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【上野】日頃スレ65【オークラ】

44名無し部員:2020/02/02(日) 21:23:32
松岡邦彦『憂なき男たちよ 快楽に浸かるがいい。』
▽エクセスの久々の新作。都内のスナックに勤める並木塔子のまわりで、4人の男達が
 謎の不審死を遂げていた。フリーライターの柳東史は、スナックのママ・しのざきさとみへの
 取材を皮切りに、事件化に至っていない不審死騒動の調査を始めたが。。。
▼ミイラ取りがミイラになる、といったサスペンス映画。どちらかと言えば、柳東史をはじめと
 する、小林節彦・安藤ヒロキオ・太三・吉田祐建といった男優陣を楽しむ作品になっている。
▽女優の方はほとんど、並木塔子が一手に引き受けている。表面的な屈託が無い感じで、
 たしかにこういう大事をするような女優に見えず、ある意味では適役なのかもなあ。。。
 そういった感じか。欲を言えば、篠原さゆりとか、吉行由実とか、その辺を脇に配置すれば
 よりミスリードの効果が出たかもしれない。。。
▼電気屋のオヤジである吉田祐建が素晴らしい。今どき珍しいアップで撮る吉田祐建の笑顔
 たまらない。キャラクター自体は並木塔子に金づるになる事を承知で付き合う気のいい親父
 だが、傑作を連発してた頃の松岡作品でもこういうのは無かったから、これは収穫。
▽柳東史はトリッキーな演技は封印して、正統派の演技で主役を務める。常識的な男が、心
 の中のひずみによって、次第に並木塔子に絡め取られていく姿が痛々しい。
▼かつてのダークな松岡邦彦が復調してきた作品。ただ、自分としてはサスペンスやミステリー
 よりも、あまりにも人間的な人間の悲喜こもごもを描いていた喜劇の方(「多淫な人妻と老人
 夜這い春情」とか「ノーパン痴母 夫を裏切る水曜日」とか) が好きなので、次回はその辺の
 流れの作品を作って欲しい。あれは都内なのか?
安藤ヒロキオの「京都の料亭で働くことにした」云々ってセリフがあったから西日本だと思ってた
ベースになってる事件も鳥取であった連続不審死事件だろうと思われるし
並木塔子の方言も岡山あたりのそれだと思われるし

エクセス久しぶりの新作なんだから
もっとこう、パーッと明るいやつにして欲しかったなって気はした
並木塔子はよかったけどね




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