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仮投下スレ2
750
:
鎧袖一触〜鎧は殴るために在る〜
◆2XEqsKa.CM
:2009/11/13(金) 21:46:49 ID:OQFqoiZc
◇
背後で水音が聞こえ、飛沫があがったと万太郎が気付き、振り向いた時。
既に古泉一樹は、ガイバーの飛行能力によってリング上に飛び込んでいた。
湖から爆風で流れ込んだ水でマットを濡らし、万太郎を睨みつける。
「ガ……ガイバーⅢーーーっ! 一番手はキミってことだね! さっきみたいにはいかないよ!」
「あなたは……」
ボロボロの体でファイティング・ポーズを取る万太郎。
そんな正義超人に向け、殺意すら込もった呆れ声で古泉が言葉を繋ぐ。
「あなたは、バカですか?」
「な……なんだってぇ!? 超人界でプロフェッサーとまで呼ばれたボクに対して何たる暴言!」
「ヘタレ。貴方は俺をそう呼びましたよね。これでおあいこって事で」
「あ、あれは単なる挑発だよ! ひょ、ひょっとして悪魔将軍も今の君くらい怒ってた?
ヒャワワワ〜〜ッ! お、お前のカーチャンデベソは言い過ぎたかな〜〜っ」
「知りませんよ」
つい先ほど勇猛果敢な叫び声を上げたとは思えない取り乱し様の万太郎の問いに、冷たく答える古泉。
その返答と態度は、狼狽する万太郎の目にも奇怪に映った。
「知らないって……キミは悪魔将軍の手下だろう? ひょ、ひょっとして正義の心に目覚めてヤツと別れたとか……。
そうか! やっぱりあの時のビームはボクを生かす為に手加減してくれてたんだね!」
「……そう、なりますかね」
無難な言葉を返しながら、万太郎を観察する古泉。
コンディションだけ見ても、仮にこれから自分と二人がかりで悪魔将軍に立ち向かったところで返り討ちにされるだろう。
反逆の時には、やはりまだ満ち足りない。一刻も早くここを離れるべきだと、万太郎に注進する。
「それはできないよ! 悪魔将軍を放っておけば必ずその犠牲者は増えていく……だから、ボクはここに来たんだ!」
「勝てないとわかっているのに、ですか」
「勝てるさ! キミが協力してくれれば、きっと勝てるよ! あのノーヴェって娘も悪い子には見えなかったし、
彼女だって説得すれば協力してくれると思うんだけど、ガイバースリーはどう思う?」
「いえ、それはないです。だから一刻も早くここを……」
言いつつ、古泉は万太郎の言葉に妙な説得力を感じていた。
(流石は将軍が恐れていた"キン肉マン"の眷属といったところですか……ヒーロー的なカリスマがありますね。
追い詰められる程、それが表面化するタイプと見ました。しかし、それも万全ならば、の話です)
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