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闘争の系統 〜ネタバレノートⅡ〜

124凱聖クールギン ◆COOLqGzyd.:2019/09/01(日) 15:37:15
アナザーウォッチをセットされた未玖の体がどす黒い光に包まれ、
まるで仮面ライダーV3を怪物化させたような、
おぞましい赤色のアナザーライダーに変身する。

アナザーV3「ウォォォォ…!!」
ムウェカ「な、何だこの化け物は!?」

未玖を追ってやって来たムウェカらは、
突然現れた異形のモンスターの姿に驚愕する。
凄まじい力でシャイン独立党の党員たちを薙ぎ倒すアナザーV3に、
ムウェカは拳銃を抜いて発砲するが全く効かない。

京介「何の騒ぎだ…?」

悲鳴と銃声を聞いてそこへ駆けつけたのは、
魔化魍退治のため広島県の山林を訪れていた桐矢京介だった。
京介は仮面ライダー響鬼に変身し、
ムウェカを殺そうとしていたアナザーV3に横から飛び蹴りを見舞う。

アナザーV3「グォォォッ…!!」
響鬼「来い、怪物め!」

紆余曲折あったとはいえ、今では立派に響鬼を襲名している京介は、
アナザーV3のパワーに手こずりながらも見事な技の連続で翻弄。
音撃鼓・火炎鼓で清めの音を叩き込み、遂に敵をダウンさせた。

アナザーV3「グォォ…!」
響鬼「待てっ!」

ダメージを負って逃げようとするアナザーV3を追う響鬼だが、
そこにアポロガイストの命令を受けたGOD神話怪人ネプチューンが立ち塞がる。

ネプチューン「この先は行かせん!」
響鬼「チッ、Gショッカーの怪人か」

ネプチューンが響鬼を足止めしている間に逃げたアナザーV3は、
力尽きてとうとう倒れ込んだ。
アナザーV3の体内からアナザーウォッチが排出され、元の未玖の姿へ戻る。

白いスーツの男「まだ仮面ライダーどもを倒せるレベルにはほど遠いか…。
 だがそれでも、初回の試運転にしては善戦した方かな。
 栗宮未玖。今後の成長次第だが、ひとまず名前は覚えておこう」

地面に転がったアナザーウォッチを拾い上げると、
白いスーツの男は未玖をその場に残して悠然と立ち去って行った。

未玖「わ…私、何をしていたの…?」

暴走状態となって理性を失っていたアナザーV3の時の記憶は未玖にはなかった。
アナザーライダーの変身者としてGショッカーに目をつけられてしまった未玖。
果たして彼女の運命は…?


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