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闘争の系統 〜ネタバレノートⅡ〜

122凱聖クールギン ◆COOLqGzyd.:2019/09/01(日) 15:32:05
ダニエル「日本のバスケットボール界の未来は諸君の肩にかかっている!
 今回のラシッド戦は諸君の実力を試す良い機会だ。
 ぜひ頑張ってもらいたい」

ゼネラルマネージャーのダニエル榊の激励を受けて、
広島での女子U-18日本代表の合宿が始まった。

アザディスタンで開催された太陽系オリンピックで、
バスケの日本代表は残念ながら男女とも全敗。
世界とのレベルの差を痛感することになった。
この思わぬ惨敗を受けて、日本バスケ界は改めて若い選手の育成に力を入れ、
世界に通用する新世代のバスケットボーラーを育てていくことになったのである。
今回の女子U-18の広島合宿とラシッド戦は、その第一歩であった。

澄玲「栗原さん、動き出しが遅いわ。
 味方がボールを取ったらすぐに走るようにしなさい」
未玖「は、はいっ!」
澄玲「それと、ボールを持ってからの判断ももっと早くしなさい。
 ドリブルかパスか、迷っている間に相手のプレスにかかってしまうわ」
未玖「分かりました、キャプテン!」

キャプテンの片桐澄玲から厳しく指示を受けながら、
攻撃の戦術練習を必死にこなしていく未玖。

未玖「あの人、誰だろう? 協会の幹部さんかな?」
白いスーツの男「………」

合宿所に姿を見せた、見慣れない白いスーツの男。
彼こそがGショッカー秘密警察の室長アポロガイストであるなどとは、
未玖には全く知る由もなかった。

白いスーツの男「秘密計画の準備は順調かね、ダニエル榊」
ダニエル「はっ。既に何人かの逸材をリストアップしております。
 まずは主将の片桐澄玲が当確といったところですが、
 あの栗宮未玖という子も、まだ発展途上ながらなかなか見所がありますな」
白いスーツの男「ほう…」

練習に励む選手たちの様子を観察しながら話し込む二人。
周囲の者が聞いても、単に代表メンバーの選考について話しているようにしか思えないであろう。
しかし…。

未玖「ふぅ〜。お疲れ様で〜す!」

汗びっしょりになって練習を終える未玖。
代表選手としては新米で、しかも皆より1歳年下の未玖にとっては、
今は練習について行くだけでも精一杯である。
レギュラーの座を掴むには、まだまだ力不足なのを実感せざるを得なかった。

未玖「もっと頑張らなきゃな…。きゃっ…!?」

練習後の自由時間。
気分転換に外に出て散歩をしていた未玖は、
突然何者かに後ろから掴みかかられ、
睡眠薬を染み込ませたタオルを口に当てられて気絶してしまった。


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