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美琴板なんだし美琴のSS書こうぜw
1
:
美琴大好き
:2011/07/30(土) 02:30:17 ID:qOoEjA7U
美琴板発信のSSも乙なものかと
57
:
美琴大好き
:2011/08/04(木) 00:55:59 ID:yJLcGeNo
フレンダ「ああ、あの薬を飲んで、っていうまぬけな話でしょ?その話なら私も聞いたけど…
…けど、それでなんで麦野が機嫌悪くなるの?
むしろ『超電磁砲』がいなくなったら、麦野が第3位に繰り上がってむしろいいことづくめなんじゃ…」
絹旗「さあ?けどまあ、プライドが超エベレストより高い麦野のことですから。
そんなつまんないことで『超電磁砲』にフェードアウトされて、自分が第3位になっても面白くないんでしょう。
特に、一度敗北した相手って話ですし」
フレンダ「ああ〜〜、そっか。麦野のことだから、いつか自分の手で始末しないと、って思ってたのかもしれないしね。
それが、ある日突然、相手が凡ミスで勝手に能力を失って陥落したら、面白くないよねえ……。
いや、けどそういや忘れてたけど、麦野って一度あの女に負け……へぶう!!」
麦野「あれは元はといえばお前のせいだろうがフレンダああ!!てか、てめーも負けたくせに!!
何他人ごとみてーーに話てんだてめえはああああ!!」
58
:
美琴大好き
:2011/08/04(木) 00:57:47 ID:yJLcGeNo
フレンダ「う、うわーーーん、滝壺!!麦野が殴ったあ!!」
滝壺「よしよし……大丈夫。そんなフレンダを私は応援してる……」
麦野「(『超電磁砲』のやろう……結局、あの研究所の一件以来、
もがき苦しんで落ちてくるものと思ってたら普通に生活してやがったみてーだし……!!
それならそれで、いつかそのうちぶち殺してやろうとおもってたのによおお!!一人で勝手に落ちてきやがって……!!
第3位としての自覚がねーーのかよ、あのガキんちょにはああ!!!)」
………
59
:
美琴大好き
:2011/08/04(木) 01:02:30 ID:yJLcGeNo
とある病院
御坂妹「お姉さまの能力がなくなった、というのはホントの話なんですか、と御坂はもう一度念入りに尋ねます」
カエル医者「ああ……まあ、本来なら人に言いふらすような話ではないが、『妹』の君達には話しておいた方がいいかと思ってね。
残念な話だが今では君達よりも能力値が落ちてしまっている」
御坂妹「………元に戻す方法はないのですか、と御坂は暗にあなたの力でなんとかできないのか、と問いかけます」
カエル医者「原因が、怪我や病気だったらよかったんだがね。今回、君達のお姉さんのケースはそうじゃないからね、僕の力ではどうしようもない…
…いや、そもそも他人の力ではどうすることもできない問題なんじゃないかな?」
御坂妹「……それは、どういうことですか?」
カエル医者「一度、自分の力で手に入れたものを取り返すことができるのは、自分しかいないってことさ。
このまま能力を失ったまま生きていくのか、それとも、いつか再びレベル5に返り咲く日がやってくるのかは…
……すべては君達のお姉さん次第だろうね」
60
:
美琴大好き
:2011/08/04(木) 01:04:24 ID:yJLcGeNo
御坂妹「お姉さま次第……」
カエル医者「そう。まあ、そうだね……僕達にできることといえばせいぜい…
彼女のことを見守り、元気づけてあげることくらいか…」
……………
61
:
美琴大好き
:2011/08/04(木) 01:08:58 ID:yJLcGeNo
………
…………とある研究所
研究者A「…………超電磁砲、陥落か…」
研究者B「あんなチャチな薬を盛るなんて真似、どこのバカがやったのかしらねーが、
それにハマる超電磁砲もバカな奴だぜ……そんなことで、レベル5としての能力を失うなんてな……」
研究者C「ああ……だが、もう上層部としても『超電磁砲』はもう十分利用しただろう…
『量産型能力者計画』、『絶対能力者進化計画』、『第三次製造計画』、『ファイブオーバー』…」
研究者A「ああ、中にはとん挫した計画もあるが、確かに『超電磁砲』はよくやってくれたさ…
…いまだ7人しかいないレベル5をこんな形で失うのは心ぐるしいが……」
研究者C「まあ、所詮は元々レベル1だったただの成りあがり野郎だ。
3位の器は大きすぎたんだろうな、
………他のレベル5に比べたら元々の素養で大きく劣ってたってことさ」
……………
62
:
美琴大好き
:2011/08/04(木) 01:10:27 ID:yJLcGeNo
常盤台中学 女子寮
夜……
黒子「いま、帰りましたの、お姉さま……ん?」キイ…
黒子「(部屋が真っ暗ですの……)お姉さま……?まだ帰られていないんですの……?
きゃっ!」
パリパリ…
美琴「あれ?、黒子」
63
:
美琴大好き
:2011/08/04(木) 01:12:11 ID:yJLcGeNo
黒子「ど、どうしたんですの、そんな部屋の隅っこで電気もつけないで……
暗闇の中で急に光が見えたからびっくりしたんですの」
美琴「ああ、ごめん……いやさぁ…なんだか昔を思い出しちゃってさ」
黒子「昔……?」
美琴「うん。学園都市に来たころはさ……自分に能力があるのがうれしくてさあ…
…こうやって、毎晩、寝る前に部屋を暗くして、能力で部屋を照らして遊んでたりしてたなあって…」
美琴「レベル5になってからしばらく忘れてたなあ…あの時の気持ち……
失って見て気付いたり、思い出したりする大切なことってあるものなのねぇ」
パリパリ……
黒子「………お姉さま…」
64
:
美琴大好き
:2011/08/04(木) 01:12:38 ID:yJLcGeNo
今日の更新はここまで。また次回で
65
:
美琴大好き
:2011/08/04(木) 01:25:26 ID:yJLcGeNo
あと、今さらですが
>>48
で訂正
×この常盤台中学にレベル3の生徒を在学させておくわけにはいきません……。
○この常盤台中学にレベル3以下の生徒を在学させておくわけにはいきません……。
66
:
美琴大好き
:2011/08/04(木) 08:15:43 ID:IkD4vpdI
乙!!
毎日更新してくれて嬉しい
67
:
美琴大好き
:2011/08/06(土) 15:05:10 ID:37lYkXg2
こんなスレがあったとは…
幸せな結末にしてくれよー!
68
:
美琴大好き
:2011/08/06(土) 21:59:11 ID:kPx0OqKQ
翌日
常盤台中学 昼休み…
美琴の教室
女子a「御坂さん?……御坂さんなら確か、昼休みになってすぐ教室をでていったけれど……さあ、どこへ行ったかまでは……」
黒子「そ、そうですの……」
黒子「(…常盤台中学の生徒の中に犯人がいるということは、校内にいる間にお姉さまに危険がおよぶ可能性がある…
…そう思って様子をみに来ましたのに…お姉さま……一体どこに行ったのですの…?)」
女子b「あ、……そういえば御坂さんならさきほど、屋上へ行くと言っていたような気がいたしますけど…」
黒子「屋上…?,わ、わかりましたわ、ありがとうございますですの!」しゅん!
