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【けいおん!】律×唯スレ

1軽音部員♪:2010/05/15(土) 22:38:01 ID:8ZHPh4dA0
何で2chのは荒らされるんだ

271軽音部員♪:2013/06/23(日) 23:42:30 ID:OBCCm5D.0

「お礼には及ばないよ。
だって、私から誘ったんだもん。
ちゃんと責任を持って、無事にお家まで帰すよ。
ちゃんと、蛍を見てからだけどね」

 唯から蛍を見に行こうと誘われた時は嬉しかった。
今日は朝から曇天ではあったものの、天気予報では降雨を知らせていない。
梅雨時の六月である事を考えれば、出掛ける好機にも思えた。
律は胸を躍らせながら、二つ返事で承諾したものだ。

 それだけに、浮かせた足が恨めしい。

「ん?りっちゃん、怪我とかしてないよね?
挫いちゃった、とか?」

 唯も律の異変に気付いたのか、不安を帯びた声で問うてきた。

「怪我も捻挫もしてないけど……」

 律は地に転がった下駄を指差して続ける。

「鼻緒、切れちゃった」

「ああ」

 唯は納得したような声とともに頷いた。

「ごめんな、唯。折角ここまで来て、水差しちゃって」

 律は項垂れて言う。
下駄の鼻緒が切れると、縁起が悪い。律も聞いた事のある俗信だ。
縁が恋慕の情を繋ぐ意味も持つ以上、俗信といえども気に掛かる。
また、スマホで応急処置の方法を調べるにせよ、代替の靴を調達する算段に掛かるにせよ、
目的地を前にしては興が削がれる事に違いはない。
恋人の逢瀬において、テンポと雰囲気はそれだけ大切なのだ。

272軽音部員♪:2013/06/23(日) 23:44:48 ID:OBCCm5D.0

「ん、心配しないで。水を差されたなんて感じないよ。
どんなトラブルだって、りっちゃんと居ればね、
大、丈、夫、じゃんっ」

 唯は興醒めの様子を見せていなかった。
この事態を想定して、代替の靴でも用意してくれているのだろうか。

そう思いを巡らす律の眼前に、不意に屈んだ唯の背が映った。

「さ、乗って。池まで私が連れてくよ。
帰りだって、ちゃーんと送るよ」

「え、でも、唯、大変じゃない?」

 背負ってくれるらしいが、唯の負担を憚って律は咄嗟に遠慮した。

「りっちゃんは軽いから平気だよ。
それに、いつもは私が圧し掛かっちゃってるからね。
偶にはりっちゃんが私に乗っかるのもいいでしょ?」

「なっ、何言ってんだよ馬鹿唯っ。お仕置きですっ」

 律は焦って言うと、唯の背に身を預けた。
薄い浴衣越しに伝わる唯の体温が、今しがたの言動と相俟って律の劣情を衝く。
唯の戯れた言動は、律に気を遣わせまいとする配慮だろう。
それとて織り込んで乗ったものの、意識せずにはいられない。

「ふふっ、じゃ、行こうか」

 唯は律の臀部を両手で支えると、立ち上がった。
律も応じて唯の肩に両手を置こうとして、咄嗟に思い直す。
臀部に宛がわれた唯の両手に、自分の両手を重ね合せた。

 唯の癖のある髪が歩く度に揺れて、律の鼻腔を柔らかく擽る。
凶兆が転じて為した副を、律は暫し満喫した。
これも、唯のフォローの甲斐だろう。
急に頼もしく感じられる背中を、律は熱く火照った胸に感じた。

273軽音部員♪:2013/06/23(日) 23:47:07 ID:OBCCm5D.0

 気付けば、揺動は止んでいた。
目的地に着いたのだろうと、律は唯の後頭部から顔を出す。
途端、息を呑んで光景に見入った。

 遠目とは比較にならない程、灯が躍動的に飛び交っている。
蛍光の尾が流れてゆく様は、流星が一度に押し寄せたかのようだ。
ただ、流星と異なって、光の動きに規則性はない。
その事実が、生命の籠もった運動であると律に訴えている。

「綺麗、だね」

 唯も圧倒されているのか、漏らす感想は短かった。

「うん」

 律が短く返すと、二人の間に沈黙が下りた。
言葉では言い表せない光景を、瞳を通して共有するように。

「少し、池の周り、歩いてみようか」

 暫く続いた静謐を破って、唯が呟いた。

「唯が大変じゃなかったら、お願いしたいな」

 見ているだけでも飽きないが、連れ添って動いた方が逢瀬らしい。
律は素直に甘えた。

「大変だなんて思わないよ。りっちゃんとデートしたいもん」

 緩やかに歩みを始めながら、唯が言った。
提案した唯とて、思いは同じらしい。

 街路灯の疎らな然して広くもない池を、時間を掛けて唯は歩く。
躓かないように慎重を期しているだけではなく、鑑賞の為でもあるのだろう。
律は緩く揺られながら、心ゆくままに蛍を味わう事ができた。

274軽音部員♪:2013/06/23(日) 23:50:20 ID:OBCCm5D.0

「あっ、りっちゃん、見て、見て。私達みたい」

 不意に、唯が足を止めて言った。
唯の視線に合わせて目を向けると、番を為して発光する蛍が目に映る。

「ん、本当だ。この二匹の蛍も、デート中なんだね」

「そういう意味だけじゃないよ、りっちゃん。
ほら、見て」

 唯が池の水面に視線を遣った。
律も倣って、視線を向ける。

「ああっ、本当だ……」

 律は得心がいった。
水面に映る自分達の臀部も、蛍に似た光を発している。
唯の言う通り、蛍のようだった。

 正確には臀部ではなく、その位置で重なった二人の手が発光を擬していた。
そこでは、唯が薬指に嵌めているトパーズの指輪と、律が薬指に嵌めているペリドットが連なっている。
トパーズの黄とペリドットの緑が合わさって光を反射する事で、
蛍と同じ色を放つに至ったのだろう。

