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【ドラゴンボンバーズ】日頃(略)25【トゥエンティワン】
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コラム:自分戦略を考えるヒント(48)
バカ社長、バカ上司、バカ部下を何とかする
こんにちは、堀内浩二です。「うちのバカ社長が変わらない限り、何も変わらない」。転職相談でよく聞くフレーズです。今回はこの難問を考えてみたいと思います。転職活動を考える前に、どうせですから「バカ○○」をまとめて何とかすることに挑戦しましょう。
■「相手が変わってくれれば、自分の問題は解決する」という幻想を捨てる
もし「相手が変わってくれれば、自分の問題は解決する」という前提を持っているならば、それは一度棚上げしておきましょう。相手を変えることができるなら、問題は解決しているはず。バカ呼ばわりしたくなるということは、すでに何らかのトライをして、失敗をしているということでしょう。ここでは、自分の状況を相手と共有したり、相手に真摯(しんし)に語りかけたりといった努力は、すでになさったものと仮定します。
「相手が変わってくれれば……」式の発想がうまくいきそうにないことは、逆の状況を考えてみても分かります。わたしもあなたも、誰かには「あの人さえ変わってくれれば……」といわれていることでしょう。表立ってはいわれていないとしても、陰ではそう思われているかもしれません。だからといって、誰かに何かいわれるたびに自分の考えや信念を変えたいでしょうか。答えはNOでしょう。もちろん、わたしもあなたも、基本的にはオープンな人間であって、他者からのアドバイスを謙虚に受け入れる用意はあります。それでもなお、譲れないラインはあります。
相手は、というよりわれわれは一般に、そう簡単には変わりません。変わらない相手に自分の問題解決を依存してしまうと、いつまでも解決できないことになってしまいます。
■相手のものの見方・考え方を理解する
こちらが変わってくれとお願いしたところで、相手は変わらない。その前提で状況を打開するには、大きく2つの方向がありそうです。
1つ目は、「相手にとっての自分の位置付けを変える」こと。2つ目は、「相手が自発的に自身を変えたくなるような発見を促す」こと。1つずつ考えてみましょう。
まず、「相手にとっての自分の位置付けを変える」こと。例えば「自分の出世しか考えないバカ上司なので聞く耳を持ってくれない」のであれば、上司の出世のために役に立つ存在になるということです。相手のものの見方・考え方(パラダイム)を変えずに聞く耳を持ってもらおうとしているのですから、まずは上司にとって耳を傾けるべき存在にならなければなりません。
こう書くといかにも迎合主義的な感じがしますが、上司がAをしろといったらAをしろと提案しているわけではありません。Bという対案を出してもいいのですが、そこに「Bの方が上司にとってもメリットになる」というタイプの理由付けをするということです。
上司にとって耳を傾けるべき存在になるためには、上司の上司、上司のライバルの目に留まるように努力することが、功を奏する場合もあるかもしれません。逆に失敗するかもしれません。
要は、相手のものの見方・考え方をよく理解するということです。バカと呼ぶほどの相手ですから好きか嫌いかといえば嫌いなはず。嫌いな人のものの見方・考え方をよく理解するというのは、かなりエネルギーを消耗します。しかし相手の立場に立って、相手の考え方を理解しようと努めることで、違った風景が見えてくるかもしれません。
次に、「相手が自発的に自身を変えたくなるような発見を促す」こと。人は自分で発見したことにしか本当には納得しないといいます。そこで相手が自発的に「そういうことか!」と思えるような体験を用意するということです。上司に対して部下がそういう体験を演出するのは難しいですね。しかし、あなたのバカ部下に対してであれば、方法があるかもしれません。例えば、部下に部下を付けてあげる、成果に対して責任を持ってもらうという体験を通じて、視野を広げてもらうということです。
これも、こうやって書くのは簡単ですが、実施は容易ではありません。上司の気持ちを知れとばかりに放置してしまえば、逆恨みを買うのがオチでしょう。「どうだ分かったか」と言ってしまえば、相手が自分で発見したことにはなりません。従って納得は得られません。ここでもやはり、相手のものの見方・考え方を理解したうえで、どのような体験を通じてどのような発見を期待するのかを予測する必要があると思います。
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