屋上へテレポートする黒子。
……
69
:
美琴大好き
:2011/08/06(土) 22:00:49 ID:kPx0OqKQ
校内 屋上
黒子「お姉さま?ここにいらっしゃるんですの、おね……」
ぱりぱり……
美琴「ええっと……いや……違う……こんな感じじゃなくて……たしか……」ぱりぱり…
黒子「お姉さま…」
美琴「きゃ!、……あ、なーんだ黒子か……
何よ、急に話しかけてくるからびっくりしたじゃない!いつからそこにいたの?」
黒子「あ、い、いや……お姉さまのクラスの方に居場所を聞いて、今来たばかりなんですけど…
…その、お姉さま……」
70
:
美琴大好き
:2011/08/06(土) 22:08:11 ID:kPx0OqKQ
美琴「え、……ああ、まあ、見つかったらしょうがないわね。いやさ、ちょっと影で特訓してたのよ、特訓」
黒子「特訓……?」
美琴「ええ、実はね次の『身体測定』までに能力値がいまのままだったら、退学になるって言われちゃってさ…
それでちょくちょく、能力を取り戻すために特訓してるわけよ」ぱりぱり…
黒子「………もしかして、昨日の夜、寮の中で能力を使用していたのも、能力を取り戻すための特訓だったんですの……?」
美琴「え、うん、まあねー………ええっと……確か…こういう感覚で……」ぱりぱり……
黒子「(…………お姉さま)」
黒子「(………常盤台中学のエースとして……絶大な実力を誇っていたお姉さまの電撃が…
……今まで多くの人を救ってきたあの能力が……今、あんなに弱弱しくなってしまって……お姉さま……)」
71
:
美琴大好き
:2011/08/06(土) 22:09:32 ID:kPx0OqKQ
美琴「……けどまさか、こんなに能力が落ちちゃうなんてね、…これじゃ小学校1年生の頃くらい……きゃっ!!」
ぎゅう……
黒子「お姉さま……」
美琴「ちょ……な、なによ黒子……急に抱きついてきて……ちょ……こら…」
黒子「お姉さま…黒子は……黒子はお姉さまがどんなことになろうと……一生お姉さまの味方なんですの…!!」
美琴「ちょ、黒子……あんた何言って…」
72
:
美琴大好き
:2011/08/06(土) 22:15:01 ID:kPx0OqKQ
黒子「レベル1だろうとなんだろうと、お姉さまはお姉さまですわ!!
……いつだって他人をいたわり、自分に厳しく正義感の強い……黒子が尊敬してやまない御坂美琴お姉さまなんですのよ!!」
美琴「…………黒子…アンタ…」
黒子「もし万が一、はあ……このままお姉さまがレベル1だとしても……常盤台中学を去ることになろうと…
…黒子は一生お姉さまのそばにいるんですの!!
……はあ……はあ…ですから…はあ……オねえさま…はあ…はあ…すりすり…ふひひ……へぶう!!」ばきい!!!
美琴「って、黒子……!!何良いこと言ってるふりして、人の胸のあたりでスリスリしてんのかしらアンタはぁぁ!!
しかも何途中から息使い荒くなってんのよ、気持ち悪い!」
黒子「ちょ、も、もうお姉さまあ……い、今のは黒子渾身のプロポーズだったのですのに……せっかくの黒子の告白が台無しですの…」
73
:
美琴大好き
:2011/08/06(土) 22:17:23 ID:kPx0OqKQ
美琴「台無しにしたのはどこのだれなのよ!!
まったく……何しに来たかと思えば……私の能力と違って、アンタのヘンタイ精神は衰えを知らないわねえ…」
黒子「い、いやですけど、お姉さま!!黒子が今言ったことは本気ですのよ!例えお姉さまがどうなろうと、黒子はお姉さまの…」
美琴「あーーもう、分かったから!……ありがと黒子、けど、今回のことは別にそこまで心配してもらわなくていいから」
黒子「え、お、お姉さま……??」
美琴「今だって私のこと心配で様子を見に来たんでしょうけど……私は別に大丈夫よ黒子。
アンタは『お姉さま』の力を信じて、どーーんと構えてなさい!」
黒子「お姉さま……」
74
:
美琴大好き
:2011/08/06(土) 22:29:52 ID:kPx0OqKQ
黒子「(ですけど……お姉さま……今のレベル1になった状態から自力でもとのレベル5になるだなんて、とても一朝一夕でできるものではないことは明白ですの
…何カ月……何年…?いや……場合によっては、一生……??)」
美琴「ええっと……いや……違う……こういう感じじゃなくて……たしか……ぶつぶつ」ぱり…ぱり…
…………
常盤台中学 3年生の教室
生徒1「2年生の御坂さん、例の一件でレベルが落ちてからは毎日屋上で特訓をされているようですわ」
生徒2「まあ……さすがは研鑽を積んでレベル5になった方だけのことはありますわ」
生徒3「ですけど、3カ月後の『身体検査』までに能力を適正値まで元に戻すというのは流石に厳しいかもしれないですわね…」
生徒1「そうですわね……ましてそれが元のレベル5になるためには何年かかることか…
…常盤台中学が誇る『電撃使い』でありましたのに…残念でなりませんわ…」
75
:
美琴大好き
:2011/08/06(土) 22:39:44 ID:kPx0OqKQ
生徒1「あれ……ですけど…御坂さんがレベル5でなくなったということは…
いま、私たちの中学で一番の『電撃使い』というのは…」
生徒2「ええ、『電撃使い』としては『洪庵さん』が一番に返り咲いた、ということになるのかしら?」
洪庵「…非常に不本意ながらそういうことになりますわねえ」
生徒1「こ、洪庵さん!?いつからそこに……!!」
76
:
美琴大好き
:2011/08/06(土) 22:52:17 ID:kPx0OqKQ
洪庵「いつからって……貴方がたが御坂さんの噂話をしている間から、ずっとここにいましたけど……」
生徒3「そ、そうでしたの……あ、はは…」
洪庵「全く…私だって嫌なのですよ……こんな形で御坂さんに勝つだなんて……ですけど、薬のせいでレベル1になってしまうだなんて…
…同じ『電撃使い』として恥ずかしい限りですわ……まあ、もともと、彼女には常盤台中学のエースとしての実力はそなわってなかったってことなのかしら……
ねえ、そうは思いませんこと…?」
生徒1「そ、そうですわね……はは……」
生徒2「え、ええ……まあ、…あはは……」
…………
洪庵「(ふふ……ちょっとレベルが落ちれば恩の字だと思っていたのに……
レベル1になるだなんて、うれしい誤算だわ、御坂美琴……!!
毎日、能力を取り戻すためにお得意の『努力』を重ねているようだけど…ふふ…涙ぐましいこと。
そんなことでレベル5に返り咲く日はいつになることやら…
まあ、後はあの女が緩やかに『陥落』していく様をじっくり見物するといたしますか……
そう、じっくりと、ね……!!)」
77
:
美琴大好き
:2011/08/06(土) 23:14:57 ID:kPx0OqKQ
とある刑務所
木山「…いや、ありがとう。刑務所の暮らしというのも退屈でならなくてな…君達が、毎月面会に来てくれるときに、
こうして学会誌を差し入れてくれるのはとってもありがたいんだ」
佐天「いえいえ……っていうか、そんな何書いてあるかわからない英語の本読んで退屈がしのげるなんて……木山先生はすごいなあ…」
初春「ええっと、その…それで、木山先生。その…」
木山「ああ、御坂さんがレベル1になってしまった、という話だろう?」
佐天「え、なんで知ってるんですか!?」
木山「君達の他にも、私の生徒達がちょくちょく会いにきてくれるんでね。そのときにその話も聞かせてもらったよ」
78
:
美琴大好き
:2011/08/06(土) 23:20:19 ID:kPx0OqKQ
初春「そうなんですか……あ、け、けど、事情を分かっているのでしたら話が早いです!
