[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
闘争の系統 〜ネタバレノートⅡ〜
44
:
ホウタイ怪人
◆sEGOS2kBD6
:2018/02/24(土) 23:21:37
夜間の永田町を走る総理専用の公用車。
その前方に、いきなり瀕死の千坂朱音を抱えた徭沙羅花がテレポート。
桃太郎「…!? 停めろ!!」
運転手「は、はい!?」
後部座席から飛び降りる桃太郎は、横たわる朱音の前に駆け寄る。
沙羅花「申し訳ありません! 私が駆けつけるのがもう少し早ければ…!」
桃太郎「朱音、誰にやられた!?」
朱音「剣さん、気を付けて…。菊之丞様がブレイバーズの皆さんの命を狙っています…。
戦争が終わり…もはや用済みになったヒーローたちを抹殺するために……」
桃太郎「なにっ!?」
朱音「あまりと言えば非情な仕打ち…! 菊之丞様はライダー隊の子供たちを
巻き込むことすら…もうなんとも思ってはいません…。おそらく
ヒーローたちが地球に帰って来る明日には……」
桃太郎「わかった。もう喋るな。あとは私に任せろ!」
朱音「剣総理、私は今まで貴方をお慕いしておりました…」
桃太郎「朱音…」
朱音「嬉しい…。こうして剣さんの腕の中で死ねるなんて……」
桃太郎「……」
桃太郎は沙羅花に視線を向ける。黙って悲しそうに首を横に振る沙羅花。
もう異方存在の治癒能力をもってしても、朱音の受けた傷は深く手遅れであった。
沙羅花「朱音さんをやったのは、影の十三です」
桃太郎「そうか。天童忍軍組頭・影の十三が朱音を…」
朱音「剣さん、光平くんに伝えてください。
たとえこれから…何があっても強く生きろと……」
桃太郎「わかった。必ず伝えよう」
桃太郎の返事を聞き、一瞬安堵したような表情を見せた朱音は、静かに息絶えた。
桃太郎「朱音!?」
沙羅花「朱音さん!!」
朱音の亡骸を抱きかかえた桃太郎は立ち上がる。
桃太郎「菊之丞殿は、あくまでもブレイバーズのヒーローたちを殺そうというのか…!」
剣桃太郎 対 天童菊之丞、その決着の時は近づいていた。
<つづく>
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板