「仲間みたいって、思ってくれたかなぁ」

 律は水面から番の蛍に視線を戻して言った。
光る尾部を揺らしながら、水際を歩いていた姿は二匹にどう映っていただろうか。

275軽音部員♪:2013/06/23(日) 23:52:05 ID:OBCCm5D.0

「りっちゃん次第、かな?
ああ、りっちゃんも似てるって、認めちゃってたね。
なら、仲間なんだよ。りっちゃんも、大胆だよねー」

 思わせぶりに言う唯の口から、含み笑いが漏れていた。
気になった律は、拗ねたように言う。

「何だよー。唯一人だけ、分かったみたいな事、言っちゃってー」

「あれ?もしかして、りっちゃん知らなかった?
あのね、蛍の発光ってね、交尾のサインなんだって」

「えっ」

 律はそれきり絶句すると、顔を唯の背に埋めた。
だが、どれだけ羞恥に塗れても、重なった薬指を離す事はなかった。
それだけで、唯にも伝わったようだ。

「りっちゃん、顔、上げよ?
それは帰ってからのお楽しみ、家までは無事に送るって言ったもんね。
だから今は一緒に、蛍を見よう?
池を一周、周り終わるまでは、ね」

 律が素直に従って顔を上げると、唯も呼応して歩みを再開した。
律は少しずつ遠ざかる番の蛍に、胸中で別れを告げる。
頑張れ、と。
応えるように、番の蛍が池に向かって飛んだ。

 律は釣られて、池に目を転じた。
生命の活動を証するように、無数の光の束が舞っている。
風情の一言で片づけられない激しさが、律の胸にも迫ってくる。

 自分達は生殖を伴わない。けれど、この激しさは共有している。
間違いなく、自分達は蛍の仲間なのだ。
煌めき動く灯の群が、頑張れ、と言っているようだった。
律は応えて、重なる手に力を込めた。命を教える蛍の手前、決して離すまいと。
蛍の発光には伴わないはずの熱を、手に胸に下腹部に感じながら。


<FIN>

276軽音部員♪:2013/06/23(日) 23:59:06 ID:OBCCm5D.0
>>270-275
以上で完結です。
今日中には書き上げられないかもと思っていた折、
幸運にも支部で栄養を摂取できて気力が戻りました。感謝。

お読みくださった方、有難うございました。
また、インスピレーションを与えて下さった>>268氏には、
重ねてのお礼を申し上げます。
それでは、失礼します。

277軽音部員♪:2013/06/24(月) 08:18:25 ID:ZzW3.Dr20
何ていうかあんたリドルとかいう奴だろ。
唯○沼SSとか律が好きなのか他のキャラを酷い扱いにしてるSSが多いから素直に喜べないんだよ。
ただこれは良い方か…取りあえず乙。

278軽音部員♪:2013/06/24(月) 13:51:12 ID:xspCctb20
>>276
唯が男前だw
二人っきりでのホタル散策は萌えるものがあるな
非日常な独特の雰囲気と、普段のコント役ではない唯律が
いい味出してます
良いSS乙でした!

ぴくしぶにも唯律のイラストマンガあったな
梅雨の晴れ間的な感じだけど最後のセリフが少し切ないわ

279軽音部員♪:2013/06/24(月) 23:19:42 ID:BgLJbCJY0
確かに切ない。愛人のような不安定さが、唯を苛んでそう。


そういえば、あの方の作品群の中で、
律の方から唯に「好き」って言った事は無かったよね?
その逆はあっても、さ。
まさか、ここに至る伏線だったんだろうか。

それはともかくとして、律の性格がよく表れてると思う。
言葉ってのは放った時から、発言者を拘束してしまう。
特に相手が居る場合、約束のような力さえ持ってね。
後戻りできなくなる、っていう状況を律は怖がりそう。

反面、だからこそ唯にとっては、「好き」という言葉が安心を齎すんだろうけれど。
後戻りできなくなってしまえば、不安定じゃなくなるんだから。

280軽音部員♪:2013/06/24(月) 23:33:05 ID:BgLJbCJY0
却説。ちょっと、逆のシチュエーションを考えてみよう。

唯って結構、人懐っこいじゃん?
梓や憂に抱き付いたり、和や姫子に懐いたり。
そういう明け透けな好意の振り撒きを、律はどう見てるんだろうか、って。
律にとって好意の表出が重ければ重い程、
唯の態度に内心を揺さぶられるんじゃないだろうか。
「あまり簡単に、好意を振り撒かないで欲しい」みたいな。
それが故に唯の言う「好き」という言葉を信じきる事ができず、
更に踏み込んだ行為で愛情を示して欲しい、と焦れちゃう律。
なんてシチュエーションもいいかもしれない。

うん、唯律って、ドラマがドラマを生むように次から次へと、
シチュエーションが浮かんでくるね。
マイナーカプではあるけれど、それ故に未だ用いられていないネタが沢山あると思う。
どんな角度からでも二人のドラマを創造できる、魅力のフロンティアだよ。

281軽音部員♪:2013/06/25(火) 21:58:06 ID:UGJhhLgc0
>>279
律はロンドンで唯に「好きだよ」って言ってるね
律からの言葉はその1回だけなんだよな

自分自身がストレートに感情表現できないって言ってるし
そんな自分でも好きでいてくれるのか?と唯に聞いている
自分で好きと言わずに唯に答えさせてる分、悪く言えばずるいし
279の言うように、ある意味小心者なんだろうなと思う

282軽音部員♪:2013/06/25(火) 22:11:15 ID:UGJhhLgc0
まあ、唯に甘えてるってことなのかな
なんとなく今の時点では、唯が律に振り回されてるように感じる
沢夏さんのマンガのなかではね

だけど、唯がそっけなくなると律は急に焦りそうではあるね
ピンチ回みたく行動がおかしくなりそう

283軽音部員♪:2013/06/26(水) 00:13:21 ID:lf2q/Bns0
押してダメなら引いてみろ、ですね。

284軽音部員♪:2013/06/26(水) 22:31:58 ID:KJfEMdq20
二人で料理とかしてたらいいなあ。
唯は律に教わりながらさ。同棲してるのが前提だけどさ。

285軽音部員♪:2013/06/26(水) 22:46:46 ID:Te89SV.E0
唯→味見役
になりそうなw
そういう所も、このカプの可愛げではあるんだけれど。

286軽音部員♪:2013/06/27(木) 09:55:26 ID:X/m5aCxIO
>>284
同棲じゃないけどさわちゃんの家に行って唯が律に料理を教わっているシーンが有ったのを思い出した。