木山先生!御坂さんが飲んだ薬について知っていることがあれば教えてください!」
木山「知っていること…か」
初春「私も一応調べてみたんですけど……ほとんど情報がなくて……まして、レベルがダウンした人の対処法なんて全然分からないままで…!
お願いです!知っていることがあればなんでもいいので教えてください!!」
佐天「わ、私からもお願いします!!木山先生、御坂さんの助けになってください!」
木山「ふむ……」
79
:
美琴大好き
:2011/08/06(土) 23:21:05 ID:kPx0OqKQ
今日はここまでで。また明日?
80
:
美琴大好き
:2011/08/06(土) 23:32:55 ID:7Nvra/RQ
乙にゃんだよ
あとオリキャラの名前の読み方を教えてほしいかも
81
:
美琴大好き
:2011/08/06(土) 23:33:55 ID:3L8Hj7Cw
乙です。
犯人出現で、今後の展開が楽しみです。
82
:
美琴大好き
:2011/08/06(土) 23:43:54 ID:kPx0OqKQ
犯人の名は洪庵博巳(コウアンヒロミ)という名前にしておきます。
オリキャラつくるの好きじゃないんですが、話の便宜上、
名前がないときついので…
83
:
美琴大好き
:2011/08/07(日) 17:54:56 ID:657EweEk
乙
キャラのセリフとかすごい丁寧で
引き込まれるわ!!
続き期待
84
:
美琴大好き
:2011/08/07(日) 22:39:27 ID:mymCHzTo
木山「……その薬は科学者の間では結構有名だが……残念ながら、対処法というのは私も知らないな…」
佐天「そ、それじゃあ、御坂さんと同じようにその薬でレベルが落ちちゃった人の前例とか聞いたことないですか!?」
木山「いくつかは聞いたことはある。だが、その薬によって能力が落ちた被験者が、元の能力値まで戻ったという話は実は聞いたことがない……」
佐天・初春「そ、そんなあ……」
木山「せっかく足を運んでもらって大変申し訳ないが……私には力になれそうもないな……」
佐天「どうしよう、初春……木山先生でも分かんないってさ……」
初春「……うう……白井さんの残念がる顔が目に浮かびます……」
木山「(…………)」
85
:
美琴大好き
:2011/08/07(日) 22:48:19 ID:mymCHzTo
木山「……そういえば、知っているかい…?
『超電磁砲』といえば、科学者の間で評価の分かれる能力者として有名でね…」
佐天「………え?」
木山「現在、学園都市にいる『超電磁砲』をのぞく他のレベル5は能力開発を受けてから、ほとんど間を開けずにレベル5に到達している。
きっと、彼らには元々レベル5になる『素養』というものがあったのだろう……
その『素養』というのが、生まれながらにして持っているものなのか、
それとも生きてきた環境によるのか……それはよく分かっていないが………」
初春「ええっと、木山先生……急に一体なんの話を……」
木山「……まあ、そんな彼らに対し、元々レベル1だった『超電磁砲』は努力を重ね、他のレベル5に比べるとはるかに長い年月を積み重ねてレベル5に到達した。
まあ言ってしまえば、7人いるレベル5の中では最も『遅咲きの花』、というわけだ」
佐天「は、はあ……」
86
:
美琴大好き
:2011/08/07(日) 22:54:25 ID:mymCHzTo
木山「そんな彼女のことを、他のレベル5と比べて『素養』の足りないレベル5……そう揶揄する研究者もいる…
…成りあがりの、偽物のレベル5とな…」
佐天「んな……!!み、御坂さんが偽物のレベル5!??だ、だれですか、そんなこという人は、一体御坂さんの何を知ってて……!!」
初春「さ、佐天さん、押さえてください…!!!」
木山「だがその一方で、彼女のことを他のどの能力者よりも高く評価する研究者もいる…
…その研究者達は彼女のことをこう評価するそうだ…
『御坂美琴こそ、自分の中に確固たる『自分だけの現実』を秘めた、真に強い超能力者、である』、とね」
佐天「…………え?」
87
:
美琴大好き
:2011/08/07(日) 23:06:34 ID:mymCHzTo
木山「レベル1だった能力者がレベル5に到達する……
そう、『能力開発』に携わっている研究者なら、それがどれほど気の遠くなるほどの道のりかは理解しているんだ…
…それこそ彼女は、文字通り血をにじむような努力を何年も重ね…やっとの思いでレベル5にまで到達したのだろう……」
佐天「そういえば……私たちはレベル5の御坂さんしかしらないけど……元々はレベル1だったんですよね……
きっと私たちと出会う前には沢山努力してきたんだろうな……」
初春「そうですね……普段一緒にいてそんな感じしないですけど…」
木山「『超電磁砲』を評価する研究者は……その能力もさることながら…
…そういう長く険しい道のりを歩んできた彼女自身の『心の強さ』に敬服し…
…その根底にある確固たる『自分だけの現実』の存在を感じざるおえないんだそうだ…」
初春「そうなんですか……御坂さんが……」
88
:
美琴大好き
:2011/08/07(日) 23:11:19 ID:mymCHzTo
木山「おもしろい話と思わないか…?普段、表面上の能力値だけで人を評価し『結果』だけを追い求めていると思われている研究者達の中に……
『超電磁砲』に関しては、彼女がレベル5になるまでに歩んできた『過程』に強くひかれ……そこから垣間見れる彼女の『心の強さ』を高く評価するものがいるというのは…」
佐天・初春「……………」
初春「あ、………え、ええとその、木山先生……けど、その御坂さんの話と今回の事件と一体なにの関係が…」
木山「わからないかい?要するに、薬の力で『超電磁砲』という能力はなくなったのだとしても、
元来彼女が秘めている『強み』は何ら失われていない、というわけだ…」
佐天「御坂さんの……強み……?」
89
:
美琴大好き
:2011/08/07(日) 23:31:22 ID:mymCHzTo
木山「そう……例えレベル5からレベル1になり…表面上の能力は失ったとしても…
彼女がレベル5になるまでに培ってきた『経験』や、彼女自身の心の強さ…『自分だけの現実』はなんら失われていないんじゃあないかな…?」
佐天「……木山先生それってつまり……」
木山「……個人的見解を言わせてもらえば、今回御坂さんに関しては、我々はそっと見守る程度で十分だろう」
佐天「え、ちょ……見守るだけって……け、けど木山先生…!」
木山「…伊達に学園都市第3位をやっていたわけじゃないさ…はっきり言ってそこいらの能力者とはわけが違う…
なあに、レベルアッパーの一件で、彼女の実力を身をもって味わった私が言うんだ……心配はいらないさ」
佐天・初春「…………木山先生」
90
:
美琴大好き
:2011/08/07(日) 23:33:05 ID:mymCHzTo
………
休日……
とある公園
ぱりぱり……
美琴「ええと、確か……これが……こういう……」パリパリ…
?「お姉さま」
美琴「……え……あれ、アンタは……」
91
:
美琴大好き
:2011/08/07(日) 23:34:00 ID:mymCHzTo
今日の更新終わりです、また明日?
