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仮投下スレ2

846名探偵スナボゲリオン ◆igHRJuEN0s:2010/07/02(金) 18:55:18 ID:YrRABrO.
「山小屋かゴルフ場辺りだと思うんだけどなぁ。
 もし、本当に当たってたら涼子ちゃんはまだまだ甘いよな」

などと、首を捻りながら推理の感想を呟く灌太。
事実、答えは山小屋である。
朝倉たちが手を込めて作った暗号は、妖怪にほぼ解かれてしまった。
しかし・・・・・・

「ま、俺の考えも所詮は憶測に過ぎね〜し。
 暗号を難しくし過ぎて、ママさんが解読できなかったら本末転倒だしな」

灌太も自分の考えの何もかもが当たっていると思わず、間違っている可能性も考慮する。
推理の確証を得るにはやはり、朝倉とママが出会った場所を知るしかない。
謎掛けについても、他者に解読されるのを怖れるあまり、極端にわかりづらい内容にして、『ママ』がわからなかったら逆効果である。
それらの点でこの書き込みは、暗号としての及第点はクリアしていると言える。

「それにしても、将軍様を退治しようとする動きがあるみたいだな」

今度は焦点を悪魔将軍とその周りの動きに注目している。
6番目のレスは約二名の対立者との決闘を表明。
7番目のレスは連携による将軍の排除を仄めかしているように見える。
どうやら悪魔将軍はあちこちで敵を作っているみたいだ。

「・・・・・・となると、取引ならまだしも、使える奴だからって安易に将軍様と手を組むわけにはいかねーな」

悪魔将軍と手を組めば、自分もまた複数人の攻撃対象になりかねない。
自分の身を守りたい灌太は、敵を増やす真似をして生存率を引き下げるのは望まない。
危ない橋は基本的に渡らない性分なのだ。

「品定めの上に、流れを見て勝てそうな方につく・・・・・・これで良いか」

もはや悪魔将軍が有用な人物かどうかだけでは、手を組むに値できるかどうかを決めるには至らない。
視野を広げて、全体を見て、勝てる=生存率の高い側に身を寄せる。
と、灌太は新たに算段を打ち立てたのだった。

「後は良く見て、良く考え、慎重に行動することだな。
 さてと・・・・・・」

更新された掲示板の内容も把握し、パソコンでの情報収集作業も終了。
これで図書館はあらかた探索しつくした事になる。

「ここで貰えそうなもんは全部貰った」


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