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仮投下スレ2
565
:
鬼になるあいつは二等兵
◆igHRJuEN0s
:2009/08/08(土) 20:52:19 ID:YrRABrO.
「きっと今回死んだ人たちの中には、加持のような奴に騙されて殺された人だっているですぅ。
だからと言って、加持と同じく殺し合いに乗っている証拠を見つけられるとは限らないし・・・・・・
証拠が無かったら、流石にやりづらいし・・・・・・」
殺し合いに反対する集団の中に紛れ込み、チャンスがあれば襲いかかってくる。
さらに上手く立ち回られると、仕掛けられた罠により集団が一瞬で壊滅したり、疑心暗鬼を振り撒かれて仲間同士での争いに発展させられる危険がある。
その鱗片を味わったタママには、そう言った『隠れた殺戮者』の怖さがわかる。
しかし、殺し合いに乗っていると証明できるものが無ければ、その者を殺せる大義名分が立たない。
何より、疑いだけが先行し、本当に殺し合いに乗ってなかった者を殺してしまったら眼も当てられない。
このように、積極的に殺し合いに乗っている者よりも、陰でコソコソやる者の方が遥かにやりづらいのだ。
そして、いくらなんでも直感などのような根拠の無い理由で殺戮者と決めつけるわけにもいかない。
されど、タママの結論は早かった。
「ま、いいや。
少しでも疑いのある奴は片っ端から叩いてしまえば良いですぅ」
・・・・・・なんとも単純かつ短絡的な答えなのだろう。
ただ、タママとしても投げやりにこの答えを出したわけではない。
「ふっふっふ。
どうせ誤って殺し合いに乗ってない人を殺したとしても、根暗カレーが『生き返してくれる』、だからノープログレムですぅ。
それよりも大事に到る前に潰す、迷うぐらいなら斬る、全ては疑われる方が悪いんですぅ!!」
疑しきは皆殺し、中には殺し合いに乗ってなかった者が混じっていても後で生き返せば良い。
それが先の答えを出せた理由である。
合理的な面から見れば、疑いが少しでもある者は全て消した方が生き残る確率は高くなるだろう。
だが、罪の無い者まで巻き込み兼ねないこの考えは、人道面には大いに問題がある。
それでもタママに聞けば「生き返せるから大丈夫」と、笑顔で答えるのだろう。
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