92
:
美琴大好き
:2011/08/07(日) 23:41:16 ID:3L8Hj7Cw
乙です。
美琴の回復を祈りつつ、更新をお待ちしています。
93
:
美琴大好き
:2011/08/07(日) 23:45:47 ID:7Nvra/RQ
乙にゃんだよ
知ってる?あと20分で明日なんだよ
......冗談なんだよ
楽しみなんだよ
94
:
美琴大好き
:2011/08/08(月) 09:50:58 ID:4ShMdA92
乙です!
これは面白いwもっと別のところでやれば
よかったのに!!
95
:
美琴大好き
:2011/08/11(木) 17:25:23 ID:m0nWYWbs
これは予想を大幅に上回る面白さ
続きがものすごく気になる
96
:
美琴大好き
:2011/08/11(木) 22:25:14 ID:0KAsre06
更新が遅れてすいません
美琴「……どーしたのよアンタ。何こんなとこで油売ってるの?」
御坂妹「……ミサカは油なんてものを商品に客商売なんてしてる覚えはないのですが…
とミサカは冷静沈着にお姉さまの意味不明な発言に反論してみます」
美琴「えっとその……油を売ってる、っているのはそういう意味じゃなくて…
あー、もう分かったわよ…アンタ、こんなところで何しているのよ?」
御坂妹「……………」
美琴「………?」
97
:
美琴大好き
:2011/08/11(木) 22:44:30 ID:0KAsre06
御坂妹「……これを……お姉さまに差し上げます」
美琴「……私に?一体何を……って、ええええ!!
こ、これは、例の新発売スポーツドリンクについてるゲコ太ストラップ!!し、しかも3種類も……!
あ、アンタどうしてこれを……もしかして、私がひそかに集めてることを知ってて…!?」
御坂妹「ええ。ひそかにも何も、お姉さまがそのストラップを集めていることくらい、
太陽が東から昇るくらい当然のことですから、とミサカはお姉さまの幼稚極まりない趣味趣向を憂いながら説明します」
美琴「な、なんですってえええええーーー!!!」
御坂妹「…ちなみに、コンビニでそれを大人買いしたときは、ミサカがその幼稚なストラップを集めていると
店員に勘違いされたかも、という羞恥プレイを味わい顔が真っ赤になってしまいました、
とミサカはそのときのことを思い出し、再び顔が真っ赤に…」
美琴「なってないわよ全然っ!!!どーせその無表情で買ったんでしょうが!!
…ってか、アンタもさり気にそのストラップ、鞄につけてるじゃないのよ!!」
98
:
美琴大好き
:2011/08/11(木) 22:50:17 ID:0KAsre06
御坂妹「……これは…大人買いしたときにダブったストラップを捨てるのが
忍びないと思ってミサカは仕方なく自分のカバンに…」
美琴「あーはいはい。もうどーでもいいわよそんなこと。
……けど、ありがとね。これで一気に12種類中4種類も集まっちゃたわ
……って、あれ……?」
御坂妹「……どうしました、お姉さま?」
美琴「ひょっとしてアンタ……このために私に会いにきたの??」
99
:
美琴大好き
:2011/08/11(木) 23:01:44 ID:0KAsre06
御坂妹「はい。そうですけど…と、ミサカは端的にお姉さまの質問に返答します」
美琴「え、あ、あーー。…そ、そっか、そうなんだ……え、けど……一体どうして……」
御坂妹「御坂は、今のお姉さまの為にできることをしたまでです、とミサカはお姉さまの質問に再度返答します」
美琴「……、…もしかしてアンタ………能力を失った私のこと……元気づけようとしてる?」
御坂妹「見守ることと、元気づけることがミサカ達にできることですから、とミサカはあの医者に教わったことを語ってみます」
美琴「……………」
100
:
美琴大好き
:2011/08/11(木) 23:22:17 ID:0KAsre06
美琴「へ、へえー、そっかそっか…
…あ、けど、そういえば今は私より、アンタたちの方が能力レベルは上なのよねえ…
…なんか、こーんなつまんないことで能力を失っちゃったお姉ちゃんのこと心配してもらってありがたいような情けないような…アハハ」
御坂妹「確かに。今のお姉さまだったら、ミサカ一人でも力ずくであんなことや
こんなことを強要することも可能なわけですが…」
美琴「ってコラァァァ!!!!何、邪悪なこと想像してんのよアンタはあ!!」
101
:
美琴大好き
:2011/08/11(木) 23:29:45 ID:0KAsre06
御坂妹「冗談ですお姉さま。能力があろうがなかろうが、お姉さまはお姉さまですから。
かつて、自分の命をなげうってまで妹の命を救おうとした、困った姉には変わりはありません」
美琴「………アンタ…」
御坂妹「姉が困っているとき、気にかけるのは『妹』として当然のことです、とミサカは妹、という響きを存分にアピールしながら語ってみます」
美琴「…………」
102
:
美琴大好き
:2011/08/11(木) 23:44:02 ID:0KAsre06
美琴「………フフッ」
御坂妹「……何が可笑しいのですか、お姉さま?」
美琴「んー?あ、あーごめん。可笑しいんじゃなくてさ。…
…いや、なんだかごめんね。まさかアンタ達にまで心配かけてるなんで思ってもみなかったから……
……けど、大丈夫よ。全然心配いらないから」
御坂妹「…………?」
美琴「……って、あ、そーだアンタ!あそこで売ってるアイス、おごってあげましょうか。
ストラップくれたお礼にさ!アイス好きだったわよね、アンタ!」
御坂妹「……そのストラップはお姉さまを元気づけるためにあげたのであって、アイスの見返りが欲しくて上げたわけじゃないのですが…
…と、ミサカは聖者のようなセリフは吐きつつ、できれば3段重ねのアイスが欲しい、と心中を吐露します…、あ、それとさらに、トッピングにフルーツとナッツと…」
美琴「少しは遠慮しなさいよアンタはああ!」
…………
103
:
美琴大好き
:2011/08/11(木) 23:48:47 ID:0KAsre06
………
学園都市郊外
上条「ちょ、おーーい!待てって!!」
上条「はあ…はあ…やっと見つけた…
…って、あれ……どうしたんだお前……そんな豪勢なアイス片手に食べ歩いて…
…なんか、思ったより元気そうだなお前……ったく、なんだよ、俺はもっとお前が……」
御坂妹「…………」
上条「ってあれ、お前もしかして……御坂妹か??」
104
:
美琴大好き
:2011/08/12(金) 00:00:47 ID:0KAsre06
御坂妹「……そうですが。……どうやらその反応と発言から察するに、あなたもお姉さまを探しているのですね、とミサカは推理してみます」
上条「え?…ああ、そうなんだけど……って、『あなたも』ってことは、もしかして、お前も御坂を探しているのか?」
御坂妹「いいえ。…なにせ、ミサカはついさっき探し終えましたから、とミサカはあなたより一足先にお姉さまを発見したことを自慢してみます」