287軽音部員♪:2013/06/27(木) 21:51:52 ID:kROp2oh60
25話だっけ?
唯が料理作ろうとしたら、他の皆が慌ててたアレね

288軽音部員♪:2013/06/28(金) 23:10:48 ID:Vb3LLZIk0
律と同棲するにあたって、予め憂から家事を学んでおく唯。
とか健気でいいね。

289軽音部員♪:2013/06/30(日) 22:35:30 ID:.RtscJFo0
金がなくて貧乏な二人暮らし
給料日にカレーにお肉が入る質素な生活…
布団はひとつでくっついて寝る
そんな生活でも唯律二人なら幸せそうだと思う

290軽音部員♪:2013/07/01(月) 01:06:22 ID:OUe8d4jc0
甘い物が買えないから、律との甘々な時間で甘味分を補給する唯

291軽音部員♪:2013/07/01(月) 23:00:11 ID:43YeGHOU0
風邪ひいて熱出て看病するってのもいいな…
弱ってる状態ってある意味素の状態だから
本音や本心が出るし、妙な色気?も出る気がする

292軽音部員♪:2013/07/02(火) 00:32:51 ID:a2rlUi2U0
律が(また)寝込んじゃったんで看病に赴くも、
勝手が分からず右往左往する唯。
それでもその健気な姿に心を打たれて、
ベッドの中で唯への恋慕を募らせる律。

293軽音部員♪:2013/07/02(火) 23:58:20 ID:ZuBoX.Xk0
そういえば律って、「憂ちゃんくれ」とか言ってたような

294軽音部員♪:2013/07/03(水) 23:12:35 ID:rhgac0jM0
>>293
それは好きだからじゃなくて、便利だからと思ったんだよな
唯もまんざらじゃない顔してたし

295軽音部員♪:2013/07/03(水) 23:34:56 ID:BU7lFu1Q0
律「憂ちゃんを(義理の妹に)くれ」

つまり、律の遠回しな求婚だった訳だ。
もっとはっきりとプロポって欲しい唯は断るかも。

296軽音部員♪:2013/07/05(金) 23:50:26 ID:ZRdp7OVc0
りっちゃん
あんまり澪ちゃんと仲良くしてると苦しいよ

297軽音部員♪:2013/07/06(土) 00:08:27 ID:uKf95mko0
澪も同じことを思ってそう

298軽音部員♪:2013/07/06(土) 01:05:47 ID:QVSlwY3E0
だけど澪と律は10年来のつきあいだからな
唯がそれを乗り越えるのは簡単じゃないだろうね
家は近いしリズム隊だし
それでも突き進んでいくのが唯なんだろうけど

299軽音部員♪:2013/07/07(日) 21:41:00 ID:nyFXO7qQ0
簡単に逢瀬できるより少しは障害があったほうが燃えるもの
それこそ七夕にふさわしい
七夕って、二人が仕事なまけて逢瀬を繰り返してたのを神様が怒って
会えるのを年一回にしたんだっけw

300軽音部員♪:2013/07/08(月) 22:22:37 ID:LOm7zjvQ0
一日間に合わなかったけれど、七夕SS落とします。
申し訳ありませんが、少しだけお時間とスペースを頂きたく。

301軽音部員♪:2013/07/08(月) 22:24:50 ID:LOm7zjvQ0
 この夜は快晴だった。
普段なら、曇っていようと気にも留めない時間帯だ。
だが、星空を見上げるとなれば、事情も変わってくる。
ましてや、恋人同士の逢瀬が掛かっているとなれば、尚更だった。
私と唯の逢瀬は天候に左右されないけれど、あの二人は違うだろう。

「良かったね、織姫と彦星、会えるよ」

 牛乳の瓶一つだけ隔てて、隣に腰掛けた唯が言う。
その声音に、心底からの安堵が込められているように感じた。

「ああ、会えるな」

「一年に一度、それも晴れた日にしか会えないなんて、可哀想だよね」

 今度は一転、寂しそうな口調に変じていた。
私達の逢瀬と、重ね合せているのかもしれない。

「そうだけどさ。でも、それだけ、会う時間が濃密になると思うぞー」

 自然、唯を慰めるように言っていた。
けれど本当は、自分に対する慰撫も込めている。

「分かる、分かるよ、りっちゃんの言いたい事。
滅多に会えないから、会う時間が大切なものになる。
希少なものほど、価値が出てくるから。
でもね、私」

 唯の切なげな瞳が、私を射抜く。

「りっちゃんと、ずっと一緒に居たいよ。
こんな、偶にしか会えないなんて、辛いよ」

 私だって、同じ思いだよ。
許される事なら、唯と二人の時間を大切にしていたい。

「織姫と彦星だって、多分、同じ思いなんだろうな」

 唯のようには本心を剥き出せない。
代わりに織姫と彦星に共感を代弁させて、私は視線を空に逃した。

302軽音部員♪:2013/07/08(月) 22:27:00 ID:LOm7zjvQ0

 織姫が彦星に会いに行く為に渡ると云う、天の川が明瞭に見えた。
世間が風物を大切にするようになった為か、七夕の今日は街の灯りも抑えられている。
そのお蔭で、高い所に上りさえすれば、空の夜陰を割る光の帯が視認できた。

 けれども、世間では変わっていない事もある。
今昔を問わず、情事だけに感ける事を許してはくれない。
織姫と彦星に対する天の神が、そうであったように。
だから、私と唯は残酷にも引き裂かれた。

「あんなに離れてるんだもんね」

 唯も私と同じ光景を瞳に映しているらしい。
私達は心のみならず、行為も同調していた。

「うん、改めて見ると、遠いよな」

「普段の私達の距離も、あんなに離れてるのかなぁ」

 呟かれた唯の言葉が、大袈裟な比喩には思えなかった。
織姫と彦星よりも近い距離に居るからといって、二人の時間を作れない事に変わりはない。
物理的な幾万光年と同じくらいの距離だって、この地球上に作られうるのだ。
その事を痛感する毎日だ。

「かもなー。自業自得ではあるんだけれどさ。
それは、織姫と彦星だって同じか」

 似た境遇の二人に思いを馳せながら、牛乳の瓶を手に取って少しだけ飲み込む。
濃度が高いせいか、僅かでも十分に牛乳の味を感じられた。

「自業自得とは厳しー。でも、その通りなのかな。
恋が原因で盲目になって、周囲に迷惑を掛けた。
私達も、あの二人もね」

 手を伸ばしながら言う唯に、牛乳の瓶を手渡す。
唯は言葉を止めると、牛乳に口を付けた。
硬い音を響かせて置かれた瓶は、僅かしか内容量を減らしていない。
瓶が空になった時に二人の時間も終わる。そう信じているかのような遅々としたペースだ。

