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仮投下スレ2
632
:
それは、侵してはならない「領域(ライン)」−−。
◆igHRJuEN0s
:2009/09/02(水) 20:09:19 ID:YrRABrO.
(本当にこの屋敷には何もあらへんのか・・・・・・?)
この屋根裏部屋をもって、この家屋はあらかた調べつくしたことになる。
生活感こそはあったものの、得られたものは何もなく、結局主催者たちも見つからなかった。
ここまでくると、この家屋は本当に主催者たちとは何も関係ないのではと、いいかげん疑わしくなってくる。
玄関口にて見つけた草壁の表札も、今となっては主催者たちが施したイタズラにしか思えなくなってくる。
そうなると、テレポートが失敗したかもしれない可能性と消化できない主催者への怒りで、頭に血が昇ってくる。
「クソッ!
どこにおるんや草壁たちは!
結局、このボロ家はなんなんやねん!」
苛立ちからスエゾーは怒りの限り、誰に向けてでもなく言い放つ。
あまりの怒気に、後ろにいる小トトロが怯えているが、そんなことはお構いなしだ。
さっきから爆発寸前の怒りをある程度、発散させないとスエゾーの身が持たないのであり、スエゾー自身も自覚している。
できるなら抑え込みたいが、元々の性分がそれを許してくれないである。
今はただ、怒りに委ねていたい衝動に駆られる。
誰かが止めなくては、スエゾーは感情のままに喚き散らし続けるだろう。
・・・・・・だが。
ざわ・・・・・・
ざわ・・・・・・
「ん?」
・・・・・・何かがいる。
そんな気配をスエゾーは感じ、言葉を吐くことを中断して、気配の正体を探ることに専念し始める。
気配は辿っていくと、近くの壁にできていた僅かな隙間の中に、『何か』がうごめいていた。
それをすぐに発見できたスエゾーは、その壁から少し距離を取り、警戒を強めて臨戦態勢に入る。
「何かいるで!
小トトロ、ワイから離れんな!」
次に仲間である小トトロに注意を呼びかけ、下がらせる。
小トトロが自分の後ろに隠れたのを確認すると、スエゾーは壁の中にうごめく『何か』を睨みつける。
「なにもんや!
正体を見せい!!」
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