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仮投下スレ2
527
:
なるか脱出!? 神社の罠(後編)
◆YsjGn8smIk
:2009/07/27(月) 18:43:07 ID:rXOZgaF.
まだ助けられてない、まだ何も出来ていない、まだ……まだっ!
歯を食いしばり、足に力を込める。
その意思に――身体が応えてくれた。
(まだ……立てる。そうだよ、今のあたしは……泣いてるだけのあの頃のあたしじゃないんだから!)
厳しい教導に耐え抜いた身体はまだ動く、動いてくれた。
地面に手をつき、身体を支える、ゆっくりと立ち上がってレイジングハートを構える。
レイジングハートも応えてくれた。魔力がスバルの眼前に障壁を生み出す。
障壁じゃ防げないかもしれない――そんな弱気が脳裏に閃くが、負けるもんかと歯を食いしばって弱気を振り払う。
スバルとは逆にギュオーは勝利を確信しているのか――笑みを浮かべていた。そして。
「では、さらばだ――ん?」
と。
収束した力をこちらに向けた瞬間。突如ギュオーの身体がぐらついた。彼の足元が揺れていたのだ。
「……地震か?」
「ギュオオオオオオオオォォォ――――っ!!」
地震――ではなかった。
それはドリル、それは竜巻、それは――螺旋回転する超人だった。
地下から飛び出してきた黒い竜巻は土を吹き飛ばしながらギュオーの身体をも弾き飛ばす。
「なんだとッーーー!?」
叫ぶギュオーと驚くスバルの間にその超人は着地し――呼吸する。
「コーホー」
と、腕を交差させてしっかりと。
そこには確かに彼が居た。死んだと思った黒い伝説超人(レジェンド)が。
「ウォーズマン! 馬鹿な、なぜ貴様が生きている!?」
「簡単な事だ。オレはセンサーが重力異常を感じたその瞬間、
自ら超人削岩機(マッハ・パルバライザー)で地面への奥へ潜ることで、ダメージを最小限に抑えたのだ」
平然とそんな事を言われたギュオーが絶句する。
「ウォーズマン……さん?」
倒れそうになりながら名前を呼ぶと、黒い伝説超人は大きく頷いてくれた。
「遅れてすまない。固くなった地盤から抜け出すのに時間が掛かってしまった……大丈夫か?」
「はい……なんとか!」
本当は立ってるのがやっとだと言うのに、不思議と力が沸いてくるのを感じていた。
自分が決して一人じゃない、その事が挫けかけていたスバルの心に不屈の力を与えてくれていた。
「リインとキョン?」
「空曹長は……ここです」
短く聞いてくるウォーズマンにそう簡潔に答える。
すぐ近くで気絶していたリインをそっと手のひらの上に乗せながら、そしてスバルはもう一人の行方を告げる。
「キョン君は……その、逃げました」
「なんだと!?」
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