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大河×竜児ラブラブ妄想スレ 避難所2
69
:
ドラとら!
◆QHsKY7H.TY
:2010/01/15(金) 19:35:56 ID:???
「本当になんでもないってば」
学校帰りに急にみのりんに呼び出され、喫茶店に座って切り出されたのはここ最近の私のことだった。
「嘘、絶対何かあったよ。私にはわかる、何でも言っておくれよ」
昨日竜児も呼び出されていたようだから、恐らく同じ事を聞いたのだろう。
ごめんね、竜児。私を諦めたと決意した竜児にとって、この質問はきっと辛かっただろうね。
私は何でも無いとしつこいくらいに言ってテーブルにあるジュースを飲む。
「もう、何で隠すのさ?って今日はパフェじゃ無いんだね?」
「えっ?あ、うん」
しまった、と思う。
いつもはパフェなんて高価なものを頼んでいたから、いきなりジュースだけっていうのは少し違和感があったかもしれない。
「……やっぱり何か隠している」
「そ、そんなこと無いって」
私は必死に取り繕うが、
「メール、って何?」
ドキン、とする。
竜児、だろうか。まさかあのメールの内用を知っている、とか?
「昨日高須君が大河は誰かからのメールを見てからおかしくなったって言ってた」
「き、気のせいじゃない?」
「そう?じゃあそのメールってなんだったの?」
「た、ただの迷惑メールだよ」
「ふぅん」
ほっと安堵する。竜児はどうやらメールの内容までは知らないらしい。
けど、その安堵がまずかった。
「とう」
みのりんは素早く手を伸ばしてテーブルに置いていた私のケータイを取る。
「あっ!!」
私が取り返そうとした時には遅く、
「止めてみのりん、見ないで!!」
必死にお願いするが、
「な、何これ……!?」
みのりんは例のメールを見てしまったらしい。信じられないものを見たような顔でみのりんは顔を強ばらせる。
「お願い、竜児には、言わないで……」
「大河……」
どうしようもなくなった私は、これだけは譲れないと泣きながらにお願いした。
修学旅行まで、あと一日。
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