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闘争の系統 〜ネタバレノートⅡ〜

127ユガミ博士 ◆AOwcv36qk.:2019/09/05(木) 19:07:43

???「へぇ。命令でこの国の王子を探しに来たんだけど、まさか貴方様にお会いできるとは思いませんでしたよ。
 ゲンジマル様!」
キクマル「何奴!」
ゲンジマル「貴様は...」
ラウール「知っているのですか」

突然、森の中から声がすると兎の様な長い耳を持った男が現れる。
その人物はどうやらゲンジマルを知っているようだった。
ラウールはゲンジマルに何者なのか尋ねる。

ゲンジマル「奴の名はハウエンクア。かつて私がいた国で右大将だった男だ」

ゲンジマルが語る目の前の人物の名はハウエンクア。ゲンジマルのかつていた国クンネカムンで
右大将の地位にいた男で、「戦いの火を撒き散らし、大勢の人間を殺したい」という己の欲望の為に
大義名分で主君であるクーヤを扇動し、「手段」のためなら「目的」を選ばない残虐な人物である。
乱世の影で暗躍していた青年・ディー(※その正体はハクオロと起源を共にするウィツァルネミテアの
半身が顕現した姿)の術で心を解き放たれ、狂人と化した後、変身したハクオロに殴り続けられて絶命したが、
現代で黄泉還り、黒三日月隊に加わった。

ハウエンクア「ちょうどいい。王子のついでに貴方も殺してあげますよ。ゲンジマル様!」
リンディ「...怖い」
キクマル「下がっていてください。お守りします」
ゲンジマル「いや、私ひとりが相手をする。君たちは逃げるんだ」
ラウール「いえ。奴は僕を狙っています。それに貴方には先程助けられました。
 恩返しをさせてください」

ハウエンクアは赤いアヴ・カムゥに乗り込んで、ラウールだけでなくゲンジマルも
殺そうとする。そしてラウール達とゲンジマルは剣を取り、ハウエンクアの乗る
アヴ・カムゥと戦うのであった。

◇ ◇ ◇ ◇

ハウエンクア「ちぃ。損傷が激しい。ここは撤退するしかないか」
ゲンジマル「待て!」
ハウエンクア「今度会ったときは、必ず殺してあげるよ。王子様」

戦いの末、アヴ・カムゥの損傷が激しいのでハウエンクアは撤退した。

ゲンジマル「むぅ...奴の事が気がかりだ。すまない。私はこのまま奴を追う」
ナレイン「しかしゲンジマル殿も、今の戦いでお疲れの筈。そんな状態では...」
ゲンジマル「いや。奴を野放しにしておくのは危険だ。心配してくれるのはありがたいが、
 ここでお別れだ」
ラウール「...分かりました。助けてくれた御恩は忘れません。お気をつけて」
ゲンジマル「うむ。私も君たちの武運を祈っている」

ゲンジマルは撤退したハウエンクアを追う事を決意し、ラウール達と別れる事になった。
だが、この後メルヴィオンを取り戻す戦いにおいて再会を果たす事になるのであった。


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