303軽音部員♪:2013/07/08(月) 22:29:01 ID:LOm7zjvQ0

「唯はその事、後悔してるか?」

 唯の言葉が止んだ機に問い掛けてみた。
唯の首が緩やかに振れる。

「後悔とは違うかな。周りに迷惑掛けたな、とは思ってるけど。
周囲の事、顧みてなかったよね。
こうなっちゃうのも、仕方ないかー」

 唯は自嘲するような笑みを浮かべた後で、私に瞳を振り向けてきた。
どのような種類の笑みも浮かんでいない、真剣な眼差しだ。

「りっちゃんは?りっちゃんは、後悔してる?」

「いや……反省はしてるけど。私も後悔とは違うな。
どうせ、こうやって引き裂かれるまで、
唯と会うのを控えるなんて、できなかったんだし。
それに……」

──唯と過ごした日々を否定したくはない。

 そう続けようとして、止めた。
代わりに、その答えを託すかのように、唯へと問い掛ける。

「なぁ、唯。もし、やり直せるなら、やり直したいか?」

 唯は即座に首を振っていた。
躊躇いの感じられない、機敏で激しい動作だった。

「んーん。無理だよ。私だって、りっちゃんと同じだもん。
こういう結果になるまで、離れられなかったよ。
こんなにも好きな人との思い出、否定したくはないな」

「じゃあさ、私達が引き裂かれた事に付いて、恨んでるか?」

 何を、とも、誰を、とも、言わない。
それでも唯は察したようだった。

「まさか。さっきも言ったけど、迷惑を掛けたな、って反省はあるんだ。
だから、この日々も悲しいけど受け入れてる。
りっちゃんはどうなの?」

304軽音部員♪:2013/07/08(月) 22:31:42 ID:LOm7zjvQ0

「うん、私だって、恨んでないよ。お門違いだし。
どうせ何か一つの事だけに」

──例えば唯の事だけに

「感けて生きていくなんて、何れは許されない事だったんだ。
私達は他と関係しなければ生きられない、二人だけじゃ生きていけない。
致命的な結果に至る前に手を打ってくれた事、感謝しないとな。
そのお礼と」

 割り込むように唯の口が開いて、後を継ぐ。

「迷惑を掛けた事、贖っていかないとね」

 私達はともに謝意を語ったはずだが、意味する内容は異なっていた。
私は感謝の意を口にして、唯が謝罪の意を口にした。
勿論、私だって罪悪感はあるし、唯にしても感謝の念はあるはずだ。
けれども、口で別たれたダブルミーニングに、その比重の違いが表れているような気がしてならない。
恐らく、私よりも唯の方が、強い罪悪感を抱えているのだろう。

「そう考えると、この場所だって私達のデートに相応しいのかも。
何か、悪い事をした私を隔離する牢屋みたいで」

 考えているうちに、唯が言葉を続けていた。
私達の居る空間を、牢屋に喩えて。

 深夜なので明瞭には視認できないものの、周囲には金網が巡らされている。
座した地から伝わる感触も、コンクリートの上だという事を教えていた。
それらが胸に抱えた罪悪感と相俟って、唯に牢屋を連想させているのだろう。
そういえば、此処を逢瀬の場として指定した側は、唯の方だった。

「でも、七夕の今日は許されているよ。
だから、唯が牢屋に居るって言うなら、私は逢いに行く。いや、来たんだよ」

 唯が重い罪悪感に縛られているのなら、私の方から向かわなければならない。
川を渡る者は、荷物の軽い方であるべきなのだから。

305軽音部員♪:2013/07/08(月) 22:33:32 ID:LOm7zjvQ0

「あはは、りっちゃん、ほんとに織姫みたい。
うん、ジュリエットよりも、織姫の方が似合うよ。
でも、まだ、距離が足りないかな。
彦星の私は、りっちゃんがもっと近くに来るまで、待ってるよ。
もっと近くに来たら、手を引いてあげる」

 私と唯を隔てる間隙は、僅かでしかない。
つまり、触れ合える距離まで来いと、唯は言っているのだ。
招かれるまま、私は言う。

「じゃあ、もっと近くに行くよ」

「来れる?渡るべき天の川もないのに」

 唯の目元が挑発するように窪む。

「簡単だよ。こうやって、身を乗り出せば」

 私は言葉通りに身を乗り出して、唯に触れようとした。
途端、硬く甲高い音が耳を劈いて、私の身体を固まらせる。

「あっ」

 音の正体を察した私の口から、意図せず声が漏れていた。
予想に怖じながら視線を向けると、恐れた通りの結果が目に映る。
牛乳の瓶が倒れて、中身を零していた。
生まれた白い川は唯にまで達し、そのスカートを濡らしている。

「ああっ、ごめん、唯っ」

 慌ててハンカチを取り出すと、染みの広がるスカートへと伸ばす。
そうしてハンカチが布地に触れ、湿り気を手に感じた時。
不意に唯の手が、私の手首を掴んだ。
ああ、そういえば。

『手を引いてあげる』
 脳裏で唯の言葉が蘇ると同時に、捕まえられた手首に引力を感じた。
腕から伝わるその力は、すぐに身体すら前傾させる程に至る。
光さえ逃さない、そんな執念を感じる力だ。
私は勿論、抗わない。手を引いてもらいたいから、否、手から惹いてもらいたいから。
ブラックホールに吸い込まれるように、唯に身体が引き寄せられてゆく──本当に銀河に居るみたい。

306軽音部員♪:2013/07/08(月) 22:35:23 ID:LOm7zjvQ0

「待ってたよ、りっちゃん」

 引力が止んだ時、私の身体は唯の上に重なっていた。
耳元で囁く唯の歓迎の声に甘えて、このまま伏す事を許してもらおう。
唯の柔らかい肉感が、離れ難いほどに心地好いから。