上条「え、ほ、ホントか!?アイツ、今どこにいるんだ!?」
御坂妹「さっきまでは、あそこの公園にいましたが、ミサカと別れるときにまた別の場所へ
移動していたようですよ、とミサカはあなたのボンクラっぷりにあきれながらヒントを出してみます」
105
:
美琴大好き
:2011/08/12(金) 00:07:30 ID:0KAsre06
上条「あー、なんだよ、またどっか行っちまったってことか…
ったく、会いたいときに限ってなかなか会えないんだからなあ…」ぶつぶつ…
御坂妹「あなたもお姉さまのことが心配で探しているのでしょうが……
それならまず、携帯に電話をかけてみたらいかがでしょう、とミサカはボンクラなあなたにさりげなくアドバイスしてみます」
上条「うーーん、携帯、ね。まあ、そうなんだけど…」
上条「(……けどアイツ、自分がピンチのときはとことん隠すタイプだからなあ…
携帯なんかで話しても話を上手くはぐらかされそうで……できれば直接会って事情を聞きたいところなんだけどなあ…)」
…………
106
:
美琴大好き
:2011/08/12(金) 00:21:13 ID:0KAsre06
翌日…
常盤台中学 食堂
洪庵「……御坂さんといえば、レベル5の第3位で……同じ『電撃使い』として尊敬していましたのに……
正直、今回のような間抜けな事件でレベル1になるだなんて……正直幻滅ですわ…全く……警戒心がないというか……無防備というか……」
女子1「え、ええ…ですけど……その事件からも毎日ひそかに努力されているそうですし……」
女子2「ええ……普通なら、しばらくは落ち込んで何にも手づかずになりそうなものですけど…
そのあたりは流石は御坂さん、といったところかしら」
洪庵「………」ピクッ
女子3「そうですわね。もしかすると……3カ月後の『身体検査』までには適正値のレベル3までには回復なさるかも…」
洪庵「そんなわけあるはずがないんですわ!!」
107
:
美琴大好き
:2011/08/12(金) 00:40:04 ID:0KAsre06
女子2「こ、洪庵さん……」
女子3「しょ、食堂でそんな大声あげたら、…食事をされている他の皆さまに失礼ですわ…」
洪庵「……は!……あ、あら…失礼いたしましたわ……で、ですけど……あなたがそんな可笑しなことを言うからですわ…」
女子3「わ、わたくしが……ですか?おかしなことというのは……」
洪庵「だってそうでございませんこと…?御坂さんは元々、レベル1の低能力者だったって話じゃありませんか。
そこから長い長い年月をかけて地道に努力を重ねてきたお方なんでしょう?
そんなお方が、たかだか3カ月やそこらで能力値が急上昇することなんて、ありえない話ですわ」
女子1「……やはり、そういうものなのでしょうか…?」
洪庵「ええ、いわば御坂さんは今、すごろくでいう『ふりだし』にもどった状態ですから。
今から再び地道にサイコロを振りなおしたところで……いや、サイコロを振ることができるならまだマシかもしれませんわ…」
女子3「と、いいますと…?」
108
:
美琴大好き
:2011/08/12(金) 00:48:56 ID:0KAsre06
洪庵「…要するに、今さら『ふりだし』に戻ったところで果たしてサイコロを振る気力があるか、という問題ですわ。
なにせ、今まで自分が努力してきた数年間がすべて失われたわけですから……」
女子1「ですけど、先ほども話していたように、御坂さんは事件以来、毎日のように、能力をとりもどす努力をしているわけですし…」
洪庵「……事件以来、といっても、まだ御坂さんが能力を失って6日程度……確かに今はまだ続いているかもしれない……
ですけど、今から一か月後は…2か月後は……?
果たしてサイコロを振り続ける気力を保ち続けることができるのかしら?」
女子2「た、確かにそれは一理あるかもしれませんけど……」
洪庵「……それだけ、御坂さんが失ったものは大きい、ということですわ……
非常に残念な話ですけど……御坂さんの退学は、やはり避けられないことだと、ワタクシ思いますの…」
109
:
美琴大好き
:2011/08/12(金) 01:11:25 ID:0KAsre06
洪庵「(………そうとも…!!そんな涙ぐましい『努力』が続くわけがない…!!いや、仮に続いたとしても…、
御坂美琴は元々、能力者としての『素養』なんてひとかけらもないレベル1の能力者…!
3カ月なんて短い期間で急成長できる実力は皆無……!まして、レベル5に返り咲く日なんて来るはずがない!!
大丈夫…御坂美琴はこれからどんどん落ち続けるのみ……そして、私は、ここから上がり続けるんだわ…!
そう……かつて、奴がそうであったように…!!!)」
……………
そのころ…
食堂の別の席のグループ
女子A「さて、食後に紅茶でもいかがですか?……そういえばこの紅茶、あなたが今日持ってきたものなのよねえ?」
女子B「そ、そうなんです。実はこの間、本場イギリスから取り寄せたものなのですけれど……その……お口に合うかどうか…」
女子C「まあ、食後に本場イギリスの味を楽しめるだなんで、素敵ですわ。そうは思いませんか?」
?「……………」
女子A・B・C「……………?」
女子A「………女王?一体、どうされたのですか?」
110
:
美琴大好き
:2011/08/12(金) 01:22:58 ID:0KAsre06
食蜂「んー?いや、なんかぁ、さっき大声あげて息巻いてたあそこの席の人、誰だっけ?、って思ってぇ」
女子A「大声でって……って、ああ洪庵さんのことですか?」
女子B「ああ、確か『電撃使い』のレベル4、3年生の中でも成績トップのお方ですわ」
女子C「『電撃使い』としても優秀な方で有名ですし…
昔はもっと、いろいろ噂を聞いたものですけど、最近はめっきり聞かなくなりましたわねえ」
女子B「それって、御坂さんが常盤台中学に入学してからじゃございませんこと?」
111
:
美琴大好き
:2011/08/12(金) 01:27:11 ID:0KAsre06
女子A「ああ確かに。御坂さんが常盤台のエース、と呼ばれるようになってからはすっかり影が薄くなってしまいましたものねえ…」
女子B「ですけど、御坂さんがあのようなことになってしまって……今や常盤台中学の『電撃使い』で一番の使い手は洪庵さん……
もしかしたら、かつてのように再び返り咲く日が来るかもしれないですわ」
女子C「まあ、かなり傲慢なお方で、あまりいい印象はないお方ですけどね」
食蜂「ふーーん……」
女子A「………女王?洪庵さんがどうかしたんですか?」
食蜂「………んー?べっつにぃー?」
………
112
:
美琴大好き
:2011/08/12(金) 01:28:13 ID:0KAsre06
今日はここまでで。また明日………は無理かも…?
113
:
美琴大好き
:2011/08/12(金) 08:35:53 ID:37lYkXg2
乙です
御坂妹きたー!みさきちきたー!
そして何より…
上条さんきたーーーーー!!
