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闘争の系統 〜ネタバレノート〜
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***海防大学付属高校・新校舎第一ゾーン・正面玄関前***
正面玄関の出入り口は、完全に壁で閉ざされていた。
この新校舎は災害などの非常時に、近隣住民の避難所としても活用するため
完全シェルターシステムが導入されていた。核攻撃にも耐えられるという設計である。
今や新校舎部分は完全に鉄壁によって隔離されていたのである。
セーラ「完全に閉じ込められたわね…」
光平「これからどうするんです? セーラさん」
セーラ「この緊急事態によく笑っていられるわね」
光平「そりゃあ、一人ぼっちで閉じ込められたならともかく、
二人ならまだできることもいろいろありますからね。
よかったなあ。もし俺一人だけだったらどうしようかとか思ってさ」
セーラ「………」
光平の言葉に苦笑するセーラ。絶体絶命の危機に直面しても、
希望を捨てずに楽観的態度を保っていられる――
――そんな人間を、セーラ深町も決して嫌いではなかった。
セーラ「しかたないわね、ついてらっしゃい!
その代わり、私の足を引っ張ったら承知しないわよ」
光平「はい!」
***同校・新校舎第二ゾーン***
セーラ「さっき私たちを襲ったのはスメルスの工作員よ」
光平「スメルスって、あの多国籍企業の?」
多国籍企業とはあくまで表向きの顔、
その実態は、世界の武器売買の約60%のシェアを持つ、
死の商人スメルス。
スメルスは各国に違法な兵器売買ルートを幾つも抱えているが、
数ヶ月前にCIAによってその大手のものを潰された。
しかし最近になって別ルートができたという情報が流れたのである。
光平「それってまさか日本!?」
セーラ「半分当たりよ。正確には日本を中継点にして
K国へと繋がるルートよ」
光平「K国だって!? あそこは新任の大統領の力で
民主化したんじゃ!?」
セーラ「50年以上続いた体制がそんな簡単にひっくり返るわけがないじゃない。
国際政治の世界はそんなに単純じゃないわ」
光平「………」
セーラ「それに今の大統領は、実は軍部と裏で手を組んでいるって話よ。
民主化自体が、国際社会からの非難から目を逸らすための茶番だったってとこかしら」
スメルスは国際社会の監視の目を掻い潜って兵器を輸出するために、
スパイ天国と呼ばれている日本を中継点として利用するつもりだという。
K国大統領は一日だけ尤もらしい理由をつけて来日し、ブツを受け取って
何食わぬ顔で自国へと戻る段取りらしい。
光平「明日の式典を利用するつもりなのか!?」
セーラ「日本の内調との合同捜査の結果、例のブツは
この新校舎の第三ゾーンの東側壁近くの柱の中に
隠してあるという確かな情報を掴んだのよ」
光平「そのブツっていうのは?」
セーラ「新型ミサイルの集積回路よ。ANS対艦ミサイルよりも
さらに改良されたものよ。低コストで破壊力は2倍に跳ね上がるわ」
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