「牛乳、ごめんな。うっかりして、零しちゃった。
染みにならないといいけど」

 序にと、牛乳を零した件に付いても、許しを乞うてみた。

「いいよ。織姫が渡るには、川かそれに代わる道が必要だったんだし。
うん、七夕っぽいよ。
それに、りっちゃんだって濡れてるんじゃないかな?」

 そう言われて、腿の辺りを走る冷たさに気付いた。
目を向けると、地に零れた牛乳を私のスカートも吸っている。

「あらー、二人揃って、牛乳塗れですこと」

 塗れと言うには、足りないけれど。
それでも、唯は満足気に笑んで応じてくれた。

「オクシデントな感じの天の川になっちゃったね」

 そう言われると、私の心も踊る。
此処はもう牢屋なんかじゃない。東西は違えど、立派な天の川だ。

「いいな、それ。
牢屋よりは、織姫と彦星の逢瀬の場に相応しいって。
ていうか、唯。狙ってた?」

「まさか。偶然だよ。
りっちゃんを抱き寄せようとしたら、つい夢中になっちゃって。
心が逸って勢い余っちゃった感じ。
何か、申し訳ないな。牢屋から、こんな素敵な場所に変えちゃったりして」

 言葉通りの負い目を含んだ声音で、唯は付け加えていた。
折角、牢屋から天の川に脱け出せたというのに。
唯を苛む罪悪感が邪魔だ。
今日くらい、忘れていて欲しかった。忘れさせて欲しかった。
夜が明ければまた、罪を清算する日々が待っているのだから。

307軽音部員♪:2013/07/08(月) 22:39:03 ID:LOm7zjvQ0

 私は唯を牢屋から連れ出すべく、必死の思いで口を動かす。

「ゆーい。今日に限っては許されてるんだから、心苦しく感じる必要なんかないって。
織姫と彦星にだって、素敵な銀河が用意されてるんだし。
いや、許されてるんじゃなくって、
贈られてるって表現の方が合ってるのかも」

「贈られてる?」

 唯がその言葉の真意を糾すように復唱した。

「うん。ずっと逢瀬の時間を持たせないんじゃ、あんまりだと思ったんだろ?
だから、七夕の今日だけは仲睦まじく過ごせるよう、逢う時間をプレゼントしてくれた。
なのに、ネガティブに考えて折角の時間を楽しまないんじゃ、それこそ申し訳がないよ」

 諭してはみたが、きっと言葉だけじゃ足りないだろう。
でも、口は言葉を放つ為だけにあるんじゃない。

 唯の唇に、私の唇を重ね合せる。
唯は突然の事に目を瞠っていたが、すぐに順応して受け入れてくれた。
愉しむ夜だという事を、実感して欲しい。
その思いを言葉ではなく、唇に込めている。

308軽音部員♪:2013/07/08(月) 22:40:42 ID:LOm7zjvQ0

「な?こういう事もできちゃう夜なんだ。もっと、凄い事だって」

 口を解放してから、私は言う。
唯は実感してくれたようで、首を小さく縦に動かして応えてくれた。

「うん……そうだね。
愉しませる為に、逢う時間をくれたんだもんね。
こんな素敵な時間をくれた事、明日からは感謝していけそうだよ」

 唯の口から漏れた感謝の言葉を、心底から同意の思いで刻み込む。
唯を説得する為の論に、本心が遅れて伴った瞬間だった。
唯との口付けが、私自身にも実感を齎しているのだろう。
それは、愉しむ夜だという事だけではない。
贈られた時間だという事に対する実感でもあった。

「ああ。それで、明日からはまた、応えていかないとな。
贖う為じゃなくって、感謝の気持ちを込めて」

 純粋な思いが、私の声を透明にさせていた。
勿論、今までだって感謝の念を糊塗していた訳ではないけれど。
ただ、別の感情も混ざって、その対象を掴みにくくしていた。
けれど、実感の伴った今は違う。
謝意の持つ意味が一つになって、二つの心で共有されている。

「じゃあ、今は存分に堪能しようか。
りっちゃんが言ってた、もっと凄い事。
愉しんじゃおうか?また、暫くはお留守になるんだし」

「その分、濃密にな」

 短くても濃い時間なら、豊満な逢瀬を過ごせる。
僅かな量で濃厚な味を伝えた牛乳の余韻も、まだ口に残っているくらいなのだ。
恋の時間を始める合図にと、私は再び唯に口付けをした。
牛乳の味を、伝え合うように。

309軽音部員♪:2013/07/08(月) 22:42:42 ID:LOm7zjvQ0

*

 昨夜は夜更かししたけれど、惰眠を貪ろうとは思わない。
私は澪の手解きを受けながら、問題を片付けてゆく。
隣では唯が、ムギの指南を受けて問題に向かっていた。
軽音部の部室に似合わないこの光景は、期末テストを意識した辺りから始まったものだ。
尤も、私と唯の勉強に対する熱意は、昨日に比して豹変している。

「律先輩も唯先輩も、珍しく集中して勉強してますね。
流石に危機感が湧きました?」

 私と唯の変化に、傍で見ていた梓も気付いたらしい。

「こうやって勉強みてくれるのに、不誠実な真似ってできないじゃん?」

「ええっ?律先輩らしからぬ事を。
まぁ、そうやって勉強してくれる分には助かりますけどね」

 梓は大仰に驚いた後で、安堵の声で付け加えていた。
無理もない、と自分でも思う。
何しろ、部活動停止の瀬戸際にあるのだから。

 唯と付き合うようになってから、私達は恋愛に感けていた。
その結果、勉学は壊滅的なものとなり、迫る期末テストで赤点を避けられない有様だった。
追試ともなれば、部活動は停止に追い込まれてしまう。
そこで澪やムギが立ち上がり、私達の勉強を見てくれる事になったのだ。

