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闘争の系統 〜ネタバレノートⅡ〜
56
:
凱聖クールギン
◆COOLqGzyd.
:2018/03/23(金) 16:50:15
レミーナ「…これは大変だわ!」
ロラン「我が国の苦境に付け込んで領土を掠め取ろうとは卑怯な…。
神の名による聖戦が聞いて呆れますな」
レミーナ「エスパジアが我がメルヴィオンの王土であるこの島を無断で侵した事。
更に彼らはここを拠点にロサレダ大陸まで攻め込んで来る意志がある事。
これは私達が戦うべき十分な理由よ。
今ここで叩いておかないと、取り返しのつかない事態になるわ」
島に上陸してローレシアの王子アレンやサマルトリアの王子コナンと出会ったレミーナらは、
彼らの仲間であるムーンブルクの王女セリアが赤イ竹に囚われていると聞き、
更にラフィーニャ島を前線基地としたエスパジア軍のメルヴィオン侵略計画を知って、
これを阻止するためにも先制攻撃すべきと判断。
島に駐留する赤イ竹とエスパジア軍を相手に一戦交える事を決意した。
アレン「しかし、敵は強力な飛び道具を装備している。
例え僕らが力を合わせても、そう簡単に勝てる相手ではなさそうだ」
レミーナ「あの武器の恐ろしさは私達もよく知ってるわ…。
まともに正面から突っ込むのは無謀でしょうね。
何か策を考えないといけないわ」
マシンガンやライフルを装備した赤イ竹の兵士を相手にどうやって勝利を収めるか。
接近して乱戦・白兵戦に持ち込めれば何とかなる可能性はあるとしても、
近付く前に遠距離から銃弾の雨を浴びせられて倒されるのがオチであり、
勝つのは容易な事ではないのは明らかだった。
レッドドラゴン「グァァゥゥ〜!!」
皆が頭を悩ませていたその時、
地響きを上げながら一頭の巨大怪獣が姿を現わした。
時空クレバスを通ってこの島にやって来た高熱火炎を武器とする赤い獰猛な竜、
レッドドラゴン(ドラゴンクエストシリーズ)である。
ブルードラゴン「ギャァゥゥ〜!!」
更に続いて海中から出現したのは、
レッドドラゴンとは対照的に青い鱗に全身を覆われた水・氷属性の竜、
ブルードラゴン(ファイナルファンタジーシリーズ)であった。
浜辺に上陸したブルードラゴンは岩山から下りて来たレッドドラゴンと睨み合い、
野獣の闘争本能に引かれて激しく戦い始める。
レッドドラゴン「グァァゥゥ〜!!」
ブルードラゴン「ギャァゥゥ〜!!」
レッドドラゴンのファイアブレスとブルードラゴンのアクアブレスが空中で激突し、
猛烈な水蒸気爆発が起こって爆風がジャングルの木々を薙ぎ倒す!
ロラン「亡き国王陛下に空島政策を余儀なくさせたのはあの怪獣達のようですな。
どちらも天を突くほどの巨体、そして凄まじい凶暴性と破壊力だ」
コナン「でも…もしあいつらを上手く利用して敵の基地を襲わせる事ができれば…
突入の隙が生まれるかも知れない!」
レミーナ「それだわ!」
アレン「名案だ。その手で行こう!」
レミーナは赤と青の二体の巨竜が再出現した時を見計らって基地の裏山の森に火を放ち、
炎で二匹の注意を引いて基地の方向へ誘き寄せるという作戦を立てる。
そして怪獣の襲来で基地がパニックになっている隙に一気に突入し、
基地内での乱闘に持ち込んで敵兵を斬り倒しつつ、
囚われているセリアや奴隷らを救出しようというのだ。
レミーナ「さあ行くわよ!
ラプエンテの赤備え、総突撃!!」
サメドフ竜尉隊長「おのれ、この世界の原住民どもの襲撃か!?」
遂に開始される基地への突入作戦。
果たしてレミーナ達は勝てるのであろうか。
そして赤イ竹の捕虜となっているセリアの運命は如何に…?
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