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仮投下スレ2
642
:
それは、侵してはならない「領域(ライン)」−−。
◆igHRJuEN0s
:2009/09/02(水) 20:23:51 ID:YrRABrO.
ところが、スエゾーは恐怖一つで戦いをやめてしまうほど、ヤワなモンスターではない。
(・・・・・・わからないならそれでもええ。
最初からワイは知るためにここへきたんやない、戦うためにここへきたんや!!)
一時は曇っていた眼にはすぐに闘志が戻り、戦う態勢を整えるべく身構えると、スエゾーは不適に笑う。
「おや?
武器も無しに僕と戦うつもりなのかい?」
「おう!
てめーみたいなヒョロくさい眼鏡野郎をシバき倒すには、素手で十分やねん!!」
タツオを相手にスエゾーは挑発をする。
そんなスエゾーを見て、小トトロは小さな身体で足を引っ張ってスエゾーを止めようとする。
「どうやら、彼は力量の差ってものがわかっているみたいだね」
小トトロはスエゾーとは違い、タツオの存在を臆し続けているのだ。
タツオはそれを見抜き、嘲笑っている。
「どけ!! 小トトロ!!」
小トトロがスエゾーを止めようとしているのは、単なる臆病かもしれないし、仲間が殺されるのを嫌う優しさからかもしれない。
どっちにしても、スエゾーには邪魔でしかなかった。
だから、小トトロを怒鳴りつけ厳しくあたり、邪魔させないようにする。
スエゾーの目論み通り、気迫に負けた小トトロはスエゾーとタツオの戦いを、第三者として傍観できる場所まで離れた。
止められない戦いを見守る立場に徹したようだ。
「さぁ、邪魔者はもういないで!」
「う〜ん、彼は賢明だったと思うんだけどなぁ〜。
でもまぁ、それでも君の死は決定なんだよね。 ああ、素直にこのゲームに乗って優勝すれば、友達を生き返らせることもできたかもしれないのに・・・・・・勿体ない勿体ない」
「クサレ外道どもの思惑に乗って、殺し合いに乗るほどスエゾー様は落ちぶれちゃあらへんで!!」
スエゾーの怒りに触れてもなお、人を馬鹿にしたような皮肉を言うタツオ。
スエゾーの怒りのボルテージは上昇していき、同時に身体は桜色のオーラに包まれていく・・・・・・
それをタツオは興味深そうに眺める。
「それはガッツというものだね、つくづく君は面白いものを見せてくれるよ。
だから−−」
タツオは懐から銃を取り出すと、ニッコリと微笑みながら銃口をスエゾーに向ける。
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