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闘争の系統 〜ネタバレノート〜
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***同校・新校舎第四ゾーン天井裏***
必死に走った光平とセーラ深町は、
なんとか時間内に梯子を登って目的地へと到着した。
セーラ「あそこが回転空調ね…」
光平「ハァ…ハァ…」
セーラ「キミには悪いことをしたわね。
ただの学生なのにこんなことに巻き込んでしまって…」
光平「そういう話だったら、無事にここから出た後に
ゆっくり聞きますよ」
セーラ「まだ4時2分。3分も余裕があるわ。
どうやら間に合いそうね。行きましょう」
その時、銃声が響き、セーラ深町がその場に倒れこんだ。
左肩からは血が流れている。
セーラ「…くっ、私としたことが油断したわ。
まだ敵が残っていたなんて…」
光平「セーラさん!?」
セーラ「光平、これを!」
セーラ深町は集積回路の入った小箱を
光平に投げて渡した。
セーラ「それを持ってあなただけでも逃げるのよ!」
光平「ここまで来て何言ってんだよ…」
セーラ「怪我をして動けなくなったのは、諜報員としての私のミスよ。
私の事はもういいわ! 時間がないのよ! 集積回路を持って脱出を!
私の代わりに使命を果たすのよ!」
光平「うるせえ! 使命なんざ知るか! 俺はアンタと一緒に脱出する!!
いいから黙ってろ!!」
セーラ「…光平」
光平は怪我をしたセーラ深町を抱きかかえて脱出しようとする。
セーラ「光平、後ろ!!」
光平「――!!」
光平は背後から襲いかかってきたスキンヘッドの大男を
すかさずキックで蹴り飛ばす。
男G「ぐわあああ!!」
光平「セーラさん、悪いけど一人で先に空調のところに行っててくれ。
時間がない。俺はコイツをなんとかする…」
男G「バカめ、逃げられると思っているのか!
お前たちはここで一緒に死ぬんだ!」
光平はスキンヘッド男と殴り合いの死闘を展開する。
光平「……ったく、酸欠寸前だっていうのに
アクションはきついぜ」
男G「小僧、学生の分際でなかなかやるな…。
格闘技の心得でもあるのか?」
光平「少々ね…」
男G「だがそこまでだ!」
スキンヘッド男はがっしりとした両手で光平の首を掴み、
ぐいぐいと締め上げていく。
光平「うわあああ…!!」
セーラ「光平!」
光平「…セーラさん、来るな!…行くんだ!」
その時、4時5分ジャスト、空調の大型プロペラが止まった。
隙間からは充分人間が潜り抜けられるほどの大きさである。
プロペラが止まっている時間は60秒間だけ…。
光平「…慎哉のやつ、やったんだな。セーラさん、
そこから早く脱出しろ…!!」
男G「人の心配よりまず自分の心配をしたらどうだ…?」
光平「いーかげんに…はなせ…こいつぅぅっっ!!!!」
男G「なっ? ぐわあああ!!!!」
光平は残された渾身の力を振り絞り、
スキンヘッド男にパンチをお見舞いして振り解くと、
脱出口へと走る!
セーラ「光平、急いで、あと10秒よ!」
10……9……8……7……
男G「………」
倒れていたスキンヘッド男がむっくりと立ち上がる。
そして追ってくる!
6……5……4……
セーラ「飛んで!」
光平「うおおおおっっっ!!!!!」
3……2……1……
男G「ギャアアァァ――!!!!」
光平「………」
セーラ「…助かったわ」
無事に外へと脱出したセーラ深町と牧村光平の二人。
しかし、スキンヘッド男だけは間に合わず、
高速回転を再開したプロペラの餌食となり、
無残なミンチ状に…。
光平「………」
セーラ「……気にすることはないわ。下手をしたら
私たちが殺されていたのよ」
光平「はい…」
新校舎の屋外へと出て地上へと降りた光平とセーラを、
涙で顔を濡らした慎哉と優香、そして土橋竜三が温かく出迎えた。
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