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仮投下スレ2

673カッコつけた言葉じゃない強さを見せてくれ ◆NIKUcB1AGw:2009/10/29(木) 21:34:26 ID:Hjfhj94g
余裕綽々といった様子で、ウォーズマンを挑発するギュオー。それに対し、ウォーズマンは両手を高々と上げながら答える。

「言われなくてもいくさ……。そして、これで終わらせる」
『ま、まさか! あの体勢はー!』

中トトロは、ウォーズマンが何をしようとしているのか気づいた。
超人レスリングに魅せられた彼がチェックした、過去のウォーズマンの試合。
その中に、今とそっくりのシーンがあったのだ。

「俺の超人強度は100万パワー……。ベアークロー二刀流で200万パワー!」

ウォーズマンがコーナーポストを蹴り、大きく跳躍する。

「いつもの2倍のジャンプが加わって200万×2の400万パワーっ!」

空中で、ウォーズマンが改めてベアークローを構える。

「そしていつもの3倍の回転を加えれば、400万×3の……」

ウォーズマンが、きりもみ回転をしながらギュオー目がけて降下を始める。


「1200万パワーだーっ!!」


一体いかなる原理なのか。高角度でリングへと突き進む漆黒の超人の体が、まばゆい光を放ち出す。
その姿は、まさに――

『あ〜っと、ウォーズマンの体が1200万パワーの光の矢となったーっ!!』

そう、その勇姿は天空から放たれし聖なる矢のごとし。一本の矢と化したウォーズマンは、邪悪を滅ぼすべくギュオーに狙いを定めて前進する。

(な……なんだこれは!)

ギュオーは、大きく目を見開いて驚愕をあらわにしていた。その様子に、つい数十秒前まで満ちあふれていた余裕はまったく残っていない。
ギュオーの五感は、ことごとく警告を放っていた。あの矢に貫かれれば、自分は死ぬと。
死にかけの生物が絞り出したとは思えぬ莫大なエネルギーに、ギュオーは戦慄していた。

「ふざけるな……! 勝つのはこの私だ!」

ギュオーは雄叫びと共に、残された体力を振り絞って重力のバリアを展開する。
そのバリアに、ウォーズマンは真っ向から激突。それでも、光り輝く竜巻の勢いは止まらない。
バリアを突破すべく、ひたすらに回転を続ける。

「突破など……させてたまるかあああああ!!」

ギュオーは、こめかみの血管が切れそうなほどの気迫をバリアに込める。もはやここまで来れば、精神力が頼みの綱である。
その気迫が功を奏したのか、バリアは少しずつウォーズマンを押し返していく。
バリアと直接接している即席ベアークローはすでに過半数が折れ、腕そのものも滅茶苦茶に破壊されている。
だが、それでもウォーズマンは諦めない。

「出し惜しみなどしていられる状況ではないな……。キン肉マンよ、力を貸してくれ!
 火事場の……クソ力ーっ!」


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