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闘争の系統 〜ネタバレノート〜

784ホウタイ怪人 ◆sEGOS2kBD6:2016/07/10(日) 10:22:32
不良たちは余計な失言で、佳代の逆鱗に触れてしまったようだ。
佳代は思い切り怖い顔をして、不良たちに向けてガンをとはず。

不良A「何だぁ? 女のくせにやるかゴルァ!」
佳代「アンタ達じゃ相手にならない。
 カツアゲなんていう悪さはやめて、
 怪我をする前にとっとと消えな!」
不良B「舐めた口利きやがって…。
 たった一人で俺達三人に勝とうってのか?」
不良C「ふざけんなよ。死ねオラァっ!!」
佳代「っ…!」

元々、伊賀忍法と月影流武術の心得がある佳代にとっては、
そこらの不良など例え三人がかりでも相手にならないというのは、
ハッタリや思い上がりなどではなく事実である。
不良のパンチを掌で受け止めた佳代は、そのまま相手の拳を握った手に少しずつ力を込める。

不良C「うぎゃぁぁぁっ!」
不良A「て、てめえ! 女だと思って手加減してたら調子に乗りやがって!」
不良B「ぶっ殺すぞ!」

激昂した二人の仲間が佳代に襲いかかるが、
佳代は片方が打ち込んできた大振りなパンチを屈んでかわし、
アッパーカットで顎を下から弾き飛ばす。
そして間髪入れず佳代の背後を狙おうとしていたもう一人の不良に
反転して足払いのローキックを浴びせ転倒させた。
その瞬間、少しだけ彼女のスカートの中が見えてしまい、
雄大は赤面しながら、慌てて両手で目を覆う。

雄大「か、佳代先輩! 見えてます! 見えてますよォ〜!…(///)」

そんな忠告などお構いなしに、見ていた雄大と奏美も思わず呆然となるほど、
鮮やかに一瞬で三人の不良を蹴散らしてしまった佳代。
これでも大幅に手加減しているので
三人ともダメージ自体は大した事はないが、
実力が違い過ぎる事は今の一連のアクションだけで十分に明らかだった。

不良A「ち、畜生! 覚えてやがれ!」

捨て台詞を吐いて一目散に逃げて行く不良達。

雄大「良かった〜。ありがとうございます佳代先輩!
 波川さんも、怪我はないっすか?」
奏美「え、ええ…。私は大丈夫…。
 でも岡島くん、ひどい傷だわ!」
雄大「あ、いやいや、掠り傷っすよ」

あちこちに痛々しいアザを作りながらはにかむ雄大。
奏美はポケットからハンカチを取り出し、
切れて出血している雄大の口元を拭いた。




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