114
:
美琴大好き
:2011/08/12(金) 13:06:37 ID:7Nvra/RQ
乙にゃんだよ
みさきちが可愛いんだよ
115
:
美琴大好き
:2011/08/13(土) 01:21:48 ID:mg60Hm12
理解されないだろうが、>>57の絹旗のセリフの中で、超エベレストっていう発言に
なんとなく作者のセンスを感じた
みさきちがどう話に入るのか期待してる
116
:
美琴大好き
:2011/08/14(日) 12:47:41 ID:hSbytBWM
続き早くう
120
:
美琴大好き
:2011/08/16(火) 12:07:34 ID:K7NL/xJI
今 一番続きが楽しみだ
121
:
美琴大好き
:2011/08/16(火) 23:02:16 ID:9G58In4Y
少しだけ更新
その日の放課後…
学園都市郊外
女子生徒「や……やめてください…わ、わたし急いでますから…」
男1「へえ…君可愛いねえ…」
男2「ほんとほんと。これから俺達と遊ぼーぜ」
男3「てか、君に拒否権なんてないんだけどさあ…ひゃははは!!」
女子生徒「い、いや!離して!だ、だれか、た、助けて!」
男1「ほらほら、いーからおとなしく観念して…」
美琴「ちょっとアンタ達!何やってんのよこんなとこで!!」
122
:
美琴大好き
:2011/08/16(火) 23:08:56 ID:9G58In4Y
男2「なんだあ、てめえはよお!」
美琴「大の男が3人も集まって何やってんのよ!!
その子嫌がってるじゃない、さっさとその手を離しなさいよ!!」
男1「はああ?何だってんだよお前は!けっ、正義のヒーロー気取りかよ!?ふざけやがって!」
女子生徒「あ、あなたは……御坂様…」
男3「な、何!?み、御坂!?今お前、御坂、って言ったのか…!?」
男2「常盤台の制服で、御坂というと……まさかコイツ……常盤台の『超電磁砲』!??」
123
:
美琴大好き
:2011/08/16(火) 23:16:58 ID:9G58In4Y
男3「(や、やべえよオイ……『超電磁砲』っつったらレベル5の一人…!!そんな奴に俺達が束になってもかなうはずねーじゃねーか!)」
男2「(あ、ああ……せっかく見つけた上玉の女だったが、仕方ねえ……ここはおとなしくずらかるしか……)」
男1「…いや、待て…」
男2・男3「え?」
男1「確か……『超電磁砲』っていったら…つい最近、レベル5から陥落した、っていううわさを聞いたことがある…
なんでもレベルがダウンする薬を誤って飲んでしまって……レベル1になってしまったとかなんとか……」
男2「ほ、ほんとの話かよ…!?」
男3「けど、それがホントなら、俺達でも簡単に勝てちゃうんじゃねーのか!?」
美琴「………、」
124
:
美琴大好き
:2011/08/16(火) 23:23:06 ID:9G58In4Y
美琴「はん、何よ!!アンタ達なんか『超電磁砲』としての力がなくたって……きゃあ!!」ドン!!
男に押され、地面に倒れる美琴。
女子生徒「み、御坂様!!」
男1「はは!やっぱりな!その口ぶりからしてどーやら噂は本当らしいな!!」
男2「自分からばらしやがって、ばっかじゃねーの!?レベルがダウンしてオツムまで悪くなったみてーだな!!」
美琴「なん……ですってええ!!」
ビリビリ……!
男3「ははあ!何だよその電撃はあ!?全然怖くないんですけどお!?」
男2「ひゃはは!なんだよ、ホントにレベル1になっちまったのか、こりゃあいーや!」
美琴「(くそ……コイツら……!)」
125
:
美琴大好き
:2011/08/16(火) 23:33:52 ID:9G58In4Y
男1「ははは!力もねーくせにしゃしゃりでてきやがって!!いつまで、お高くとまっていやがるつもりなんだよ、『元』レベル5さんはよお!」
男2「そーそー、ほら、こんなやつほっといて、俺達といいとこ行こうぜえ?」
女子生徒「いやあ!離して!」
美琴「やめろって……言ってるでしょうがああ!!」バキイ!
男を蹴り飛ばす美琴
男2「いってえ…!こ、この野郎!!何調子にのってやがんだ、ふざけやがってえ!!!」
126
:
美琴大好き
:2011/08/16(火) 23:37:39 ID:9G58In4Y
男1「ったく、これだからいつまでも力があると思い込んでるやつはよおお!!こりゃあキツイお灸をすえなきゃ分かんねえみてーだな!!」
男3「ああ、せっかく見逃してやろうと思ったのに……もう許さねえ!!……くたばれ、この野郎がああ!!!」
美琴「…………!!!」
127
:
美琴大好き
:2011/08/16(火) 23:45:52 ID:9G58In4Y
ピッ
バギイ!!!
……………
美琴「…………」
美琴「……………ん??」
男1「ぐは……ちょ、な、なにやってんだお前……な、なんで…俺をなぐってんだよてめえは!」
男3「……………」
男1「おい!なんだ、どーしたってんだよ、なんとかいえよ、オ……ぐあ!」バギイ!
男2「……………」
男1「おい、お、お前まで……な、なんで俺を攻撃すんだよ!?ど、どーしちまったんだよお前ら!!い、一体何が…!!」
男2・男3「…………」
男1「おい……ちょ……ま、待てお前ら…い、一体……ぐあああ!!」
128
:
美琴大好き
:2011/08/16(火) 23:53:46 ID:9G58In4Y
美琴「…………?」
美琴「(……急に仲間割れしだした……??一体……何が起きて………)」
?「みーさーかーさぁーん」
美琴「…え…?………………げえ!!」
…………カツカツ…
食蜂「………やだぁ、そんな下品な声あげちゃって……そりゃあ、もともと品のあるほうじゃないのは知ってるけどぉ…
………でもでもぉ、御坂さんってば、せっかくのピンチを救ってあげた恩人に対して、そりゃあないんじゃないかしらぁ?」
129
:
美琴大好き
:2011/08/16(火) 23:56:29 ID:9G58In4Y
今日はここまで。明日はきっと無理!
130
:
美琴大好き
:2011/08/17(水) 00:22:26 ID:7Nvra/RQ
速くなんだよー!
乙にゃんだよー!
131
:
美琴大好き
:2011/08/17(水) 00:28:57 ID:wYs.rpZU
乙です!
いつもいいとこで中断するのは絶対わざとだよね?
132
:
美琴大好き
:2011/08/17(水) 19:04:34 ID:3L8Hj7Cw
そろそろ大きく動いてくるか。
続きを楽しみにしています。
133
:
美琴大好き
:2011/08/17(水) 23:17:22 ID:JvgK3VbI
これは面白い。
早めの更新希望
134
:
美琴大好き
:2011/08/18(木) 23:43:56 ID:E/pc8KIo
女子生徒「あ、ああ…あなたは……、食蜂様…!」
食蜂「あ、そーそー忘れてた、……大丈夫だった?……さ、後は私にまかせて行っちゃっていいわよぉ」
女子生徒「は、はい!ありがとうございました!!」タッタッタ…
………
美琴「……で?………アンタ、一体何たくらんでんのよ?」
食蜂「たくらむだなんて……せっかく助けてあげたのにひどぉい…
……別に私はただ、いつもの御坂さんの戦法をものまねしただけなのに」
美琴「はああ?戦法??一体何のことよ、なに言ってんのよあんたは!?」
食蜂「そ。だってぇ、御坂さんよくやってるじゃない、
今みたいに街中で襲われてる後輩を見つけては助けて、最終的に自分の手籠めにしちゃう、っていう、御坂さんの戦法。
けどぉ、今試しにやってみたけど、なんかこれってぇ、地道でめんどくさくて、私向きじゃないかしらねえ」
135
:
美琴大好き
:2011/08/18(木) 23:48:19 ID:E/pc8KIo
美琴「全くアンタは……なによ戦法って…まーだそんなこと言ってるわけ…
…だから私はアンタたちがやってる政争ごっこには興味はないって、前から何度も言ってるじゃない」
食蜂「んー、まあけどぉ、今の御坂さんはもう、興味があろうとなかろうと、その政争ごっこに割って入る力もなくなっちゃったのよねえ」
美琴「……………、」
食蜂「ふふ…噂には聞いてたけど、さっきのやりとりを見て確信しちゃったわ、御坂さん…ホント、見事な『都落ち』よねえ…」
美琴「はあ…?み、都落ち…??」
食蜂「……ええと、原因はなんだっけ……?
