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闘争の系統 〜ネタバレノートⅡ〜

105凱聖クールギン ◆COOLqGzyd.:2019/01/03(木) 23:47:47
≪新章プロローグ案 ETF地球侵攻開始!≫

***東京・メガロシティ***

日本の首都・東京の湾岸エリアを埋め立てて新開発されたメガロシティ。
その一角にある海防大学付属高校に通う牧村光平は、
今日も学校での授業と部活動を終え、
同居している親友の朝倉慎哉、そしてガールフレンドの沢渡優香と共に下校していた。

光平「いや〜、今日のテニス部の練習はきつかったな」
慎哉「でも気合入ってるよな、光平。かなり走り込んだだろ」
優香「二人とも、大会が近いんでしょ? 調子はどうなの?」
光平「ああ、まあまあってとこかな」
慎哉「今度の大会は部としてもぜひ結果を出したいな。
 本番までにしっかり仕上げて、皆で勝ち抜いてみせるぜ」
光平「優香の方はどうなんだよ。
 そっちも、次の大会はかなり大事なんだろ?」
優香「ええ。少しずつだけどタイムが縮まってきてるから、
 きっと本番でもいい走りができると思うわ」

高校ではテニス部に所属している光平と慎哉は、
いよいよ迫った重要な大会に向けて練習に余念がない。
一方、陸上部に所属する優香も、同じく近づいてきた大会に向け、
懸命に練習に打ち込んでコンディションを上げてきている日々であった。

慎哉「…で、ここだけの話だけど、
 シグフェルとしての活動の方は最近どうなんだよ。光平」
光平「この頃、Gショッカーも何だか大人しくて、
 割と平穏な感じなんだよな。
 でも奴らが世界征服の野望を諦めたなんて考えられない。
 近いうち、きっと動き出すはずだ」
優香「嵐の前の静けさ…なのかしら。
 そういうのって、かえって怖いわね」
光平「ああ。俺たちの見えないところで何かが起きている。
 ブレイバーズとしても、こういう時だからこそ一層警戒を強めてるよ」

正義と平和を守るため結成されたヒーローたちの連合組織・ブレイバーズ。
かく言う牧村光平も、その巨大な防衛部隊に所属している戦士の一人である。
もちろん、それはここだけの秘密なのだが…。

光平「おっ、ツインラブの曲だ」
優香「あの二人、実はプリキュアなんでしょ?
 私はロック系の曲はあまり聴かないけど、
 エレキギターの演奏がすごく素敵なのよね」

学校からの帰路、駅前のデパートの壁に取りつけられた大きなスクリーンでは、
人気アイドルユニット・ツインラブの愛崎えみるとルールー・アムールの二人が、
リリースされたばかりの新曲を歌う映像が流れている。
元々はゲリラライブや不定期の公演など小規模な草の根活動から始まったツインラブだが、
その人気は近頃どんどん上昇し、TVの歌番組などへの出演も増えてきていた。

光平「ブレイバーズには芸能界の人も意外と多いからな。
 歌手で女優の野乃ナナさんとか、
 ニンニンガールズのホワイトとピンクの人とかもスーパー戦隊のメンバーで、
 しかも忍者の先輩と後輩の関係でもあるし」
慎哉「一口に正義のヒーローと言っても、色々な人がいるよな。
 光平みたいな学生の戦士も少なくないみたいだし」
光平「ああ。中には小学生の子たちもいるよ。
 ライジンオーの地球防衛組なんて、
 小学校のクラス一つが丸ごと地球を守るために戦うチームなんだからな」

画面の中のステージで、エレキギターを軽快に弾き鳴らすえみるとルールー。
前奏が終わり、いよいよ二人が歌い出そうという場面になったその時、
突然映像が乱れ、ザーッという耳障りなノイズが響いたかと思うと、
画面が暗転して何も映らなくなってしまった。

慎哉「あれっ? どうしたんだ!?」
光平「故障か? それとも電波がおかしいのかな?」

スクリーンを見ていた道行く人々からも戸惑いのどよめきが上がる。
しばらくして、ブラックアウトしていた画面に映像が戻り、
そこにツインラブではなく、奇怪な姿をした一体の異星人の顔が映し出された。

グラシエ「地球の皆さん、初めまして。
番組の途中ですが失礼致します。
 私は大宇宙の皇帝エンペラ星人陛下にお仕えするETFのバット星人、
 名をグラシエと申します」
光平「ETFだって…!?」


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