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仮投下スレ2
147
:
蜘蛛は何処に消えた?(修正)
◆5xPP7aGpCE
:2009/05/24(日) 16:44:58 ID:BWzY8uBA
「そうです、忘れるところだったけどモールで見た連中について話しておくですぅ」
タママもギュオーも忘れかけていた事、モールで穏やかならぬ雰囲気だった五人についてタママは見たままを語った。
他人の事だけあってそれほど熱心さは無かったが危険人物らしいとあってギュオーも耳を傾ける。
「赤毛の女と黒い着ぐるみだと……!?」
話を聞くに従って調査一色だったギュオーの頭がまたもや急ハンドルを切らされた。
タママが語る赤毛の女とはノーヴェで間違いない、黒い着ぐるみとはガイバーⅢに間違いない。
(どういう事だ、ガイバーⅢはノーヴェのものになっていた筈……まさかリムーバーも支給されていたというのか!?)
ガイバーを殖装者から引き剥がせるのはそれ以外に無い、ユニットが支給されている以上リムーバーの存在も有り得ると衝撃を受ける。
今すぐ飛び出したい気分だった、自分がガイバーになるチャンスが再び巡ってきたのだ。
(落ち着け、落ち着くのだギュオーよ……いくら私でも五人を相手にするのは無謀極まりない)
スーハースーハーと深呼吸して興奮を鎮める。
そしてタママから聞いた特徴を記憶にある詳細名簿と比較する。
(いかにも危険な銀色の男……悪魔将軍だな。名簿でも”サタン”などと書かれていた飛び切りの危険人物だ)
背中に腕を背負っていたのはオメガマンとすぐ解った、とさか頭のツルッパゲはスグルか万太郎のどちらかだろうと見当を付ける。
後一人、ガイバーⅢとなっている者の正体が解らないがいずれにせよ油断は出来ない。
(強者ばかりではないか! これではリムーバーどころか私の命まで危ない!)
タママの話によれば争っていたそうだが下手にギュオーが介入すれば一致団結しないとも限らない。
悔しいが今はそちらは諦めるしかなかった、出向くとすれば仲間が増えてからか。
(そういえばゼクトールはどうした? 話を聞く限り見なかったそうだが別行動でもしているのか?)
あの特徴的な姿を見逃すとは思えない。
ならばあの場には居なかったという事だろう。
最初に出会った相手と行動し続けているとは限らないといえあの力は厄介だなとますますギュオーの表情が曇った。
(くそっ! こんな苦労をせねばならんのも全ては深町晶のせいだ)
奴が居なければ今頃はガイバーを殖装してクロノスの頂点に立っていた筈、拉致されたとしても今より上手く動けたかもしれない。
だからといって現状では何の解決にもならない。
やれやれと思いつつ出坑したギュオーを出迎えたのは―――立ち上る煙だった。
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