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仮投下スレ2

567鬼になるあいつは二等兵 ◆igHRJuEN0s:2009/08/08(土) 20:54:19 ID:YrRABrO.

走るタママの表情は、放送前や放送を聞いた直後よりも清々しいものになっている。
殺し合いが行われているこの場所においては不釣り合いなぐらいの輝く笑顔だ。

「なんだか身体がさっきよりも軽く感じるですぅー!」

放送によってケロロたちの生存が確認され、サツキが生き返る可能性を見つけたために、抱えていた緊張と悲壮感がほとんど抜け落ちたため、肩の荷が軽くなったのである。

「それになんだろう、心が高ぶってくる・・・・・・」

死んだサツキを救えることへの希望によるものか、精神が高揚していくのがわかる。
さらに心は、サツキとケロロへの一途な思い、サツキを生き返すことへの使命感でいっぱいになってくる。

「そうか、きっと−−」

タママいわく、これすなわち。



「−−この気持ち、まさしく 愛 ですぅ!!」



気持ち高ぶったタママは、どこぞの誰かの如く『愛』を叫んだのだった。



やがて、タママの視界にまだ火の手があまり回っていないB‐8が見えてきた。
タママはそこに仲間たちがいると信じて向かっていく。
胸の内に秘めた、サツキやケロロたちと笑いあえる明るい未来−−理想を現実に近づけるために、悲しみから立ち上がったタママは走り続けるのだ。

−−−−−−−−−−−


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