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仮投下スレ2

7013・40分の取捨選択 ◆321goTfE72:2009/10/31(土) 01:19:33 ID:Uw68TWIc
「しかし…」

あたしの考えを知ってか知らずかなおも心配そうなドロロ。
うーん、仕方がない。譲歩してあげよう。

「ドロロはあたしが一人だと、もしギュオーとかズーマみたいなのに襲われたら危険だ。
 …こう言いたいのね?」

「そ、そうでござる」

まぁ、それはそうだろう。
正直なところ、一人だったらとっくに放送で名前を呼ばれてたはずだ。

「ならこうしましょう。あたしとアサクラとヴィヴィオちゃんの3人で調査に行く。
 ドロロはここに残る。うん、完璧」

「拙者が一人!!?」

ドロロが不服のツッコミをいれる。我儘なヤツである。

「それじゃ、いっそ何かトラブルに巻き込まれたことにして
 ショウのことはほったらかしに―――」

「ヴィヴィオちゃん、リナさんに付き合ってあげて」

予想外の人物の予想外の発言によりあたしの発想の転換をしたナイス提案はストップさせられた。
あたしもドロロもヴィヴィオちゃんも驚きの目でその発言者、アサクラのほうを見る。

「え…でも、涼子お姉ちゃん…?」

ヴィヴィオちゃんも戸惑いの色が強いようで、目をぱちくりしながらどうにかその言葉を発した。
アサクラがそれを制し、言葉を続ける。

「いい、ヴィヴィオちゃん?
 さっき言ったように自分で自分の身も守れるようになっておいたほうがいい。
 けれど、有機生命体というものはそんなすぐに簡単に強くなれるように作られてないわ。
 そして、私はあなたを守ってあげることはできても強くしてあげることは――残念ながらできない」

そこまで言い終えたところで、アサクラはすっと腕を上げ―――
こともあろうにあたしのほうを指差した。

「でも、リナさんは同じ魔法使い。リナさんにアドバイスをもらえば、
 少なくともあたしといるよりは強くなることができると思うの」

いや、確かにそうかもしんないけど…あたしの意思は!?
正直なところヴィヴィオちゃんがどれほど戦えるのか知らないが頼りに出来るとは思っちゃいない。
ドロロが心配しているような有事の際には足手纏いになること請け合いである。
そもそも、ヴィヴィオちゃんもアサクラと一緒にいたいはずだ。
何か反撃してやれっ!


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