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闘争の系統 〜ネタバレノートⅡ〜
263
:
ユガミ博士
◆AOwcv36qk.
:2024/06/22(土) 11:17:29
《影の王子とクライシスの姫(仮)》
***月・フォン・ブラウン市***
ゴルゴムの世紀王候補シャドームーンは表の顔である大宮コンツェルンのCEO・月影ノブヒコとして
月のフォン・ブラウン市に訪れ、商談を終えた後、運転手にエレカーを走らせて市内を廻っていた。
ノブヒコ「ここが、あの月か...」
エレカーの車窓から市内を見ながら、自身の名前にも冠する月の景色について、
不意に言葉を漏らすノブヒコ。何を思ってその言葉を口にしたのかは彼だけしか分からない。
ノブヒコ「む?あれは...止めてくれ」
景色を見ていたノブヒコはある場面を目にして、エレカーを止めるとその場面を目にした場所へと
歩く。そこへ向かうとある女性が複数のチンピラに絡まれていた。
チンピラA「へへ、姉ちゃん。一緒に遊ぼうぜ」
???「止めろ!気安く触るな」
チンピラB「連れない事を言うなよ」
チンピラⅭ「気が強くても、俺達と一緒に居たら、楽しいぜ」
???「貴様ら...!」
ノブヒコ「そこまでにしろ。女性1人に複数の男性で囲む等、下劣だな」
チンピラ「何だテメェ!邪魔をする気か」
女性を囲む男性にノブヒコが声を掛ける。突然現れたノブヒコにチンピラたちは
少し困惑するが、ナンパを邪魔をされたとして、声を荒げる。
???「貴様は確か...」
ノブヒコ「さぁ、こんな輩等を相手にせず、行きますよ」
チンチラA「おい、横取りは許さねえぞ!」
チンピラB「このぉ!」
ノブヒコ「フン」
チンピラを無視して女性を連れ出そうとするノブヒコに、チンピラの1人が殴りにかかるが、
シャドームーンであるノブヒコは余裕で躱す。
チンピラB「コイツ...」
ノブヒコ「失せろ...!」
チンピラⅭ「ヒィッ!」
チンピラA「チッ!おい、行くぞ!」
ノブヒコから発せられた気迫に負けたチンピラ達は、あっさり引き下がって、その場から
消え去った。そしてノブヒコは女性の前に立つ。
ノブヒコ「大丈夫か。ガロニア姫」
ガロニア姫「よもや、貴様に助けられるとはな。シャドームーン」
ノブヒコが助けた女性の正体はクライシス帝国の皇帝の娘、ガロニア姫だった。
前大戦の時、ガロニア姫は誤って赤ん坊の時に死亡し、養育係だったマリバロンによって
佐原ひとみを替え玉として、その死を胡麻化されたのだが、黄泉還り現象で生き返り、
身体も大人の女性に成長し、クライシス帝国の時期後継者として教育を受けていたのだが、
窮屈な生活に嫌気が指して、密かにクライシス要塞から抜け出してフォン・ブラウン市に来ていたのである。
ノブヒコ「供を連れずにいるとは。とんだじゃじゃ馬だな」
ガロニア姫「...あ奴らなぞ、信用できるか」
エレカーに戻り、事情を聞いたノブヒコの言葉に対し、ガロニア姫は車窓から映る
市内の風景を見つめながら、「信用できない」と口にした。
ガロニア姫は己の不始末を胡麻化す為、替え玉を用意して自分の死を隠したジャーク将軍達、
クライシスの幹部達を信用していなかった。特に一番の原因であるマリバロンは今も自分の
養育係でいる事に納得が出来ていなかった。
ガロニア姫「なぁ、影の王子。いや、今は月影ノブヒコか。私にこの町を案内せよ」
ノブヒコ「はっ?」
ガロニア姫からフォン・ブラウン市を案内する様に言われて、思わずシャドームーンらしからぬ
間抜けな聞き返しをしてしまう。ゴルゴムの王子とクライシスの姫のデートが始まる。
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