この通貨の交換レートが、自由に変動することを利用して
生きながらえているのは、アメリカ自身の戦略ではないかと思います。
もともと、為替の変動相場制は、アメリカの止むに止まれぬ事情からな
ったものですが、さすが、アメリカですね。転んでもただでは、起きな
いというか。。。

つまり、ことあるごとに、アメリカは、通貨の交換レートをいじること
で、相手国に、アメとムチを与えてきました。固定相場制になると、交
渉が必要になりますが、変動相場制なら、口先介入でさえ、短期的レー
トを変更することができますからね。

結局、自国市場を世界中に開放して、その代わり、世界を軍事的に支配す
ることで、アメリカの実質的植民地とすることです。これは、経済的には
アメリカから収益を得ることができるわけですが、国家のあるゆるシステ
ムについて結局、アメリカの意向を受け入れる可能性を許すという麻薬的
なシステムとなっているような気がします。それに対して、実行力に訴え
て抵抗しているのが、アルカイダ、経済システムの改革と軍事的独立を通
じて反抗しているのが、欧州ということになりそうです。アジアは、もは
や骨抜き状態になっているようですね。


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