 ただ、一つ条件が課された。
期末テストにパスするまで、私と唯の逢瀬を禁じるというものだ。

「それにさー、デートする時間まで貰ったからね。
それも、七夕の昨日に、だよ?
皆に応える為にも、頑張らない訳にはいかないよー」

 唯が続いて言った。

 逢瀬を禁止されてはいたが、七夕の昨日に限っては別だった。
特別に勉強を免除され、逢瀬の時間を設定してくれたのだ。

310軽音部員♪:2013/07/08(月) 22:44:33 ID:LOm7zjvQ0

「でも二人の事だから、七夕のムードなんて気にしなさそうですけどね」

「あずにゃん、酷いっ。私とりっちゃん、昨夜はまるで織姫と彦星のようだったのにー」

 茶化す梓に、唯が大仰な身振りで応じていた。
私も手を休めて、唯に便乗して言う。

「そうだぞー。何せ、久し振りの逢瀬を天の川で過ごしたんだからな」

「律先輩と唯先輩が、織姫と彦星……ぷっ。
ていうか、いつも会ってるじゃないですか。学校でも部室でも」

「中野ぉっ。二人きりで逢ったのは久しぶりなのっ。
何せ、私と唯にとってはデートできない日々が、
織姫と彦星のように切なく長いものだったんだからな」

 今でこそ納得しているが、昨夜までは本当に寂寥の日々だった。
織姫と彦星に、自分達を重ね合せてしまうくらいに。
唯にしても同様、昨夜はその胸の裡を吐露している。

「やっぱり、逢瀬を禁止するルールまで設けたりして、厳し過ぎたか?」

 澪が申し訳なさそうに言うので、私も慌ててしまう。

「とんでもない。逆に、感謝してるんだって。
だって、こうでもしてくれなきゃ、昨夜のデートだってできなかったよ」

 今なら分かる、きっと二人だけなら持てなかった時間だと。
澪やムギが勉強を見てくれるからこそ、逢う時間の余裕もできた。
私と唯は二人だけでは生きられない。
翻せば、他とも関わるからこそ、フォローを受けられるという事でもある。

311軽音部員♪:2013/07/08(月) 22:46:12 ID:LOm7zjvQ0

「そういえば、昨日は何処でデートしたの?」

「ここの屋上だよ。ここからなら、天の川だって眺められるからね」

 紬の疑問には、向かい合う唯が答えてくれた。

「へぇ。意外とプラトニックだったんですね」

 梓の漏らした感想に、唯は答えてくれなかった。
まさか学校の屋上で、とは言えないだろう。
私だって答えたくはない。だから、話を逸らすように言う。

「ささっ、そんな事より、勉強、勉強。
さーて、英語は苦手だからな、集中的にやってかないと」

 英語か。問題集に目を落としながら、思う。
勉強したからこそ、昨夜は天の川で過ごす事ができたのだ、と。
勉強を見てくれなかったら、私も唯も気付かないままだっただろう。
感謝する事で頻りだ。

「いや、そろそろ休憩でいいんじゃないか?
結構、集中してやってたし」

 澪がペンを置きながら言った。
そういえば、今日はまだ一度も休憩を挟んでいない。

「そうね。お茶、入れてくるわ。何がいいかしら?」

 紬も応じて立ち上がると、顔を向けて問い掛けてきた。
私は唯と顔を見合わせてから、異口同音に答える。

「ミルクっ」

 思いっきり濃いやつをストレートで。
そう、付け加えた。

<FIN>

312軽音部員♪:2013/07/08(月) 22:48:15 ID:LOm7zjvQ0
>>301-311
以上です。お読みくださった方、有難うございました。
それでは、失礼します。

313軽音部員♪:2013/07/08(月) 22:58:11 ID:qmHQn2LI0
いいタイミングでSSが投下されてラッキーだった
>>312
激しく乙でした
いいな〜。ミルクは天の川とかけてるんだろうけど、いい味出してるね
唯律SSって、澪梓紬が理解者の場合と、ライバルの場合の二通りあるよな
今回のSSは前者だったわけだが
改めてすばらしいSSに感謝です

314軽音部員♪:2013/07/10(水) 00:20:44 ID:EZxgQXyM0
>>298
唯って健気で激しい所があるからねー。
一夜の過ちを犯したピロートークでは、嘉門院別当の

「難波江の 芦の刈り根の 一夜ゆえ
身を尽くしてや 恋渡るべし」

を、律に向けて詠いだしそう。
この句の本来の解釈に自分の険しい恋路を擬えて、
「りっちゃんが応えてくれない限りは、澪標のように立ち竦んだまま、
一方的に焦がれるだけの辛い恋路になるって分かってる。
それでも一夜を共にしたせいで火が付いちゃって、
私は澪標のように、りっちゃんに身を尽くして恋焦がれてゆくんだね」
っていう悲壮な決意が込められてる。
のみならず、更に”みをつくし”という言葉に、
澪にばかり尽くす律への不満も掛けてる。
唯にとって”みおつくし”は三重の掛詞。


対する律も、切ない思いは持ってそう。
だから律はアンサーに、三条右大臣の

「名にし負わば 逢坂山の さねかずら
人に知らねで 来る由もがな」

を詠う。
やっぱり律も、この句の本来の意味に自分の恋を擬えて、
「本当は唯に応えたいよ。でも、私達がくっ付くと軽音部は壊れちゃうかもしれない。
だから、秘密にしなきゃいけないんだ。決して他の人に露見しないなら、唯ともっと逢瀬を重ねたいよ」
っていう意味を込めてる。

ちなみに唯の”難波”と律の”逢坂”が対応(ともに大阪の意)するから、
この句がアンサーとして成立するんだけれど。
難波”江”と逢坂”山”というように、江(海)と山が対比となってしまっている。
律は難しい恋だという暗示も込めて、この句を選択したのかもしれない。


……なんか妙な方向に話し広げてごめん。

315軽音部員♪:2013/07/10(水) 22:54:38 ID:KGgAlckU0
夏だ!
唯と律には、一緒に水着を買いに行って欲しい

316軽音部員♪:2013/07/10(水) 23:28:19 ID:6dCO2.IM0
>>314
難しいというか古文の世界だね
つかよく知ってるな たいしたもんだ
>>315
梅雨明けしたんだ
水着じゃねーけど、唯律でアロハを買いに行って試着している版権画あったよな
あれ大好きだわ

317軽音部員♪:2013/07/11(木) 22:48:28 ID:VF0ePXCk0
二人の後ろで、澪紬梓がカーテンに隠れてる絵か。
唯にシャツを当ててる律の姿に、母性に似た何かを感じたなぁ。
律っていつも唯には甘い。

318軽音部員♪:2013/07/11(木) 23:42:15 ID:qe.zUzI.0
あの絵は唯の表情がいい。
二人で着たらペアルックみたいなもんだよね。

319軽音部員♪:2013/07/12(金) 00:21:28 ID:aFbjx74Y0
他に唯律の版権絵ってあったかな?
二人がフォーカスされてるようなの

320軽音部員♪:2013/07/12(金) 07:36:29 ID:OA/tjsTs0
>>319
映画の時にでた京アニのクリアファイルで2人のプールシーンがあった

