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仮投下スレ2
264
:
憎らしさと切なさと心細さと
◆321goTfE72
:2009/06/09(火) 23:34:19 ID:1IE6bSgg
さらにこんなことを言われたのだからノーヴェは俯くしかなかった。
「いえ、俺がやります」
ノーヴェをかばうようにすぐに古泉が話に割って入ってきた。
中トトロも小さく震えながら健気に『僕は大丈夫!』と看板を掲げている。
ちなみにオメガマンはといえばまたリングの隅に座り込んで
つまらない茶番を見るかのように3人+1匹のやり取りを見ていた。
彼らの様子を、どこか満足げに眺めた後、悪魔将軍はこう言った。
「そうか、ならばお前が拷問をしろ、ノーヴェよ」
「なっ…!?」
これには古泉もノーヴェも絶句する。
「古泉は何か勘違いしているようだな。
なぜ、嫌がる事を自ら進んでやる?お前達には仲間がいる。
仲間とは利用するためにいるのだ。仲間をかばう、守るという考えは
敵に付け入る隙を与えるだけだ」
古泉は、反論したくなる気持ちを必死で抑えた。
反論したところで何も変わらないだろうということは理解している。
「これはノーヴェをかばった古泉に対する罰だ。古泉への罰はノーヴェ、お前が受けろ。
そしてノーヴェへの罰は古泉へと下す。
これから、お前達がこの悪魔将軍の部下として相応しくない行動をとれば
時と場合により懲罰を下す。心しておけ」
悪魔のルールを守ればその行動により自身の心が悪に染まっていき
悪魔のルールを守らなければその行動により苦しめられた相方は
憎しみから仲間を想う心を失っていく。
そのような魔の制約を悪魔将軍は二人に課した。
「話が脱線したな。さぁ、ノーヴェよ。このもののけを拷問しろ」
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