あ、そうそう、なんかレベルがダウンする薬を誰かに仕込まれてぇ、それをまんまと飲んじゃったんだっけぇ?」
136
:
美琴大好き
:2011/08/18(木) 23:51:13 ID:E/pc8KIo
美琴「あのねえ……『都落ち』って…
…私がレベル5から陥落したことを例えて言ってるんでしょうけど……はっきり言って全然的を射てないと思うんだけど?」
食蜂「えーー、そうかしらあ?今の御坂さんにぴったりの言葉かと思ったのにぃ」
美琴「その言葉……今まで都に住んでた人が、その都を追われて地方に移り住む、ようなことを言うんじゃないの?
……私、別に住む場所が変わったわけじゃないから」
食蜂「へーー、よく知らないで使ってたけど、都落ちってそういう意味なのねえ。
えーー、でもでもぉ、そういう意味だったら、別に的はずれ、ってわけでもないかもお」
美琴「……はあ、なんでよ?」
137
:
美琴大好き
:2011/08/18(木) 23:56:08 ID:E/pc8KIo
食蜂「こう言い直したらどうかしら?
……今まで、私を含めて7人しかいない頂点の『都』に住んでいた御坂さんが、ある日急にその都に住む資格を失っちゃってぇ…それ以外の凡人が住む『地方』へ陥落しちゃった…
…そうするとぉ、『都落ち』って言葉、今の御坂にぴったりの言葉にならないかしらぁ?」
美琴「………私はもともと、そんな7人しかいないような寂れた『都』に住んでいた覚えはないわよ。
……今も昔も、これからもずっと、他の皆と同じ、この『都』に住んでるつもりなんだけど?」
食蜂「んーー、そういう意味で言ったわけじゃないんだけどぉ…
…ま、本心はどうあれ、いくら御坂さんがそうは言ってもぉ、周りの皆は別に同じ考えじゃないわよねえ
………だってそうでなきゃ、『同じ学校の生徒の飲み物にレベルを落とす薬を入れる』、なんてことする人がでてくるはずないでしょぉ?」
美琴「………………、」
138
:
美琴大好き
:2011/08/19(金) 00:01:16 ID:E/pc8KIo
食蜂「きっと多くの人はこう想っているわよねえ、……御坂美琴は自分達とは違う、はるか高みに住んでいるって…
…そしてそんな御坂さんのことを、皆は『特別視』して、妬み、羨やみ、恨み、さげすむ……
そういう想いを抱いている人達の中に、…御坂さんをどんな手を使ってでも
引きづりおろそうとする人間がいるのは、いたって当然のことかしらね?」
美琴「…………………」
食蜂「……御坂さんだって、それなりにレベル5やってたんだからあ…一応、分かってはいるんでしょ?
……過去にそういう経験ないかしらぁ?自分がレベル5になったことで誰かに裏切られたり、襲われたり、騙されたりした経験は…
つね日頃からそういう油断ならない人間がいることが分かっていれば、普通はそういう連中に対して警戒心を抱いて生活するわよねえ??」
美琴「………………、……アンタ、結局何が言いたいのよ?」
139
:
美琴大好き
:2011/08/19(金) 00:08:32 ID:E/pc8KIo
食蜂「あれぇ、分かんなかったかしら?
……要するに御坂さん。普通、『都』に住んでるレベル5ならぁ、そんな『地方人』のつまんない罠にひっかかって、都落ちするなんてまぬけなこと、絶対にしないってコ・ト。
まあ、もし私だったら、自分に薬を仕込むような人間、初めから洗い出して、そんな気二度と起こさせないよう『改竄』しちゃうかしらねえ」
美琴「……まったく、アンタの能力って……ホント下種な能力ねえ…
…けど、まあ……今回ばっかはアンタの考えも一理あるのかしらね…
…確かにこんなことで能力失って、まぬけもいいとこだわ……あはは」
食蜂「……………、」
美琴「…忠告ありがとう。『次』からは気をつけるわ」
140
:
美琴大好き
:2011/08/19(金) 00:12:02 ID:E/pc8KIo
食蜂「ふーーん……」
美琴「な、なによ……??」
食蜂「……皆が騒いでるから、どんなもんかと思ったら…
……あーーあ、なんだかつまんなーーい」
美琴「はああ!?な、何よ急にアンタは!?」
141
:
美琴大好き
:2011/08/19(金) 00:21:06 ID:E/pc8KIo
食蜂「んーん?こっちの話よこっちの……それじゃあね御坂さん」
美琴「え、あ、ああ……、って、ちょ、アンタ!結局何の用だったのよ!
え、て、てか、ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」
食蜂「えー、何かしら?こっちはもう、御坂さんに用なんてないんだけどぉ」
美琴「え、えっとその……だ、だから…その…」
食蜂「?」
美琴「さっきの『忠告』もだけど…その……助けてくれて、ありがとう。
…確かに今の私じゃあ、あの男達に返り打ちにあってただろうし……あの子も助けられなかった
……一応、お礼言っとくわ」
142
:
美琴大好き
:2011/08/19(金) 00:40:42 ID:E/pc8KIo
食蜂「………ぷ……あはははは!」
美琴「え、え?…な、何よアンタ!?なんで笑うわけ!??」
食蜂「あはは…だってぇ…もう、しっかりしてよ御坂さん。私が、御坂さんを助けるわけがないじゃない…」
美琴「は?」
食蜂「…だから、最初に言ったでしょぉ?あれはものまね…普段やってる御坂さんの『戦法』を、まねて、皮肉っただけよ…
ちなみにその後の話は『忠告』なんかじゃなくて御坂さんを怒らせようとして『挑発』しただけなんだけどぉ
そんなことも気づかなかったのぉ?」
美琴「……ああ……いや、まあ、そーよね……そういや、アンタはそういう人間だったわよね……」
食蜂「…あははは……御坂さんってば、案外おもしろいこと言うのねえ…
…それじゃ今度こそ御坂さん……せいぜい頑張って」
……………
143
:
美琴大好き
:2011/08/19(金) 00:44:01 ID:E/pc8KIo
今日はここまで。また次回
144
:
美琴大好き
:2011/08/19(金) 01:38:14 ID:7Nvra/RQ
乙にゃんだよ
みさきちの甘ったるい声が意外とハマるんだよ
145
:
美琴大好き
:2011/08/19(金) 22:02:10 ID:bKgX/5So
乙です!
