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闘争の系統 〜ネタバレノートⅡ〜

135凱聖クールギン ◆COOLqGzyd.:2019/10/02(水) 14:40:56
かくして、湘北高校VSジュベスタン高校選抜の試合が始まった。
安西監督が語った通り、長年の内戦で国土が荒廃したジュベスタンでは、
趣味や青春の一ページを刻むためなどではなく、
悲惨な貧困から這い上がるためにバスケを極めてプロを目指そうという若者が多い。
この日本遠征も彼らにとっては生き残りを賭けた競争の場であり、
どの選手も意気込みは凄まじいものがあった。

三井「チッ…! 思った通り、当たりが激しいな」
宮城「面白いじゃん。ワクワクしてくるぜ」

予想通り、試合は序盤からフレンドリーマッチとは思えない激しさとなった。
三井が得意のスリーポイントシュートを狙おうとするが、
ジュベスタンの選手は猛烈なプレッシャーをかけてそれを阻み、
簡単には打たせてくれない。
やむなく三井が横へパスを出すと、今度は流川がドリブル突破を図る。

流川「っ…!」

スピードあふれるドリブルで相手の突進をかわし、鮮やかにシュートを決める流川。
まずは湘北が先制点を取ったが、ジュベスタンもすぐさま反撃に転じ、
湘北のゴール前に勢いよく殺到する。

セルゲイ「もらった!」
桜木「ぬうっ! リバウンド王桜木を舐めるなぁっ!」

遠距離からのシュートが外れて落下したボールを、
桜木とセルゲイが奪い合って激突する。
リバウンドの競り合いには無類の強さを誇る桜木だが、
セルゲイも屈強な肉体でそれを跳ねのけてダンクを決めようとする。

ダスマダー「セルゲイ・フィリペスクは、
 ジュベスタンの若きスポーツ選手の中でも最高傑作だと、
 現地のGショッカー党員から報告が送られてきている。
 まだまだ物足りない点はいくつかあるが、
 ジュベスタンのスポーツ省が用意した今後の育成プログラムが順調に進めば、
 そうした課題もやがて解消されるだろう」
スウォルツ「彼にはどのアナザーウォッチを授けましょうか。
 ストロンガーがいいか、それともレンゲル、いやフォーゼにすべきか…」

取り出したアナザーウォッチを掌で弄びながら、
ダスマダー大佐とスウォルツは両チームの選手たちを値踏みするように、
スクリーンに映し出された試合の様子を眺めている。

ビシュム「対する湘北高校の選手たちも、
 そのフィリペスクと互角以上に渡り合っており、
 なかなかの実力と言うべきでしょう。
 主将の赤木剛憲、また桜木花道というあの赤い坊主頭の青年は、
 特に日本人離れしたパワーがあります」

Gショッカーはセルゲイにアナザーライダーの変身者として目星をつけ、
更に湘北高校の選手たちまでも彼の仲間のアナザーライダーとして物色していた。
そんな恐ろしい陰謀など知る由もなく、試合は接戦となり白熱する。

赤木「ウホォッ!!」
桜木「おおっ! ゴリラダンク!」

セルゲイの必死のディフェンスを押しのけ、
ゴールを破壊するかと思うほどの強烈なダンクで得点を重ねる赤木。
激しい点の取り合いとなった一進一退の好ゲームも、
Gショッカーにとってはアナザーライダー候補たちのオーディションの場に過ぎない。
果たして、この若きバスケットマンたちの運命や如何に…!?


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