321軽音部員♪:2013/07/12(金) 23:16:19 ID:sgBstvrk0
映画のポスターで、ギター抱えてしゃがみ込む唯の頭に、
ちょこんと律が指乗っけてる絵が良かった

322軽音部員♪:2013/07/13(土) 22:06:07 ID:kK2KvIfY0
月曜日は海の日か。
唯と律には是非ともUVカットクリームの塗り合いをやって欲しい。

唯「りっちゃんは凹凸がなくて塗り易いねー」

律「こーら、唯。お返しだー」

みたいに。

323軽音部員♪:2013/07/13(土) 23:13:45 ID:bQzpuOCA0
合宿回で海行ってた時は、わりと唯律でいちゃいちゃしてた気がする

324軽音部員♪:2013/07/14(日) 22:02:25 ID:v0SzQqu.0
そこで定番の無人島ごっこですよ

325軽音部員♪:2013/07/14(日) 23:10:51 ID:mXpgoOZQ0
たまにスレに来るとSSがアップされてたりして
楽しいっスね
>>324
「お、大物発見…」
「ごっつぁんです」の流れが好きです
http://uproda.2ch-library.com/683333oWL/lib683333.jpg

326軽音部員♪:2013/07/15(月) 00:37:33 ID:sSyf.Bzk0
乙です。
それと、前から思ってたんですけど、

手の位置に定評があるって言われません?^^

327軽音部員♪:2013/07/15(月) 00:52:08 ID:CKKERiFc0
>>326
気にしたコトなかったけど、
そいえばちょっと微妙な位置にありますねw

328軽音部員♪:2013/07/16(火) 00:51:35 ID:5.BT6oJA0
狙ってやってるのかと思ってましたw
てか、
「お、大物発見!」という台詞と、胸に当てられた手が相俟って、
絶妙のシチュエーションを醸してる。
りっぱいを育てた者として、感慨深いのかな。
「ごっつあんです」も育ててもらったお礼だったり。

329軽音部員♪:2013/07/16(火) 22:00:03 ID:bdpY2gQ60
大学生になった唯律が二人で飲みに行って
酔って帰ってきて、部屋で変な雰囲気になるのを想像したら萌えた
酒の力を借りないと先に進めないヘタレな二人

唯「だいたいりっちゃんは私のことどう思ってんの?」
律「好きにきまってんだよ、言わせんなよ恥ずかしい」
唯「じゃー、証明してよ」
律「おー、やってやるよ」
ここで律からベロチュー…で、二人真っ赤
唯「や…やるじゃん」
律「こ、今度は唯の番だぞ、キス以外で証明して見せろ」
唯「」

330軽音部員♪:2013/07/18(木) 00:35:25 ID:OPHUmh1Y0
酔いが醒めた時に、隣で裸の唯が寝ていて……とかいうベタな展開もいいね
その上、その時にチャイムが鳴って、澪が入って来て……
という更にベタな展開へ

331軽音部員♪:2013/07/18(木) 23:41:30 ID:88AMuKlE0
唯律で飲酒か
ワカメ何でもない

332軽音部員♪:2013/07/19(金) 21:59:55 ID:gk5CQrLAO
けいおんSS雑談掲示板に良い感じの唯律SSが来ていたよ。

333軽音部員♪:2013/07/19(金) 22:38:33 ID:QDLibiFI0
>>332
見たよー やっぱええわー
何が具体にいいかと言われたら困るけど
律澪や唯梓にない、なんともいえない良さがある

334軽音部員♪:2013/07/22(月) 00:23:52 ID:rb4lhzyI0
コミケのカタログ見たけど、唯律はなさげ。残念だ。

335軽音部員♪:2013/07/22(月) 00:45:12 ID:VlfFErgA0
マイナーゆえ描く人少ないからねえ…
昨年末の冬コミは1冊あって内容も良かった
また出してくんねーかな

336軽音部員♪:2013/07/22(月) 23:11:23 ID:NVyj.6jI0
それだけに、描いてくれる人には救われてれる。

>>335
唯「和ちゃんに手を出したら……許さない」
律「和を?」

の件は鳥肌物。
退廃的な雰囲気も唯律は似合うんだよなぁ。

337軽音部員♪:2013/07/25(木) 23:12:24 ID:Dv.fE4Lc0
あれはいいものだった
独特な空気がたまらんよ
ほのぼのの後に、ああいうの見るとガツーンとくる

でもあの絵で甘いのも見てみたい

338軽音部員♪:2013/07/29(月) 23:31:09 ID:vBIdjuqE0
唯律の本でほのぼの系って実は少ないのではと思った
なぜだろ
SSはそれなりにある気はするが

339軽音部員♪:2013/07/30(火) 22:33:26 ID:fqoYgHtI0
唯律の本でいえば、ソライロをほとんど買い逃してるのが辛い。
買えたのは、唯律本として最後に出された、落ち葉に寝転がってるものだけ。

340軽音部員♪:2013/07/30(火) 23:22:02 ID:zzAva3uY0
ソライロさんは何冊出してたかな
2冊だと思ってたが

341軽音部員♪:2013/07/31(水) 00:12:57 ID:Lx0UFOew0
唯律で言えば落ち葉で寝転がってるのとチャリ乗ってるのの2冊かな
後はけいおん!関連だと律総受けと唯がギター抱えてるのかな

342軽音部員♪:2013/08/02(金) 22:43:44 ID:XURzSgKI0
律唯本作ったらどのくらい売れるんだろ
ここに書き込んでる人以外で需要があるだろか

343軽音部員♪:2013/08/04(日) 14:08:02 ID:qj8IaHTU0
来年2月には律澪オンリーがあるそうだぞ
マイナーは辛いや
唯律への情熱だけは負けないんだけどな

344軽音部員♪:2013/08/05(月) 00:22:05 ID:RNnTQ5b.0
>>340-341
じゃあ、唯律に限って言えば、大量に買い逃してた訳ではなかったのか。
あのクオリティだと、一冊と言えども痛いけどさ。