早めの更新期待
146
:
美琴大好き
:2011/08/19(金) 23:54:05 ID:d4d1u/8U
……その一連のやりとりを路地影からみつめていた洪庵博巳。
洪庵「(御坂美琴が能力を失って6日目……
ようやくアイツの無様にくずれさる場面に、偶然にも立ち会うことができたと思っていたのに……!!
なんでよ、なんで!?どうして、あの食蜂操祈が御坂美琴を助けるわけ!!??
あ、ありえないわ、そんなこと!?ただでさえ、アイツに味方する人間が多くてイライラしてたところなのに…!!
なんで食蜂操祈までもが、御坂美琴の味方をするのよ!?…なんでよ、一体、なんで…)」
…………
美琴「(……結果的にとはいえ……まさか、アイツに助けられるだなんてね…)
……さて、私もそろそろ公園に行って特訓しないと…」
?「お姉さま!!」
美琴「え?」
147
:
美琴大好き
:2011/08/19(金) 23:58:14 ID:d4d1u/8U
美琴「……って、黒子!?どうしたのよ、アンタ、何でこんなところにいるのよ!?」
黒子「どうしたのよ、じゃないですわお姉さま!!お姉さまが放課後、校内のどこにもいらっしゃらないから、ずっと探していたんですのよ!
んもう、これからは一人で行動することはなるべく避けて、黒子と行動を共にするように、以前注意したではございませんの!」
美琴「え、あ、ああ、そうだっけ。けど、まあ黒子。私だって、都合というものがあるし…たまには一人で行動したい時だってあるんだけど」
黒子「いいえ、いけませんわお姉さま!今のお姉さまが一人で行動するだなんて、とっても危険なんですの!
特に近頃は、お姉さまの例の噂も外部に着々と広まっているようですし……!いつ、わけのわからない連中がお姉さまを襲って来ても、おかしくない状態なんですの!!」
148
:
美琴大好き
:2011/08/20(土) 00:00:03 ID:d4d1u/8U
美琴「ああもう、分かった、分かったわよ。けどまあ、そんな心配しなくても大丈夫だって…
能力失って6日目だけど、別に、危険なことなんで全然なかったしさ…あはは」
美琴「(今さっき起きたことは、黒子には黙っておこう……)」
黒子「お姉さま!その楽観視がいけないんですの!!だいたいお姉さまは……ん?」
美琴「…どうしたのよ、黒子?」
黒子「いえ、なんだか誰かに見られているような視線が……ほら、あそこの路地影に誰か…」
美琴「え??」
……
149
:
美琴大好き
:2011/08/20(土) 00:03:53 ID:d4d1u/8U
……
洪庵「!!」
洪庵「(や、やばい!!気づかれたか!??は、早くこの場を立ち去らないと…!)」
たったった…
路地から走りさる洪庵…
………
黒子「今、…あそこの路地から誰かが走って逃げて行きましたわ…!
…しかも常盤台中学の制服を着ていたようですけど……」
黒子「(まさか……!)」
美琴「あれ……ていうか、あれって確か………
……洪庵さんじゃないかしら」
黒子「……え?」
150
:
美琴大好き
:2011/08/20(土) 00:06:03 ID:d4d1u/8U
美琴「ほら、洪庵さんよ、洪庵博巳さん。黒子知らなかったっけ?あの3年生の……」
黒子「あ、ああ……そういえば聞いたことあるような……確か、お姉さまと同じ『電撃使い』の……」
美琴「そうそう、……あんなに急いでどうしたのかしらね…」
黒子「……………、………ええっと、お姉さま、……その、…お姉さまは、洪庵さんとお知り合いなんでしたっけ??」
美琴「……え?え、えっとまあ、知り合いというわけじゃないんだけど…
…まあ、…うん、昔……ちょっと、ね」
黒子「……………お姉さま?」
151
:
美琴大好き
:2011/08/20(土) 00:13:42 ID:d4d1u/8U
…………
学園都市郊外
洪庵「はあはあ……」
洪庵「……こ、ここまで来れば大丈夫かしら……?……顔は見られてないわよね…
くそっ……くそっ……!!うかつだったわ!!」
洪庵「……確か、途中で来たやつはジャッジメントの白井黒子……もしあんな奴に疑われでもしたら……!」
食蜂「えー、大丈夫じゃないかしらぁ?
……だって別にぃ、遠目に『監視』してたくらいじゃ、あなたが犯人だっていう証拠にはならないでしょお?」
洪庵「!!……んな…!」
152
:
美琴大好き
:2011/08/20(土) 00:15:06 ID:d4d1u/8U
中途半端ですが、今日はここまでで…眠い
153
:
美琴大好き
:2011/08/20(土) 00:20:32 ID:3L8Hj7Cw
乙です。
たしかに心理掌握がその気になれば、真犯人は一発でわかりますね。
154
:
美琴大好き
:2011/08/21(日) 00:59:05 ID:fR0.9/fw
洪庵「な……、あなたは食蜂操祈…!!い、いつの間に……!!
……い、いや……そ、そんなことより、は、犯人って……!?いったい何の話を……!!?」
食蜂「あっ、ごめんごめん。そういうのいいからぁ。
私に対してぇ、そういう『ごまかし』とか無駄なことくらい……あなたも常盤台の生徒だったら、わかってるわよねえ?」
洪庵「………は、はは…い、いや……私には貴方が何を言ってるのかさっぱりだわ…」
食蜂「だからあ、無駄なんだってば。私の能力にかかれば、あなたに犯行の手口から動機まで、この場で、大声で自白させることだってできるのよぉ?
そりゃあ、レベル5クラスの『電撃使い』だったら、電磁バリアーで私の能力を防ぐことも可能だけど……レベル4のあなた程度の実力じゃあねえ………くすくす…」
洪庵「………!!(この……くそ女……!!御坂美琴だけじゃなく、コイツにも薬をしこんでおくべきだったか……!)」
155
:
美琴大好き
:2011/08/21(日) 01:01:19 ID:fR0.9/fw
食蜂「やだ洪庵さん…そんな怖い顔しないでよぉ。勘違いしてもらっちゃ困るけどお、
別に私は御坂さんの味方でもなんでもないしぃ……あなたをどうこうするつもりなんてさらさらなんだからさ。
洪庵「…………」
食蜂「……けど、まあ、それにしても……つまんないわよねえ……」
洪庵「は?」
食蜂「だからあ……御坂さんよ、御坂さん。てっきりもっと、『都落ち』して絶望してる御坂さんが見れると思って期待してたのにぃ…
…御坂さんってば、ぜんぜん『心』が折れてないんですもの……そこが一番肝心なのに……おもしろくないわよねえ……ねえ、洪庵さんもそう思うでしょお?」
洪庵「……………、は、はは…食蜂さん…やっぱり私には、貴方が何を言ってるのか全然わからないわ…」
156
:
美琴大好き
:2011/08/21(日) 01:02:41 ID:fR0.9/fw
食蜂「あははは……なんだあ、まだシラを切るつもりなのね…それなら、別にそれでもいいけどお……けど、おもしろいわよねえ洪庵さんって…」
洪庵「……なんですって…?」
食蜂「だってぇ、なんだか今見る限りでは、御坂さんをワナにかけたはずの貴方のほうが、とっても追いつめられたような顔してるからぁ」
洪庵「………!!」
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