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闘争の系統 〜ネタバレノートⅡ〜

91凱聖クールギン ◆COOLqGzyd.:2018/09/22(土) 20:37:59
≪青陽軍VS黒三日月隊 天下分け目の大決戦!≫

地球から侵攻してきたサラジア共和国の黒三日月隊(アスワド・ヒラル)と、
ラウール・エル・アディラス王子を総大将とするメルヴィオン聖王国軍の戦争も酣。
各地に開いた門(固定時空クレバス)を通ってアセーリアに現れたパルス軍、
ブリューヌ&ジスタート軍ら多数の頼もしい援軍と合流し、
『青き太陽軍(青陽軍)』と名乗るようになったラウールの軍勢は、
王都ネクナールの奪還を目指して進撃する。

ラウール「アルスラーン殿、ようこそメルヴィオンへ。
 パルスの国王(シャーオ)御自ら時空を超えてのご出馬、
 まことにかたじけない」
アルスラーン「黒三日月隊がこの世界で行なってきた数々の非道、
 イスファーンたちから聞いております。
 我がパルスもつい数年前にはルシタニア軍の侵略を受けており、
 貴国の苦難がとても他人事とは思えません」

パルス王国は十六翼将の一人・統制官(ミフラーン)イスファーンをアセーリア探検に派遣し、
アセーリアで起きている戦争の状況を知ってラウール側に加勢。
その後メルレインやジムサといった武将を必要に応じて逐次増援に送り込んでいたが、
戦いがいよいよ佳境に近付いたのを見て遂にアルスラーン自身がメルヴィオンへ出陣する運びとなった。
青陽軍の陣に到着したアルスラーンを、ラウールは丁重に出迎えて握手を交わす。

エレン「おおティグル! 
 遅かったな。待っていたぞ」
ティグル「エレン、ここまでの転戦ご苦労だった。
 ここからは俺が指揮を執る」
ラウール「流星落者(シーヴラーシュ)の異名を取る、
 ティグルヴルムド殿にご参戦いただき心強い限りです」
ティグル「ティグルでいいよ。よろしく頼む、ラウール殿下」
ラウール「こちらこそ!」

パルスとは別の世界にあるブリューヌ・ジスタート両王国も、
エレオノーラ・ヴィルターリアやリュドミラ・ルリエらの戦姫とその配下の兵をメルヴィオンへ遠征させていたが、
同じく間近に迫った決戦のため国王ティグルヴルムド・ヴォルンが直々に援軍を連れて着陣。
二ヶ国を統べる王となってもアルサスの小領主だった頃と変わらず気さくなティグルとラウールはすぐに打ち解け、
こちらも頼もしい盟友となった。

ソフィー「メルヴィオンのラウール王子…。
 乱世を勝ち抜く英雄としてはちょっと温和すぎる印象もあるけれど、
 ひとまず信頼には値する人物のようね」
リーザ「サラジアとジスタートの中継地点となるこのメルヴィオンが、
 もし完全にサラジアの手に渡ってしまえば我が国の脅威ですわ。
 ここでいくらかの犠牲を払ってでもサラジアの勢力をこの世界から駆逐し、
 我々に友好的な統一政権をラウール王子に樹立していただいた方が、
 安全保障の面では遥かに有益でしょう」

黒三日月隊が征服を進めているのは現在のところアセーリア界だけで、
メルヴィオンに援軍を派遣している異世界の諸国はまだ直接の被害を受けているわけではない。
だが、黒三日月隊が恐るべき力を持った侵略者であり、
アセーリアとそれらの諸国がある各世界とが門で繋がっているという現在の状況では、
メルヴィオンを征服した黒三日月隊が次は門を越えて他の世界にも攻め込んでくるという可能性は十分に考えられる。
よって彼らは自国が攻撃を受ける事態となる前に先手を打ち、
黒三日月隊の魔の手をアセーリアで喰い止めるべくラウール率いる現地勢力を軍事支援しているのである。
この辺りは純粋な正義のためにヒーローたちが結集したブレイバーズとはやや事情が違い、
国益というシビアな要素を抜きにはできない。
アルスラーンやティグルがいくら善良で正義感の強い人物でも、
ただお人好しの慈善事業で戦争をするような王では困るのだ。


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