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仮投下スレ2

575鬼になるアイツは二等兵(修正版) ◆igHRJuEN0s:2009/08/11(火) 23:30:02 ID:YrRABrO.
「カジオーの時はなんとか尻尾を掴めましたけど、また似たような奴に出会ったら厄介この上ないですぅ・・・・・・」

全て殺戮者が、公に殺し合いに乗っていることを言い張ってるとは限らない。
中には加地のようにコソコソと人の中に紛れて、裏で何かを企んでいる者だっている。
これで厄介なのが、人を上手く騙して仲間からの信頼を勝ち得ている場合もあること。
そのせいで、冬月に加持が怪しいことを告白しても、まともに取り合ってはもらえなかった。

「きっと今回死んだ人たちの中には、カジオーのような奴に騙されて殺された人だっているですぅ。
 だからと言って、カジオーと同じく殺し合いに乗っている証拠を見つけられるとは限らないし・・・・・・証拠が無かったら流石にやりづらいし・・・・・・」

殺し合いに反対する集団の中に紛れ込み、チャンスがあれば襲いかかってくる。
さらに上手く立ち回られると、仕掛けられた罠により集団が一瞬で壊滅したり、疑心暗鬼を振り撒かれて仲間同士での争いに発展させられる危険がある。
その鱗片を味わったタママには、そういった『隠れた殺戮者』の怖さがわかる。
しかし、殺し合いに乗っていると証明できるものが無ければ、その者を殺せる大義名分が立たない。
何より、疑いだけが先行し、本当に殺し合いに乗ってなかった者を殺してしまったら眼も当てられない。
このように、積極的に殺し合いに乗っている者よりも、陰でコソコソやる者の方が遥かにやりづらいのだ。
そして、いくらなんでも直感などのような根拠の無い理由で殺戮者と決めつけるわけにもいかない。
されど、タママの結論は早かった。


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