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闘争の系統 〜ネタバレノートⅡ〜

144凱聖クールギン ◆COOLqGzyd.:2019/11/05(火) 18:22:42
チナツ「何があったのかな…?」

TV中継の乱れに驚くチナツとショージ。
その時、突然TVの電源が落ち、
部屋の中が急に暗闇に包まれたかと思うと、
どこからか不気味な女性の高笑いが聞こえてきた。

???「オホホホホ!
 今の戦艦に一体何があったかは、
 もうすぐ自分たちの目で確かめることになるわ」
ショージ「だ…誰だ!」

暗闇の中で、赤い紐状の光がしなり、
チナツとショージの体に巻きついた。
次の瞬間、電流が走って痺れ、二人は敢えなく気絶してしまう。

バレンシア「フェルコーナ生まれの天才コーディネイター…。
 見かけからはそれほど理知的な印象は受けない、
 歳相応の子供という感じだけれど、
 クライアントがお求めの獲物に間違いないわね。
 連れて行きなさい!」
下忍「ははっ!」

電磁鞭に絡め取られた二人が意識を失ったのを確認した拐忍バレンシアは、
配下の拐忍一族の忍者たちに二人を担がせ、
その場から拉致して行ってしまった。


***太平洋・フィリピン沖***

ショージ「ううっ…」
チナツ「ここはどこ…?」

気がつくと、二人は大きな船の甲板の上で、
手足を縄で縛られた状態で寝かせられていた。
船は沖合を航行中らしく、周囲は広い海原ばかりで陸地は見えない。

バレンシア「お目覚めのようね、坊やとお嬢ちゃん」
ガメッシュ「寝ている暇はない。
 我ら鉄忍一族の野望のために働いてもらうぞ!」
宮本「………」

二人の前に立っていたのは、拐忍バレンシアと鉄忍ガメッシュ。
そしてモンテビデオで拉致された宮本博士であった。

バレンシア「自分の目で見ることになると言ったわよね。
 この船はさっきあなたたちがTVで見ていた戦艦・丹波よ」
ショージ「ええっ!?」
ガメッシュ「丹波は第二次大戦時代の軍艦にしては高性能で、
 その上保存状態も良かったのでな。
 我ら鉄忍一族が頂戴し、改修して兵器として使うことにしたのだ」
チナツ「TVクルーの人たちはどうしたの?」
ガメッシュ「あの撮影していた連中か?
 邪魔だったので斬り捨てさせてもらったわ」
ショージ「何だって…!」

科学を利用して世界征服を企むドイツの鉄忍一族は、
発見された丹波を強奪して宮本博士に改造させ、
最強の軍艦に生まれ変わらせて自分たちの兵器にするつもりであった。

ガメッシュ「既に宮本博士の協力により、
 丹波は全ての大砲を数十倍の破壊力にアップさせ、
 航行能力も各段に上げている。
 進化した現代の戦艦とも、今の丹波なら互角以上に戦える!」


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