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仮投下スレ2
641
:
それは、侵してはならない「領域(ライン)」−−。
◆igHRJuEN0s
:2009/09/02(水) 20:22:36 ID:YrRABrO.
「今、ワイの目の前におるオマエは・・・・・・いったいなにもんなんや!」
「・・・・・・」
それでも、タツオは微笑み面のまま、答えない。
スエゾーは不安を募らせ、表情にも現れはじめる。
「答えろやぁ!!」
今度は語気を強くするが、そしてようやく、タツオは微笑み面で答える。
だがそれは、スエゾーの疑念に対する答えではなく、解答拒否だった。
「残念だけど答える気にはならないね。
−−今から死んでいく君には」
「・・・・・・ぐっ」
「長門君と一緒に見ていたよ、君が僕たちを叩くために転移できる技を使った瞬間をね。
『制限』をかけていたから、どうせ僕らの元へは辿りつけないと思っていたけど、会場を捜してみても君はどこにもいなかった。
まさか、本当に『制限』を打ち破ってここに辿りついたとは思わなかったよ。
スエゾー君の力を過小評価しすぎてたみたいだ、いやぁ〜失敬失敬、はっはっはっはっは」
「な、何をワケわからんことを言っとるねん!」
あくまで放送していた時と同じ飄々とした態度で物を言うタツオ。
人を小ばかにしたようなその態度がスエゾーのカンに障る。
「・・・・・・だけど、ルール違反には違いないよ。
君は僕たちへの反抗を企て、テレポートを使ってそれを実行しようとしたんだからね。
あぁ残念だ、楽しませてもらったのに、ここで殺してしまわないといけないなんてね」
態度やノリは呑気で軽いが、銃口を向け、冷たい空気を辺りに呼び込むように、スエゾーに死刑を宣告する。
一方でスエゾーは、タツオ放つ不気味な雰囲気、さらにその存在自体への不可解さに闘志を鈍らせ始めていた。
生物は正体のわからない敵には本能的に恐怖を感じるようにできている。
スエゾーもまた、タツオの得体の知れなさに、少なからず恐怖を感じているのだ。
(結局、ワイが今、敵にまわしているコイツはなにもんなんや?
そもそもコイツはホンマに『草壁タツオ』なんか?
見た目は人間やが、実はトンでもない化け物とちゃうんか!?
わからへん・・・・・・コイツの正体も、コイツの力も、コイツに勝てるのかも・・・・・・)
やがて草壁タツオが恐ろしいものに見え、プレッシャーは加速していく。
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