ていうか、唯律を描く人って、今昔問わず絵が巧い人多くない?
ああそうか、絵になる二人だからか。

345軽音部員♪:2013/08/05(月) 19:31:16 ID:0Xac3HDE0
>>344
古同人誌屋探せばもしかしたらソライロさんのはあるんじゃね?
3〜400冊売ってたはずだから

昨日、本スレで少し律唯の話でてたけど、
律唯のカプは軽音部の致命傷になるとか
周り(澪梓紬)への影響がでかすぎるとか

律唯で話を作るのは難しいんだろうなとおもたよ

346軽音部員♪:2013/08/05(月) 23:05:09 ID:LY/pVOFE0
原作、アニメを見ると紬梓和はそうでもなさそうだな。

澪は音楽を始めた事、軽音部に入った事を後悔しそう。
後は憂ちゃんが面倒くさそうかな。

347軽音部員♪:2013/08/06(火) 00:48:33 ID:8sDsZHy20
みんな祝福してくれると思うけどな。
でも唯律、愛の逃避行もアリかもしれない

348軽音部員♪:2013/08/07(水) 23:02:35 ID:6Ei9irrQ0
浴衣を着て夏祭りに行く二人っていいと思う。
後ろ髪を上げて項が見えるようにしてさ。

349軽音部員♪:2013/08/07(水) 23:23:02 ID:SlkqP41A0
>>348
二人で浴衣はいいね
りっちゃんはその時前髪下ろしてるよね

夏祭りの喧騒や雰囲気にのまれてなぜか無口になってく唯律
繋いだ手は汗ばんで…

350軽音部員♪:2013/08/10(土) 17:04:13 ID:iOzPVFLw0
律(あと11日か。夏休み中だけど、唯、憶えててくれてるかなぁ)

351軽音部員♪:2013/08/10(土) 23:00:51 ID:wIxqSEbs0
りっちゃんの誕生日はみんなで盛大にお祝いしたい半面
二人きりになりたいジレンマ

352軽音部員♪:2013/08/11(日) 15:47:42 ID:uGa3vhsc0
娘が平沢百合とかいうロマンの塊

353軽音部員♪:2013/08/13(火) 22:12:46 ID:uWT4NtiA0
>>351
始めは皆で祝ってるんだけど、こっそり二人で抜け出して秘密のお誕生日パーティー。

354軽音部員♪:2013/08/14(水) 00:19:54 ID:./uWD5D60
うう…唯律成分が足りない…

355軽音部員♪:2013/08/14(水) 21:12:30 ID:.j3iwwAw0
きっと、律誕に備えて弾幕が補充されている時期なんだよ

356軽音部員♪:2013/08/14(水) 21:28:32 ID:f179EqIo0
>>353
こういう話、妄想したがSSにするほど文字を書けない・・・

357軽音部員♪:2013/08/15(木) 23:17:37 ID:Am.jfdpY0
律の誕生日は夏休みと重なるんだけど、この場合、唯が律の家に行って祝うんだろうか。
逆に、唯が律を家に招いて祝う、という展開もいいね。
或いは、見栄張ってお洒落なレストランを予約して、律を招待する唯も捨て難い。

羅列しちゃったけど、普段はLAZYなのに、律の為となると張り切っちゃう唯の姿が魅力的。

358軽音部員♪:2013/08/15(木) 23:58:39 ID:WcFD1z3U0
いずれにしても夏休みということで、お泊り前提だと思うと燃える
どちらかは床に布団で寝ることになるけど
夜も更けると結局二人でくっついて寝るパターン

少し暑そうだけど

359軽音部員♪:2013/08/16(金) 00:37:03 ID:2hnLdI5w0
宿泊前提とはお目が高い。
互いの家に泊まる為のセットまで揃えてそうです。
歯ブラシや枕、下着に至るまで。

一人で寂しい夜は、相手の枕を使って眠りに就く唯律。

360軽音部員♪:2013/08/16(金) 19:12:56 ID:qsf7M/h6O
支部小説に新たな唯律が来てたよ〜

読み終わった後この2人はやはりこう言う関係になる為に出会ったんだなぁ〜と改めて思った。

361軽音部員♪:2013/08/17(土) 05:09:21 ID:K4cvvhVE0
>>360
見た。予想以上によかったわ。
やっぱり律が受けになるんだねw

362軽音部員♪:2013/08/19(月) 00:16:11 ID:Tpe9CXNE0
唯「偶にはりっちゃんから攻めてよ」

363軽音部員♪:2013/08/19(月) 22:21:29 ID:5NhUW3Fk0
>>362
律「唯律はそんなんじゃあない!」
唯「でも…わたしはこの路線でいきたいんだよ」
律「なにい!?唯のくせに唯のくせに唯のくせに!」

364軽音部員♪:2013/08/20(火) 00:45:43 ID:/rSufZFQ0
律が攻めるとなると、チョークスリーパーか
後ろから唯を抱きすくめる律

365軽音部員♪:2013/08/21(水) 00:30:24 ID:7jq.IcQg0
唯「今日はりっちゃんの誕生日だね。だから……」



唯「お義父さん、お義母さん、(りっちゃんを)産んでくれて有難う」

律親「!?」

律(唯、大胆過ぎ///)

366軽音部員♪:2013/08/21(水) 22:40:26 ID:IAmTfRfQ0
支部でもひさびさに唯律来たな
かわいすぎてたまらんな

367軽音部員♪:2013/08/22(木) 00:39:58 ID:MD2G8WgE0
あの人の唯律も、突き抜けて可愛いんだよね。
久々過ぎる事もあってか、テンション上がっちゃう。

368軽音部員♪:2013/08/22(木) 21:37:28 ID:fNnHwOKw0
>>367
全くもって同意
しかしなぜ律唯の薄い本を出してくださらぬのか…
いやもちろん渋に上げていただいてるだけでもありがたいのですが

369軽音部員♪:2013/08/23(金) 09:08:05 ID:UjluAnGo0
寧ろネットに挙げられる環境があるにも関わらず薄い本出す人達の方が謎
本当理解しかねる

370軽音部員♪:2013/08/23(金) 20:17:49 ID:CKI3pHtQ0
自分は紙(本)で持っておきたい方だな
支部もいいけど、これだけネット社会になってるのに
コミケや通販がまだまだ大半を占めてるからな

とはいえ唯律作品に関しては支部(ネット)の作品が圧倒的に多い事実


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