[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
仮投下スレ2
528
:
なるか脱出!? 神社の罠(後編)
◆YsjGn8smIk
:2009/07/27(月) 18:43:38 ID:rXOZgaF.
ウォーズマンが驚愕すると同時に、超人の凄まじさに絶句していたギュオーもそこでようやく立ち直ったのか。
「ぐううッ、このくたばりぞこないどもがッ!!」
怒鳴りながら猛然と重力指弾を撃ち出してきた。
ウォーズマンはスバルの身体を抱きかかえながら、大きく飛び退き重力指弾の雨から逃れる。
そして追うようにとんできた重力指弾が様々な物が破壊していく。
神木を、鳥居を、そして狛犬を……ギュオーとの射線上にあったあらゆるモノが破壊されていく。
そしてその時、不思議な事が起こった。
急に大地が鳴動し始めたのだ。
「な、なんだ!?」
再度振動する地面に流石に警戒したのかギュオーは空中へと跳び退る。
だが、今度はギュオーの足元だけではなく神社全体が鳴動していた。
物陰に隠れながらそれを見ていたウォーズマンが口を開く。
「スバル。ここはオレに任せてお前はキョンを追え」
「え、でも……ウォーズマンさんは?」
「オレは正義超人としてギュオーとの決着をつけなければならない。
……だが、このままキョンを放っておくわけにもいかないんだ」
そこまで厳しい表情だったのだがふと、表情を緩めてウォーズマンは続ける。
「元・残虐超人だったオレにはわかる。
放送時のあの動揺……奴は自らが行った残虐行為を後悔している。
だが、一人になれば奴はまた罪を犯してしまうだろう。しかし……お前が居れば。
お前のテンダーハート(優しい心)が隣にあれば……奴は正道へ帰る事が出来るかもしれないぜ!」
そのウォーズマンの言葉に、スバルは嬉しさと不安がない交ぜになる。
「で、でも! いくら何でもウォーズマンさん一人じゃ!」
「行けスバル! これはギュオーを信じたオレの責任。お前はお前が出来る事をするんだ!」
その強い言葉に押されるようにスバルは吹っ切る。
「わかり……ました! ウォーズマンさん、どうか無事で!」
「ああ、お互いやるべき事が済んだら先ほどのリングで合流しようぜ!」
「はい!」
そしてギュオーが振動する神社に気を取られているのを確認するとウォーズマンが叫ぶ。
「いまがチャンスだ。行けっ、スバーーール!」
ギュオーの注意が逸れているその隙に――スバルはキョンが消えた草むらへと飛び込んでいった。
☆
沈みかけの太陽の光が木々の隙間から僅かに漏れる。
そんな薄暗い山道を俺はひたすら走り続けた。
視界ははっきり言って悪い。何度も木の根に足を取られかけて転びかけていたぐらいだ。
こういう薄暗い夕暮れ時の事を逢魔時とか言うんだったか。
確か魔物が出るような時間帯って話だったはずだが――現状では洒落にもならない。
今現在俺は魔物から命がらがら逃げ出しているんだからな。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板